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    子供部屋おじさんの特徴とは?元ネタや初出したのはいつ?

    “子供部屋おじさん”という言葉を聞いたことがあるでしょうか。これはネットスラングですが、今回は“子供部屋おじさん”の特徴や元ネタなどについてお伝えします。また、彼らの末路についても見てみましょう。“子供部屋おじさん”とはどんな人たちなのでしょうか。

    子供部屋おじさんとは何?

    最初に、“子供部屋おじさん”という言葉の意味について迫ってみたいと思います。“子供部屋おじさん”とは、一体どういったものなのでしょうか。その意味を見てみましょう。

    実家に住み続ける中年男性

    “子供部屋おじさん”とは、実家に住み続ける中年男性のことです。中年になっても実家に住み続けるおじさんはおかしい・気持ち悪いという揶揄の意味から、“子供部屋おじさん”と呼ばれるようになりました。略して、“こどおじ”と呼ばれることもあります。

    子供部屋おじさんの定義がある?

    では、“子供部屋おじさん”にははっきりとした定義はあるのでしょうか。“子供部屋おじさん”の定義はありません。実家に住み続ける中年男性は“子供部屋おじさん”と呼ばれますが、子供時代に使っていた学習机がまだ部屋にあることも条件とされるでしょう。

    また、家事は全般的に親がやってくれていること、生活費についても基本的には親が出してくれていると、“子供部屋おじさん”に当てはまります。中年以降も、経済的や精神的、生活環境の面で自立ができていないことがポイントです。

    パラサイトシングルとは違うの?

    パラサイトシングルも似た意味がありますが、パラサイトシングルは社会人全般を指します。実家暮らしの若者も含まれるということです。また、パラサイトシングルは行政でも使用される用語であり、一般的な言葉でもあります。また、揶揄する意味はないでしょう。

    一方の“子供部屋おじさん”はネットスラングであり、先述のように蔑視する意味があるのです。

    子供部屋おじさんは何歳から?

    “子供部屋おじさん”と呼ばれるのは、40歳がボーダーラインであると考えられます。40歳を過ぎても実家に住み続ける、自立ができていない独身男性を指すでしょう。

    女性もいる

    中年になっても実家暮らしという女性もいるかもしれません。独身で、実家住まいの中年女性の場合は“子供部屋おばさん”といいます。女性の場合は略して“こどおば”と呼ばれるでしょう。

    生活や環境の特徴はどんなもの?

    続いては、“子供部屋おじさん”の生活や環境面での特徴について見てみたいと思います。生活や環境ではどういった特徴があるのでしょうか。

    子供部屋を未だに使用

    “子供部屋おじさん”の生活や環境面での一番の特徴は、やはり部屋に子供時代からの家具があり現在も愛用している点が挙げられるでしょう。例えば学習机やベッド、本棚などが未だに使われているのです。

    趣味の物が多い

    “子供部屋おじさん”は実家住まいのため、生活費が安く済みます。そのことから、趣味のことにお金を費やすことができます。部屋の中も、趣味の物で溢れているでしょう。本棚には隙間がないくらいに漫画本が並んでいるケースもあります。また、音楽機材が置かれているという場合もあるのです。

    親が家事をする

    “子供部屋おじさん”は、親から経済的な援助をしてもらっていないとしても、家事は親がしてくれているケースがあります。例えば、食事に関しては毎回親の手料理ということもあるでしょう。また、洗濯も脱衣所に脱ぎ捨てておけば親がやってくれるのです。

    そして、リビングだけでなく自室さえも掃除は親が担当しているケースがあります。買い物も、頼めば親がしてくれるでしょう。

    夕食は家で食べる

    出費を抑えるためにも、夕食は帰宅してから食べるのが“子供部屋おじさん”です。夜の外食はほぼないでしょう。“子供部屋おじさん”は、仕事が遅くなり外『食べて帰ろうか』と職場の人に誘われても断ります。

    貯金が多いケースもある

    “子供部屋おじさん”のイメージは、ニートに近い様に感じる方もいるかもしれません。しかし、意外と貯金はある可能性があります。それは、“子供部屋おじさん”には有識者が多いことから、中には平均より収入が多い人もいるというのが理由です。

    性格に特徴がある?

    “子供部屋おじさん”について生活や環境での特徴を見てみましたが、性格はどの様な特徴があるのでしょうか。続いては、“子供部屋おじさん”の性格について特徴を見てみたいと思います。

    計算高い面がある

    “子供部屋おじさん”は、計算高い人が多いという特徴があります。彼らは自立するのと実家暮らしのどちらが得策であるかを考え、その上で実家に居続けているのです。自立すると生活費等の諸経費が必要となり、生活レベルを落とす必要が出てくることもあります。そのため、実家暮らしを選んでいるでしょう。

    変だとは感じていない

    自立心があまりないのが“子供部屋おじさん”であり、実家に未だに住んでいることを変だとは感じていません。社会人になったら自立をしなければならないという考えは皆無なのです。そして、このままでも問題はないと考えているでしょう。

    面倒臭がる

    基本的に面倒臭がりであり、“子供部屋おじさん”は自分で家事をやることを面倒に思っています。そして、心の中では“親がやってくれるから良い”と考えています。

    お金と時間は趣味に使う

    親のお金で生活をしていることから、“子供部屋おじさん”にはお金に余裕がある人間も多いです。また時間にも余裕があるため、お金と時間を趣味に費やしています。

    想像力や計画性がない?

    子供部屋おじさんは、『親が死んだらどうなるだろう』と考える想像力や、『これからどうしていくべきか』という計画性がありません。生活や経済のことなど、未来の心配はほとんどしていないでしょう。”今が良ければそれでいい”と考えているのです。

    優しくて穏やか

    “子供部屋おじさん”の性格は、根が優しくて穏やかです。親との関係も良好であることから、実家にいても居心地が良いという特徴があります。それもあり、実家を出ていこうという気が起こらないのかもしれません。

    問題解決能力が乏しい

    楽観的な面があるのが“子供部屋おじさん”ですが、楽観的過ぎて問題解決能力があまりありません。問題が小さいうちに放置してしまうため、問題が大きくなってから何もできなくなってしまうのです。“子供部屋おじさん”が実家で不自由なく暮らせるのは、何も問題が起きていないことが考えられるでしょう。

    もしくは、まだ問題がさほど大きくはなっていないからです。

    変化は好きではない

    変化を好まなく、現状を維持することが好きなのが“子供部屋おじさん”です。変化を好み新たなことにチャレンジしている人は、反対に“子供部屋おじさん”にはなりません。変化を好む人は、もし収入が多くなくても自分なりに自立をしているものです。

    仕事がなくても焦らない

    楽観的な人が多ことから、“子供部屋おじさん”は例え仕事をしていなくても焦りません。その理由は簡単であり、親が経済的な援助をしているからです。よって、仕事をしなくてはいけないとか、正社員にならなければいけないという考えが浮かばないでしょう。

    陰キャである

    “子供部屋おじさん”は、基本として陰キャです。要するに、性格が後ろ向きであり陰気だという意味です。皆でワイワイするよりも、少人数などでいる方が好ましいと感じているでしょう。また、1人でいても苦にはなりません。

    恋愛や結婚の特徴はどうなっている?

    では、“子供部屋おじさん”は恋愛や結婚をしないのでしょうか。続いては、“子供部屋おじさん”の恋愛および結婚の特徴について迫ってみたいと思います。

    結婚願望はそれなりにある

    将来もありますので、“子供部屋おじさん”にも他の人と同様に結婚願望はあります。しかし、結婚願望はあってもそれが婚活には繋がらないのです。結婚したいとは思っていても、自身で行動を移すことはあまりないでしょう。

    生活レベルは下げたくない

    結婚はしたいと思っている“子供部屋おじさん”ではありますが、現段階での生活レベルを下げたくないと考えています。現状に満足しているからでしょう。それに結婚をすれば家事を分担することもあり得ます。家事等をやりたくないなどの理由から、“子供部屋おじさん”は無理に結婚しなくても良いと思っています。

    理想は高い

    “子供部屋おじさん”は、何気に女性の理想が高いものです。実家に住み親が世話をしてくれているからです。最低でも、『口うるさくない女性が良い』と考えているでしょう。

    恋愛にガツガツしない

    恋愛はしたいと思っていても、“子供部屋おじさん”は積極的には恋愛をしません。恋愛よりも趣味に重きを置いているでしょう。積極的に動かなくてもモテる“子供部屋おじさん”はあまりいないのが現実です。そしてモテるタイプではないのです。自分から動かないため、恋愛の機会も減るということです。

    異性の気持ちが理解できない

    “子供部屋おじさん”は、異性の気持ちが理解できません。普段から人の気持ちを推し量ることが必要ないのです。それは、親が最大の理解者となってくれている点も要因でしょう。恋愛では人の気持ちを察する必要が出てくるため、片思いで終わってしまうこともあります。

    諦めの気持ちがある

    “子供部屋おじさん”には、どこかに諦めの気持ちがあります。自分は女心が分からないのだと悟り、恋愛ができるはずがないと諦めてしまっているのです。諦めの気持ちが、恋愛や結婚を遠ざけている可能性もあるでしょう。

    仕事面での特徴もある?

    “子供部屋おじさん”の仕事はどうなっているのか、気になるところでしょう。次に“子供部屋おじさん”の仕事面での特徴について迫ってみたいと思います。

    収入が低い?

    “子供部屋おじさん”は、低賃金である仕事に就いているケースが多いです。ワーキングプア状態であることから、1人暮らしをしてしまうとお金がカツカツになってしまうでしょう。実家暮らしをしているのは、その点も理由となっています。

    仕事はできる方?

    収入は低い場合でも、“子供部屋おじさん”はしっかりとした仕事をしていないわけではありません。例えば、介護職や保育士、販売業なども世の中に大事な仕事ですが、一般的に賃金は低いとされています。もしこうした職に就いていると、金銭的な面で実家を出る際のハードルとなるのです。

    忙しい

    “子供部屋おじさん”の中には、とても忙しい仕事をしている男性も多く存在します。実家にも、普段は“寝るだけに帰る”ような状態の男性もいるでしょう。また、家庭の環境が整っている(親が家事をしてくれる)からこそ、“子供部屋おじさん”は仕事に集中をすることができると考えられます。

    転職を繰り返すケースがある

    ただ、“子供部屋おじさん”は人間関係を円滑にすることが得意ではないかもしれません。彼らは、社会との折り合いが悪いこともあるのです。人間関係でトラブルを起こすなどして、転職を繰り返すというケースもあるでしょう。

    元ネタや初出したのはいつなの?

    “子供部屋おじさん”は元ネタがあるのだろうかと思う方もいるかもしれません。ここで、“子供部屋おじさん”の元ネタについて迫ってみたいと思います。一体何が元ネタになっているのでしょうか。

    2chのウメハラ総合スレ

    “子供部屋おじさん”の元ネタは、2ちゃんねる(現・ちゃんねる)にある格闘ゲーム板のウメハラ総合スレだといいます。ウメハラとは、プロゲーマーである梅原大吾を指します。

    部屋をバカにされた

    ウメハラはある時テレビで自室を公開したのですが、『まるで子供部屋』だと2ちゃんねらーにバカにされてしまいました。それに対して、別の2ちゃんねらーが『実家暮らし子供部屋おじさんがプロゲーマーのライフスタイルに説教を垂れるって歪んでない?』と返したのです。

    これが、“子供部屋おじさん”という言葉が生まれるきっかけになったでしょう。

    2014年に初出?

    “子供部屋おじさん”という言葉は、2014年に初めて出てきたとされています。なお“子供部屋おじさん”が2ちゃんねる以外で使われるようになったのは、2019年になってからです。それまでは、2ちゃんねる内で使用されていたと考えられるでしょう。

    子供部屋おじさんは気持ち悪い?

    ”子供部屋おじさん”は社会からはどの様に見られているのでしょうか。次に、“子供部屋おじさん”に対する世間の反応について迫ってみたいと思います。

    差別されることもある

    “子供部屋おじさん”は、気持ち悪いと言われ差別されることもあります。では、彼らはどうして差別されてしまうのでしょうか。それは、世間のある価値観との相違にある模様です。

    自立していない

    “子供部屋おじさん”を差別する人は、社会人ともなれば親元から巣立っていくべきという価値観を持っているものです。「いい年をして自立もしないで、親に頼りきりなんておかしい」と考えているのです。

    親の介護や経済的援助をしている人もいる

    40代ともなれば親を介護している方や経済的に援助している方もいるものです。そういった人たちからしてみると、未だに親を頼っている“子供部屋おじさん”は気持ち悪いと言われる可能性があるでしょう。

    子供部屋おじさんの末路はどうなる?

    現在は親を頼り切っている“子供部屋おじさん”ですが、親もいつまでもいるわけではありません。では、親がいなくなったらどうなるのでしょうか。最後に、“子供部屋おじさん”の末路について見てみましょう。

    人生を詰む?

    “子供部屋おじさん”の末路は、本人が将来を真剣に考えているかどうかで決まってきます。お金のことや手続きについて何も知らなければ、行動に起こせません。そうしてギリギリになっても行動に移さなければ、人生を詰んでしまうことになりかねないのです。

    経済的な困窮

    親を頼っているので、“子供部屋おじさん”は親がいなくなれば経済的に困窮します。金銭感覚も通常とは異なっているため、遺産あるいは貯金も底をつくでしょう。

    末路は悲惨?

    非正規雇用で働く“子供部屋おじさん”もいるでしょう。そうした場合には、特に末路が“ヤバい”とされています。結婚をしていないため最悪の場合、孤独死をする恐れもあります。

    子供部屋おじさんは実家が居心地良い!

    世の中には40代でも実家暮らしの“子供部屋おじさん”がいますが、各家庭により事情もあるものです。何かの事情により、実家で暮らしている可能性もあります。しかし、世間的には自立していないとみなされ、差別の対象となります。

    いつか親がいなくなる時がくるものです。その時に何もできないようであれば、生きていくこともまなならなくなってしまうでしょう。社会からの偏見は良くありませんが、“子供部屋おじさん”自身も将来のことを真面目に考えていく必要があります。

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