ドラマ「闇金ウシジマくん」内容、登場人物とその魅力とは？

ドラマ「闇金ウシジマくん」は、真鍋昌平による漫画を原作とした作品で、2010年にSeason1、2014年にSeason2、2016年にはSeason3が放送されています。

また、2012年にドラマをベースにして映画化もされている「闇金ウシジマくん」。2014年にはSeason2をベースにした映画「闇金ウシジマくん Part2」がSeason2放送終了後にそれぞれ公開されました。2016年にはドラマのSeason3と直結した「闇金ウシジマくん Part3」と映画シリーズ最終作となる「闇金ウシジマくん ザ・ファイナル」が連続公開されています。

ドラマ「闇金ウシジマくん」に登場する主要人物と、それを演じている俳優をご紹介します。原作を忠実に再現しているので、ドラマ「闇金ウシジマくん」と漫画「闇金ウシジマくん」を見比べてみると楽しめます。

ドラマ「闇金ウシジマくん」にて、主人公・丑嶋馨（ウシジマかおる）役を山田孝之さんが演じています。

冷酷無比な闇金会社「カウカウファイナンス」の社長。

野菜嫌いで、行きつけの食堂では、オムライスを注文し、オムライスを食べる際はトマトケチャップを大量にかけて食べています。

丑嶋の信頼の置ける部下、柄崎貴明（えざきたかあき）役をやべきょうすけが演じています（写真左）。丑嶋を尊敬するあまり言動がいつも余計で、その度に丑嶋に諌められています。

闇金会社「カウカウファイナンス」の社員、高田を演じるのは崎本大海。性格が横暴だが、千秋を気遣ったり、隼人を庇うなど、原作同様の温情を見せる一面もあります。原作「闇金ウシジマくん」と同じプリン状態の長髪。前職はホストで源氏名は瑠偉斗（るいと）でした（写真右）。

小学校以来の付き合いがある戌亥（いぬい）を演じているのは、綾野剛。丑嶋に情報を提供しています。

また、「闇金ウシジマくん」Season1に大久保千秋役で、片瀬那奈などが出演しています。

丑嶋営む闇金会社「カウカウファイナンス」に、一人の女性が面接にやってきます。彼女の名前は大久保千秋。片瀬那奈が演じます。元アダルトビデオの女優という経歴から、就職活動をしてもまともに取り合ってもらえませんでしたが、「カウカウファイナンス」の面接にて合格。そのまま「カウカウファイナンス」の一員となります。

丑嶋が社長を務める闇金会社「カウカウファイナンス」には、今日もたくさんの債務者が出入りしています。「カウカウファイナンス」の金利は10日5割の超暴利。物語は、そんな「カウカウファイナンス」に訪れる客と、その関係者の様々な人間模様、そして社会の闇を描いたものです。

ドラマ「闇金ウシジマくん」に出てくる「闇金」とは、貸金業を営む場合には、国や都道府県に貸金業としての登録が必要ですが、闇金融は登録を行わずに、違法な高金利を取る業者です。中には、正式に貸金業の登録をしていながら違法な高金利を取る業者もあります。他にも、人権を無視した取り立て(深夜、職場、家族、親戚などにも恫喝)をしたりします。

ドラマの中で「トゴ（10日で5割）」の金利が出てきますが、実際に「トイチ（10日で1割」「トニ（10日で2割）」などが使われます。ドラマの「トゴ」はかなりの金利といえます。

主人公たちが勤務している闇金会社で、10日5割（トゴ）でお金を貸すほかにパチンコ中毒者たちに1日3割（ヒサン）で貸したり店のツケや他の同業者の回収代行業を行っています。

普段は名簿屋から禁治産者や多重債務者の名簿を買い、手当たり次第にダイレクトメールを送り付けています。DMでは即日融資や合法的な金利を謳うがそれらはすべて嘘で、初見の相手には何かしら理由をつけ5万円しか貸しません。返済が滞れば債務者は客から「奴隷くん」に転落し、タコ部屋労働に売り飛ばされたり他の「奴隷くん」を追い詰めるための手駒にされたりなどの運命が待っています。

いくつもの原作ストーリーをくっつけ、1回30分番組ながらたくさんの登場人物が絡み合う密度の濃いドラマに仕上がっています。

絶対に手を出してはいけない「闇金」の世界ですが、ドラマの内容は非常に面白く、魅力ある登場人物のおかげで、ひきつけられてしまうドラマです。