2016/08/01
chihiro
山村美沙さんのプロフィールを紹介します。
1934年8月25日生まれ
1996年9月5日 心不全のため急逝
4人姉弟の長女
小説家・推理作家
京都府立大学文学部国文科卒業
1983年 『消えた相続人』 第3回日本文芸大賞を受賞
1992年 第10回京都府文化賞功労賞受賞、京都府あけぼの賞受賞
弟の政治学者「木村汎」さんは、山村美沙さんが亡くなった後、、1996年10月25日付「北海道新聞」コラムに「弟から見た素顔の山村美紗」という記事を書いています。
山村美沙さんの旦那さまは「山村巍」さんです。京都・東山高校の元数学教師で、退職後70歳を過ぎてから画家になったそうです。
山村美沙さんの娘さんは、女優・山村紅葉さんです。山村紅葉さんは、キティちゃんが大好き!山村美沙さんには、もう一人真冬さんという娘さんがいます。
山村美沙さんの作品「名探偵キャサリン」は、1996年~2006年まで、かたせ梨乃さん主演でドラマ化されました。原作では、主人公はアメリカ副大統領令嬢である「キャサリン・ターナー」ですが、このドラマでは、日本人で社長令嬢兼スチルカメラマンの希麻倫子(きあさ りんこ、愛称はキャサリン)という設定に変更されています。
「名探偵キャサリン」は、2015年「シャーロット・ケイト・フォックス」さん主演でドラマ化されています。シャーロットさん編では、山村美沙さんの原作通り主人公は、アメリカ副大統領令嬢である「キャサリン・ターナー」です。このドラマでのキャサリンは、語学堪能なビジネスウーマンという設定です。
山村美沙さんの作品「舞妓さんは名探偵!」は、主人公の「小菊」を1988年~1990年まで酒井法子さんが演じていました。 1999年の連続ドラマでは酒井美紀さんが演じています。
山村美沙さんの作品「赤い霊柩車シリーズ」の第1作では、婚約者で東都医科大学の医師・黒沢春彦役は、「美木良介」さんでした。
「赤い霊柩車シリーズ」第2作では、「黒沢春彦」役は国広富之さんに変更されています。ちなみ山村美沙さんの原作では、「春彦」ではなく「秋彦」です。
山村美沙さんの作品「赤い霊柩車シリーズ」第3作~現在「黒沢春彦」役は、神田正輝さんです。この2人、今までずっと婚約者のままなのですが。。いつになったら結婚できるのでしょうね。
山村美沙さんの作品には、「狩矢警部」を主人公にしたものはありません。なので、ドラマ化する際、他の作品を原作にして、謎解き役を「狩矢警部」に置き換えているそうです。狩矢警部役は、船越英一郎さん、狩矢警部妻役は山村紅葉さんです。
「狩矢警部シリーズ」には、父娘編もあります。山村美沙さん作品を原案にしたスぺシャルドラマで、父「荘助」を田村亮さんが、娘「和美」を藤谷美紀さんが演じています。
山村美沙さんの作品「不倫調査員・片山由美」は、2001年から放送されている2時間ドラマです。主人公・片山由美を「池上季実子」さんが演じています。
西村京太郎さんのプロフィールを紹介します。
本名:矢島 喜八郎
小説家・推理作家
1930年9月6日生まれ
東京都立電機工業学校卒
ペンネームは、友人の苗字と長男の名前から付けられています。
1963年 「歪んだ朝」 第2回オール讀物推理小説新人賞受賞
1981年 『終着駅殺人事件』 第34回日本推理作家協会賞(長編部門)受賞
2004年 第28回エランドール賞特別賞受賞
2005年 第8回日本ミステリー文学大賞受賞
2010年 第45回長谷川伸賞受賞。
「西村京太郎トラベルミステリー」は主人公・十津川省三役を1979年~1999年まで、三橋達也さんが演じていました。1999年以降、高橋秀樹さんが演じています。
「西村京太郎トラベルミステリー」の亀井定夫役は57作までは、愛川欽也さんでしたが、58作からは高田純次さんに替わっています。高田純次さんって、どうしてもバラエティー番組のイメージが強いですよね。
「西村京太郎サスペンス・十津川警部シリーズ」は、渡瀬恒彦さん主演のドラマです。制作当初は3作品放送する予定だったそうですが、今では2時間ドラマの人気シリーズの一つですね。
西村京太郎さんの作品「鉄道捜査官」は、第1と第3作以外は全て「十津川警部シリーズ」が原作だそうです。鉄道なので、「捜査員」は「鉄道捜査隊」に置き換えられています。主演は沢口靖子さん。
2009年から放送されている寺脇康文さん主演の「警部補・佐々木丈太郎」は、西村京太郎さんの短編推理小説「佐々木刑事シリーズ」を初映像化された作品です。
「西村京太郎サスペンス・探偵左文字進」の水谷豊さん演じる主人公・左文字進は、元弁護士の私立探偵です。彼の秘書・麻生 史子役は、第1作~ 第8作がさとう珠緒さん、第9作からは戸田恵子さんが演じています。
山村美沙さんと西村京太郎さんの合作ドラマ「海を渡った愛の殺意」は、十津川警部と名探偵・キャサリンが共演。この作品は、2人を共演させるために西村京太郎さんが書き下ろしたものだそうです。
山村美沙さんと西村京太郎さんの作品をドラマ化するにあたり、こんな条件が出されていました。それは、山村紅葉さんを起用すること。作品の中に彼女に合う役がないときは、山村美沙さんが原作にない役を作っていたそうです。親子愛ですね。
西村京太郎さんは、自身と山村美沙さんをモデルにした私小説「女流作家」と「華の棺」を出版しています。「女流作家」の帯には、「山村美紗さんに本書を捧げる。 西村京太郎」と記載され、本を開くと32歳の頃の山村美沙さんのスナップ写真が表れるのです。
山村美沙さんと西村京太郎さんは共同で元旅館の物件を購入。本館には西村京太郎さんが、別館には山村美沙さんが住んでいて、本館と別館は渡り廊下で繋がっていました。これは有名な話ですね。
別館からは本館に入ることができるけれど、本館からは別館に入れないようにドアロックが施されていたそうです。暗証番号は、山村美沙さんしか知らなかったとか。
山村美沙さんは売れない頃、西村京太郎さんにファンレターを送っています。しかも、女子大生と嘘をついて。それが縁で、2人の関係が始まったようです。
西村京太郎さんは、山村美沙さんが独身だと思っていたので彼女プロポーズするも、断られてしまいます。だって、そのとき山村美沙さんには旦那さまと子供がいたのですから。それが分かってからは、家族ぐるみのお付き合いが始まるのです。
山村美沙さんと西村京太郎さんの間で、こんな約束がされていました。それは、どちらかが先に亡くなってしまったときは、未完だった作品を仕上がること。西村京太郎さんは、山村美沙さん未完の小説「在原業平殺人事件」と「龍野武者行列殺人事件」を完成させています。
いかがでしたか?
山村美沙さんと西村京太郎さんには、こんなエピソードあったんですね。
2人の関係に、西村京太郎さんの奥さまはヤキモチを焼いて、彼の妻であることを認めてもらうため「西村京太郎記念館」を作ったという話もあります。
Copyright© 運営事務局