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    おすすめ空手漫画6選!伝記的作品から学園コメディーまで色々紹介

    空手を題材にした漫画からおすすめの漫画を6作品紹介します。伝記的作品からバトル漫画、競技としての空手道を描いた作品、空手の強さを描くためにあえて女性を主人公にしたユニークな作品や学園コメディーなど色々あります。きっとあなたも楽しめる作品が見つかるでしょう。

    空手を題材にした漫画からおすすめの作品を紹介します

    空手は少年漫画に登場する格闘技としてはメジャーで、空手を使う登場人物は非常に多いです。

    今回は空手が作品の中で大きな比重を持つ漫画の中からおすすめの6作品を紹介していきます。

    実在の人物の半生を描いた作品や空手を使う主人公のハチャメチャな学園生活を描いたコメディー、部活動としての空手を扱った作品など色々あります。

    実在の人物の半生を描いた漫画「空手バカ一代」

    空手バカ一代は極真会館を設立した伝説の空手家大山倍達さんの半生を描いた作品で、1971年から1977年まで週刊少年マガジンで連載されていました。

    原作はあしたのジョーや巨人の星も手がけた梶原一騎さんです。

    当時は邪道とされた実際に打撃を当てる「フルコンタクト空手」を世界に広める中での戦いやエピソードが描れています。

    作中ではノンフィクションということになっていますが、かなりの部分が創作と言うことで荒唐無稽な話が多いです。

    しかし、実話を元に作られた話であることは間違いなく、信じがたいエピソードの中にも真実があります。

    テレビアニメや実写映画化もされていて、極真空手の普及に大きく貢献した作品です。

    読んでみると当時の熱量が伝わってくる作品です。

    気の弱い主人公の成長を描いた「空手小公子小日向海流」

    「空手小公子小日向海流」は2000年から2012年まで週刊ヤングマガジンで連載されていた空手漫画です。

    元々は体操でオリンピックを求めていたが、いじめられて体操部で居場所をなくした主人公の海流が「嶺南大学鏑木流空手同好会」に半ば無理やり入部させられるところから話が始まります。

    気の弱そうな主人公の海流ですが、格闘センスは抜群でどんどん強くなっていきます。

    最初は学校内での抗争がメインですが、試合中心部の展開になっていきます。

    異種格闘戦的な学内抗争も盛り上がりますが、試合中心になっても面白いです。

    十年以上という長期連載された漫画ですが、安定して楽しめる作品です。

    女の子が活躍する空手漫画「なつきクライシス」

    「なつきクライシス」は1990年から1997年までベアーズクラブ「ビジネスジャンプ」で連載されていた漫画です。

    空手漫画としては珍しく主人公を女性にしています。

    主人公の貴澄夏生は体格も筋力も普通の少女ですが、高校の空手部では主将の柳澤雅昭を除けば男子部員も相手にならない程の腕前を持ちます。

    悪者と戦うことになる展開が多いですが、相手の男がやたらと体格が良かったり、怪力を持つような存在が多いです。

    一見すると普通の体格の女の子が超人的な強さの男を倒す荒唐無稽な作品に思えます。

    しかし、これは「体格や腕力による強さ」に勝る「技による強さ」を表現するためにあえて少女を主人公にしているとの事です。

    演出的になつきが超人的な力を持っているかのように描かれる事はありますが、物語の後半になっても筋力に勝る相手に対して技で制する事が強調されています。

    10代の格闘エキスパートを集める常東学園との抗争が本格化していきますが、様々な伏線を残して残念ながら作品は終了してしまいます。

    作者の鶴田洋久さんは続編の構想もあるそうですが、現在まで音沙汰なし。

    ただ、最近は20年以上経ってから再開される漫画が当たり前にあるので続編を期待したいと思います。

    古流空手を題材にした漫画「秘拳伝キラ」とは?

    「秘拳伝キラ」は週刊少年サンデーで連載されていた格闘漫画です。

    覇王手八神流の使い手の高校生八神キラは三つ目のキジムナーを名乗り、次々に格闘家と真剣勝負をしていきます。

    沖縄の古流空手を扱った漫画で現代のフルコンタクト空手との対決や様々な格闘技と対決し、棒術や居合の達人とも戦います。

    覇王手八神流があまりにも強すぎる上に非現実的な描写も目立ちますが、古流の空手を作品の中心に据えた珍しい作品で現在でも再開を望む声も一部にあります。

    残念ながらトーナメントが盛り上がり始めたところで打ち切りなってしまいますが、古流空手のロマンを感じさせる良作だと思います。

    空手道を描いた正統派スポーツ漫画「ハンザスカイ」

    「ハンザスカイ」は2010年から2012年まで週刊少年チャンピオンで連載されていました。

    ハンザスカイの最大の魅力は伝統派空手道の試合を非現実的な描写なしで面白く描けていることでしょう。

    空手に限らず格闘技を描いた漫画は、面白くするためにどうしても非現実的な描写をしてしまうものです。

    現実的に描いてしまう試合で登場人物の個性が描きにくいというのもあります。

    しかし、ハンザスカイではリアリティーを持ちつつ、素人でも楽しめる空手描写を描くことに成功しています。

    更に、試合中にキャラクターの過去回想が挿入されますが、決してテンポが悪くなりません。

    主人公が元不良の割に性格が素直すぎて、面白みにかけると言われたり、ヒロインの影が薄いと言われますが、そういった点を差し引いても魅力的な漫画です。

    主人公が空手を使う傑作学園漫画「コータローまかりとおる!」

    「コータローまかりとおる!」は新堂空手道場の一人息子「新堂コータロー」を主人公に生徒数2万人を超えるマンモス校でのドタバタ劇を描いた学園漫画です。

    東京ドームの数百倍の敷地を持つ学園という現実ではあり得ない場所を舞台にしていますが、学内だけで大規模な格闘技の大会が行われたり、敷地内に無法地帯があったりとやりたい放題です。

    しかし、空手などの格闘技の解説や格闘シーンは本格的で見ごたえがありますし、結構シリアスな展開にもなるので油断できません。

    1982年から少年マガジンで連載が始まり、2回タイトルを変えて連載され現在も完結していない漫画です。

    しかし、作者の体調不良により2004年から現在に至るまで休載になっています。

    掲載誌のマガジンSPECIALも休刊になってしまいましたが、ぜひ再開してほしい作品です。

    空手漫画まとめ

    空手を題材にした漫画からおすすめの作品を6つ紹介しました。

    昔の作品だと入手しにくいようにも思えますが、電子書籍になっている作品が多くアマゾンでも中古本が手に入ります。

    ネットを使えば無料で、一部立ち読みができる作品もあります。

    気になった作品があれば、一度手に取ってみてください。

    きっと楽しめると思いますよ。

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