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アメリカ版仮面ライダー!?「仮面ライダードラゴンナイト」とは?

昭和平成と今や親子孫世代まで楽しめる特撮作品「仮面ライダー」!その中でもアメリカ版仮面ライダーである「仮面ライダードラゴンナイト」をご存じでしょうか?「仮面ライダードラゴンナイト」とはどういう作品なのでしょうか?「仮面ライダードラゴンナイト」に迫ります!!

仮面ライダードラゴンナイトとは

仮面ライダードラゴンナイトとは、2009年にアメリカで制作された特撮ドラマです。

全40話ですが、アメリカでは38話で番組終了しました。

スーパー戦隊シリーズのアメリカ版である、パワーレンジャーシリーズ同様、仮面ライダードラゴンナイトでも日本版の戦闘シーンを流用し、ドラマパートを現地の役者が演じるという形式をとった作品です。

ただ仮面ライダードラゴンナイトでは第5話までは日本の戦闘シーンを流用していたものの、5話以降では新撮の戦闘シーンが使われるようになりました。

日本では仮面ライダーファンにはうれしいキャストによる声優陣で日本語吹き替え版が放送された。

仮面ライダードラゴンナイトのもととなった仮面ライダー龍騎とは

見た目のとおり、日本の「仮面ライダー龍騎」をベースに「仮面ライダードラゴンナイト
」は制作されています。

そもそも「仮面ライダー龍騎」とはどういう作品であったかというと、2002年にテレビ朝日系列で放送された作品で、今までの仮面ライダーの設定を大きく変え、後の平成仮面ライダーシリーズに大きな影響をもたらしたとされています。

作中にはなんと仮面ライダーが13人も登場し、鏡の世界であるミラーワールドで最後の一人になるまで戦い続け、最後に勝ち残ったものが願いを叶えられるという異色の作品として日本でヒットしました!

これが「仮面ライダー龍騎」であり、この設定やデザインをもとに、「仮面ライダードラゴンナイト」が制作されました!

仮面ライダー龍騎との違いは?

では、「仮面ライダー龍騎」と「仮面ライダードラゴンナイト」の違いはどういったものなのかというと、まず、龍騎の設定は踏襲しつつも、ドラゴンナイトでは登場人物の名前が違っていたり、日本では「仮面ライダー龍騎」ですが、当然アメリカでは「仮面ライダードラゴンナイト」という名称のほか、登場するライダーのデザインとしては同じであるものの、名前が違っています。

他にも、「仮面ライダー龍騎」ではミラーワールドという鏡の世界が存在していましたが、「仮面ライダードラゴンナイト」では鏡の向こう側の世界のことを「ベンタラ」といい、地球のパラレルワールドの設定に変わっています。

さらに、変身する際の掛け声も、仮面ライダーと言えば「変身!」でおなじみですが、ドラゴンナイトではいわゆる変身する際の掛け声として「カメンライド」という掛け声になっています。

もちろん主題歌も違います。

なので仮面ライダードラゴンナイトは一部設定やデザインは一緒なものの、違う点が多いため新しい作品として楽しめるようになっています。

龍騎を凌ぐ人気が期待されたドラゴンナイト!しかし…

この「仮面ライダードラゴンナイト」ですが、当初アメリカで制作される際、「仮面ライダー龍騎」を凌ぐ人気が出るだろうと期待されたものの、現地での視聴率や、ドラゴンナイト関連の玩具の販売実績が振るわなかったり、テレビ局の都合で、現地アメリカでは38話で打ち切りになったりと、期待されていた人気が出ずに終わってしまった不遇の作品としても知られています。

ですが、2010年には第37回デイタイム・エミー賞でスタンドコーディネーターのトレンダ・ムーアが「最優秀スタンドコンディネーション賞」を受賞しています。

まとめ

以上、アメリカ版仮面ライダーである「仮面ライダードラゴンナイト」について紹介しました。仮面ライダーの新たな可能性を見ることが出来たものの、なかなかヒットに恵まれず、ドラゴンナイト以降アメリカで仮面ライダーが制作されることはありませんが、スーパー戦隊シリーズのアメリカ版である「パワーレンジャー」はハリウッド映画としても制作されるほどの人気を誇っています。

ファンの間では不遇の作品として知られている「仮面ライダードラゴンナイト」ですが、新たな可能性や、アメリカの豪華な制作費で作られ作品ですので是非一度観てみてください!

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