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2023/12/28
大今里
脚本家のみならず様々な分野でマルチな才能を発揮している宮藤官九郎さんことクドカン。
ドラマも話題作は数知れずですね、記憶に新しいところは、国民的に知れ渡った朝ドラ「あまちゃん」や脚本賞を受賞した「ゆとりですがなにか」、今放送中の「監獄のお姫様」などなど。強烈なキャラクターなんだけど、どこか身近な存在に思えるキャスト設定や、つい口ずさみたくなるフレーズのセリフなんかを書かせたら天下一品ですよね。そんなクドカンがいよいよ大河ドラマに初挑戦!
大河といえば歴史もの!?となりますが、この作品は近代史です。
クドカンも以前インタビューで、歴史を動かした人物や戦国や幕末にも思い入れがないので大河は無理だと思っていたそう、しかしかつては現代劇や架空の人物を描いた大河もあったと聞き「東京」と「オリンピック」の物語を考えたようです。だからといって、初めはあまりオリンピックに興味がなかったとか。今はかなりのオリンピックおたくになったようで、つかみどころのないクドカンの才能はエンジンがかかると半端なく吸収してしまうのかもしれません。
大河ドラマの翌年は2020年東京オリンピックが控えています、多くの人たちにオリンピックへの注目が注がれることで日本中が活気に満ち溢れるといいですね。
クドカン&阿部サダヲといえば黄金タッグコンビです、劇団「大人計画」やロックバンド「グループ魂」でも一緒に活動している同志、安定の演技と笑いを生み出してくれること間違いなし。そこへ父である故中村勘三郎の新鋭演技のDNAを惜しみなく受け継いでいる中村勘九郎が、クドカン脚本でどんな感じで交わるのか今から楽しみですね。その後発表されたキャスト人も、綾瀬はるか、生田斗真、役所広司などなど、豪華すぎるメンバーです。まだ大河出演者第一弾発表ですので、これからの出演者の発表にも注目したいですね。
古舘寛治
ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」のマスターや、クドカン映画「TOO YOUNG TO DIE」の男子高校生・大助(神木隆之介)の同級生役など、演技もさながら、いるだけの存在感がとてつもなくある人です、大河キャスト発表の際も「すごいメンバーが座っている中で、『あいつだけ見たことないな』という気がするんですけど…」と自虐ネタを交え謙虚にコメントを残していましたが、大河でも豪華キャストたちに負けじと存在感を発揮してほしいです。
勝地 涼
「あまちゃん」での前髪クネ男の役は記憶に新しいですよね、かっこいい役からくせ者まで幅広く演じることができる勝地さん。クドカンの勝地涼を使ったキャラクター作りは完璧!大河ではお調子者の役とのことなので、またまたはまり役になるかも!?
ピエール瀧
最近「日本で一番悪い奴ら」や「アウトレイジ」で悪役の演技が光ってますが、癒し系にもなれる、なんでも屋さん。クドカン作品では「あまちゃん」が記憶に新しいところ、大河では足袋屋の店主さんとのことで、どんな雰囲気を醸し出すのか期待したいです!
落語愛好家クドカンならではの切り口!語り手は落語の神様、古今亭志ん生、「東京オリムピック噺」として大河ドラマの中でも志ん生の江戸っ子の目線で面白おかしく語ってくれるこということです、物語の中でも古今亭志ん生の波乱万丈人生が描かれるということで、この大河ドラマの「つかみ」になるのではないでしょうか。本物の志ん生師匠はお亡くなりになられてるので、その役を誰が演じるのかが注目されています。ドラマ「タイガー&ドラゴン」でも落語愛満載だったクドカン、粋なキャスティングにしてほしいですね。
笑いあふれる大河ドラマを目指しているクドカン、プロフェッショナルな演技派キャストで今までにない作品を期待したいです。
56年ぶりにオリンピックが日本で行われます、昔経験した人たちも、初めての経験する人たちも、興味を持ってなかった人たちも、1964年にあった東京オリンピックで東京の街が、人々の気持ちが、どんなものだったかをクドカン大河を通して感じ取って2020年の東京オリンピックを迎えるのもいいかもしれませんね。
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