木村良平さんの結婚相手がバラされた事件の真相は?子供がいるのかも解説
2023/12/28
大今里
昭和の女優さんというと、本当に美人で雲の上の存在でした。絶対トイレにもいかない、おならなんてするわけないというイメージでしたね。平成になる少し前から、女優さんもアイドルも庶民派が主流になり、びっくりするような美人さんが、出て来なくなりました。
美人よりも庶民的でかわいい系ばかりに代わってしまった気がします。昭和の美人といっても、二通りに分かれていたように思います。古風な日本美人とエキゾチックな美人です。西洋の文化がかなり浸透してきていましたから、堀の深い顔の美人も人気がありました。
昭和の美人は、どこを探してもあんな美人見たことないような、日常とはかけ離れた世界の美人でしたが、平成になると、町中にもいそうな美人になりました。そのため、あこがれる意味が、違ってきています。
昭和の美人へのあこがれは、目の保養、嫌な毎日から目を逸らしてくれる夢の世界の住人でした。平成になり、自分でもなれるのではないかとのあこがれに代わってきたように感じます。
メディアが身近になった部分もありますが、あの子が芸能人になれるなら、自分もなれるかもしれないという意味での、あこがれを持つ若い子が増えているのではないでしょうか。庶民派になってから、美人女優が、身近になったようですね。
現在は、芸能人も一般市民の女性も若く見られることを良いことと見る風潮があります。しかし、一昔前の昭和の美人は、どちらかというと大人っぽい人が多いですよね。大人の女性の美しさを出しているように見えます。
もともと、美人とは、子供っぽい顔の人に使う言葉ではありませんでした。年齢より大人びた感じの人に美人という言葉を使っていた気がします。幼さの残る顔に、女性を感じることで、魅力的に見えるのではないでしょうか。
昭和の後半になってくると、アイドルの人気が高まります。人気のアイドルが、女優に挑戦してさらに盛り上がるという傾向がありました。その代表が、山口百恵さんではないでしょうか。
ドラマから映画まで、彼女の出た作品は、大当たりをしました。どことなく憂いのある大人びた百恵さんの人気は、老若男女を問わずでしたね。百恵さんの人気は、平成で人気がある女優さんやアイドルとは違うものがありました。
このあたりが最後で、古風な日本美人的な人がいなくなっていったようですね。着物を着ても、何となく当時の美人のふいんきが、平成の美人からは感じないのです。着物を着ているときの細かな動作が違うのでしょうね。
日本人の顔が変わってしまったのでしょうか。そうとも言い難いものがあります。メイクです。当時とメイクの仕方がかなり変わっているのでは、ないでしょうか。女性の顔は、メイク一つでかなり変わってしまいます。
昭和の美人の定義は、目元がすっきりとしていて、鼻筋がすっーッと通っていたんですよね。その美人の定義が変わったことにより、メイクの仕方も変わっていったのです。現在のほほ紅のつけ方は、当時では笑われていたメイクのやり方です。
しかし今は、それが流行っていて、「かわいい」と言われていますよね。見る人の美人の基準も変わったのかもしれません。平安時代の貴族の化粧をみて、美人とは思えないのもそれと同じことなのでしょうね。
昭和といっても一口には言えない年月の長さがあります。昭和は戦前、戦後、バブル期までひっくるめて昭和です。なので、たくさんの女優さんがいます。昭和美人ランキングのほかに、昭和名女優ランキングも付け加えさせていただきます。
昭和の名女優トップ5
1位 高峰秀子
2位 原節子
3位 田中絹代
4位 夏目雅子
5位 若尾文子
昭和の美人トップ5
1位 吉永小百合
2位 加賀まりこ
3位 大原麗子
4位 松坂慶子
5位 八千草薫
どうですか?納得いくランキングだったでしょうか。それにしても皆さん美人ですよね。
先ほどのランキングにもあったように、演技に関しても迫力のある女優さんが多かったですね。1位になった高峰秀子さんは、6歳の頃には60人のオーディションを勝ち抜いて、「母」という映画でデビューを果たしています。
田中絹代さんなども、出演作がカンヌ、ベルリン、ベネチアの三大映画祭で受賞しているほどの演技力の持ち主です。美人としてだけではなく、実力もなくては昭和の女優として続けては来られなかったでしょう。
それだけ皆さん、輝いていた女性たちなのです。たくましくなくては、生きていけない時代でもありましたからね。
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