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    『犬夜叉』父は一体誰!? 物語のカギとなる人物?犬夜叉との関係は?

    アニメや漫画で人気の『犬夜叉』ですが、その主人公である犬夜叉の父は最強なのをご存じですか?しかも、ただ強いだけではないのです。そんな犬夜叉の父、そして母までも作中であまり語られていない衝撃の謎と真実をご紹介していきます。

    【この記事は2021/02/28に更新されました。】

    人気アニメ・漫画『犬夜叉』の父と母はいるの?

    『犬夜叉(いぬやしゃ)』は数々のヒット作をもつ高橋留美子先生の作品でも、もっとも長く連載されています。少年サンデーに10年以上掲載されました。当然人気も高くテレビアニメが放送され、劇場版が4本作られました。

    アニメが原作に追いついたため一度放送終了しましたが、原作完結後に「犬夜叉 完結編」が放送されました。『犬夜叉』の物語は妖怪と人間の子供として生まれた半妖の犬夜叉の冒険を描いた物語です。


    犬夜叉が砕け散った四魂の玉を全て集めるために仲間と共に旅を続け、様々な困難や敵に立ち向かい成長していく冒険活劇になっています。

    主人公が妖怪と人間の間に生まれた存在ということで、両親のことは気になりますよね。妖怪なのは犬夜叉の父と母のどちらなのか?両親の名前についても解説します。

    『犬夜叉』の父と母の情報についてまとめてみました。

    『犬夜叉』父と母の名前は?

    実は犬夜叉の両親に関して、原作では名前などの詳しいことは設定されていません。既に亡くなっている両親に関しては過去の存在であるため、詳しく描かない方針だったようです。母の名前は語られず、父は犬の大将と呼ばれています。

    ただ、アニメ『犬夜叉』では名前が付けられています。父に関しては劇場版の予告編で闘牙王(とうがおう)という名前が登場していますが、これは仮の名前で正式な名前は決まらなかったようです。

    しかし、闘牙王という名前は結構有名なので、ここでは闘牙王と呼ぶことにします。母は没落貴族の十六夜でいざよいと読みます。闘牙王には犬夜叉の他に純粋な妖怪の長男・殺生丸(せっしょうまる)がいます。

    闘牙王が死ぬ瞬間は描かれていませんが、犬夜叉が生まれたのとほとんど同時に死んだようです。犬夜叉は父のことについてほとんど何も知らないわけですが、形見として父の刀鉄砕牙(てっさいが)を受け取ることになります。

    詳しい経緯は語られませんが犬夜叉の父と母は妖怪と人間でありながら、恋をすることになり犬夜叉が生まれています。

    半妖は人間と妖怪の両方に嫌われていますが、母は苦労しながら犬夜叉を育てたようです。作中では犬夜叉の父は度々大妖怪と形容されますが、果たしてどのくらいの強さだったのでしょうか?

    『犬夜叉』父はめっちゃ強い!?

    犬夜叉の父は、殺生丸に天生牙を犬夜叉には鉄砕牙を自分の形見として残しています。
    鉄砕牙と天生牙は人間でも持つことができますが、刀に認められたものでなければ力を振るうことはできない特殊な刀です。

    更に劇場版では闘牙王が持つ第三の刀である叢雲牙(そううんが)が登場します。叢雲牙は力のないものが持つと持ち主は支配されてしまう上に、この世に災いをもたらす危険な刀でした。この3本を所有して使いこなしていた犬夜叉の父が相当な実力者だったことは間違いありません。

    実際に戦う場面がほとんど描かれていないので強さの実感が湧きませんが、その影響力は大きく後半になっても犬夜叉の父に恨みを持つ妖怪が登場しています。

    『犬夜叉』に登場する父の声優とは

    犬夜叉の父である闘牙王を演じた声優はスティーブン・セガールの吹き替えでも有名な大塚明夫さんです。洋画の吹き替えで特に有名な声優ですが、アニメの出演も多く、俳優やナレーターなどでも活躍しています。

    特徴的で印象に残る低い声質の持ち主で、とにかくかっこいい役を演じることで知られています。大塚明夫さんが演じることが決まり、キャラクターの設定がかっこよく変更されてしまったこともあるそうです。

    声優として多数の賞を獲得しており、評価は非常に高いです。手塚治虫先生の代表作として有名な「ブラック・ジャック」のアニメでは主人公を演じています。

    ブラック・ジャックの若いころを描いた「ヤング・ブラック・ジャック」では主人公の声優は変更されていますが、その後のブラック・ジャックの過去語りとして大塚明夫さんがナレーターを務めています。

    アニメで有名な役としては「名探偵コナン」の横溝参悟、横溝重悟の兄弟や「忍たま乱太郎」の山田先生、「ONE PIECE」のマーシャル・D・ティーチなどがあり、出演している作品は非常に多いです。

    アニメ『犬夜叉』の父に関連するのは何話?

    犬夜叉劇場版の天下霸道之劍

    犬夜叉劇場版-天下霸道之劍

    劇場版では今まで描かれなかった犬夜叉の父・闘牙王が冒頭から登場し、犬夜叉の兄の殺生丸も父の前に現れます。最初のシーンでは闘牙王の顔がわかりませんが、すぐに顔が映ります。

    衣装や顔立ちなどは犬夜叉と比べて殺生丸に近い感じですが、闘牙王のデザインはファンからカッコいいと評価されています。既に殺生丸の姿が、200年後とほとんど変わらないのも印象的です。

    アニメ『犬夜叉』第6話

    アニメ犬夜叉の第6話では父の墓が物語の舞台になります。犬夜叉は自分に残された鉄砕牙を初めて握ることになります。既に死んでいる闘牙王ですが、その真の姿の白骨が巨大な墓標になっています。犬夜叉の父の力の大きさを証明していると言えるでしょう。

    殺生丸と犬夜叉が鉄砕牙をかけて戦うのが、死んだ父の体の中というところがものすごいスケールを感じさせます。

    アニメ『犬夜叉』第53話

    犬夜叉 第五十三集 53 父親的宿敵龍骨精

    犬夜叉の53話では闘牙王の死の原因となったとされる竜骨精が登場し、犬夜叉と戦うことになります。犬夜叉の父は竜骨精と戦い封印しますが、その時の傷が元で命を落としたとされています。

    闘牙王が登場する回想シーンなどはありませんが、父という言葉が数多く使われ犬夜叉も父を意識していることがわかります。竜骨精との戦いで犬夜叉は鉄砕牙の奥義である爆流破を習得することになります。

    犬夜叉の父が犬夜叉に鉄砕牙を残した意味とは?

    殺生丸は父の刀である鉄砕牙を狙い犬夜叉と争うことになります。
    殺生丸も天生牙を所有していますが、天生牙は戦う刀ではなく死者を救う癒しの刀です。

    そのため戦いを求める殺生丸は鉄砕牙を手に入れようとしています。
    しかし、鉄砕牙に張られた結界は殺生丸を拒み持つことができませんでした。

    犬夜叉は最初鉄砕牙を使うことできなかった

    鉄砕牙は父が犬夜叉への形見として残した刀だったために犬夜叉は持つことができました。しかし、犬夜叉が持ってもサビた刀のままでほとんど役に立ちませんでした。かごめを守ろうとした時、鉄砕牙は初めて力を解放します。

    犬夜叉はなぜ鉄砕牙を使えるようになったのか?

    鉄砕牙は殺生丸が持てないように結界が張られていましたが、犬夜叉が持っても最初は力を発揮しませんでした。鉄砕牙は力の弱い半妖の犬夜叉が身を守るために父が残した刀でした。しかし、父は鉄砕牙の力を弱いものを守るために使ってほしかったのです。

    犬夜叉は最初持つことしかできませんでしたが、人間のかごめを守るために戦おうとした直後に鉄砕牙は力を発揮します。この時の戦いで、殺生丸は片腕を犬夜叉に切り落とされることになります。

    犬夜叉の父は大妖怪でしたが、力の弱いものを守るためにその力を使おうとしました。そんなところに闘牙王の優しさや器の大きさが現れています。

    犬夜叉の父が竜骨精と戦った意外な理由とは?

    闘牙王は力の弱い犬夜叉のために鉄砕牙を残し、優しさがなければ使えないようにしました。犬夜叉の父は優しさと思慮深さを持っていることが分かります。

    それだけに犬夜叉の父が竜骨精と戦い、なぜ命を落とすことになったのか理由が気になるところです。

    竜骨精は恐ろしい妖怪だった

    犬夜叉の父は竜骨精と戦い勝利しましたが、致命傷を負ってしまいます。竜骨精は強いだけでなく非常に凶暴な妖怪だったとされていますが、なぜ闘牙王が竜骨精と戦ったのかは原作でもアニメでも語られませんでした。

    実は犬夜叉の父が竜骨精と戦う理由は特になかった?

    竜骨精は簡単に国中を焼け野原にするような恐ろしい妖怪だったとされていますが、意外なことに犬夜叉の父は竜骨精が強かったから戦いを挑んだのだそうです。

    竜骨精と戦わなければならない理由はなかったという意外な事実は、ワイド版犬夜叉のインタビューでわかりました。

    もちろん、竜骨精が狂暴だったからこそ戦いになったのだと思いますが、優しく思慮深く見える犬夜叉の父も意外に好戦的で考え無しの面があったことがわかります。

    犬夜叉の父が殺生丸に刀を残さなかった理由とは?

    犬夜叉の父はあえて力の弱い犬夜叉に戦う刀である鉄砕牙を残し、殺生丸には優しいものを守るために癒しの刀である天生牙を残したと思われていました。しかし、後に意外な事実がわかります。

    実は犬夜叉の父は長男の殺生丸に刀を残すつもりはなかった?

    慈悲の心など微塵も持たなかった殺生丸ですが、天生牙を使えるようになります。その後、少しずつ優しい心を持つようになります。その後、天生牙を使って敵を冥府に送る冥道残月破という攻撃のための技も会得しました。

    しかし、天生牙は鉄砕牙から派生した刀であることが分かり、冥道残月破もやがて鉄砕牙に吸収され天生牙は消えてしまうことが明らかになります。あまりに犬夜叉を贔屓したような展開になりますが、意外な結末が待っていました。

    殺生丸は真の意味で弟の犬夜叉を鉄砕牙の後継者と認め、天生牙を自分で折ります。冥道残月破は犬夜叉の技になり天生牙は消滅したかと思われましたが、天生牙は殺生丸を真の主と認め癒しの力のみを持つ刀として殺生丸のところに戻ってきます。

    犬夜叉の父は殺生丸に自分を超えて欲しかった

    戦う刀を失った殺生丸ですが、強敵曲霊との戦いで自分の刀・爆砕牙を手に入れることになります。殺生丸自身も知らなかったことですが、元々自分の体の中に爆砕牙を持っていました。爆砕牙を手に入れる条件は殺生丸が父を乗り越えることでした。


    父の刀鉄砕牙への未練を捨てたことで戦国最強の大妖怪として覚醒した殺生丸は、自分自身の刀を手にすることができたのです。闘牙王は殺生丸を成長させるために、あえて長男の殺生丸を突き放していたと言えます。

    爆砕牙の威力はすさまじく、奈落が用意した妖怪千体を一瞬で消滅させるけた外れの力を見せました。

    まとめ 犬夜叉の父は偉大な妖怪だった!

    犬夜叉の父は非常に強い大妖怪です。それだけでなく、弱いものを守ろうとする優しい心の持ち主でした。闘牙王が登場する劇場版犬夜叉でも出番は少ないですが、その存在の大きさがよく分かります。

    犬夜叉の原作やテレビアニメには登場はしませんが、非常にカッコいいです。劇場版でも息子2人に刀を残したことに意味がありましたが、原作ではそれ以上に深い意味が隠されていました。

    「劇場版 犬夜叉 天下覇道の剣」は犬夜叉の父をメインに扱った唯一の作品と言えるので、ぜひ一度見てください。

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