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    ネタバレ注意!大人気作品『犬夜叉』の原作・アニメの最終回と後日談

    『犬夜叉』といえば、12年間続いた週刊少年サンデーの大人気作品。闘いの決着や仲間たちはどうなったの?そんな『犬夜叉』の気になる結末と、その後をネタバレしちゃいます。全部読み終わった方だけでなく、結末だけをネタバレで知りたい方も要チェックです!

    『犬夜叉』ってどんな作品?

    1996年~2008年の間、週刊少年サンデーで連載された少年漫画。作者は、『うる星やつら』『らんま1/2』などで有名な、あの高橋留美子先生です。漫画は56巻で物語に終止符を打ちました。

    個性的なキャラクターたちや、“高橋留美子節”とも言えるような恋愛模様だけではなく、敵のキャラクターたちの過去や心情も描かれており、自然とのめり込んでいくような物語です。

    犬夜叉はとても人気の漫画・アニメ作品

    漫画が出ていた頃や、アニメ放送当時の世代だった人たちで犬夜叉を知らないことはまずないでしょう。軽いギャグと恋愛、そして不思議な力に戦いと万人に愛される作品です。

    当時の小学生はみんなみていた

    2000年から4年間放送された犬夜叉は、当時の子供たちの楽しみでした。19時からの放送ということもあり、子供たちも見やすい時間だったのも良かったのでしょう。

    第1回目の放送は「うる星やつら」や「らんま1/2」をも超える視聴率(17.9%)でした。これからさらに視聴率はあがっていきます。

    映画の興行収入15億4千万円

    漫画やアニメだけにとどまらず、映画化も決定し、大成功を収めました。2001年に公開された映画「犬夜叉 時代を越える想い」は15億4千万円の興行収入です。

    人気俳優などで実写をする映画とは違い、アニメのみで15億は大成功といえるでしょう。

    犬夜叉の登場人物

    作品名にもなっている主人公の犬夜叉と、ヒロインの美少女、日暮(ひぐらし)かごめについてみていきましょう。

    主人公の犬夜叉

    犬夜叉は見た目は若く可愛らしいですが年齢なんと200歳とかごめよりはるかに年上です。人間でいう年齢は15歳です。父が妖怪、母が人間の半妖怪なので長く生きられます。

    闘うシーンや真面目なシーンではかっこよさもある犬夜叉ですが、言霊の念珠を首にかけられているので、かごめの「おすわり」という言葉には逆らえません。

    ヒロインのかごめ

    戦国時代に巫女をしていた桔梗の生まれ変わりがかごめです。犬夜叉と出会った当初は15歳の中学3年生と子供ですがしっかりとした芯のある女の子です。

    神社の中にある井戸に引きずりこまれて犬夜叉のいる世界へとたどり着き、そこで封印されている犬夜叉と出会い、封印を解いてあげるところから始まります。

    『犬夜叉』のあらすじ(ネタバレあり)

    神社で生まれ育った中学生の日暮かごめは、ある日、神社にある井戸の中へと妖怪によって引きずり込まれてしまいます。井戸を抜けた先はなんと500年前の戦国時代。そこで、のちにご神木となる木に封印されていた、半妖の犬夜叉と出会います。

    訳の分からないうちに再び妖怪に襲われたかごめは、妖怪を倒すために犬夜叉の封印を解きます。そして戦いの最中に傷ついたかごめの体内から、すでに葬られたはずの、あらゆる願いを叶えるという「四魂の玉」が現れたのです。

    再び現れた「四魂の玉」(ネタバレあり)

    「四魂の玉」は、桔梗という巫女が守っていたものでした。かごめが現れる50年前、桔梗と犬夜叉は恋仲で、いずれは犬夜叉を人間にして、共に生きるという約束をしていたのです。

    ところが、奈落という半妖に想いを利用され、罠にはめられた2人は引き裂かれてしまいます。瀕死の怪我を負った桔梗は、「四魂の玉」を自分と一緒に火葬するよう、妹の巫女・楓に頼んだのでした。

    「四魂の玉」は、桔梗の生まれ変わりだというかごめと共に、戦国時代に再び現れたというわけです。しかし妖怪を倒そうとしたかごめによって「四魂の玉」は砕け、各地に飛び散っていきました。

    妖怪たちが狙うこの「四魂の玉」の欠片を集めるため、かごめと犬夜叉の冒険が始まります。

    『犬夜叉』はアニメ化、映画化、ゲーム化もされた

    2000年から4年間放送されたアニメ版(少々ネタバレ)

    1巻~36巻までをベースに、オリジナルの話を盛り込んで放送していました。ところが何の前触れもなく、放送は終了したのです。最後は「俺たちの旅はまだまだ続くぜ!」という台詞で締めくくられました。

    これにはファンもショックを受け、批判が殺到しました。理由としては、アニメが原作に追いついてしまったうえに、視聴率も低迷したためだと言われています。

    劇場版は1年ごとに4作品、ゲームも数作品(少々ネタバレ?)

    ◆1作目:2001年12月15日公開『犬夜叉 時代を越える想い』
    ◆2作目:2002年12月21日公開『犬夜叉 鏡の中の夢幻城』
    ◆3作目:2003年12月20日公開『犬夜叉 天下覇道の剣』
    ◆4作目:2004年12月23日公開『犬夜叉 紅蓮の蓬莱島』

    ネタバレと言っていいのかはわかりませんが、1作目は犬夜叉が爆流破を習得した後の話、2作目は赤い鉄砕牙を習得した後の話、3作目は金剛槍破を習得する前の話、そして4作目が金剛槍破を習得した後の話となっています。

    また2000年に発売されたバンダイのワンダースワンカラーという携帯機をはじめとして、PlayStation、PlayStation2、ゲームボーイアドバンスのソフトとしていくつか発売されていました。

    犬夜叉たちの旅はアニメでも続いていた!

    アニメ版が終わってから、5年後。2009年から新たに始まった『犬夜叉 完結編』では、原作の36巻までを描いたアニメ第一期の続きから始まり、原作の37巻~最終巻までを描いています。

    これにはアニメの放送打ち切りに嘆いたファンたちも喜びの声を上げました。基本的には原作の漫画に沿っていますが、中にはカットされてしまった話や、原作にはないオリジナルのシーンもありました。

    漫画とアニメ『犬夜叉 完結編』の結末!(ネタバレ)

    鋼牙や琥珀の四魂の欠片も、奈落の策略により奪われ、二人を守ろうとした桔梗は命を落としていまいます。鋼牙と琥珀は死なずに済んだのですが、ここで奈落がついに「四魂の玉」を完成させてしまいます。

    奈落は「四魂の玉」と一体化し、犬夜叉たちをあの手この手で追い込もうとします。しかし仲間たちは危機を脱しながら、奈落の本体へとたどり着きます。

    殺生丸が爆砕牙を使うと奈落の体が崩壊し始め、そして仲間たちが結集します。往生際の悪い奈落に、容赦なく爆砕牙を振り下ろす殺生丸と、冷静に「四魂の玉」を矢で撃ち抜くかごめ。

    そしてとうとう奈落は消滅するのですが、ここで驚きの展開が待ち受けているのでした。

    「四魂の玉」の因縁を断ち切る、唯一の正しい願い(ネタバレ続き)

    弥勒の風穴の呪いも無事に解け、ホッとした一同。しかし突如現れた冥道に、かごめだけが吸い込まれてしまいます。

    動揺する犬夜叉は、「四魂の玉」はどうなったのかと聞く弥勒の一言で真実に気付き、自ら冥道を開きかごめを探しに行くのでした。

    一方、暗闇に囚われたかごめは「四魂の玉」と対峙します。かごめは恐怖と寂しさに怯える中で、何かを望むよう様々な誘惑を受けますが、犬夜叉の声が聞こえて我に返り冷静になります。

    そして「四魂の玉」が本当の願いを叶えないことを思い出し、“何も願わない”ことを宣言。無事に犬夜叉と再会したかごめは決意を固め、「四魂の玉」に永遠に消えるよう願うのでした。

    『犬夜叉』登場人物たちのその後と恋愛関係(ネタバレ)

    さて、長い闘いが終わり、仲間たちはどうなったのか?最終回での犬夜叉たちの様子をお伝えいたします。最大のネタバレポイントです!

    かごめと犬夜叉の関係をネタバレ!

    かごめは「四魂の玉」が消滅したあと現代に戻りますが、井戸が閉じてしまい、現代で3年間を過ごします。そして高校卒業と共に井戸が再び開き、犬夜叉と会うことができました。

    実はかごめのいない3年間、犬夜叉は、井戸に通い詰めてはかごめを想い続けていたようです。めでたく二人は結ばれ、共に生きていくのでした。

    珊瑚と弥勒の関係をネタバレ!

    奈落を倒したら祝言を挙げよう、と弥勒がプロポーズした通り、二人は夫婦となります。それだけでなく、小さな双子の姉妹を育てながら、珊瑚は三人目となる男の子を出産します。

    珊瑚のそばで横になり、子どもに布団をかける弥勒は、立派な父親となっていました。

    殺生丸とりんの関係をネタバレ…?

    作品の中で、りんに対する殺生丸の気持ちが随分と変化していました。相手を思い、相手のために尽くすという、殺生丸には縁のなかったものを持っていたりんは、殺生丸の価値観を変えたのでしょう。

    そのうち、りんは刀よりも大事な存在となっていったのです。最終回で、りんは楓のもとへ預けられ人里で過ごしていますが、殺生丸が着物を届けにくるシーンも…それほど特別な存在なのでしょう。

    鋼牙や琥珀はその後どうなったの?(ネタバレ)

    琥珀は妖怪の退治屋として修行をするために、珊瑚たちとは離れて過ごしています。珊瑚は家庭を持ちましたし、長い間戦い続けていましたから、いろいろと思うところもあり里には居づらいのかもしれません。

    鋼牙に関しては、原作とアニメで違いがあります。アニメには菖蒲(あやめ)という許嫁の女の子が登場し、奈落との戦いを終えてから祝言を挙げています。

    ところが菖蒲はアニメのオリジナルなので、原作には登場しません。原作の鋼牙は、戦線を離脱した後、仲間と共に旅立っていき、その後のことは描かれていませんでした。

    最終話から半年後を描いた『あれから』(ネタバレ)

    2013年、東日本大震災の復興支援企画としてヒーローズ・カムバックという単行本が出版されました。この中に『犬夜叉』最終話の半年後を描いた『あれから』という読み切りが掲載されていたのです。

    ここからネタバレ!内容は、桔梗と関連のある妖怪・根の首と戦うというストーリー。かごめは巫女姿が基本となり、母になった珊瑚が戦ったり、琥珀が珊瑚や子供たちを守ろうとしたり…殺生丸がりんを庇っている姿もあります。大きな変化などはありませんが、ファンなら一度は読んでおいて損はないでしょう!

    もう手に入らない!?ドラマCD『あさって』(ネタバレ)

    『あさって』は、『犬夜叉』ワイド版の全巻予約特典のドラマCDです。こちらは本編よりもかなりギャグ色が強く、かごめが強情だったり、殺生丸がおしゃべりだったり…キャラクターの性格がかなり変わっているところもあるので、中には受けつけない方もいらっしゃると思います。

    今では手に入れることは非常に難しいと思いますが、実はYouTubeで聴くことができます。プロポーズの話が中心ですが、このドラマCDで最も話題になったのは、殺生丸のりんに対する台詞です。これは本当にプロポーズなのか…?気になる方はぜひ聴いてみてください。

    今でも愛されている犬夜叉

    アニメ放送から10年以上が経つ今でも根強い人気のある犬夜叉は、子供だけでなく今でも愛されている作品です。

    コスプレの定番

    パッとみただけで何のキャラクターかわかりますし、和のテイストを感じる衣装もとても人気です。作中にカップルが多いため、犬夜叉×かごめなどセットでのコスプレも目立ちます。

    海外でも人気

    犬夜叉は海外でも人気のアニメです。コスプレフェスティバルでは、最新のアニメ作品のコスプレだけでなく、犬夜叉の衣装を着た方も良く見かけます。

    長く、かつ海外でも愛されている作品です。

    いろいろな魅力が詰まった『犬夜叉』

    ここまで長くなりましたが、『犬夜叉』のストーリーと結末はいかがでしたか?ここではネタバレとして紹介できなかった楽しいエピソードや切ないエピソード、魅力的なキャラクターたちなど、まだまだ数えきれないほどあります!これを機に原作を読み直したり、アニメや劇場版をぜひ観てみてください。

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