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2023/12/28
大今里
2017/10/31 更新
新ドラマ「パパ活」は野島伸司さん脚本作品とのことで注目が集まっています。野島伸司さんのドラマは本当に問題作なのでしょうか?今回は以前に問題視された聖者の行進についてまとめてみました。聖者の行進はなぜ問題視されたのか?聖者の行進で伝えたかったこととは?
最近連続ドラマの内容を問題視する声が多いですね。
中でも、2014年の連続テレビドラマ「明日、ママがいない」は批判が殺到しました。
「明日、ママがいない」は自動養護施設に預けられた女の子(芦田愛菜)のお話でしたが、児童擁護施設や児童保護団体からのクレームが殺到しました。
ドラマの脚本家は有名な野島伸司さんでした。
野島伸司さんのドラマには熱狂的なファンが多いです。
ですが過去には同じく内容が問題視されたドラマもあったようです。
野島伸司さん脚本のドラマの中から、今回はその魅力が詰まった「聖者の行進」をご紹介したいと思います。
「聖者の行進」からわかる野島伸司ワールドの魅力とは?
聖者の行進ドラマが問題視されたのはなぜ?
もう一度見たくなる聖者の行進の見どころを解説します。
ドラマ聖者の行進は1998年にTBSにて放送された連続ドラマです。
金曜ドラマの枠が人気だった時期のドラマなので、注目が集まりました。
野島伸司さん脚本で、毎週金曜夜22時に放送されました。
聖者の行進キャスト
町田 永遠: いしだ壱成
葉川 もも:酒井法子
土屋 ありす:広末涼子
水間 妙子: 雛形あきこ
高原 廉:安藤政信
町田 基子: 藤田弓子
町田 和夫:中丸新将
町田 敦: 郭智博
竹上 光輔:段田安則
竹上 三郎:デビット伊東
竹上 裕子:水沢アキ
ここで聖者の行進のキャストを紹介しましょう。
いしだ壱成さん演じる町田永遠は知的障害を持つ青年です。
優しい心の持ち主でいつでも笑顔ですが、その性格と障害ゆえに勤務先の工場では厳しい扱いを受け奴隷のように働かされています。
酒井法子さん演じる葉川ももは、私立高校の音楽教師です。
ボランティアで楽団を結成し、知的障害者に音楽を通して触れ合っていきます。
その楽団には雛形あきこさん演じる軽度知的障害者の水間妙子などがいます。
舞台となる村上製作所は段田安則さん演じる村上光輔の工場です。
知的障害者の勤務を受け入れたことで賞賛を得ていますが、実際は知的障害者たちを不正に労働させる悪人です。
助成金をもらいながら工場で働く行員に暴力を振るい、性的暴行を行うなどその行動はどんどん悪化していきます。
一時は市長になるかとも思われましたが、援助者がいなくなったと同時に行員から裁判も起こされ、その計画はなくなり家族にも逃げられてしまいます。
最終的に村上製作所は安藤政信さん演じる高原康に放火され、村上も工場の中で焼死します。
ひどい扱いを受けながらも純粋な心を失わない登場人物、そして世間の荒波にもまれて彼等が強く成長していく姿が見事に描かれています。
弱者が負ける世界に疑問を投げかける、野島伸司さんらしい作品となっています。
野島伸司さんの作品は社会問題に切り込んでいく点が見どころとなっています。
ドラマ「聖者の行進」では、知的障害者への社会的圧力、偏見、暴力、性的暴行などがテーマとなっていました。
聖者の行進の中で登場人物が知的障害を持つゆえに差別をうけ、奴隷のように扱われるシーンは痛々しいものでした。
リアリティを追求する野島伸司監督らしく、聖者の行進には現実で起こっているとはいえ目を塞ぎたくなるシーンが多かったのです。
聖者の行進の中でも特に批判を受けたのは、知的障害を抱える女の子がコスプレさせられ挙句にレイプされる、という衝撃的なシーンでした。
聖者の行進からスポンサーが降りたり、聖者の行進が子供に見せたくないドラマランキング入りしてしまうなど、酷評が続きました。
野島伸司さんのドラマ作品はメッセージを伝えるためにあえてリアルな表現をするため、このような酷評を受けてしまったのかもしれません。
ドラマ聖者の行進は確かに衝撃的なシーンが多いですが、社会が抱える障害者への偏見などを改めて問題視するための作品となっています。
・「101回目のプロポーズ」1991年
・「高校教師」1993年
・「家なき子」1994年
・「人間失格」1994年
・「ストロベリー・オン・ザ・ショートケーキ」2001年
・「パパ活」2017年
現在野島伸司さん脚本の新ドラマ「パパ活」が放送中です。
新たな野島伸司ワールドのドラマ展開に注目しましょう!
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