木村良平さんの結婚相手がバラされた事件の真相は?子供がいるのかも解説
2023/12/28
大今里
2017/11/18 更新
「ひぐらしのなくころに」は、原作は同人サークルによるコンピュータゲーム作品で監督・脚本は竜騎士07です。漫画化・アニメ化・小説化・実写映画化などもされていて、その人気ぶりが伺えます。今回は漫画版「ひぐらしのなく頃に」をご紹介します。
「ひぐらしのなく頃に」は、同人サークル「07th Expansion」によるコンピューターゲーム作品でで、監督・脚本は竜騎士07です。
ストーリーは、人口2000人に満たない寂れた架空の村落、雛見沢村を舞台に、村にまつわる古い因習「綿流し」を軸にして起こる連続怪死・失踪事件を扱った連作式のミステリーです。
読者に謎を提示する「出題編」4編と、事件の真相と謎に対する解答、つまり、事件の惨劇を回避するために人々は何をすべきだったのかが明らかになる「解答編」4編とで本編が構成されています。
キャッチコピーは「正解率1%」で、これは鬼隠し編が出た頃に原作者のもとへ偶然にも丁度100通の推察メールが送られ、その中でただ1人のみが、鬼隠し編における「鍵」とも言える核心を突いていたことに由来します。
同人者による二次創作が活発に行われ、商業流通においてもアンソロジー集(漫画、小説など)が多数刊行されました。
2006年にスクウェア・エニックスは「ひぐらしのなく頃に大賞」創設し、二次創作小説を募集しています。
「ひぐらしのなく頃に」は、2006年にスクウェア・エニックスの複数の月刊漫画雑誌に本編の漫画化版が連載されました。
またその後、アニメの第1期「ひぐらしのなく頃に」が2006年4月に放送され、第2期「ひぐらしのなく頃に解」が2007年7月に放送、そして第3期「ひぐらしのなく頃に礼」がOVAとして2009年2月から発売。
また講談社BOXレーベルで原作者による小説版が刊行されています。
更に、2008年5月には、「鬼隠し編」を原作としている実写映画「ひぐらしのなく頃に」が公開、2009年4月に「罪滅し編」を原作とする続編「ひぐらしのなく頃に 誓」が公開されました。
テレビドラマ「ひぐらしのなく頃に」は、2016年5月から放送され、2016年11月からは続編「ひぐらしのなく頃に 解」が放送されています。
他にも、ゲーム化、ドラマCD化などされています。
今回は、そんな漫画版の「ひぐらしのなく頃に」に注目してみます。
漫画版はどれから読めばいいのか、そのおすすめの読む順番とあらすじをご紹介します。
作画:鈴羅木かりん
この4年間に雛見沢で起こった不可解な連続未解決事件と、「鬼隠し」と呼ばれる謎の失踪事件についての噂を聞いた主人公の前原圭一は、軽い興味から事件について調べようとします。
しかし、事件の存在自体を否定する仲間に対して疑念を抱き始めます。
そして、綿流しの日を境に圭一は命の危険を感じるようになるのです。
圭一は自分の命を狙う竜宮レナと園崎魅音を殺害し逃亡を図りますが、今年の犠牲者と同じく奇怪な死を遂げます。
作画:方篠ゆとり
圭一と魅音の双子の妹である園崎詩音は好奇心から、神社の祭具殿に忍び込みます。
村の禁忌に触れるその行為は、魅音の報復の対象となりました。
次々と失踪者が増える中、レナと圭一は殺人を繰り返す魅音を追い詰めます。
魅音は過去の連続怪死・失踪事件が園崎家の意向によるものであり、魅音自身も関わっていると告白。
その後、魅音はどこかへ逃亡したと思われましたが、突如として圭一の前にあらわれ、圭一を刺してその後死を遂げます。
圭一も一度は一命をとりとめますが、数日後に突如として死んでしまいます。
作画:鈴木次郎
圭一は家族のいない北条沙都子の力になりたいと兄妹のような関係を築いていきました。
しかし、その関係は沙都子の叔父が村に帰ってきたことにより終わってしまいます。
沙都子を叔父による虐待から救うため、元の日常を取り戻すために、圭一は叔父を殺害。
しかし、叔父の死体が消え、叔父殺害の事実が消えてしまうのです。
そして、圭一の周りの人々が死にはじめ、古手梨花が殺害され、遂には村人すべてがガス災害の犠牲となります。
一人生き残った圭一も数カ月後に死んでしまいました。
この災害は雛見沢大災害の名で世間に知られます。
作画:外海良基
昭和53年、雛見沢村で村を沈めるダム工事への反対運動が起きていた頃に遡り、出産間近の妻を東京に残し、建設大臣の孫誘拐事件の捜査のため村に訪れた若手刑事、赤坂衛の視点で語られます。
村で赤坂は一人の少女・古手梨花に出会います。
村の三大勢力の一つ「古手家」の娘である彼女は、これから起こる連続怪死・失踪事件を全て予言し、赤坂に助けを求めます。
しかし、赤坂はその期待に答えられず、昭和58年6月の綿流しの後に梨花は殺害され、他の村人も災害の犠牲となりました。
赤坂は誰かが一連の事件の真相を暴いてくれることを願い、雛見沢での旧知である元刑事の大石蔵人と協力して、雛見沢大災害に関する本を出版しました。
作画:方篠ゆとり
「綿流し編」に対する解答編で、昭和57年に起きた4年目の事件、および、「綿流し編」と酷似した昭和58年の物語が、魅音の妹、詩音の視点で語られます。
詩音は悟史に出会い、恋をしますが、4年目の事件で悟史は失踪。
1年後、悟史の失踪を園崎家の仕業と思い込んだ詩音は、復讐のために村の御三家たちと沙都子を次々に殺害します。
しかし、すべては誤解によるもの。
これが「綿流し編」の真相であり、圭一の視点からはうかがい知れない真実が明かされています。
雛見沢の裏側にひしめく内情が色濃く描かれており、疑心暗鬼に陥りやすい雛見沢の土壌が垣間見えます。
作画:みもり
昭和58年6月の袋小路を打ち破る長い戦いに勝ち、仲間たちと楽しい日常を送る梨花ぢたが、ある日交通事故に遭ってしまいます。
目を覚ました梨花はそこが事故前とは別の世界であることに気づきます。
沙都子からいじめを受ける、昭和58年の世界に圭一がいなくて代わりに悟史がいるなど、今までとはあらゆる部分が異なる世界に絶望しながらも元の世界に戻るべく奮闘します。
その世界での両親やレナたちの温かさ、そして、彼女たち部メンバーが以前の世界で犯した罪が無いことに気づき、次第に元の世界との優劣がつけられなくなってきていた頃、元の世界へ戻るためには「母を殺すしかない」ということが判明し、彼女は究極の選択を迫られることとなるのです。
番外編「ひぐらしのなく頃に礼」宵越し編は読まなくても十分楽しめますが、目明し編の跡に読むと「ひぐらしのなく頃に」がより一層楽しめます。
作画:鈴羅木かりん
「鬼隠し編」に対する解答編で、「鬼隠し編」でのレナと圭一の立場を入れ替えた物語。
レナは父を騙し、家の財産を狙う女とその情夫のヤクザのために独りで悩み、ついには二人を殺害します。
偶然この事実を知った圭一たちは事件を隠蔽するために協力。
その後、二人の死体が消え、疑心暗鬼になったレナは、それを園崎家の暗躍と信じ込み、雛見沢の呪縛と対決すべく単独で行動を始めます。
レナを説得しようとした圭一は拒絶され、レナは姿を消しました。
圭一は魅音ら他の仲間たちのおかげで、「鬼隠し編」においてレナや魅音を信じられず、殺害してしまった自分の罪を思い出し、レナを救う事を梨花と共に決意。
その後再び圭一らの前に現れたレナは教室篭城事件を起こすが、圭一らの活躍により事件は終息。
しかし、その後この世界においても梨花は殺害され、他の村人も災害の犠牲となります。
この章で梨花が殺害されるたびに時間を巻き戻していて、これまでの各編での記憶を持っていることが明確に示されています。
作画:桃山ひなせ
「祟殺し編」に対する解答編。
一連の事件の真相も明かされます。
梨花だけに見え、オヤシロ様である羽入が、初めて登場。
梨花の仲間はこれまでの各編での失敗を無意識のうちに理解しており、赤坂も昭和58年の雛見沢に訪れ、惨劇回避に向けた理想的な展開を見せます。
沙都子の叔父の登場だけが唯一の不安要素であったが、圭一は叔父の殺害という短絡的な手段をとらず、村を団結させることにより沙都子を救出します。
昭和58年6月の雛見沢に何度も生まれ、同じ時を繰り返してきた少女・古手梨花。
幾多もの惨劇を見続けてきた彼女には、もう運命に抗う気力など残っておらず、ただ繰り返される惨劇を傍観し、そして殺される時を待つだけでした。
諦めていた梨花でしたが、前作・罪滅し編の世界において過去の世界での出来事を圭一が覚えていたことで、希望を捨て切れずにいます。
そして仲間たちのある言葉に今までの世界と何かが違うと感じた梨花は、再び運命に抗う事を決意、はじめて圭一たちと協力して戦います。
初めて村がどのようにして滅んだのかが説明されます。
作画:鈴羅木かりん
再び希望を持った梨花が、今度こそ運命を打ち破ろうと最後の敵・鷹野三四に挑みます。
真犯人の鷹野三四の生い立ちが明かされ、梨花が理想とする昭和58年6月を創る「カケラ紡ぎ」と続きます。
そして、最後の物語となる「祭囃し編のカケラ」において、梨花は多くの人を味方につけることに成功し、力を合わせることで奇跡を起こしました。
ついに、惨劇の運命は打ち破られ、事件後に全員が生存する幸福な結末を迎えます。
「鬼隠し編」→「綿流し編」→「祟殺し編」→「暇潰し編」→(「宵越し編」→)「目明し編」→「罪滅し編」→「皆殺し編」→「祭囃し編」の順で読むと、漫画「ひぐらしのなく頃に」の世界がより一層楽しめます。
その他番外編「ひぐらしのなく頃に」昼壊し編、罰恋し編や竜騎士07が原作表記のオリジナルの外伝作品などさまざまなシリーズ作品があります。
是非、漫画版から「ひぐらしのなく頃に」を楽しんでみてはいかがでしょうか。
この記事に関する記事
Copyright© 運営事務局