記事ID85721のサムネイル画像

仁義なき戦いには明確なモデルがあった!実在の本人の執筆がある。

「仁義なき戦い」は広島死闘篇、代理戦争、頂上作戦、完結篇、5作の映画。広島県呉のヤクザの実録のヤクザ映画です。この仁義なき戦いのモデルで原作者美能氏が網走刑務所に服役中執筆されたものです。仁義なき戦いにはほとんどの役柄にはモデルがあります。美能幸三:広能昌三

映画『仁義なき戦い』にはモデルがいた?

広島県にある美脳組組長・美能幸三が刑務所で執筆した『仁義なき戦い』

「つまらん連中が上に立ったから、下の者が苦労し、流血を重ねたのである」
美能組組長・美能幸三が執筆の「仁義なき戦い」は実名入りモデルを書いています。

飯干晃一が昭和47年から週刊サンケイに小説としてを連載したものです。飯干の小説は半分近くがこの「仁義なる戦い」の主人公である美能幸三が獄中で書いた手記を、引用した"実録小説"です。

『仁義なき戦い』執筆者・美能幸三を演じたのが"菅原文太"

「菅原文太」さんは、今回の仁義なき戦いで、執筆者のモデルとなった広能昌三役(実際は)美能幸三)を演じています。仁義なき戦いは出世作と言っても過言ではありません。

シリーズ5作からなる「仁義なき戦い」は
実在した呉のヤクザの実録を元に製作された我が国のヤクザ映画の不朽の名作です

そもそも、なぜ『仁義なき戦い』の原作者の名前が違うのか

原作者が『飯干晃一』になった理由とは?

映画『仁義なき戦い』の原作は、獄中で美能幸三が執筆した手記。にも関わらず、映画化された作品の原作欄には【飯干晃一】の名前があるのか、疑問になりますよね。

実は美能幸三が出所後、手記は彼の知人の手に渡り、いくつかの週刊誌に売り込まれました。それに目をつけた週刊サンケイは連載を打診。ところが、原作・美能幸三のまま本名の記された手記を連載するにはあまりにも問題が多すぎたそう。

そこで、原作者に違う人物をたて、登場人物の名前なども変えることで問題をクリアしたのです。そのため、モデルとなる人物はいるものの当時はなかなか公にはされなかったよう。

『仁義なき戦い』が映画化されるまでには、多くの困難が!

『仁義なき戦い』映画化を阻む数々の問題

映画『仁義なき戦い』は、映画化されるまでに数々の問題があったそう。そもそも、組同士の対立を描いている手記を、一方の組の目線で描かれたストーリーのまんまにするのは、反感や誤解を招くのではないか?との心配もあったそう。

さらに、映画化の話が取りざたされた1970年代当時は、広島抗争の火種がくすぶっている時だった。そのため、なるべく広島のヤクザ達を刺激しないように白黒の短編映画にする予定だった。また、ヤクザから反感を買うことを恐れた映画会社の社員達も乗り気ではなかった。

しかし、東映社長の岡田がカラーの長編作品として強行。そこで、共政会(広島の指定暴力団)の波谷守之などに掛け合い、映画化するにあたっての筋を通したそう。

様々な問題を解決して無事映画化された『仁義なき戦い』だったが、大御所俳優を多数起用したばかりに、撮影中にも問題が絶えなかったそう。

第一作目となる『仁義なき戦い』のモデル

『仁義なき戦い』の主人公であり本当の原作者・美能幸三

広能は平服姿で坂井の葬儀に式場を訪れ坂井の無念さを代弁するかのように、銃を供物に向かって乱射する。広能昌三(美能幸三モデル)

金子信雄が演じた山守義雄【モデル:山村辰雄】

山守組組長:山守義雄(山村辰雄モデル)を終始 金子信雄が好演しています。とにかくこの仁義なき戦いの中で特殊で重要なポジションです!

「仁義なき戦い」の脇役は片っ端から死んでしまうのですが、小狡い悪党2人(金子信夫と加藤武)だけは地味だけれどたくましく生き残るんですよ。


第一部のラストシーン近く、松方弘樹演じる坂井が、菅原文太演じる広能にいう「のう、昌三..わしらよ、どこで道間違えたんかのう..」
というセリフが、ひときわ印象的

2作目となる仁義なき戦い『広島死闘篇』のモデル

千葉真一が演じた大友勝利【モデル:村上正明】

千葉真一演じる大友組・大友勝利

千葉真一が演じた、大友組(モデル・村上組、村上正明)大友勝利です。鉄砲玉のように突っ走り、裏表が無く、天下を取ろうとする姿は、ギラギラしていて仁義なき戦いの中でも、一番人間臭く描かれている。

成田三樹夫が演じる松永弘【モデル:網野光三郎】

成田三樹夫演じる村岡組若頭・松永弘

松永弘 は成田三樹夫演じる村岡組(モデル・岡組網野光三郎)、若衆頭:網野光三郎。この細身からの凄みと狡猾さが適任!

梶芽衣子演じる上原靖子【モデル:岡組の組長の姪】

梶芽衣子演じる上原靖子

上原靖子役の梶芽衣子:村岡組(モデル・岡組)組長の姪で未亡人の設定で、その後山中正治( 北大路欣也)の女となり、紅一点花を添えています。

3作目となる、仁義なき戦い『代理戦争』のモデル

2作目となる『仁義なき戦い 代理戦争』では、衝撃のオープニング!

「仁義なき戦い 代理戦争」での衝撃的に格好良いオープニング・シーン!
菅原文太と金子信雄と沢山の配役人がいるが、この作品から小林旭が登場することとなります!

梅宮辰夫演じる岩井真一【モデル:山本健】

眉毛を添った梅宮辰夫も出演していた!

明石組(モデルは山口組)幹部の岩井信一(モデルは山本健)梅宮辰夫、眉毛が無くて恐い!
「明石組」は、全編に渡り、全員が黒いスーツで登場。

梅宮さんは仁義なき戦い出演のために、眉を抜いたそうですが、娘のアンナさんに泣かれたとか...

加藤武演じる打本昇【モデル:打越信夫】

加藤武演じる打本会組長・打本昇

打本会組長:打本昇を演じる加藤武(打越信夫がモデル)の飄々と生き延びる様は、本当にずるさが際立つ。仁義なき戦い「代理戦争」

仁義なき戦いの見所①

呉、広島チームはスーツを着ている者もいます。着流し姿の人物もいるのがお分かりですか?仁義なき戦いのなかで、統制が取れていないことを表現しようとしたのか...

『仁義なき戦い』の見所②

 “知らん仏より 知っとる鬼のほうが まだマシじゃけんのう・・・”
「知っとる鬼」とはもちろん山守組長の事ですが、仁義なき戦いでは、終始広島弁です。

『仁義なき戦い』の見所③

“ヤレヤレ、今日の泣きは出来が悪かったのう~・・・!
槇原の舎弟・浜崎と打本の舎弟・小森の喧嘩を組同士の喧嘩に持ち込もうと幹部たちを炊きつける山守(モデル山村辰雄)の言葉は金子信雄の演技が!!

小林旭演じる武田明【モデル:服部武】

小林旭演じる村岡組幹部・武田明

 小林旭さんの「仁義」初参戦!
村岡組(モデルは岡組)幹部・「武田明」役(モデルは服部武」で登場します!

成田三樹夫さん、山城新伍、菅原文太、田中邦衛、千葉真一、浜田光男

4作目となる仁義なき戦い『頂上作戦』のモデル

内田朝雄演じる大久保憲一【モデル:海生逸一】

呉の長老大久保憲一(海生逸一がモデル)として 内田朝雄が出演しているが、もともと悪役でしたたかな役が上手い!

中立を守ろうとしながらも渦に巻き込まれる岡島役の「小池朝雄」や
かしこく生き残ろうとする打本役の「加藤武」・山守役の「金子信雄」が
人間臭くて印象に残る。

『仁義なき戦い』の見所⑤

広能は、山守の密告により警察に逮捕され、抗争に戻ることはなかった・・・のだが、この第4作は激化する全面戦争と、ヤクザ社会の変貌を実在のモデルがあるというリアル感で描いています

5作目となる、仁義なき戦い『完結篇』のモデル

宍戸錠演じる大友勝利【モデル:村上正明】

大友勝利役は、千葉真一から宍戸錠に変わった

 大友勝利役は「広島死闘編」の千葉眞一から宍戸錠に代わっていました。
大友組(モデル・村上組)大友勝利 (村上正明がモデル) 宍戸錠登場。警察に銃刀法違反の現行犯逮捕される。

『仁義なき戦い』の見所⑥

山守義雄(金子信雄)はケチで二枚舌で自己保身ばかり考える男。
金子信雄の芝居っ気やアドリブも相まって、と~ってもスケベなキャラになってます。山村辰雄がモデルですが...

伊吹吾郎演じる氏家【モデル:若頭】

伊吹吾郎演じる氏家厚司

氏家厚司 - 伊吹吾郎:広能組若衆頭。薮内威佐男がモデル
刑務所の中にいる広能(文太)の、
留守を預かる若頭・氏家を演ずる格さんこと伊吹吾朗!

仁義なき戦いの幕引き

武田明(小林旭)が引退し、松村保 ( 北大路欣也)に譲り引退する。
広能昌三(菅原文太)も、長年のやくざ人生からの引退を決意した。仁義なき戦いの幕が下ろされる。

超有名!映画『仁義なき戦い』のメインテーマ

仁義なき戦い(予告編)十分に楽しめます♪

東映実録ヤクザシリーズ第一弾。終戦直後の呉。主人公の広能昌三(モデル・美能幸三)は復員後、遊び人の群れに身を­投じていたが、山守組の...ここから「仁義なき戦い」の物語りははじまります

どんな内容か気になる!そんな人は『仁義なき戦い』の予告編をどうぞ!

仁義なき戦い 広島死闘篇

梶芽衣子がなんとも初々しい♪名和浩は凄みがある...本編が楽しみな「仁義なき戦い」の第2弾ですね。未亡人の設定と言う事は戦争でしょうか、見てからのお楽しみですね。

仁義なき戦い いかがでしたか?

仁義なき戦いにはモデルがあった!

最後までご覧いただき有難うございます。
今回の「仁義なき戦い」には実在のモデルがあり、内容もフィクションとノンフィクションの境目が?
実際に、呉では仁義なき戦いのような抗争があったようですね。
詳しくは、映画を見てみてくださいね。

関連する記事

この記事に関する記事

この記事に関するキーワード

キーワードから記事を探す

TOPへ