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    三国志・関羽の武器や名言は?子供の人数や最後が気になる!

    三国志で有名な関羽(かんう)。横浜や神戸の関帝廟で祀られており、一度は聞いたことのある方が多いのではないでしょうか。今回は関羽の武器や名言、そして子供の人数や最後についてご紹介します。三国志ファンもそうでない方も、ぜひ読んでみてください。

    関羽とはどんな人物?

    関羽(かんう)

    生年不詳ー健安24年12月(220年1月)
    中国後漢末期の将軍です。日本でも三国志で良く知られています。

    高さ58メートルの巨大関羽像

    三国志でお馴染みの武神・関羽の超巨大像が、中国・湖北省荊州市でついに完成しました。海外ファンも多いからこそ、立てることができたのではないでしょうか。

    関羽は、中国の歴史、三国志の英傑の一人です。三国志の中でも蜀の武将で、義弟の張飛とともに義兄・劉備を、武と知、そして忠義で支えました。

    見事な髭を生やしていたため、参謀・諸葛亮からは「髭殿」と呼ばれ、三国志演義では「美髯公(びせんこう)」とも呼ばれています。

    三国志の終焉後、関羽は中国の国家公認の「神」となり、民間からも「信義の神」と信仰されました。日本でも関羽は神として祀られているため、三国志はよく知らなくても、関羽は知っているという方は多いかと思います。

    三国志・関羽の武器は?

    関羽の青龍偃月刀は三国志でも有名!

    関羽にとって、最強の相棒は青龍偃月刀という武器です。

    青龍偃月刀の由来は、刃に青龍の装飾が施されていることです。ただ強そうだからという理由で、この名前がついたわけではありません。形状は、長い柄の先に湾曲した刃が付いています。馬上での小回りが利くように、刃は幅広で柄は短めです。

    しかし、実際は実戦用ではなく、演武や訓練で主に使われていました。関羽が青龍偃月刀を使用したのは、三国志演義にのみ書かれています。

    三国志・関羽にまつわる名言は?

    曹操が関羽に感動して言った名言

    「君に事(つか)えてその本を忘れざるは、天下の義士なり」

    曹操は劉備を破り、関羽を捕らえて厚くもてなしました。しかし関羽は、「私は劉備殿と共に死ぬことを誓った身で、去らねばなりません。しかし、去るからには曹操殿のご厚意に報いてからにしたいです。」と告げた。それを聞いた曹操は、関羽の忠節の固さに感動していった言葉です。

    三国志・関羽の子供は?

    三国志・関羽の息子・娘は何人?

    三国志の正史では、息子が関平と関興の2人、娘が1人確認できます。

    しかし、三国志演義では関平は関羽の養子ということになっています。また、三国志演義には関羽の三男、関索が登場しており、関索は三国志の正史では確認できません。また、娘に関しても、正史に孫権の息子との縁談が上がった娘の他に、三国志に由来する民間伝承の中に関銀屏(かんぎんぺい)という娘が出てきます。しかし、彼女はおそらく創作上の人物と言われています。

    ゲームでお馴染みのキャラも、実は存在していないかもしれません。

    関羽は一体どんな死を迎えたの?

    関羽の死後、どんどん下り坂へ突入する蜀

    関羽の死が、蜀が滅亡する入口となります。

    218年、関羽は荊州争奪における中心地であった樊城攻略に乗り出します。見事に樊城を包囲し、曹操を窮地へ追い込みます。

    しかし、司馬懿らの策略で、曹操は呉と手を組みます。呉では呂蒙・陸遜らの有力将軍達が軍を起こし、呂蒙は元々関羽と不仲だった蜀の将軍を寝返えさせました。

    そのことがきっかけで、関羽は逃げ場がなくなり撤退を始めます。呉は関羽の兵糧や軍備を奪い降伏を勧告しますが、関羽は逃走を続け、力尽きて捕らえられました。その後、関羽の劉備への忠実さが理由で斬首されてしまいました。219年12月のことでした。

    関羽の死がきっかけで、その後蜀は張飛、劉備の死を迎え、やがて滅亡します。ある意味関羽の死が、三国志の終わりとも言えるでしょう。

    関帝廟で関羽に会える!?

    三国志で神としてメジャー化した人物

    横浜中華街と神戸には、関羽を祀った「関帝廟」があります。関羽は仏教でも神格化されて「関帝菩薩」と呼ばれており、かなりメジャー化した三国志の英雄です。

    関羽は生前の勇猛さと忠義の姿勢はもちろんですが、死後の出来事も原因で神格化されました。というのも、三国志演技では関羽の死後、関羽の死に大きく関わった呂蒙が関羽に呪い殺されたからです。

    現在は学業の神様、商売の神様と、幅広い扱いを受けています。ぜひ一度、関帝廟で関羽に会ってみてはいかがでしょうか。

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