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    映画「卒業」・・・あの「花嫁を結婚式で花婿から奪う」名画

    映画「卒業」を見たことがない人でも、教会から花嫁をさらって逃げる有名なラストシーンは知っているのではないでしょうか。1967年公開の映画「卒業」とは、どんなストーリーの映画なのでしょうか。また、その後、どうなっているのでしょうか。

    今でも色褪せることのない名画 映画「卒業」

    1967年に名俳優ダスティン・ホフマン主演で制作された映画「卒業」。
    1960年代のアメリカの若者を描いた映画です。
    当時、青春を過ごした人も、また、当時まだ産まれていなかった人も、見ると胸が切なくなる名画です。

    映画「卒業」にかかせない楽曲 「サウンド・オブ・サイレンス」

    映画「卒業」 ♪サウンド・オブ・サイレンス サイモンとガーファンクル シングル盤。

    映画「卒業」といえば、サイモン&ガーファンクルの楽曲の数々です。
    この「サウンド・オブ・サイレンス」は映画「卒業」のテーマ曲として非常に有名です。
    「ミセス・ロビンソン」など、サイモン&ガーファンクルの澄んだ声が、この映画「卒業」の映像とともに私たちの心に響いてきます。
    映画「卒業」のサウンドトラック・アルバムは全米1位を獲得し、グラミー賞では最優秀インストゥルメンタル作曲賞を受賞しました。

    映画「卒業」あらすじ

    優秀な大学生だったベンジャミン(ダスティン・ホフマン)は、卒業後、両親の開いたパーティーで、父親の職業上のパートナーのロビンソンの妻、ミセス・ロビンソンに強引に家まで送ってほしいと頼まれます。
    ベンジャミンの前で裸になるミセス・ロビンソン。その後、ベンジャミンと、ミセス・ロビンソンはホテルで会う日々を重ねます。

    一方、ベンジャミンが大学卒業後、彼が将来に不安を持つ姿を心配した両親が、ベンジャミンの幼馴染であったミセス・ロビンソンの娘、エレーンとのデートを勧め、はじめは乗り気でなかったベンジャミンでしたが、徐々にエレーンに愛情を抱き始めます。

    しかし、ミセス・ロビンソンは自分の娘エレーンとベンジャミンの恋に嫉妬し、娘に自分との関係を暴くとベンジャミンを脅します。

    ベンジャミンは自らエレーンに、自分とエレーンの母親ミセス・ロビンソンとの関係を告白、その事実にショックを受けたエレーンは、ベンジャミンを拒絶します。

    しかし、エレーンを愛していたベンジャミンは彼女を諦めきれず、エレーンにアタックを続け、ようやく傷ついたエレーンもベンジャミンを受け入れ、結婚を決意します。

    ところが、ミセス・ロビンソンが、夫に、自分とベンジャミンとの関係を話したことで、ミスター・ロビンソンは激怒し、エレーンとベンジャミンを別れさせます。

    ある日、ベンジャミンはエレーンが別の男性と結婚することを知ります。

    エレーンの結婚式が行われている教会へ姿をあらわしたベンジャミンは、窓の外から必死でエレーンの名を呼びます。

    エレーンもベンジャミンに気付くと名を呼び返し、そのまま二人は教会から走り出ます。

    映画「卒業」といえば・・・有名なラストシーン

    映画「卒業」といえば、結婚式をあげている最中の花嫁エレーンが、窓の外のベンジャミンと、ウエディングドレス姿のまま教会を逃げ出すシーンが有名です。
    怒り狂った両親のミスター・ロビンソンとミセス・ロビンソンを振り払い、二人は笑いながらバスに飛び乗ります。

    映画「卒業」・・・その後の二人は?

    映画「卒業」は、障害を乗り越えて、ベンジャミンがエレーンのもとに駆けつけ、教会で花婿から花嫁を奪う映画として有名です。

    しかし映画「卒業」では、さらに意味深なラストシーンとして、笑いながらバスに飛び乗る二人を、バスの乗客全員が見つめるシーンが描かれています。

    二人は真顔になり・・・やがてどこか遠くを見つめています。

    決してハッピーエンドではない、その後を暗示させる終わり方です。

    映画「卒業」・・・Part2公開も?

    映画「卒業」のモデルになった人たちの30年後の設定で「迷い婚」(Romor  has it)という映画があります。
    また、映画「卒業」の同名原作小説の作家チャ―ルズ・ウェッブが、続編として「ホーム・ルーム」を執筆しました。
    映画「卒業」から、40年ぶりに発売されたこの作品のストーリーは、映画「卒業」で結婚したベンジャミンとエレーンの家に、ミセス・ロビンソンが同居する・・というものだそうです。
    映画「卒業」Part2の公開もあるのでしょうか?楽しみですね。

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