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    ドラマ・映画の「ケイゾク」「SPEC」「SICK'S」の関係とは?謎が多すぎる⁉

    1999年にドラマが放送され、2000年には映画も公開された「ケイゾク」。謎が多いと話題になったミステリー作品です。今回は、この「ケイゾク」と「SPEC」・「SICK'S」シリーズの関係性や、「ケイゾク」の主要な登場人物などを紹介します。

    「ケイゾク」はどんな作品?見る順番は?

    謎が多いと話題になっている「ケイゾク」とはどんな作品なのでしょう。まずは、「ケイゾク」のあらすじや「SPEC」と「SICK'S」との時系列、関係についてみていきましょう。

    「ケイゾク」のあらすじ

    ドラマ「ケイゾク」は、迷宮入りした事件いわえる"ケイゾク"と呼ばれる事件を担当する警視庁捜査一課弐係(架空の部署)での出来事を描いている作品です。その部署に配属されたのは、東大卒のキャリア警察官僚・柴田純(中谷美紀)と元公安のたたき上げ刑事・真山徹(渡部篤郎)。

     

    毎回登場する手ごわすぎる犯罪者に、柴田純の優れた推理力や真山徹の直観力によって力強く立ち向かっていく様が見どころです。

     

    持ち込まれる事件は、快楽殺人犯・朝倉との因縁を巡る内容もありシリアスな場面も多くありますが、前半ではコメディ要素もたっぷりあり、1話完結のため見やすいドラマとなっています。

     

     

     

    「SPEC」「SICK'S」とのつながりは?

    「SICK'S」は「SPEC」の続編となっていて、どちらも「ケイゾク」の柴田純が登場するなどつながりを感じさせる内容となっています。

     

    「SPEC」は特殊能力"SPEC(スペック)"持ち、犯罪者に立ち向かう刑事・当麻紗綾(戸田恵梨香)、瀬文焚流(加瀬亮)の奮闘を描いています。物語の舞台は警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係『通称 未詳(ミショウ)』。

     

    その後の「SICK'S」では、舞台は内閣情報調査室へと移りSPEC HOLDER対策の特務専従係『通称「通称 特務(トクム)』のメンバーの活躍を描きます。

    「ケイゾク」「SPEC」「SICK'S」の時系列は?

    「ケイゾク」シリーズとして公開されている「ケイゾク」、「SPEC」、「SICK'S」の時系列しては、基本的に「ケイゾク」→「SPEC」→「SICK'S」となっています。

     

    ただ、「SICK’S 恕乃抄」放送後に配信がスタートした「SPECサーガ黎明篇『サトリの恋』」と「SPECサーガ黎明篇『Knockin'on 冷泉's SPEC Door』」は、時系列が全く違うものとなっていて、この2つの作品の時系列は、「SPEC」シリーズの前となります。

    「ケイゾク」「SPEC」「SICK'S」はどういう順番で見るべき?

    「ケイゾク」、「SPEC」、「SICK'S」をわかりやすく見るとすれば、作品が公開された順番に見ることがおすすめです。

     

    後から公開された作品の中で時系列が別物になっているものでも前作を前提に内容が進められていくので、前に公開された登場人物もさかのぼって出てくるのでわかりやすいです。

     

    また、よく見ていくと、「SPEC」には登場していて「SICK'S」には登場していない人物も「ケイゾク」から出演しつづけている人物がいるので面白いです。

    「ケイゾク」の主要な登場人物

    個性派揃いの「ケイゾク」の登場人物たち。それぞれの優れた性質によって難事件の解決に挑みます。「ケイゾク」ではどんな人物が活躍してるのでしょう?「ケイゾク」の登場人物についてご紹介します。

    柴田純

    柴田純は「ケイゾク」の主人公。中谷美紀さんが演じています。

     

    柴田純は、東京大学法学部を卒業したキャリア。東大の入試問題だけでなく司法試験の問題までも一瞬で解いてしまう天才的な頭脳を持っていて、さらに洞察力や論理性を備えていることから、捜査資料の問題点や証言の矛盾点を鋭く見抜きます。

     

    弐課で刑事になるための研修を受けた後、刑事として"ケイゾク"を解決に導くなどの敏腕ぶりを発揮し、映画版では捜査一課弐係係長までの出世を遂げています。

    真山徹

    柴田純の良き教育係兼相棒である刑事が、渡部篤郎さん演じる真山徹。"ケイゾク"と呼ばれる捜査一課弐係の主任刑事で、ぶっきらぼうでシニカルな性格をしています。

     

    柴田淳とは真逆な性質で、主に直感力と犯罪心理面から犯人を見極め、犯人の欺瞞を暴き醜い本性を見事に言い当てるキレ者。ときには力づくで解決しようとする面もありますが、実は人間不信であったこともあるなどデリケートな一面もあります。

     

    実の妹を輪姦し自殺にまで追い込んだ犯行軍団の首謀者である朝倉を長年執拗にマークし続けているところもあり、柴田純に妹を重ね、本音を話すようになります。

     

     

     

    野々村光太郎

    捜査一課弐係係長である野々村光太郎は、竜雷太さんが演じている"ことなかれ主義"の警部です。

     

    弁護士の妻とは離婚調調停中で高校生と不倫するなど倫理に反している行動をとりますが、元は捜査一係の敏腕刑事。柴田純の父親である今は亡き柴田参事官の捜査一課時代の部下だった。

     

    キャリアの新人研修中にむやむに発砲してしまった後輩・早乙女を庇って第一線から退いてしまったが、敏腕刑事だった頃の勘は衰えていないベテランという役どころです。

     

    木戸彩

    木戸彩は、鈴木紗理奈さん演じる捜査一課一係の庶務。一係から弐係に継続となった捜査資料を移動することが主な仕事ですが、ついでに弐係でサボって遊んでいることが多いため捜査一課弐係の刑事と勘違いされることが多い庶務係です。

     

    高校時代はKAWASAKIのZ-IIを乗り回すレディースであったこともあり、警察になる前は六本木でナンバーワンホステスであった。

     

    SPECサーガ黎明篇「Knockin’on 冷泉’s SPEC Door」には妹である晶が登場しています。

     

    「ケイゾク」の謎を考察

    「ケイゾク」「SPEC」「SICK'S」と続きながらも、まだまだ謎の多い「ケイゾク」シリーズ。視聴者からはどんなところに注目され、どのように考察されているのでしょう?「ケイゾク」の見どころについてみていきましょう。

    「朝倉」という人物の正体は?

    「ケイゾク」では正体が謎だといわれている朝倉裕人。ストーリーが進む中で早乙女管理官と入れ替わっていたかと思いきや、指紋が違っていたりと、まだ朝倉は生きている様子。

     

    さらに、朝倉は超能力で他人を操り、他人に乗り移るという能力の持ち主として「SPEC」にも登場し、スペックホルダーの関係を暗示していたのではないか?ともいわれています。

     

    堤監督の話では、朝倉の正体は世界の創造主・セカイよりもさらに上位に存在する抽象概念であるというとから、神のような存在ともいわれています。

     

     

    主要な登場人物は全員死亡?

    「ケイゾク」の続編である「SPEC」「SICK'S」では、「ケイゾク」の主要な登場人物である近藤弐係長、「SPEC」の大島優一、「SICK'S」の来田為右衛門、ディーラー狩野、邑瀬帝法などが次々に死亡しています。

     

    現状でも生き残っている主要人物は「SICK'S」から登場した野々村光次郎、高座宏世、御厨くらいです。

     

    ただ、あやしまれている柴田純は覆面で登場したことから別人であった可能性もあり、殺害犯が部屋を後にした後の銃声であったりとまだまだ謎の多いストーリーとなっています。

     

     

     

    「ケイゾク」シリーズはまだ続く?

    「SPECサーガ完結編」と言われている「SICK'S 厩乃抄」は終了しましたが、視聴者としてはスッキリしない部分も多く、続編が期待されています。

     

    また、「SICK'S」で主演を務めた主演の木村文乃さんも「最終章と思ってやってないっていうか……」と話していたり、「ケイゾク」から登場している竜雷太さんは「20年もやらせてもらっているので終わっちゃうと生きがいがなくなる」などと話していることから、制作陣も続編を続ける気がある様子が伺えます。

     

    「ケイゾク」、「SPEC」、「SICK'S」と20年もの間シリーズが続いていますが、今後も新作が公開される可能性も高いのではないでしょうか。

    今後も継続が期待される「ケイゾク」シリーズ

    「ケイゾク」から20年間に渡り楽しまれている「ケイゾク」シリーズ。「SICK'S」が終了した今もさらなる継続が期待されています。果たして続編は公開されるのでしょうか?

     

    まだまだ謎の多い作品である「ケイゾク」シリーズ。今後の行方に期待ですね。

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