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2023/12/28
大今里
銭形警部と言えばルパン三世屈指の人気キャラクターと言えるでしょう。
最近では俳優の鈴木亮平さん主演で実写ドラマ「銭形警部」が制作されたことからもその人気の高さが分かると思います。
ルパン三世をどこまでも追いかける執念を持つ一方で、情に厚い面やマヌケでコミカルな面を持つ名物刑事です。
長く続いている作品ですから最近レギュラー陣の声優が入れ替わり、銭形警部の声優も交代になりました。
今回は銭形警部の声優さんを紹介していきます。
納谷悟朗さんはルパン三世がアニメ化された時から銭形警部の声を充ててきた俳優さんです。
途中、巨人の星の星一徹役で知られる加藤精三さんが一時的に銭形警部の声優になったこともあるようですが、2011年まで39年間の間銭形警部を演じてきました。
宇宙戦艦ヤマトの沖田十三役や仮面ライダーのショッカー首領役などの非常に多くの役を演じられています。
納谷悟朗さんは声優としての仕事が多かったわけですが、あくまでご自身は俳優であるという考えがあり声優嫌いなわけではないでしょうが、声優と呼ばれることは嫌だったようです。
現在は声優という職業が確立していますが、声優という言葉もなかった頃から俳優として声の仕事をしてきた納谷悟朗さんは声優である前に、俳優であると意識が強かったようです。
残念ながら2013年に亡くなられてしまいましたが、今でも銭形警部の声というと納屋吾郎さんを思い出す人は多いでしょう。
アニメ版では基本的にドジな面が強調されている銭形警部ですが、実は原作である漫画版ルパン三世では全く異なるのをご存知でしょうか?
漫画版の銭形警部はルパンを捕まえることに異常な執念を燃やしている点は共通していますが、アニメ版のようなコミカルな部分がほとんどありません。
非常に優秀な切れ者の警部であり、ルパン一味にも厄介な強敵として認識されています。
ルパンに対する態度も、逮捕にこだわる事はなく積極的に殺そうとしたり、激しい憎しみを持っているという発言もしています。
現在のコミカルな銭形警部はアニメ化されるにあたって作られたキャラクターなわけです。
なぜ変更されたかというと、これはルパン3世がアニメ化されるにあたって納屋吾郎さんの意見が取り入れられたからだそうです。
原作のルパン三世はクールなキャラばかりなので、銭形警部はコミカルにしてみたらどうだろうということだったようですが、そこから現在の銭形警部のイメージが出来上がったようです。
原作と違うと言う不満の声もあったようですが、銭形警部の路線変更はアニメ版ルパン三世の成功に確実に貢献していると思います。
納谷悟朗さんから銭形警部役を引き継いだ山寺宏一さんは、実写版「銭形警部」にも爆弾犯役で俳優として出演しています。
ずっと銭形警部をしてきた納谷悟朗さんから交代したので2代目の声優と思われがちですが、加藤精三さんが演じたこともあるので3代目の声優と呼ぶのが正しいようです。
おはスタで19年間MCをしていたことは有名ですし、ものまねタレントしても知られています。
声優としては七色の声を持つ男と呼ばれていて、非常に多彩な役を演じています。
カウボーイビバップのスパイク・スピーゲル役、銀魂の吉田松陽役、かいけつゾロリのゾロリ役、アンパンマンのめいけんチーズ役などがありますが、演じてきた役の一覧を見るとその数とバリエーションの多さに驚いてしまいます。
一番上手い声優と言われているのも納得のキャリアでしょう。
長期に渡って作られてきたアニメですと、どうしてもレギュラーの声優の交代は避けられません。
ルパン三世も2011年に銭形警部だけでなく、石川五ェ門、峰不二子の三人の声優が変更になりました。
長年のイメージがありますから、長寿アニメの声優が変更になる場合どうしても批判も多くなってしまいます。
しかし、銭形警部の声に関しては、それほど批判の声は無いようです。
山寺宏一さんなら、納得という声もよく言われています。
山寺宏一さんに変わってから銭形警部はコミカルさが薄れたという意見もありますが、単純に声優交代だけが理由とはいえないでしょう。
原作に近いハードな雰囲気のルパン三世のアニメが最近は増えているので、作品そのものの路線変更もあると思います。
今までコミカルな銭形警部が描かれなくなったわけではありませんし、演じるのはコミカルな役にも定評のある山寺宏一さんです。
今後もアニメで作られたコミカルな銭形警部がいなくなる事はないでしょう。
ルパン三世がアニメ化されてから徐々に銭形警部はコミカルなキャラクターに変化していきました。
これは声優の納谷悟朗さんの影響が大きかったと思いますが、その結果長く愛されるキャラクターになったのだと思います。
最近は漫画や実写ドラマで銭形警部が主人公の作品が描かれるようになり、更に色々な銭形警部が登場しています。
銭形警部が原作に近い描かれ方をする場面も増えましたが、そんな中にもアニメで作られた愉快で親しみやすい銭形警部のエッセンスが失われることはありません。
山寺宏一さんによる新たな銭形警部がどんな風になっていくのか、変化を追いかけていくのも楽しいのではないでしょうか?
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