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名作中の名作!『寄生獣』の魅力とは? 漫画の他アニメや映画も!

2014年に染谷将太主演で映画化され話題になった、漫画『寄生獣』。第一話発表は1988年と古い漫画ですが、今なお名作との呼び声が高い、『寄生獣』。その魅力はどこにあるのでしょうか? また、アニメ化、映画化作品も気になります!

20年以上経った今でも面白い! 寄生獣の魅力

2014年、2015年に二部作として映画化された、漫画『寄生獣』。
グロテスクな表現が多いらしいから、なかなか漫画を読んだり、映画を観たりできない……という人も多いのではないでしょうか。
でも、寄生獣を一度も読まない、観ないなんてもったいない!

第一話が世に出てから20年以上経っている漫画『寄生獣』ですが、今でも色あせない魅力が詰まっている作品です。
今回は、そんな漫画『寄生獣』を紹介します。

漫画『寄生獣』とは?

漫画『寄生獣』は、まず1988年から1989年にかけて、『モーニングオープン増刊』に中編作品として3話掲載されました。
その翌年、1990年に、『月刊アフタヌーン』にて続く4話が掲載、以降、1995年まで続いた人気作です。

作者は、現在、古代ギリシアを舞台とした漫画『ヒストリエ』を連載中の岩明均さんです。

漫画『寄生獣』の主人公は、どこにでもいるような普通の男子高校生、泉新一です。
そんな彼に異変が生じたのは、謎の生物が降りてきたある晩のことでした。
新一の部屋に入り込んだ「それ」は、新一の右手から侵入しますが、それに気づいた新一が右腕を縛り上げたことによって、右腕にとどまります。

夜が明け、次の日になると、新一は右手に違和感を感じ、また不思議なことも起こるように。
その正体は、昨晩の「それ」で、新一の右手を食べて、擬態していたのでした。
やけに勤勉な「それ」は、後々ミギーと名乗り、新一と共に困難に立ち向かっていくことになります。

地上に振ってきた「それ」はミギーだけではありませんでした。
ミギーは失敗してしまいましたが、多くの「それ」は人間の脳を乗っ取り、「パラサイト」として、人間を食べるようになります。
人間を救うべきではと考える新一と、「わたしの『仲間』たちはただ"食ってるだけ"だろう……」と言うミギー。
新一が何もできない間にもパラサイトによる人間の捕食は続き、そして新一たちのすぐそばにもパラサイトたちはやってきます。

漫画『寄生獣』の魅力!

漫画『寄生獣』の魅力は、なんといってもその深い物語でしょう。
はじめはグロテスクな表現ばかりに目が行きがちですが、読み進めるにつれて、考えさせられるストーリーに魅せられるはずです。

社会派や環境問題、哲学のようなテーマなど、誰もが関心を持つ要素が、漫画『寄生獣』には詰まっています。

そんな物語を形作っている登場人物たちにも、もちろん魅力が満載です。

元々はごく平凡な高校生だった新一が、様々なパラサイトたちとの出会いや、パラサイトと化した母、ミギーの侵食、パラサイトによる学校襲撃など、多くの出来事によって変わっていく様を見ると、新一と同じように、戸惑いや悲しみ、葛藤などを感じることができるでしょう。

丁寧な口ぶりの寄生者、ミギーは非常に個性的です。
その口調とは裏腹に、やはりパラサイトだからなのか、一般的な人間とは違う考え方を持っています。
しかし、新一とミギーの会話には、時折くすりとさせられます。一方で、考えさせられることもしばしばです。

パラサイトにも個性的なものがいます。
教師をし、さらにパラサイト同士で子どもを作った田宮良子。
その田宮良子が送り込んだ転校生・島田秀雄。
新一とミギーのように一つの体に人間とパラサイトが共存している宇田守とジョー。
そして最大の敵として立ちはだかった後藤など、どれも濃いキャラばかりです。

漫画だけじゃない!『寄生獣』

漫画『寄生獣』は、長らく映像化されてきませんでしたが、2014年以降、アニメ化、実写映画化しています。
漫画版を読んでみて、さらに見てみたい! あるいは、漫画を読む前にどんなものか見てみたい! そんな人は、アニメ版や映画版を見てみてはいかがでしょうか?

アニメ版は、2014年に日本テレビ系列で『寄生獣 セイの格率』というタイトルで放送されました。
全24話、たっぷりと寄生獣を楽しむことができます。

話しの舞台は現代に置き換えられ、キャラクターデザインも手が加えられているものがあります。
しかし、内容は漫画に忠実で、寄生獣のエッセンスを確かに感じることができます。

実写映画版も、前編は同じく2014年に封切られました。
後編は『寄生獣 完結編』の名で、2015年に公開されました。

主演は染谷将太、ミギーの声とパフォーマンスキャプチャーは阿部サダヲが演じました。
監督は『ALWAYS』シリーズや『永遠の0』などを手掛け、VFXを得意とする山崎貴監督。
脚本は、山崎隆監督と、同じく『ALWAYS』シリーズや『リーガル・ハイ』シリーズ、『デート〜恋とはどんなものかしら〜』シリーズなど、完成度の高い脚本を手掛ける小沢良太さんです。

物語や設定の変更が多いですが、やはり漫画版『寄生獣』の核は損なわれていない作品になっています。

まずは無料で漫画『寄生獣』を試してみては?

いかがでしたでしょうか?
一度読み始めたら止まらないのが漫画『寄生獣』。
グロいから……と敬遠していた人も、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
各漫画サイトでは、無料で試し読みすることもできます。
漫画だけでなく、アニメや映画でも楽しめますよ。

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