木村良平さんの結婚相手がバラされた事件の真相は?子供がいるのかも解説
2023/12/28
大今里
『篤姫』は、2008年にNHKで放送された大河ドラマです。
幕末の動乱の中、大奥を守り抜いた女性の生涯を描きました。
「幕末ものは、視聴率が取れない」と言われてきた大河ドラマですが、平均視聴率24.5%をたたき上げました。
また、篤姫の地元・鹿児島地区だけで見ると29.3%という驚異的な視聴率でした。
それまでのNHK大河ドラマは、主人公が男性ばかりで、戦国の動乱で戦う武将を描く作品が多く制作されていました。
「女性を主人公にすると、武将のような勇ましさがなくなる」と言われるほどでした。
確かに、当時の女性たちは、戦へ向かう男性たちを見守るだけだったり、男衆がいない城内を守る立場など、戦場に行くことができませんでした。
しかし、男勝りで一度決めたことは最後まで貫き通す篤姫の姿や、絢爛豪華な着物姿が視聴者の心を掴み、大ヒットとなりました。
現在でも、『あなたの好きな大河ドラマ』第5位に選ばれるなど、多くの指示が集まっています。
この『篤姫』のヒットを機に、女性主役の大河ドラマが制作されるようになりました。
2011年には、上野樹里さん主演の『江 〜姫たちの戦国〜』や、2013年綾瀬はるかさん主演『八重の桜』、2015年井上真央さん主演『花燃ゆ』、2017年柴咲コウさん主演『おんな城主 直虎』が制作されました。
大河ドラマ『篤姫』は、実在の人物『天璋院篤姫』の生涯を元に制作されました。
『天璋院篤姫』とは、どんな人物だったのでしょうか?
篤姫は1836年2月5日、薩摩藩(現在の鹿児島)・今和泉島津家当主、島津忠剛の長女として生まれます。
その後、従兄である薩摩藩主・島津斉彬の養女になり、20歳で、第13代将軍・徳川家定の正室として嫁ぎました。
1858年8月、夫の家定が急死、さらに養父の斉彬も亡くなってしまいます。
家定との結婚生活は、2年たらずと短いものでした。篤姫は落飾(仏教に入ること)し、名を『天璋院殿従三位敬順貞静大姉(通称:天璋院)』と名乗ります。
第14代将軍・徳川家茂の養母として大奥を取り仕切るようになりました。
家茂の正室として、朝廷から皇女・和宮が大奥へ入ることになります。
しかし、朝廷出身の和宮と、武家出身の天璋院は折が合わず、苦労したことを当時の家臣・勝海舟が『海舟座談』の中で記しています。
1866年、家茂は長州討伐のため、大阪城に入りますが、病に倒れ帰らぬ人となってしまいました。
その後、第15代・徳川慶喜が将軍になりますが、間もなく大政奉還(政権を朝廷にお返しすること)をすることになってしまいます。
これにより、官軍を率いる西郷隆盛が江戸に攻め入り、天璋院たちが暮らす江戸城も危なくなります。
天璋院は、元家臣であった西郷隆盛に、和宮は官軍の大将を務めていた元許婚の有栖川宮熾仁親王に、なんとか江戸城を攻撃しないようにと嘆願書を送ります。
彼女たちの尽力もあり、江戸城は攻撃されずに済みました。
江戸城を離れた天璋院は、徳川第16代当主・徳川家達の教育に力を入れ、海外留学をさせるなど、その生涯を教育に注ぎました。
天璋院は、最後まで徳川家の者として生きました。
【生年月日】 1985年11月30日(31歳)
【出身地】 東京都
【身長】 163㎝
【血液型】 O型
【所属事務所】 ヒラタオフィス
篤姫のキャストは、宮崎あおいさんです。
当時、NHK大河ドラマ最年少の22歳で挑んだ篤姫役に、苦労を吐露していましたが、演技力の高さで篤姫の生涯を演じ切りました。
クランクアップを迎えた日、宮崎あおいさんは、出演シーンを振り返り、涙が零れる場面がありました。
「みなさんの支えあってこの日が迎えられました。1年2ヶ月、篤姫を演じることができて本当に幸せでした」と感謝の言葉を述べています。
また、同ドラマのキャスト・堺雅人さんが花束を渡すと、その場に泣き崩れてしまいました。
宮崎あおいさん自身、忘れられない作品となりました。
【生年月日】 1973年10月14日(44歳)
【出身地】 兵庫県神戸市
【身長】 172㎝
【血液型】 O型
【所属事務所】 田辺エージェンシー
篤姫の夫・徳川家定のキャストは、堺雅人さんです。
周りから『暗愚(愚か者)』と揶揄されますが、時折核心を突く発言をしたりするなど、謎めいた人物を演じました。
『篤姫』放送から3年後、映画『ツレがうつになりまして。』では、宮崎あおいさんと再び夫婦役として共演しています。
ネットでもキャスト発表後、「篤姫と家定様だ!」と喜ぶ声が多く投稿されました。
【生年月日】 1985年9月10日(32歳)
【出身地】 東京都杉並区
【身長】 181㎝
【血液型】 A型
【所属事務所】 オフィス作
第14代将軍・徳川家茂のキャストは『松田翔太』さんです。
主演キャストの宮崎あおいさんは同世代ですが、ドラマ内では8歳差という設定のため、演じる上で苦労が絶えなかったことを、後のインタビューで答えています。
モデルや俳優として活動している松田翔太さん
2015年1月から放送中のKDDI『au三太郎シリーズ』では、桃太郎(通称:桃ちゃん)として登場しています。
桃太郎、浦島太郎、金太郎3人の『三太郎シリーズ』は人気で、度々話題になっています。
【生年月日】 1952年7月20日(65歳)
【出身地】 東京都大田区
【身長】 162㎝
【血液型】 A型
【所属事務所】 日本コロムビア
篤姫の教育役老女・幾島のキャストは『松坂慶子』さんです。
篤姫の教育を施すため、藩主・島津斉彬の命を受けた形で登場します。
初めは末恐ろしい老女として登場しますが、徐々に篤姫と打ち解けていきます。
西郷隆盛率いる官軍が江戸城に迫ってきたとき、幾島は篤姫の命を受け、西郷隆盛にあるものを渡しに向かうなど、大きな役割を果たしたひとりでした。
松坂慶子さんは、ドラマ終盤で一足先にクランクアップを迎えました。
そんな松坂慶子さんに、主演の宮崎あおいさんが手紙で感謝の言葉をつづったそうです。
ドラマ冒頭では、不仲説が囁かれていた松坂慶子さんと宮崎あおいさんですが、松坂さん自身が「そんなことはない。母親のように見守り、戦友のような存在だった」と、後に行われた篤姫ファンミーティングで語っています。
【生年月日】 1982年12月13日(34歳)
【出身地】 新潟県
【身長】 179㎝
【血液型】 B型
【所属事務所】 パパドゥ
薩摩藩の家臣・小松帯刀のキャストは『瑛太』さんです。
篤姫の幼馴染であり、思いを寄せた小松帯刀を演じました。
薩摩藩のために尽力するかたわら、常に篤姫の安否を心配する心優しい家臣役が印象的でした。
瑛太さんは、2018年放送のNHK大河ドラマ、『西郷どん』の大久保利通のキャストしても出演予定です。
新潟県生まれの瑛太さんですが、父親が鹿児島県出身ということもあり縁を感じ入るとキャスト発表時にコメントしています。
篤姫の生涯や、大河ドラマのキャストをご紹介してきました。
NHK大河ドラマ『篤姫』は、時代が求めていたものを見事、作品に反映し、多くの人々に受け入れられた作品と言えます。
大河ドラマ『篤姫』は、NHKが運営するオンデマンド内や、DVDが発売されています。
内容や他のキャストが気になった方は、ぜひドラマを見てみてください。
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