2016/04/11
viona
薄桜鬼 〜新選組奇譚〜
薄桜鬼の原作は、2008年9月にアイディアファクトリー(オトメイト)から発売された、恋愛アドベンチャーゲームです。
作中には幕末の史実要素も多く取り入れられているが、
奇譚とされる一番の特徴として、本作の独自要素が中心に描かれることもあり、
史実とは異なった展開も多岐に渡る。
幕末を舞台に新撰組と恋するゲーム、「薄桜鬼」。
本作の独自要素とは、「鬼」と呼ばれる種族と新撰組の絡みを指します。薄桜鬼の設定、登場人物などは下記を参照ください。
PS Vitaにてシリーズ最新作発売!
2016年6月には、ゲームの最新作も発売されました。
薄桜鬼は1作目の発売から7年が経過していますが、今なお根強いファンが多い大ヒット作品なのです。
爆発的な人気を獲得した薄桜鬼は、ゲームのみならず、小説・舞台化されたことでも注目を浴びました。
いずれも魅力的な作品ばかりですが、今回は「小説」にスポットを当てていきます。
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アニメ「薄桜鬼」完全文庫化!
小説版・薄桜鬼は、アニメ版をベースに書籍化されました。2011年1月から発売開始、現在に至るまで続々と刊行されています。
2016年7月現在、発売されている小説一覧は下記のとおりです。
※カッコ内は発売日の年月日を表記しています。
薄桜鬼 壱(2011年1月17日)
薄桜鬼 弐(2011年3月14日)
薄桜鬼 参(2011年5月14日)
薄桜鬼 四(2011年7月15日)
薄桜鬼 雪華録 〜宵〜(2012年3月15日)
薄桜鬼 雪華録 〜明〜(2012年8月10日)
薄桜鬼 黎明録 壱 (2012年10月15日)
薄桜鬼 黎明録 弍 (2013年 1月15日)
斎藤一編 第一巻(2015年5月20日)
斎藤一編 第二巻(2015年9月2日)
斎藤一編 第三巻(2016年6月20日)
乙女ゲームを小説にしたら、どのようなドキドキが待っているのか・・・と思いきや、意外にも小説版は恋愛要素が少なめ。
あくまでもヒロインはおまけで、新撰組隊士たちが主役のようですね。
しかし小説だからこそ、恋愛要素が少なめで良かったとの意見が多数です。
主人公が出しゃばりすぎないことも高評価でした。
薄桜鬼の主人公・千鶴は、グイグイ前に出る肉食系女子ではないですからね。
筆者も薄桜鬼をプレイした経験がありますが、古き良き大和撫子という印象です。
(時代背景を考えたら、行動力があって頑固すぎる一面もありますが・・・)
小説を読んだら、アニメの場面が浮かんできた、との意見もありました。
アニメを観たことがある人なら、もっと小説の世界観を楽しむことが出来そうです。
薄桜鬼はイケメンキャラが沢山でてくることで有名ですが、その中でも人1.2を争う人気キャラクターが「斎藤一」と言われています。
斎藤一(さいとうはじめ)とは
新選組三番組組長。
最年少幹部で、左利きの居合いの達人。
薄桜鬼以外のマンガ・アニメでも、取り上げられる機会が多い史実上の人物です。
寡黙でクール、一匹狼である反面、新撰組に対する想いは人一倍持っています。
時折見せる色気に大興奮!と思ったら、少々シュールなギャグキャラになる、なんてところも人気の秘訣でしょうか。
個性派揃いの薄桜鬼でも、初期からずっと人気が継続しています。
斎藤一の生き様にフォーカスした小説です。
主人公との恋物語、そして彼の人生を描いた内容となっています。
内容は、原作ゲームで斎藤ルートを選んだ時の内容とほぼ同じ。
千鶴の斎藤に対する淡い恋心が、細かく描写されています。
クールキャラの斎藤が、恋心を露わにすることは少ないのですが・・・
小説だからでしょうか、抑え気味に、だけど確実に、千鶴への想いを募らせている様を感じ取ることができます。
イラストも美麗!
イラストは、アンソロジーでも人気の高いRURUさんです。綺麗なイラストがとても人気なのですが、残念ながら小説内で挿絵は少なめのようです。
2016年7月現在、斎藤一編は第三巻まで発売されています。
まだまだ続くので、完結まで目が離せません。
pixivとは
ピクシブ株式会社が運営する、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)。
元々はイラストの投稿に特化したSNSだったが、のちに小説やエッセイなどの文章も投稿できるようになった。
現在は、小説投稿サイトの機能も果たしています。
投稿された作品を対象に、「ミライショウセツ大賞」という賞が与えられることもあります。
pixivでは、大勢の薄桜鬼ファンが自作小説を投稿しています。より恋愛要素が高い小説を読みたいなら、ぜひ活用して欲しいSNSですね。
基本的な利用は全て無料なので、公式の小説を全部読んでしまった!という人も、気軽に楽しめそうです。読んでいたら、自分も小説を書いてみたくなるかも・・・?
2016年7月現在、16,000もの小説が投稿されています。
好きなキャラクター、カップリングで検索も可能なので、読みたい小説がきっと見つかるでしょう。
もちろん小説だけでなく、イラストの投稿も豊富です。小説は挿絵がなくて寂しいなと感じたら、イラストのページも除いてみてはいかがでしょうか。
ゲームやアニメよりも、小説は読み手の想像の中で楽しむことができるツールです。
同じ文章でも、読み手によって場面やキャラクターの心情が変わってくるかもしれません。
それが小説の良いところだと、筆者は思っています。
自分だけの小説版・薄桜鬼。
ぜひ楽しんでみてください。
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