あの感動jr東海cm「クリスマスエクスプレス」の全シリーズを一挙公開

「クリスマスエクスプレス」とは、jr東海が1989年から1992年に製作し放映していた「東海道新幹線のcm」シリーズのことです。

国鉄の分割民営化により、jr東海は「シンデレラ・エクスプレス」を製作しました。
新幹線が街と街、人と人を繋ぐという考え方がcmに活かされ、人気シリーズのcmとなります。

クリスマス時期に感動的な人気シリーズとなったjr東海cm「クリスマスエクスプレス」。
多くの新人女優の発掘でも話題になりました。

このシリーズが展開される前に放映されていた。jr東海cmもあったでんです。

1988年に放映された、大人気のjr東海のcm。
キャッチフレーズは、「帰ってくるあなたが最高のプレゼント」。

事実上これがシリーズ化される前の、jr東海のcmになります。
このcmを製作するにあたり、ヒロインの設定にこだわったそう。

見た人があまりに普通の女性像とかけ離れていると、思い入れが薄いということを意識してたそう。

真面目過ぎず一生懸命オシャレした17歳の勝気な少女を作り上げ、遠距離恋愛の彼氏をホームで待つというcmを作り上げました。

ヒロインに起用されたのは、当時15歳だった深津絵里です。

1989年にjr東海が「クリスマスエクスプレス」として、シリーズ化した1作目のcm。
キャッチフレーズは「ジングルベルを鳴らすのは帰ってくるあなたです」。
前作の深津絵里のcmは、このシリーズの前衛にあたります。


イヴに帰る遠距離恋愛中の彼氏を迎えに来た彼女が、到着時間に間に合わないとダッシユ。

ギリギリ間に合い改札から出てくる彼を、柱の陰でプレゼントを持って待ち伏せるという可愛らしいcmです。

ヒロインには当時17歳だった牧瀬里穂が起用されました。
この時のファッションと、息を切らせた印象的な女性を演じた牧瀬里穂は話題になりましたね。

1990年放映されたシリーズの2作目。
キャッチフレーズは「どうしてもあなたに会いたい夜があります。」

女性が公衆電話から電話をかけるのに繋がらない、寂しいクリスマスイヴ。

ブラブラしてマンションに戻ると玄関に張り紙が。
彼からの待ち合わせ場所に走って行くという物語でした。

前作よりも恋愛要素を盛り込んだ、大人の寂しさを描いたことで話題に。
ヒロインはRINAでした。

キャッチフレーズは、「どうしてもあなたに会いたい夜があります。」

1991年放映の、jr東海cm「クリスマスエクスプレス」の第3作品目。
キャッチフレーズは、「あなたが会いたい人も、きっとあなたに会いたい」。

彼新幹線で帰ってくるはずの彼を、彼女が大きなクリスマスツリーの下で待っているというシチュエーションが綺麗でした。

中々姿を現さない彼を心配しながら、他の人が再会を喜ぶ姿を見ている切ない表情がリアルです。
光との柔らかいコントラストを作り上げる為、ドライアイスを使ったとか。

1992年放映されたjｒ東海のcmが事実上、シリーズ最後になります。
キャッチフレーズは「会えなかった時間を今夜取り戻したいのです」。

遠距離恋愛中の彼女が新幹線に乗って彼に会いに行くという、ありがちですが感動的なcmに出来上がっています。

シリーズ唯一新幹線乗車のシーンがあるcmです。

1992年を最後に終了したjr東海の「クリスマスエクスプレスシリーズ」の人気cm。
2000年に復活し、jr東海cmファンだった世代を盛り上げました。

ヒロインに星野真里を起用。
イヴの日に彼から「仕事で戻ることが出来ない」と鳴った携帯を切ると、すぐに新幹線に乗る為に走り出します。

このcmで一番見所なのは1作目、2作目でブームを引き起こしたヒロイン役の深津絵里と牧瀬里穂が出演していることでした。

主人公を微笑みながら応援している役として、2人の共演が話題を呼びました。

全作品一貫して同じ音楽で通した、jr東海の「クリスマスエクスプレス」のcm。
これは製作サイドの強い希望だったと言います。

この曲は1985年から季節限定シングルとして発売されていましたが、jr東海のおかげで認知度が一気に上がりました。
1989年にはオリコンチャート初の1位を獲得します。

一世を風靡したこのcmシリーズは、今見直しても感動的です。
是非もう1度見たい人も、まだ見たことが無い人も鑑賞してみて下さい。