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2023/12/28
大今里
かたせ梨乃は、1957年5月8日生まれの女優です。
そのスタイルの良さから、大学在学中にcmモデルとしてデビューします。
元々グラマーでセクシーな魅力があるかたせ梨乃だっただけに、「極道の妻たち」での濡れ場シーンなどの経験を経て本格的に女優の道へと踏み込みました。
1990年代以降はスペシャルドラマや時代劇などにも出演。
これらのドラマで人気を博したことで、現在も不動のポジションを確立しています。
「極道の妻たち」は妻と書いて「おんな」と読む、東映配給により1986年から製作されたヤクザシリーズの映画です。
主演は主に岩下志麻などが務め、ドスの聞いた声と格好良い女性像が人気となりました。
それまでのヤクザ映画が、男性を主役とした組織抗争そのものを描いた作品が多かったのに対し、「極道の妻たち」では夫を抗争で亡くした女たちが主役という珍しい視点からの映画でした。
夫を亡くした妻たちが立ち上がるという凛々しい女性像は当時の社会情勢にも合い、女性からも人気が出るという異例のヤクザ映画を作り上げました。
「極道の妻たち」は1886年の第1作を皮切りに、初代姉御を岩下志麻、2代目を十朱幸代、3代目を三田佳子、4第目を高島礼子が演じているシリーズ作品です。
かたせ梨乃はシリーズ出演最多を誇る8作品に出演しています。
当初は彼女の濡れ場が見どころの1つとして人気でしたが、その体当たりの演技が評価され次第に抗争シーンなども増えていき女優として不動の人気をものにしました。
1986年製作の記念すべき第1作目「極道の妻たち」。
この作品の主人公・粟津環を岩下志麻が演じ一躍話題となります。
この環の妹役として出演したのが、かたせ梨乃です。
役どころは池真琴で、工場を経営している貧しい父親と暮らしていました。
妹を心配する環は真琴に見合いを勧めるも、実は真琴には思い人がいたのです。
それも環の夫と敵対するヤクザだったという事実。
男性同士の抗争に女性が絡んでいる斬新なヤクザ映画で、その中にしっかり姉妹エピソードも盛り込まれた作品が話題でした。
かたせ梨乃のフレッシュな演技と濡れ場シーンは見所の1つです。
1987年公開のシリーズ2作目。
前作とは主人公が違い、十朱幸代が極道の妻を務めています。
岩下志麻との掛け合いで話題になったかたせ梨乃ですが、本作でも出演し魅力を発揮しています。
1989年公開のシリーズ3作品目。
またしても主人公が三田佳子に変り、前回と雰囲気が異なった極妻シリーズになっています。
かたせ梨乃は根強い人気で再出演。
彼女の演技力の成長も注目です。
1990年公開のシリーズ4作目。
登場していなかった岩下志麻が戻ってきた作品です。
かたせ梨乃はもちろん、哀川翔や石田ゆり子など俳優として定評のある面々が揃い始めた頃の人気作です。
1991年公開の第5作目の作品。
引き続き岩下志麻が出演し、かたせ梨乃の他に高嶋政宏が出演したことでも話題になりました。
毎回変るゲストにも次第に注目が集まり始めます。
1993年製作の「極道の妻たち」シリーズ。
バブル崩壊、暴対法施行後の動揺を隠せないヤクザ社会を描いた作品です。
夫の代わりに殺人を犯して刑務所に入った妻が、出所後に騒動に巻き込まれていく内容。
かたせ梨乃との女の意地をかけての闘いは見ものです。
1996年公開の極道の妻たちシリーズの第9作目。
シリーズでは極道の妻として男性を蔭から支えるという物語のテーマを崩し、岩下志麻演じる女組長を抗争に巻き込んでいくという構成となっているのが魅力です。
かたせ梨乃はこの作品で、女組長を慕う組員の妻を演じ共演しています。
工藤静香が出演し、主題歌を歌ったことでも話題になりました。
1998年製作の「極道の妻たち 決着」。
大人気映画シリーズの第10作目で、岩下志麻主演の最後の作品です。
今回の作品でも岩下志麻とかたせ梨乃の活躍は見逃せません。
夫を罠にはめたヤクザに、戦いを挑んだ極道の妻たち2人演じました。
岩下志麻最後のシリーズ出演とあって、かたせ梨乃とのラストシーンは圧巻。
女の生き様が良く表現されている作品です。
いかがでしたでしょうか?
意外と知らなかった極道の妻たちの歴史。
これを知ると全部観たくなってしまうのでは無いでしょうか?
是非興味を持ったら鑑賞して下さい。
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