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    不朽の名曲!福山雅治の「虹」について、歌詞を考察してみた。

    俳優やラジオDJとして活躍する福山雅治さん。福山さんと言えばもう一つ、シンガーソングライターとしても大人気のトップスターです。そんな福山さんが作った「虹」という曲は、今でも多くの人に人気の名曲です。「虹」について概要やマニアックな情報、歌詞考察をしてみました。

    福山さんの虹ってどんな曲だっけ?

    今や知らない人なんていないんじゃないかっていう日本を代表する大スター・福山雅治さん。
    2015年の結婚報告の時は、日本全体が「ましゃロス」に陥って大変な騒ぎでしたね。
    いまだに引きずっている方、いらっしゃいます?

    福山さんは俳優、タレント、ラジオDJなどいろんなお顔をお持ちですが、もちろんシンガーソングライターとしても非凡な才能を見せてくれています!
    今回はそんな福山さんの不朽の名曲、「虹」について掘り下げちゃいましょう!

    基本情報

    2003年8月27日にユニバーサルミュージックからリリース。
    福山さんと同郷・長崎出身の前川清さんに提供した「ひまわり」、ポカリスエットのCMに使われていた「それがすべてさ」とMAGNUM SINGLEとして発売されました。
    珍しいトリプルA面シングル。

    「虹」はフジテレビ系ドラマ「WATER BOYS」の主題歌に起用されました。
    ちなみにこのご縁でなのかは定かではありませんが、福山さんはラジオDJ役としてWATER BOYSにも第1話と最終話に出演されています。

    オリコンチャートでは5週連続1位を獲得した人気ぶり。
    更に2003年の年間オリコンチャートでは2位を獲得しています。

    もっと深く「虹」について調査!

    福山さんの「虹」について、もう少し深く掘り下げてみましょう!
    この曲を他の人におススメする時や、カラオケで歌う時なんかにさりげなく付け足すと、おぉ~っとなるような情報をピックアップしてご紹介します。

    作詞はウォーターボーイズの主題歌が決まってから!?

    この曲の作詞も作曲も編曲もすべてを担当している福山さん。
    まさに全部やってのけているわけですが、その制作期間は1年間にも及んだそうです。
    作詞に関しては、ウォーターボーイズとのタイアップが決まってから始めたとのこと。

    この曲の歌詞には、福山さんから見たドラマのテーマなどが強く込められているのでしょうね。
    ウォーターボーイズと言えば、シンクロナイズドスイミングに賭ける男の子たちの青春。
    その青さにピッタリな楽曲だと言えるでしょう。
    ドラマに宛てた歌詞だったとしたら、そのハマり具合にも頷けます。

    ボーカル、ギターだけでなく、ドラムまで!?

    ほんとどこまでマルチなんだ福山さんは!と叫びたくなりますね。
    なんとこの楽曲で、福山さんはドラムまで担当されているそうです。

    2013年にはCMで華麗なドラム裁きを見せている福山さん。
    何でもこなせちゃうのはスターゆえ、でしょうか。

    ちなみに、この曲で使われているギターはマーティン・OOO‐28 ‵60S 、ギブソン・レスポール ‵59だそうです。
    使われているギターも一級品!

    ラジオで暴走!虹がヒットしたら・・・

    これは本当のお話なのか、定かではありませんが。
    2003年のラジオで、「虹がヒットしたら下の毛を虹色に染めてプレゼントしてやる」公約をしたそうです。

    前述の通り、大ヒットを記録したわけですが、この公約は果たされたのか。
    というか、本当にこんな公約があったのか。
    福山さんは「記憶にない」としているらしいですが、真実はリスナーと福山さんのみぞ知る。
    ラジオでの福山さんは、世間一般に知られているあのかっこいい福山さんとは一線を画す男の中の男です。

    この記事の著者はラジオの福山さんの大ファンです。
    福山さんみたいな上司だったら、下ネタもきっと流せると思っています。

    福山さんが「虹」に込めた思いとは。歌詞を分析!

    それではいよいよ「虹」の中身について掘り下げていきましょう。
    歌の中で一番、思いが強く出るのは歌詞ではないでしょうか。
    ここでは「虹」の歌詞について分析してみます。

    テーマは「超える」

    「虹」のテーマは「超える」というものだったそうです。
    確かに、歌詞には「行くのさ」とか「向こうへ」とか「飛び立つのさ」といった言葉が使われていて、今いる場所から一歩先へといったイメージを持ちます。

    作詞家としてすごいなと思うのは、テーマを「超える」と明確に設定しつつ、歌詞の中では一度も「超える」という言葉が使われていないこと。
    テーマを語らずに表現できちゃうなんて、福山さんの非凡さを見せつけられますね。

    この曲のPVでは、たくさんの二人組が出てきます。
    二人が仲よく並んで立っていたり、頬にキスをしたり、肩を組んだり、手をつないだり。
    それぞれの二人組の関係性は明確に語られていませんが、男女や女の子同士、男の子同士だったりするその映像と、「虹」というタイトルから、私はもう一つ「超える」という意味合いが見出せるような気がします。

    世間一般の人が身体の内側に、無意識の内側に持っている「常識」を「超える」。
    私たちが普通だと思っている今を超えること。

    この曲の力強さが、雰囲気だけではなく一つ筋の通っているように感じられるのは、そういった思いあってのことではないかと。

    物語性のある応援歌!

    歌詞の中には、これまでの僕と今・これからの僕を思わせるフレーズがありますよね。

    ただ地図を広げ、ただ風を待ってた僕。
    ただ雨に打たれ、疑いもせず虹を待ってた僕。

    そんな僕が、今イメージの向こう側に、空の向こう側に行くと決意を表明している部分がサビになります。

    では僕はいつ、そう決意したのか。
    どうして、そう決意したのか。

    それはサヨナラのかわりに、君が勇気をくれたからなんですね。
    ポイントは「サヨナラのかわり」ってとこ。
    勇気をくれた君は、今はもうそばにいないんですね。
    死別なのか、別離なのかは分かりませんが、でも君との別れは僕にとっても君にとっても大きなものだったということが想像できます。

    これってとってもドラマチックな歌詞ですが、きっと誰もが「僕」になりうるし、誰にも「君」がいるんじゃないでしょうか。
    この歌を聞いた時に真っ先に思い出す人、それがきっとあなたにとっての「君」なのでしょう。

    更に後半には「また逢えるかな」と言っています。
    別れた人への未練がましさみたいなマイナスの響きは無く、ただひたすらに前を向いている僕の決意を感じる歌詞。
    それでいて、「君」への思いも強く感じる歌詞。

    ドラマチックで共感できて、パワーがもらえる。
    福山さんの人間的な大きさまで感じられます。

    カラオケだけじゃないの?福山さんの「虹」のひろがり

    大ヒットとなって今も多くの場面で聞く福山さんの「虹」ですが、そのひろがりはカラオケで歌うということだけではありません。
    「虹」の愛され具合を見てみましょう。

    youtubeやニコニコにたくさんある「歌ってみた」

    ネットで「福山雅治 虹 歌ってみた」で検索すると、出るわ出るわ動画の数々!
    中には一人で演奏して一人で歌う、なんてつわものまで。
    最近はカラオケボックスで簡単に動画を撮ってアップできるので、あなたも挑戦してみては?

    もちろんギターの弾き語りも!

    便利な世の中で。
    ちょっと検索すれば、ギターの弾き語り用楽譜も販売されています。
    練習して、大切な人のために歌うもよし、友人同士で歌ってみても良いでしょうし、学生さんならクラスのみんなで歌って、何かのイベントの出しものとしても良いかもしれませんよ。

    ピアノソロやエレクトーンもあります!

    ギターはちょっと、というあなたに朗報!
    ピアノソロやエレクトーンアレンジの楽譜もあります。
    発表会で弾いてみるのも良いですね。

    楽器が変わると曲の雰囲気も全然違ってきます。
    あなたの手で、オリジナルな雰囲気の「虹」を演奏するのも良いかも!

    吹奏楽アレンジなんて、青春!

    主題歌を吹奏楽アレンジで演奏して、青春ドラマの主人公になりきっちゃうなんて素敵じゃないですか?
    メッセージ性の強い歌を、全員で思いを込めて演奏する。
    聞いている人もきっと引き込まれます。
    卒業式なんかにも丁度よさそうなアレンジですよ。
    音源もyoutubeに上がっていますので、気になるあなたは聞いてみては?

    「聖域」も好調な福山さん。来年のアリーナツアーも楽しみです!

    スターな福山さんの非凡な才能が見せつけられる不朽の名曲「虹」について掘り下げてきました!
    虹ももちろんですが、2017年にリリースしたおよそ2年ぶりのシングル「聖域」も自身の記録を更新していく大ヒットとなっていますし、シンガーソングライターとしての今後の活躍が一層期待されますね!
    2018年にはおよそ3年ぶりの全国アリーナツアー(全24公演)も発表されていますし、まだまだ福山さんの人気は続きそうです。

    まだ「虹」を聞いていないというあなた!
    「聖域」と一緒に「虹/ひまわり/それがすべてさ」、もしくは2006年リリースのアルバム「5年モノ」を買って聞いてみてはいかがでしょうか?

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