2022/01/07
sakurayuzu
多くの人に愛され、何度も再放送されている松田優作主演のドラマ「探偵物語」。あらすじはいったいどんなものなのでしょうか。
映画やドラマなど、幾度となく再放送され今でも多くの人に愛されている、松田優作さん。彼はいったいどんな俳優だったのでしょうか。
名前 松田優作
生年月日 1949年9月21日
出身地 山口県下関市
没年月日 1989年11月6日
身長 183cm
血液型 A型
1973年放送のドラマ「太陽にほえろ」のジーパン刑事(柴田純)役で注目を集めます。
長身で手足が長く、スタイルの良い松田優作の姿を見て憧れる男性も多かったそうです。
松田優作演じるジーパン刑事の最後のシーン
この後、腹部を撃たれ、手に付いた血を見て「なんじゃこりゃあ!」と叫ぶシーンは印象が印象的です。
その後、タバコを一服しようとくわえたまま、ジーパン刑事は亡くなります。
このドラマに出演している時、松田優作という名前で出演していましたが父が日本人、母が韓国人で未婚での出産だった為、国籍の名前は「金優作」だったそうです。
しかし、「もし微分が在日韓国人だと知ったらみんなが失望する」という理由で帰化申請を行い、国籍を日本に変え、名前も「松田優作」に変更しました。
自分の出生について知った松田優作さんは孤立し、出身地である山口県下関市にも嫌悪感を抱いていたそうです。
その後、「最も危険な遊戯」、「蘇える金狼」、「野獣死すべし」といった狂気的な役を演じる作品が多かったので、世間では「松田優作は怖い」という印象を持つ人も少なくなかったそうです。
しかし、「野獣死すべし」からしばらくはアクション映画ではなく演技派映画・ドラマに出演することになります。
1989年、リドリー・スコット監督作品である「ブラックレイン」に佐藤浩史役で出演。念願のハリウッド映画デビューだったのですが、この時すでに松田優作さんは膀胱がんに侵されていました。
病気に関しては関係者などにも知らされず、共演していた安岡力也さんだけが知っていたそうです。
「ブラックレイン」での演技が評価され、次回作ではロバート・デ・ニーロとの共演も決まっていたのですが、1989年11月6日入院先の病院で亡くなります。享年40歳でした。
「探偵物語」はドラマも面白いと人気だったのですが、その他に注目されていたのが次週の予告編です。
次週予告のナレーションを担当していたのは主演の松田優作さん。当初はちゃんと次回のドラマ予告をナレーションしていたのですが、回が重なるとそのナレーションにも変化が出てきます。
ドラマの予告はせず、撮影の舞台裏、共演者への愚痴、松田優作の近況報告などを次週の映像に乗せてナレーションしていました。
これは面白いと「マツコ有吉の怒り新党」でも取り上げられたことがあります。
新・3大「探偵物語のつい脱線しちゃう次週予告」 ①
21話の予告を紹介するのですが、ここで松田優作さんは三重県で行われた地方ロケについてナレーションします。
撮影を早く終わらせ、ディスコへ繰り出し大宴会したことや、ホテルの酒を全て飲み付くし、芸者を呼んで○○パーティーなどドラマには全く関係のないものでした。
新・3大「探偵物語のつい脱線しちゃう次週予告」 ②
19話の予告を紹介するこの回も、作品とは全く関係のないものでした。
ここでは「探偵物語」の監督を務めた各監督の紹介、そして新人監督への松田優作さんからのエールで締めくくられました。
作品に携わった監督を讃えるものだったのかもしれませんが、次週の内容が全く頭に入ってきません。
新・3大「探偵物語のつい脱線しちゃう次週予告」 ③
ついに「探偵物語」も最終回。最後はしっかりと次週予告がされるのかと思いきや、今までにないとんでもない次週予告になりました。
簡単なあらすじの紹介をした後、画面には松田優作・成田三樹夫・山西道広・小池要之助監督の4人が登場し、「ありがとうございました」と手を振る様子が流れました。
ドラマ「探偵物語」は1979年9月から1980年4月まで日本テレビ系列で放送されたドラマです。放送終了から35年経った今でも人気があるため、何度も再放送されたことにより今では年代問わず人気のドラマになっています。
私立探偵の工藤俊作が仲間の協力を得て様々な事件を捜査していくドラマなのですが、その途中で刑事に邪魔をされたりすることもありました。
「探偵物語」で工藤俊作を演じた、松田優作さん
サンフランシスコで刑事をしていた工藤は、ある事件に仲間が巻き込まれなくなってしまいます。それ以来、仲間を持つことが怖いと感じながら日本へ帰国します。
その後、東京に「工藤探偵事務所」を設立し、私立探偵として働き始めます。
「探偵物語」で服部刑事を演じた、成田三樹夫さん
松田優作演じる工藤に何かとつきまとう。そのため工藤からは面倒な存在と扱われるが、工藤の協力者という側面もある。
ドラマの中で「工藤ちゃーん」と呼ぶ姿がとても印象的です。
「探偵物語」で松本刑事(右)を演じた、山西道広さん
服部刑事の部下で、警察キャリアは5年ほど。工藤のことをどにかして逮捕しようとします。刑事という職業に誇りを持っており、そのためか社会的弱者を蔑視する傾向があります。
髭にクルクルパーマが特徴です。
「探偵物語」でナンシー(左)を演じたナンシー・チェニーさんと、かほり(右)を演じた竹田かほりさん
工藤俊作の探偵事務所と同じビルに住むモデル(ナンシー)と女優の卵(かほり)。工藤のことが気になり、事務所に出入りしたり、工藤の世話をしたがります。時にはセクシーな姿で事務所をウロウロとしているため、刑事たちをドキドキさせてしまいます。
「探偵物語」で相木マサ子(右)を演じた、倍賞美津子さん
敏腕の女性弁護士。大胆な行動が多く、犯罪者と共に行動をしたり犯行現場に行ったりすることもありいます。スタイルが良いことから、あだ名が「ボインちゃん」でした。
「探偵物語」 5話「夜汽車で来たあいつ」にゲスト出演した、水谷豊さん
タイトル通り、夜汽車で来た、田中という男性の役を演じています。
この5話は、松田優作さんと水谷豊さんが一緒に歌を歌うシーンがあり、それがとても印象的だと人気の回です。
「探偵物語」 1話と18話にゲスト出演した、松田美由紀(旧姓 熊谷美由紀)さん
「探偵物語」収録時、熊谷さんも松田さんも結婚していたのですが、共演を機に不倫関係になります。その後、お互いに離婚し再婚されました。
「探偵物語」 11話と21話にゲスト出演した、岩城滉一さん
「探偵物語」で松田優作演じる工藤俊作のトレードマークとなっているバイクのベスパ。本当はハーレーに乗りたかった松田さんだったが、「こっちの方が画的にちょっと面白いほうがウケるんじゃない?」とアドバイスをしたのが、友人である岩城滉一さんだったそうです。
松田優作さんというと、ドラマ「探偵物語」が有名ですが、もう1つ、松田優作さんは「探偵物語」という作品に出演しています。それが映画「探偵物語」です。
こちらは1983年、角川映画として上映、赤川次郎さんの小説を原作としています。
父のいるアメリカへ出発を控えた新井直美。その直美がアメリカへ出発するまで護衛をすることになったのが、父の元秘書に雇われた私立探偵の辻山秀一だった。ある日、辻山の元妻、幸子がある殺人事件に巻き込まれ追われることになります。直美は幸子を守るため、辻山に犯人を捜そうと言い出します。
映画「探偵物語」で新井直美を演じた、薬師丸ひろ子さん
お嬢様女子大生で、間もなく父のいる出発を控えていた。護衛をする辻山に最初は嫌悪感を抱いているのだが、一緒に行動をすることによって恋心を抱いていきます。
この作品は薬師丸ひろ子さんが休業していたため、その復帰作となりました。
映画「探偵物語」で辻山秀一を演じた、松田優作さん
私立探偵の辻山秀一は、直美の父の元秘書に護衛を頼まれ、直美がアメリカへ出発するまで直美と行動を共にします。そんな中、元妻が殺人事件に巻き込まれ直美と一緒に犯人を探すこととなります。
映画「探偵物語」で直木幸子(右)を演じた、秋川リサさん
松田優作演じる、辻山秀一の元妻。ホテルに一緒に入った男性が殺され、犯人だと疑われ追いかけられるはめに。離婚した辻山に助けを求め、直美と辻山が犯人探しを始めます。
映画「探偵物語」は、薬師丸ひろ子さんが休業していたため、復帰作として注目を集めましたが、その他にも2つ注目されたことがあります。
その1.松田優作さんと薬師丸ひろ子さんの身長差
松田優作さんが183cm(185cm説もあり)、薬師丸ひろ子さんが153cmだったため、2人の身長差が30cmありました。
共演する2人の身長差があるとカメラワークなどにも関係してくるので、この身長差はいろいろと注目を集めました。
その2.清純派・薬師丸ひろ子さんのディープキス
映画「探偵物語」のラストシーンで、松田優作さんと薬師丸ひろ子さんのキスシーンがあります。身長差があるので、どんなキスシーンになるのか注目されていましたが、そのキスシーンがフレンチなものではなくディープなものだったため、「清純派だった薬師丸さんがまさかあんな激しいキスシーンをするなんて」と注目を集めました。
ドラマ「探偵物語」、映画「探偵物語」の両方とも松田優作さんの味がよく出ています。
特にドラマ「探偵物語」はあまり映画やドラマで見れないコミカルな部分がたくさん見ることができます。
まだ見たことがないという人は是非、1度見て欲しい作品です。
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