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【映画女優】倍賞千恵子さんの代表出演映画を4作選びました!

デビュー当時から松竹で映画女優として、また歌手として活躍してきた倍賞千恵子さん。彼女の代表作と言われる映画を4作選びましたので、紹介していきます。『下町の太陽』『男はつらいよ』『幸福の黄色いハンカチ』『ハウルの動く城』

『男はつらいよシリーズ』で人気に! 倍賞千恵子のプロフィール

倍賞 千恵子

生年月日  1941年6月29日
出身地    日本 東京都
血液型    AB型

日本の女優、歌手、声優。
愛称は「チコちゃん」。

1961年、松竹映画にスカウトされ松竹歌劇団を退団し、『斑女』(中村登監督)で映画デビュー。1963年、山田洋次監督の映画『下町の太陽』に主演して以降、山田作品に欠かせない庶民派女優となる。『下町の太陽』は映画・歌だけでなく、現在もそのフレーズ自体が倍賞の代名詞になっている。
映画『男はつらいよ』シリーズでは渥美清演じる主人公車寅次郎の妹・さくら役を演じ、人気を不動のものにした。
『家族』をはじめ、『男はつらいよ』シリーズの合間を縫って山田が発表したオリジナル大作にも出演。特に『キネマの天地』までは全て主演かマドンナ役である。
『男はつらいよ』シリーズ開始前の初期山田作品のほとんどでも倍賞が主演を務めており、延べ60本以上の作品に渡って、海外にも類を見ないほどの緊密かつ長期の監督・主演女優コンビを維持している。逆に他監督作品への出演は少なく、悪女役への意欲も口にしていたものの映画では実現していない。
松竹歌劇団出身ということもあり、ステージでは強いモダニズム志向も発揮する。
2004年には、宮崎駿監督のアニメ映画『ハウルの動く城』ではヒロインであるソフィーの声を担当し、主題歌『世界の約束』を歌っている。
現在は女優業と並行して音楽活動に重点的に取り組んでおり、映画『男はつらいよ』シリーズ終了後は、音楽に重点を置いた芸能活動をしている。
歌謡曲からポピュラー/スタンダード、童謡・唱歌まで幅広いジャンルを歌いこなすことに加え、日本語の発音の美しさから歌手としての評価も非常に高く(藤山一郎も評価している)、現在でも精力的にコンサートを行っている。
2001年には、自身の胸のしこりから乳癌が発覚する。紫綬褒章を受章した2005年頃よりピンクリボン活動に参加し、シンポジウムなどにも参加している。
2013年春の叙勲では旭日小綬章を受章した。

倍賞千恵子さん、初主演映画【下町の太陽】

1963年松竹にて映画化。
監督は山田洋次、2作目の作品。
主演は倍賞千恵子、初主演映画となる。
主題歌は倍賞千恵子『下町の太陽』

映画化のきっかけは、1961年に主演の倍賞千恵子が題名と同タイトルの主題歌を歌い大ヒットとなったことから。
東京都墨田区の京成線の京成曳舟駅および東武線の曳舟駅付近にあった資生堂の石鹸工場とその周辺が舞台となっている。

倍賞千恵子さんの出演映画①【下町の太陽】あらすじ

主人公の寺島町子は、二十歳を少し過ぎたぐらい。ある化粧品会社の東京下町にある石鹸工場で女工をしている。また、町子は、同じ工場の事務職員の毛利道男とつきあっている。毛利はこの会社の正社員になって、都心の本社に勤務することを目指して、社員試験の勉強に励んでいる。そして、正社員になったときは、町子と結婚し、下町を抜け出して郊外の公団の団地に住みたいと考えている。(このころは、郊外の公団住宅に住むことは、若い人たちの夢だった。)

町子は、自分の家から工場まで電車通勤をしているが、車内でいつも町子のことをジロジロ見ている数人の若者たちがいた。町子の工場と同じ町にある鉄工所の工員たちである。その一人北良介から強引に「つきあってくれ」と頼まれるが、町子は断る。

町子の家は、長屋や木造住宅の密集した街にある。近所の人はみんな貧しいが、人の好い人ばかりである。家族は、父、祖母、弟二人と町子の五人家族で母はいない。あるとき、下の弟で中学生の健二が鉄道模型の万引き事件を起こす。母代りの町子は思い悩み、恋人の毛利に健二と話をしてみてくれないかと頼むが、社員試験が近く勉強をしなければならないので、と断られる。町子は、健二が北良介とよく遊ぶことがあると聞き、勤め先の鉄工所で北と話をする。北は「あいつは悪い子ではなくいい奴だ」という。

やがて、毛利が受験する社員試験の日が来る。同じ工場からは、毛利の他に、要領がよく、女性に手が早い金子が受験するが……。

出典:http://jp.ask.com

倍賞千恵子さんの出演映画①【下町の太陽】キャスト

主演は倍賞千恵子さん、相手役は勝呂誉さん。
他に、早川保さん、石川進さん、田中晋二さん、持田京介さん、山崎佐渡子さん、などが出演している。

倍賞千恵子さんの出演映画①【下町の太陽】世間の反応

若い男女が喫茶店でジャズを聴く場面からこのドラマが始まる。

 「やっぱりすごいなあ 
  こんなの聞くと他のは聞けないね」
 「値段が値段よ ほら8万円だって」
 「違うよ 80万円だよ 0が5つだよ
  だけど 置く所もないもんな 僕の部屋じゃ」

 殆んど同じ世代の身であって、音楽趣味と工作趣味でアンプを組み立てて遊んでいた頃を思い出す。田舎から東京に出て、安月給では80万円のステレオの音を聞きに行くこともなく、秋葉原電気街で真空管などのパーツを買い集めるのが唯一の楽しみだった。給料は2万円弱。

 それにしても、80万もするステレオがあったのか。夢のまた夢。今の月給40万円の人でも、2か月分の給料を払わないといけない。おそらく、この装置はマニアの間ではプレミアムがついて、とても80万円では手に入るまい。面白いのは、この男性のひとこと、―― 「だけど(もし購入できたとしても)、置く所もないもんな」と。

 そうだった。自分の場合にも、そこそこ出来のいいアンプができても、その性能を発揮するための空間(つまり広い部屋)がなかった。下宿は1畳の押入れと3畳だけの一間だった。

 友だちの中に何人もオーディオマニアが居るので、当時のオーディオ事情を肴にいくらでも酒が飲める。だが、この映画はステレオがテーマではない。ステレオも置くことが出来ない住宅事情と、エリート社員になって公団住宅に入るのが夢であった時代の世相を表す事例に使われただけだ。

 本題は、高度成長時代に向かう時の下町の人間ドラマ。山田監督の一連の「社会」批判がソフトに描かれている。やがて“民子三部作”などに発展していく、そのプロローグといったところ。

 せっかくの80万ステレオのジャズだが、100円のレンタルDVDを、2万円弱の16型テレビで再生させて観た(いや、聴いた)。音質などは期待すべくもない。ただ、あの頃を振り返り、東京から逃げ戻ってからの50年を静かにふり返るのみ。

 ここでの町子さんは本社勤めのエリート社員とは離れ、後の苦労人・民子さんとなり、寅さんの団子屋になり、文字通り『下町の太陽』となる。あれから50年、彼女、今、お孫さんとでもいい音質でジャズを聴いているかな。

出典:http://movies.yahoo.co.jp

山田洋次監督 デビュー2作目はちょっと社会派の青春ムービー(?)
山田さん×倍賞さんの黄金の組み合わせはここから始まったのだ。

”会社は倍賞さんのヒット曲「下町の太陽」にのせて
もっと明るい青春ものをという要望だったが暗い映画になってしまった”
と反省を隠していない。

確かにこれは
『キューポラのある街』のような、
黒澤さんの影響ももろに受けているような。
山田ワールドはまだ夜明け前のような感じで。

倍賞さんはこの映画みたいな女工の役より
美しい主婦の役のほうが良いね、やっぱり。

交通事故で息子を亡くして精神を病んでしまった東野英治郎(後の水戸黄門さまやね)
さんの哀しい芝居が何か心に残る。

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(前略)
 倍賞千恵子がレコーディングした「下町の太陽」という曲が大ヒットしたあと、制作された同名の映画であり、本作の中でも倍賞が歌っている。山田洋次監督の日本人の日常を画面に刻むという個性がよく出ており、まずまずの作品だと感じた。この頃の倍賞千恵子は一途な若い女を演ずることが多いようだが、そういう意味では成功しているだろう。後の倍賞は風貌も変わり、もっと深い表情を湛えるまでになるが、そこまでにはまだ距離があるようだ。

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主人公倍賞千恵子が貧しいながらも人間の真の幸せ・優しさというものと真剣に向かい合います。ただ、ちょっとその主張が行き過ぎのような気もしてやや不自然な感じを受けます。それと、音楽が・・・ う~ん、合っていません。山田洋次監督監督ってあんまり音楽効果は気にしないのかなって時々思います。この2点は気になりましたが、それを除くと結構満足できる内容でした。昔の時代の街並みも楽しめます。倍賞千恵子も若かったし、出演者みんな若いです。祖母役ででていた武智豊子…この人の声を聞いて、たぶん私が幼稚園のころだったでしょうか、昔のNHK公開バラエティ番組の「お笑い三人組」にでていた人だなって思い出しました。

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以前から名前だけ知っていて気になっていた作品。漸く鑑賞した。

戦後復興期、下町に生きる人々の姿を描いているのが、全体的に暗い。勿論、当時は食べることに必死だったとは思うし、暗くても構わないのだが、特に主人公(倍賞千恵子)の心理状態がいま一つ観る側に伝わってこない。唐突に挿入されるやたらと暗い音楽と人物の心理状態が合っているのか(?)違和感アリアリでかなり疑問である。

山田監督にとって第2作目ということだが、ハッキリ言って出来のいい映画ではないと思う。

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倍賞千恵子さんの出演映画①【下町の太陽】予告動画

倍賞千恵子さんの人気を不動のものにした、映画【男はつらいよ シリーズ】

原作・脚本は山田洋次。
監督は山田洋次(一部作品を除く)。
主演は渥美清。

映画シリーズは、松竹によって1969年(昭和44年)8月27日に第1作が公開され、1995年(平成7年)までに全48作が、1997年(平成9年)に特別編1本が製作された。
83年、“一人の俳優が演じたもっとも長い映画シリーズ”としてギネスブックに認定。日本中から愛される作品として、渥美清さんが亡くなるまで作り続けられました。

テキ屋稼業を生業とする「フーテンの寅」こと車寅次郎が、何かの拍子に故郷の葛飾柴又に戻ってきては何かと大騒動を起こす人情喜劇シリーズ。
毎回旅先で出会った「マドンナ」に惚れつつも、失恋するか身を引くかして成就しない寅次郎の恋愛模様を、日本各地の美しい風景を背景に描く。
主人公の名前から、作品自体も「寅さん」と呼ばれることが多い。

倍賞千恵子さんの出演映画②【男はつらいよ】あらすじ

物語は、渥美清演じる主人公"フーテンの寅"こと車寅次郎が、約20年ぶりに故郷の葛飾柴又に戻ってきたところから始まります(第1作)。以後、寅次郎の腹違いの妹さくら、おいちゃん、おばちゃんらが集まるだんご屋を中心とした柴又と、寅次郎が訪れる日本各地を舞台に、そこで出会った"マドンナ"と恋愛模様を繰り広げながら、なにかと騒動を起こす人情喜劇として物語は展開。
毎回登場する豪華なマドンナ・ゲスト陣や、日本各地の美しい風景もみどころのひとつです。

出典:http://www.tora-san.jp

倍賞千恵子さんの出演映画②【男はつらいよ】キャスト

主演は渥美清さん。
他に、倍賞千恵子さん、下條正巳さん、三崎千恵子さん、前田吟さん、太宰久雄さん、笠智衆さん、佐藤蛾次郎さんなどが出演している。

倍賞千恵子さんの出演映画②【男はつらいよ】世間の反応

まだ中学生の頃、私は遠い異国の日本人学校に通っていました。日本の友達と別れ、学校にもまだなじめず、映画を観に行っても字幕もないので良く分かりません。 そこには現地の日本人の集まりみたいなものがあって、定例行事として日本映画の日に「男はつらいよ」シリーズを上映していたのです。皆さんは想像できるでしょうか?遠い異国の地で鑑賞するこのシリーズが、どんな想いを異国の日本人に届けてくれたかを。故郷を離れ、みそ汁が懐かしい人々が一同に集まってこの映画を観るのです。どんな映画だろうと、日本語の映画というだけで十分満足なのに・・。私は、「観客が完全に一体となって一つのものに共感する」、という映画鑑賞の最も素晴らしい特質の頂点を、中学生にして味わったというと大げさでしょうか?隣に座っている親父はいつの間に涙でぐちゃぐちゃです。「泣きながら笑う」という新たな、心地よい感情は、この時身に付いたのかな、と思います。また、日本人としてのアイデンディティが、暖かくポジティブなものとしてDNAに植え付けられました。大げさですが。 私にとって、今でも日本人とは、とらやに住んでいる暖かい人々であり、ヒーローとは寅さんであり、美人とは、倍賞智恵子を指します。映画のレビューは思い出と深く結びついているものだから、古い映画程点数が高くなりますよね。当時の私は、この映画とこのシリーズを世界一愛していた観客たと断言できます。数十年後、このシリーズを貫徹で鑑賞したので、今の私としてこのシリーズに冷静に点数を付けたいと思います。あの頃の私に戻って採点したら採点不能となると思うので。

出典:http://www.jtnews.jp

日本全国の観衆に感動・誇り・人の心の暖かさ・生きてゆくことへの活力・涙等を約25年間与え続けた上、邦画の低迷期に唯一その存在意味を知らしめたこの長寿シリーズが無ければ多分日本における「映画」文化は没落したであろうし、庶民文化としての「落語」というジャンルは壊滅の道を歩んだものと自分は思っている。そんな愛すべきこの作品にどうして低い評価をつけられようか。

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ギラギラしてて、ヤクザで、粋がりで、凶暴な、それなのに説明できない郷愁を感じさせる男を、まだ若かった渥美さんが完璧に演じている。水を得た魚のようだ。一見、何の思いやりもないように見えるけど、それだけにマドンナに振られて、泣くだけ泣いた後の、潔いサッパリした寅が、可愛そうになる。とにかくこのシリーズには、どれだけ励まされ、泣かされ、笑わされたことか、それで充分。マンネリ?ワンパターン?それって大勲章。マンネリになる以前に飽きられてしまう映画わんさかあることを考えれば、大衆に、あれだけ支持され、いまだに新たな(それも若い)ファンが増えているという事実で充分。山田監督、スタッフ、渥美さんやキャストのみなさんに「有難うございます」と最敬礼したい。

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私の日本映画好きがあるのも、この映画があるからであり、この映画と出会っていなかったら今の私は絶対にないと断言出来る。この映画を見たことがその後の今でこそ日本映画、それも自分が生まれる前の古い日本映画が大好きだけどこの映画を観るまでは日本映画は嫌いだった。いや、正解には食わず嫌いと言った方が正しい。しかし、そんな私を日本映画大好きな人間に変えた作品として外せないそんな男はつらいよがギネスブックにまで載る程の大ヒットシリーズとなったのは一にも、二にもこの第一作の成功があったからで、もしも、この1作目が大した作品でなければこれほどの記録に残るシリーズにはならなかったと思います。それだけこの最初の作品には寅さん映画の全ての要素がつまってます。僅か91分という短い上映時間の間に、寅さんとおいちゃん、おばちゃんに妹さくらとの再会から始まってさくらのお見合い、結婚、そして寅さんの失恋とこれだけの要素をテンポ良く描いて、笑わせて、泣かせてくれた山田洋次監督の手腕とそして出演者全員(その他スタッフなどの関係者も全員)に拍手したい!何度観てもさくらの結婚式での博のお父さん、名優志村喬演じる諏訪ん一郎さんのスピーチは泣けます。寅さんはもうこの世にはいないけど、いつまでも私の心の中には生きてます。よってこの作品には10点以外考えられません。山田洋次監督と言えば絶対に「男はつらいよ」である。間違っても「たそがれ清兵衛」なんかではない。一年の最初に観る映画は「男はつらいよ」のこの第1作目と決まってます。高校時代に初めて見て以来、20年以上ずっと正月元旦に寅さんを観る事を欠かさず実行している。寅さん(渥美清、本名田所康雄)観ずに一年は始まりません。 高校時代にこの寅さんシリーズ(初めて見たのは38作目ですが)を私に映画館まで見せに連れて行ってくれた当時の先生にありがとうと言いたい。

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これがあの伝説のシリーズの第一作目ですか。何を隠そう僕は今まで寅さんの本名が寅次郎ということも知らなければ、演じている俳優さんが渥美清という名前であることすら知らなかったのですが、テレビで延々と繰り返し放送されている作品群の様子を見て「このシリーズは絶対にいつか最初からちゃんと観たい!」と思い、今回ようやくその願いが叶いました。大満足です!最初は寅さんのキャラクターが想像していたのと大分違い、何だかとても身勝手で薄情なイメージがあったのですが、後半恋に破れるところでは不覚にも男泣きしてしまいました。もう「男はつらいよ」と言うよりも「寅さんはつらいよ」という感じです。喧嘩に別れ、再会に旅立ち、そして純愛に失恋とこの映画には人生の全てが詰まっているような気がします。考えてみれば自分が小学生の頃に渥美清が亡くなって、皆「寅さんが死んだ、寅さんが死んだ!」と騒いでいたことを思えば、それほど国民に愛されていたキャラクターなんだなぁということが分かります。ようし!こうなれば自分もこれから寅さんの後に付いて行くぞ!しっかし笠智衆の「バター」には笑ったなぁ。

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倍賞千恵子さんの出演映画②【男はつらいよ】予告動画

倍賞千恵子さんの出演している映画、【幸福の黄色いハンカチ】

1977年10月1日に公開された日本映画。
監督は山田洋次監督。
主演は高倉健。

高倉健・倍賞千恵子といったベテラン俳優から、映画初出演となる武田鉄矢、その共演に桃井かおり、さらには脇役に渥美清を据えるなど、これ以上ない布陣で臨んだ同作品は、俳優陣の演技はもちろんのこと、シンプルながら観衆の心情に深く訴えかけるストーリーが高い評価を得た。第1回日本アカデミー賞や第51回キネマ旬報賞、第32回毎日映画コンクール、第20回ブルーリボン賞や第2回報知映画賞など、国内における同年の映画賞を総なめにしている。
後にキャスティングを変え、テレビドラマ化や日本国外でも映画化された。

倍賞千恵子さんの出演ドラマ③【幸福の黄色いハンカチ】あらすじ

恋人の伸子と失恋してヤケになった花田欽也(武田鉄矢)は、務めていた工場を突然退職。その退職金で真っ赤なファミリア(4代目のFRファミリア)を購入、失恋の傷を癒すため、一人フェリーに乗り北海道を目指す。釧路から網走にやって来た欽也は、駅前で片っ端から女の子に声を掛け始める。

一方、網走刑務所からは、刑期を終えた男、炭鉱夫だった島勇作(高倉健)が出所して来る[1]。その後、食堂に寄ってビールを飲みながらラーメンとカツ丼を注文する。ちょうど網走にいた欽也は同じく東京から一人旅に来たという女の子、朱美(桃井かおり)をナンパして一緒に食事する。食事を済ませ郵便局に寄った勇作は、葉書きを一枚書いて出して行く。

そして欽也は朱美とウキウキとドライブを始める。海岸にやって来た2人は、同じくそこに立ち寄っていた勇作に写真を撮ってもらう。2人はその縁で彼を車に乗せ、3人旅を始めることになる。

その晩、阿寒湖温泉の宿で、まんまと朱美と同室になった欽也は朱美を口説き始め、「キスだけ」といいながらも朱美にのしかかっていく。抵抗していた朱美は急に動かなくなり、泣き始める。隣室に泊まっている勇作はその騒ぎを聞き、欽也を一喝する。

3人は何かと崩れそうになりながらも旅を続けてゆく。ある日、運転途中でカニを食べて腹痛を覚えて路上に車を置いたままトイレに駆け込んだ欽也に代わり、対向車のトラクターを通すため「これでも仮免まで行った」という朱美がハンドルを握るが、車を脱輪させてしまったうえに農地を暴走し、干し草の俵に車を突っ込ませてしまう。勇作の交渉の結果、その農家に泊まることになる。同室になった勇作と欽也は、九州出身同士ということが判明。欽也の朱美への不節操な態度を「お前、それでも九州の人間か」と叱責する勇作。そして、車中の会話から、勇作は夕張に向かっていることが明らかになる。

帯広の駐車場では、欽也が邪魔な車(リンカーン・コンチネンタル)を無人と思い込み蹴り飛ばす。その結果、乗っていたヤクザ風の男(たこ八郎)に殴りつけられるが、勇作の反撃で難を逃れる。しかし、そのまま勇作が車を運転していったことで、物語は大きく展開していく。彼らの車は一斉検問に引っ掛かり、勇作が無免許運転であったことが判明。無免許の理由を問われ、一昨日までの6年間、殺人罪で刑務所に入っていたことを話す。最寄の警察署に連行されるが、そこには、かつて勇作の事件を担当した渡辺係長(渥美清)が偶然勤務しており、彼の温情で事無きを得る。刑務所帰りがばれた勇作は汽車で行くと言うが、結局3人旅は続いて行く。

旅館の部屋の中で、勇作は自分の過去を語る。スーパーのレジ係だった光枝(倍賞千恵子)との出会い、結婚、そして幸せな新婚生活。光枝が妊娠したらしい、ということで喜ぶ勇作。医者に行くという光枝の、「もし妊娠していたら、竿の先に黄色いハンカチをあげておく」という言葉に、勇んで仕事に出て行く。仕事帰りに、竿の先にはためく黄色いハンカチを見つけた勇作は、天にも昇る気持ちだった。しかし数日後、無理な力仕事をした光枝は流産してしまう。病院で勇作は光枝の過去を知ることになる。それは5年前の流産。それに立腹、絶望した勇作はヤケになり、夜の繁華街に繰り出し、肩が当たった男(赤塚真人)と喧嘩を始めてしまい、遂には相手を死なせてしまう。

逮捕され刑務所に入った勇作は、離婚を決意する。面会に訪れた光枝に勇作は「今ならお前はまだ若いし、その気なら良い男もいるかも知れん」と諭す。不器用な生き方しかできない、彼流の男の愛情表現だった。

勇作は1人で夕張に向かおうとし、出所直後の網走で光枝宛てに葉書きを出していたことを告白する。「もし、まだ1人暮らしで俺を待っててくれるなら…黄色いハンカチをぶら下げておいてくれ。それが目印だ。もしそれが下がってなかったら、俺はそのまま引き返して、2度と夕張には現れない」それを聞いた欽也と朱美は、迷わず一緒に夕張に行くことを決心する。

揺れる男の気持ちと、それを励ます2人。「光枝が俺を待っているはずはない」と臆病になる勇作は、引き返すことを要求し1度はそうするが、朱美の言葉で再び夕張に向かう。車は夕張の町に入って行く。もう外を見ていられない勇作に、朱美が景色を説明し、勇作はそれに答える。やがて車は止まり、欽也と朱美は外へ出て辺りを見回す。

「ほらー、あれ!」叫ぶ朱美。視線の先には、なんと何十枚もの黄色いハンカチがたなびいているのだ。力強く勇作の背中を押し出す2人。2人の再会に、言葉は要らなかった。2人は見つめ合い、そして仲良く家の中に消えて行く。

それを見届けた欽也と朱美は、車中で自然に手を握り合い、強く抱き合い、キスをする。

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倍賞千恵子さんの出演ドラマ③【幸福の黄色いハンカチ】キャスト

主演は高倉健。
他に、倍賞千恵子さん、武田鉄矢さん、桃井かおりさん、などが出演している。

倍賞千恵子さんの出演映画③【幸福の黄色いハンカチ】世間の反応

この監督さんの撮る「日本」は、本当に情緒があって心が癒されることを改めて実感しました。 素朴で美しい!その一言です。 ラストはコテコテのハッピーエンドですが、いくらひねくれ者の私でも、これをみて涙を流さずにはいられません。 黄色いハンカチが見えることは誰もが想像できたのではないでしょうか? しかし分かっていながらも、実際に何枚もの黄色いハンカチを目のあたりにしたとき、どうしてここまで感動できるのか、不思議に思うのでした。 最近は意外な結末を作ることで、感動させようとしたり、びっくりさせる映画が多いですが、この映画のように、想像できる結末をここまで感動させることができることはひとえに監督の手腕と言わざる得ません。 それと殺人犯でありながら、離婚までした男を待ち続ける女性など、現実的にはいないという意見もありますが、そのとおりだと思います。しかし「ありえないこと」を実現させることも映画の役割の1つではないでしょうか?映画は「夢」であり、「希望」の象徴だということをもう一度、確認させられた秀逸な作品です。 CGで人を感動させたりするのではなく、「人間」を魅せて感動させることこそ、真の映画ではないでしょうか。 それに苦い思い出を背負った健さんの周りには、あの警察官(寅さん)も含めて、いい人が次々と彼の周りに吸い寄せられるように集まってきます。そして、すべての人が健さんの幸せを後押ししているように思えました。私は健さんが喜ぶ姿よりも、健さんが幸せになったことで、喜ぶ周りの人の姿を想像してさらに嬉しくなりました。

出典:http://www.jtnews.jp

これを撮影中、ある記者か、評論家が、山田監督に面と向かって「刑務所に6年間もいた男を待っているような女はこの世の中に存在しない」と揶揄したことがあった。それに対して監督は「そうです。あなたの仰るとうりです。新聞を開いたってこんな素敵な出来事は1行も書かれていません。現実は惨たらしく悲しいことばかりです。だからこそ、このあり得ない物語を映画にしたいんです」と答えたそうです。監督のこの言葉でもう充分です。美しい、とにかく美しい、人間の感情の流れが美しい映画です。

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ハンカチが見えるシーンでかかる音楽がどうしても男はつらいよに脳内で切り替わってしまう。それは置いといて。。。ストーリーもさる事ながら脚本のバランスと配役が素晴らしいと思います。映像的には、健さんが帰ってきた事に気付いた倍賞さんの、昔の日本女性らしく感情を抑えた喜びの演技を遠方から撮っているシーンが好きです。健さんも昔の日本男性らしく感情を抑えた感謝の演技で、妻を抱擁するでも笑顔を見せるでも頭を下げるでもなく、控えめに妻に近づき、堪らず嗚咽し出す妻にただ困る。このシーンは最高です。当時に観れていたらもっと高い点でしょう。

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いや~武田鉄也と桃井かおりね、この頃まだ若いのに既に濃い、濃すぎる。がこの配役を考えた人もまたすごい。思えば、ここに「ちょっと生きるのが不器用程度の基本的には爽やかな若者」を配しても名画にはなっただろう。しかし、印象度という点でこの配役は成功してると思う。健さんとのバランスもなんだか絶妙なのだ。この3人の珍道中、とつとつと明かされる男の過去。これがしみじみいいんだなあ。日本の良さを生かしたロード・ムービーだ。そしてクライマックス、はためく無数の黄色いハンカチを見た時はトリハダもんだった。こんな盛り上げ方をしながら、だだっと駆け寄ってガシッと抱き合うようなハリウッドなことはせず、ただ静かに歩み寄る。じーん。日本っていいなあ、と思える作品。

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最後のロングショット、ハンカチの下、カバンを手渡し上を見上げる健さん、 そして涙でうつむく倍賞さん。セリフ、顔の表情などまったく必要としない、作品を一気に名作に押し上げたシーンなのではないでしょうか。

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倍賞千恵子さんの出演映画③【幸福の黄色いハンカチ】予告動画

倍賞千恵子さんが演じる18歳の少女と90歳の老婆、【ハウルの動く城】

2004年11月20日に公開された。
監督は宮崎駿。
スタジオジブリの宮崎駿監督の長編映画としては『魔女の宅急便』以来、15年振りとなる他者原作の作品となった。
原作は、イギリスの作家ダイアナ・ウィン・ジョーンズのファンタジー小説シリーズ、主に同シリーズ第1作・『魔法使いハウルと火の悪魔』(原題;Howl's Moving Castle 1986)とした、スタジオジブリ制作の長編アニメーション映画。

倍賞千恵子の出演映画④【ハウルの動く城】あらすじ

魔法と科学が同時に存在する世界で、隣国と戦争している王国の、とある町。そこで、自分に自信が持てない主人公―ソフィーは、小さな帽子屋―ハッター家の長女としてお針子の仕事をしている少女。しかしある祭りの日、妹―レティーの元へ向かう途中で出逢った噂の魔法使い―ハウルと共に、長年ハウルを追う魔女―荒地の魔女の使い魔から町を逃げ回る。が、その晩、荒地の魔女本人が店に現われ、ソフィーにまるで90歳の老婆のような年寄りへと姿を変えてしまう呪いを掛けていく。翌朝、義母―ファニーに嘘を吐いて家を出たソフィーは、荒野で不思議なカカシ―カブにより、ハウルの“動く城”へと導かれる。

動く城の掃除婦となったソフィーは、実は甘ったれで臆病者のハウルに呆れながら、その弟子の少年―マルクルや、ハウルとの契約で城を動かしている火の悪魔―カルシファーやカブと家族のように時を過ごす内、次第にハウルに惹かれるようになる。しかし戦火は確実にソフィー達へ忍び寄り、ハウルの師匠―サリマンによる戦争への招聘を嫌がっていたハウルも「ようやく守らなければならないものが出来たんだ、君だ」とソフィーに言い残し、異形の姿で戦場へ飛び立ってしまう。

城に避難させられたソフィーだったが、ハウルを救おうとカルシファーを説得して城を動かし、逆に崩壊させてしまう。サリマンの使い犬―ヒンと転落した谷底で、目の前に残されていた扉から過去へ赴いたソフィーが視たのは、星の降る夜に秘密の花園でカルシファーと出会う幼いハウル。そんなハウルに、「必ず行くから未来で待っていて」と叫びながら現在に戻ったソフィーが目にしたのは、戦場からは戻ったものの怪我や悪魔との契約による負荷に蝕まれた、瀕死のハウルだった。涙を拭いたソフィーはハウルの命を救う為、ハウルとカルシファーの契約を解きに掛かる。

出典:http://jp.ask.com

倍賞千恵子さんの出演映画④【ハウルの動く城】キャスト

主演は倍賞千恵子さん(ソフィー役)、木村拓哉さん(ハウル役)。
他に、美輪明宏さん(荒地の魔女役)、我修院達也さん(カルシファー役)、神木隆之介さん(マルクル役)、大泉洋さん(カブ役)、大塚明夫さん(国王役)、原田大二郎さん(ヒン役)、加藤治子さん(サリマン役)、などが出演している。

倍賞千恵子さんの出演映画④【ハウルの動く城】世間の反応

戦争は無意味という教訓が取り入れられて、今こそみんなに見てほしい作品。
どこか、違う世界に居られる気がする、ホントにステキな映画でした!!

出典:http://movies.yahoo.co.jp

恐らく多くの評価者は本作を他のジブリ傑作作品と比較して評価しているのだろう。本作は実際以上に低評価とされている。本来、他のジブリ傑作がすごすぎるのであって、本作がひどい映画であるということはない、十分以上に愉しめる優れた映画である。特に子供や女のコには絶対にお勧めできる。

出典:http://movies.yahoo.co.jp

自分の中ではジブリマイベスト作品
劇中、倍賞千恵子さんの顔がチラついてしまい
若いソフィーも素直に可愛いとは思えなかった
賠償さん、声優としては良かったと思うけど
本人の顔が有名すぎて作品の短所になってしまった

冒頭、霧の中を動くハウルの城は圧巻

出典:http://movies.yahoo.co.jp

レビューを見ていると何故、なんで、理由がわからないってアホか。
このアニメはこの世界に生きているソフィーやハウルの一瞬をきりとって映してるだけ、その中ですべてが説明されて戦争の理由や魔法の仕組みがわかるわけじゃない。キャラクターの言動や周りの環境から分かること以外分からないのは当たり前。

私は最初から最後まで無駄なところがない素晴らしい作品だと思いました。一応ハッピーエンドなはずなのにどこか悲しいエンディングでいつも泣きそうになります

出典:http://movies.yahoo.co.jp

このハウル以降の宮崎駿監督の作品は、人によって好き嫌いがすごい別れてる印象があります。

この映画はスルメです。
噛めば噛むほど美味しくなります。

ただ、スルメなので最初は固いし、美味しくないかもしれません。

私も、始めてみたときはポカーンとしました。

でも、見れば見るほど、いい映画です。



宮崎駿監督の後半の作品はそういうところが多いと思います。

少し口にして、味わうのをやめてしまう方もいるかもしれません。でも、それはもったいないと思います。

いい映画です。

出典:http://movies.yahoo.co.jp

倍賞千恵子さんの出演映画④【ハウルの動く城】予告動画

今後の倍賞千恵子さんの活躍は!?

BS朝日 『昭和偉人伝』
●2015年3月4日(水) 21:00~に出演。

■倍賞千恵子コンサート 『深呼吸したら思い出した』
2015年3月18日(水)
CAST賠償千恵子、小六禮次郎
場 所:中日劇場
開 演:18:00

映画女優として様々な映画に出演してきた倍賞千恵子さん。現在は歌を中心に活動しているそうですが、再び彼女の女優としての姿を見ることを期待します。

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