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オリックスの本拠地はどこ?神戸?大阪?合併で変わっていった本拠地

オリックスといえば、今ではオリックス・バファローズ!でもその前は、イチローのいたオリックス・ブルーウェーブ。本拠地も神戸だった気がするけど、今は大阪ドーム?一体どうなっているのオリックスの本拠地は?そんな疑問にお答えします。

オリックスと言っても色々ある

一言にオリックスといっても、オリックスには3つの時代があります。
ファンでしたら勿論知っているのでしょうが、ファンでなかったり、野球自体を見ていない人にとっては、オリックスはオリックス、みんな同じなのでしょう。

オリックスには、

オリックス・ブレーブス時代(1989年から)
オリックス・ブルーウェーブ時代(1991年から)
オリックス・バファローズ時代(2005年から)

の3時代があります。

下に、この3時代について説明します。

オリックス・ブレーブス時代 - 阪急西宮球場が本拠地

当時の上田監督

西宮球場

1988年、正式に、阪急電鉄からオリエント・リースに球団が譲渡されました。それに伴って、球団名も、阪急ブレーブスから、オリックス・ブレーブスに変更されたのです。

「ブレーブス」の愛称と阪急西宮球場を使い続け、1988年に完成したグリーンスタジアム神戸を準本拠地としました。

監督は、阪急時代から継続して上田監督が務めました。

オリックス・ブルーウェーブ時代 - グリーンスタジアム神戸が本拠地

グリーンスタジアム神戸

1991年、阪急時代から長年使用した「ブレーブス」から、「ブルーウェーブ」に球団名を変更しました。

それは、40年以上も本拠地としていた西宮球場からグリーンスタジアム神戸に本拠地を移したことから、球団名も変更したのです。

本拠地を変えた理由は、西宮球場は競輪場と兼用しており、競輪が行われる場所には

「男がビール片手に集まる場所」

とのイメージがあり、西宮周辺は女子大学が多いにもかかわらず、野球観戦をする女子大生らが足を運びにくかったからです。

移転の候補地としては、札幌市や千葉市、大宮市も検討されましたが、結局はグリーンスタジアム神戸に決まりました。

それは、すでにグリーンスタジアムは準本拠地のような位置づけでしたし、神戸市が熱心に誘致活動をしたことからでした。

本拠地も変わり、球団名も変わり、監督まで長年の上田監督から土井監督に代わりました。

阪急時代と全く変わり、オリックスの新しい時代になったのが、このオリックス・ブルーウェーブ時代と言えます。

当時のイチロー選手

オリックスといえばイチローの名前が思い浮かびますが、イチローは、1994年に、監督が仰木監督が指揮を取り始めてから、活躍し始めました。

200年に大リーグ、シアトルマリナーズに行くまで日本で活躍していましたが、イチローはその間、ずっと、このオリックス・ブルーウェーブに在籍しました。
イチローは、オリックス・ブルーウェーブ時代の人だったのです。

因みに、このグリーンスタジアム神戸は、名称が色々と変わっています。

2002年までが「グリーンスタジアム神戸」
2003年と2004年はネーミングライツにより「Yahoo!BBスタジアム」
2005年から2010年は「スカイマークスタジアム」
2011年以降は「ほっともっとフィールド神戸」

ヤヤコシイですね。

オリックス・バファローズ時代 - バブルフランチャイズを経て大阪ドームが本拠地

2005年、同じパリーグ同士の、大阪近鉄バファローズとオリックスが、球団経営の抜本的立て直しを目的として、球団合併し、「オリックス・バファローズ」が誕生しました。

2つの球団がくっ付いたのですから、元々それぞれが持っていた本拠地2つを、どうするのかが課題になりました。

それで、2005年から3年間だけ限定で「ダブルフランチャイズ制」が認められました。
この3年間の間だけ、合併前に両球団が本拠としていた2球場を、ともに本拠地球場扱いとしたのです。

この年、大阪と神戸、半数くらいずつの試合を開催しました。

でも、野球協約における正式な本拠地球場は1つなので、大阪ドームが登録されました。

球団は、3年間の間に、徐々に神戸での試合数を減らし、大阪ドームに本拠地を決める方針でした。

しかし!

その後、大阪ドームを運営する第三セクター「大阪シティドーム」の経営に問題が生じ、ドームの運営体制が不確定な事態となってしまったのです。

そこで、専用球場の登録を、神戸の当時の名は「スカイマークスタジアム」に変更しました。

その後、オリックスが大阪ドームを買収し、2007年、再び大阪ドームを専用球場として登録しなおしました。

2008年、ダブルフランチャイズ制が終了し、本拠地は「大阪ドーム(京セラドーム大阪)」、準本拠地は「スカイマークスタジアム」となりました。

大阪ドーム

まとめ

大阪ドーム

球団の事情で、本拠地が変わっていったオリックスですが、どこが本拠地だったのか分かりましたか?

オリックス・ブレーブス時代 - 阪急西宮球場
オリックス・ブルーウェーブ時代 ー 神戸グリーンスタジアム(名称は色々)
オリックス・バファローズ時代 ー 3年間のダブルフランチャイズを経て、大阪ドーム(京セラドーム大阪)。試合数も、徐々に大阪での数を増やした。

です。

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