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    九州の最恐心霊スポットとされる「犬鳴峠」エピソードが怖すぎる!

    全国の最も恐ろしい心霊スポットの1つに、九州の「犬鳴峠」があります。ここでは、数々の霊体験や交通事故が起こり、霊能者も恐れるスポットに!犬鳴峠が心霊スポットになった理由は?不気味なエピソードや、心霊スポットとなる原因になった、残虐なリンチ事件についてもご紹介!

    犬鳴峠は恐ろしい事件や噂が多い

    九州は心霊スポットの多い場所として知られています。中でも最も恐れられているのが、犬鳴峠です。事故の多発地帯で恐ろしい噂もたくさんありますが、実際に凄惨な事件が起こった場所でもあります。

     

    また、犬鳴峠で最も有名な犬鳴トンネルや足を踏み入れると二度と帰れない犬鳴村などがあります。犬鳴峠の情報についてまとめてみました。

    九州の心霊スポット「犬鳴峠」について

    九州最恐の心霊スポットと呼ばれる犬鳴峠は立ち入り禁止の場所もありますが、どこにあるのかははっきりしています。立ち入りできないのも、一部だけで基本的には自由に行くことができます。

     

    犬鳴峠の場所やトンネルの歴史、犬鳴峠の由来についてご紹介します。

    場所は?

    犬鳴峠は福岡県の宮若市と糖屋群久山町との境に位置しています。江戸時代の頃から悪路で有名な場所で、通る人はほとんどいなかったそうです。現在は、トヨタ自動車九州本社の宮田工場が近くにあるなどの理由で交通量は非常に多くなっています。

     

    夜遅くになっても、ダンプカーや大型のトラックが多数通る交通の要所になっているようです。ただし山の中ということもあり、大雨や大雪で通行禁止になることは今でも珍しくありません。

    トンネルはいつできた?

    犬鳴峠はヘアピンカーブが連続する場所であり、さらに狭いトンネルを通る必要があります。そのため、昭和になっても交通の難所として知られていたのです。1975年には新犬鳴トンネルが完成し道幅が広くなったため、多少は通りやすくなったといわれています。

     

    現在は、旧犬鳴トンネルは封鎖されています。現在通ることができるのは新犬鳴トンネルですが、心霊スポットとして有名なのは封鎖されている旧犬鳴トンネルの方です。

     

    旧犬鳴トンネルは暴走族が集まることが多く、不法投棄が頻繁に行われたことなどの問題から閉鎖されたといわれています。

    「犬鳴峠」の由来

    何となく不気味な犬鳴峠という名前ですが、これはすぐ近くにある犬鳴山から名前が取られました。犬鳴山はかつて久原という場所に行くのに越えなければならない場所でしたが、途中に滝がありました。

     

    滝を超えることができない狼が鳴き声を上げたことから、犬鳴山という名前が付いたといわれています。

     

    また、山が非常に険しく犬でも泣くほど大変な山だったため、犬鳴山と呼ばれるようになったという説もあります。これが、犬鳴峠の名前の由来です。

    現在は存在しない犬鳴峠とは?

    九州最恐の心霊スポットと呼ばれる犬鳴峠の近くには、犬鳴村と呼ばれる場所が存在するという都市伝説があります。

     

    犬鳴トンネルの近くにあるわき道から、行くことができるといわれていますが、この犬鳴村には数々の恐ろしい噂があるのです。犬鳴村の噂についてご紹介します。

    噂①:憲法が通じず無法地帯?

    犬鳴村は日本国憲法が通じない無法地帯といわれています。犬鳴村の入り口には「この先、日本国憲法は適用しません」という謎の看板があるそうです。犬鳴村は自治権が認められた特殊な場所だという都市伝説があるのです。

     

    村にあるコンビニからは警察に電話が通じないといわれています。そのため、何かあっても警察に助けを求めることができないのです。

     

    村人は外部からの人間に敵意を持っているといいます。これが本当なら、犬鳴村が無法地帯といわれるのもわかります。

    噂②:迫害を受けていた人々が暮らしていた?

    犬鳴村には江戸時代の頃から迫害された人々が暮らしていたという都市伝説があります。そのため、犬鳴村の人間は外部からの接触を拒んでおり、村に入ると斧を持って襲ってくるといわれているのです。

     

    村の人間には、日本語が通じないともいわれています。ただ、犬鳴村があるされている場所には江戸時代の頃から詳細な記録があり、外部と交流があったことも分かっています。

     

    少なくとも迫害された人々が住んでいたというのは事実でない可能性が高いです。

    噂③:白いセダン伝説とは?

    犬鳴村の恐怖の都市伝説として有名なのが、ボロボロの白いセダンが村の入り口に置かれているというものです。このセダンは犬鳴村を見物に来たカップルのもので、村に入ったカップルは殺されたといわれています。

     

    見せしめにするかのように、村の入り口に無残な姿にされた白いセダンが置かれているというわけです。このことと関係があるのかわかりませんが、犬鳴トンネルには、「白のセダンは迂回してください」と書かれた不思議な看板が置かれていたそうです。

    実際、現在はどうなっている?

    さまざまな恐ろしい伝説がある犬鳴村ですが、実際に村があるとされる場所に村はないといわれています。実際に村を探した人は民家を見たりしたそうですが、恐ろしいことは何もなかったそうです。村を探していたら、大きな施設を見つけたという話もあります。

     

    犬鳴村と呼ばれた場所は全く別の場所に実在していたこともわかっていますが、現在はダムの底に沈んでいるようです。この村には特に恐ろしい伝説はありませんが、ダムは自殺の名所になっています。

    心霊スポットと呼ばれる理由は?

    犬鳴峠が九州最恐の心霊スポットと呼ばれているのは、実際に起こった恐ろしい事件や交通事故が多発していること関係があるといわれています。また、自殺の名所もあり、霊能者からも恐れられるスポットとして知られているのです。

    リンチ殺人事件現場

    旧犬鳴トンネルでは、凄惨なリンチ殺人事件が起こっています。1988年に起こったこの事件のせいで、犬鳴峠一帯は有名になったのです。

     

    被害者の霊が付近に出るという噂も流れています。元々、例の目撃情報が多かった犬鳴峠は九州最恐の心霊スポットと呼ばれるようになりました。

    犬鳴きダムも有名な自殺の名所

    犬鳴ダムは、1994年に完成したダムです。犬鳴村の名前の由来になったとされる犬鳴谷村が、沈んでいるダムでもあります。犬鳴谷村は、恐ろしいことは何もない普通の村だったそうです。

     

    犬鳴谷村や犬鳴ダムの名前は、黒い竜が来たことを犬が鳴いて知らせたことが由来になっています。犬鳴峠の伝説が変化して伝わったともいわれていますが、一応由来は異なるようです。

     

    この犬鳴ダムは死体遺棄事件が発生しています。また、自殺の名所として有名なダムでもあり、犬鳴峠の恐ろしいイメージと無縁ではありません。

    説明のつかない交通事故

    元々、犬鳴峠周辺は事故が多いことで有名な場所でしたが、新犬鳴トンネルが開通し道が広くなりました。そのため、以前ほど悪路の印象はないそうです。

     

    にもかかわらず、旧犬鳴トンネルでリンチ殺人事件が起きてから交通事故が増えたといわれています。帰り道になぜかブレーキが利かなくなることがあるといわれていますが、故障ではないようです。

     

    また、白い車で犬鳴峠を通ると血の手形がつくともいわれています。噂に否定的な意見もありますが、現在でもかなりの悪路です。用がない限り通らない方が良い場所なのは、間違いありません。

    霊能者もお手あげ

    1980年代に心霊番組などで活躍した冝保愛子さんという霊能者がいました。この冝保愛子さんが、テレビ番組の中で犬鳴峠を訪れたことがあるのも有名な話です。犬鳴峠を訪れた冝保愛子さんはあまりにも強い霊気を感じたため、収録を中止してすぐに引き上げました。

     

    有名な霊能者が霊視を諦めたという事実も、犬鳴峠が九州最恐の心霊スポットとして恐れられる理由の1つになっています。

    不気味なエピソード

    犬鳴峠にある犬鳴トンネルやその先にあるとされる犬鳴村には、不気味なエピソードがたくさんあります。犬鳴峠の不気味なエピソードについてまとめてみました。

    トンネルからの謎の音

    旧犬鳴トンネルは途中の道も封鎖されており、簡単にはいけない場所になっています。しかし、現在でも旧犬鳴トンネルに向かう人は少なくないようです。旧トンネル内部では、不気味な音がするという噂があります。

     

    ネットでは、旧トンネル内を撮影した動画も公開されています。動画内では水滴の音などさまざま音が収録されていますが、実際にうめき声のような謎の音も聞くことができます。

     

    何の音なのか不明ですが、バイオハザードに出てくるゾンビのような声ともいわれているのです。

     

     

     

     

     

     

    赤文字の看板

    犬鳴トンネルに向かう途中の道には、赤文字で書かれた看板があります。犬鳴トンネルに向かう方向など記載した赤い文字の看板なのです。

     

    冷静に考えると普通の看板なのですが、かなり古く一部の字はかすれています。人気のない道の雰囲気も相まって、とても不気味な雰囲気の看板です。

    携帯も圏外になる?

    犬鳴トンネルの先にある犬鳴村は、コンビニの電話が警察に通じないという話があります。それだけではなく、全てのメーカーの携帯がなぜか圏外で使用できないというのです。このことも犬鳴村から外部に助けを求める手段がないといわれる理由です。

    番組レポも霊体験?

    お笑いタレントの北野誠さんが、「北野誠のおまえら行くな。」という番組で犬鳴トンネルに行くという番組レポがありました。この時は、道に迷ってしまい中々犬鳴トンネルにたどり着くことはできませんしたが、トンネル内で心霊写真を撮影しています。

     

    また、写真を撮った後もさまざまなアクシデントが続き、犬鳴峠は本当に怖いという印象を強くしました。この時の様子は、「北野誠のおまえら行くな。九州心霊巡礼スペシャル」としてDVDにも収録されています。

    「二度と生きて戻れない」都市伝説

    犬鳴トンネルを進んでいくと犬鳴村に行くことができるという都市伝説があります。村人が襲ってくる犬鳴村に入ると、二度と生きて戻ることはできないといわれています。

     

    犬鳴村の場所はダムに沈んだ犬鳴谷村とは別であり、少なくともどこにも該当する村はないようです。しかし、犬鳴村の恐ろしい伝説を信じる人は少なくありません。

     

    山の中には犬鳴村は存在しませんが、旧トンネルの先にある異次元の世界に犬鳴村はあるという意見もあるのです。

    リンチ殺人事件と犯人のその後

    犬鳴峠で起こったリンチ殺人事件は非常に凄惨で、世間を震撼させました。事件は解決しましたが、その後犯人はどうなったのでしょうか?犬鳴峠で起こったリンチ殺人事件の顛末と犯人のその後についてまとめてみました。

    少年5人による残虐な事件

    1988年に5人の少年が近くを通りかかった自動車を借りようとしたことから、事件が起こります。赤信号で止まった車に近付いて、少年たちは車を貸してほしいと言い出します。当然、断られますが、逆上した少年たちは被害者を車から引きずりだしたそうです。

     

    少年たちは被害者を自宅につれていき暴行を加えました。その後、被害者は旧犬鳴トンネルの中に連れていかれ、更に暴行を受けたといわれています。少年たちは、証拠を隠滅するために、被害者にガソリンをかけて火をつけ殺害してしまったのです。

    被害者は失血のため死亡

    加害者の一部からは暴行を止める声も上がったそうですが、主犯格の少年は「俺たちは殺人未遂の共犯」と仲間を脅迫し暴行が止まることはありませんでした。トンネルに連れ込まれた被害者は、逃げようとしたそうです。

     

    しかし捕まってしまい、手足を縛られ口に破れた服を詰め込まれたといわれています。火をつけられた被害者は叫び声を上げ、最後まで苦しんで亡くなったといわれています。

     

    死因は焼死ではなく、暴行で受けた傷が元の失血死だったそうです。いかにひどい暴行を受けたのかがわかります。被害者の遺体は翌日に発見されました。

    犯人逮捕

    凶悪な殺人事件の加害者となった少年たちは、遺体発見から2日後には全員逮捕されました。加害者が未成年ということもあり、名前は発表されていません。しかし、加害者全員に有罪判決が下されたといいます。

     

    主犯格の少年には無期懲役が言い渡されました。判決が重すぎるとして控訴もされましたが、棄却されています。主犯格の少年は、そのまま無期懲役となり服役することになりました。その後の詳細は不明ですが、現在も服役しているといわれています。

    小説や映画にもなった!

    九州最恐の心霊スポットとして有名な犬鳴峠はネット小説にもなっており、映画の公開も予定されています。犬鳴峠の小説を映画の情報についてまとめてみました。

    「犬鳴トンネル」ー生きては戻れない村

    「「犬鳴トンネル」ー生きては戻れない村」と いうタイトルで、犬鳴峠や犬鳴トンネルに関するホラー小説がネットで公開されています。作者は神谷月さんです。

     

    他にも「悪人たちよ、震えて眠れ《完結篇》ーーー『犬鳴村』30 years later」というタイトルで、犬鳴峠に関する総集編的な小説も公開されています。

    ホラー映画「犬鳴村」

    犬鳴峠に関するホラー映画が「犬鳴村」というタイトルで2020年2月に公開予定です。監督は呪怨で有名な清水崇さんで、三吉彩花さんが主演にキャスティングされています。

     

    フィクションですが、犬鳴村に関する都市伝説を現実のものとして映画化するようです。実在の心霊スポットを基にしたホラー映画ということで非常に注目度が高くなっています。

    犬鳴峠の現在

    犬鳴峠は、九州最恐の心霊スポットとして有名です。心霊スポットとされる場所も犬鳴トンネルや犬鳴村など、複数の場所があります。しかし、旧トンネルなどは封鎖されているともいわれます。現在、犬鳴峠はどうなっているのでしょうか?

    現在通行止め

    殺人事件が起きたことや暴走族のたまり場になったことから、旧トンネルやそれに続く道は通行止めになっています。しかし、車が通ることはできないだけで、登山道残っています。そのため、徒歩でなら、旧犬鳴トンネルに行くことは可能です。

     

    ただし、結構道は険しい上に人気もないので、かなり不気味な登山道を進んでいくことになります。それでも、旧トンネルに行く人は後を絶たないようです。

    トンネル入り口封鎖

    犬鳴峠に行った人の中には、旧犬鳴トンネルの中に入る人は珍しくありませんでした。トンネル内の映像を撮影した人が多いのも、その事実を証明しています。そのため、トンネル内に簡単に入れないように入り口はブロックで封鎖されているようです。

     

    入り口にブロックが詰まれたことで、トンネルはより不気味な雰囲気になっています。それでもカメラで中を撮影する人がいるように、トンネル内に入ろうとする人は少なくありません。

    ますます注目される犬鳴峠

    九州で最も恐れられる心霊スポット犬鳴峠の情報についてまとめてみました。さまざまな噂やいわれのある犬鳴峠は、実際に事故が多発する危険な場所のようです。

     

    面白半分に近付くのはやめた方がいいでしょう。とはいえ、映画化も決まり、犬鳴峠の知名度はますます高くなっていきそうです。

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