【エンタメ】あの声優はどこの出身?大学出身の声優まとめてみました
2018/12/08
M.KONDOU
まずは劇団ひまわりについて、簡単にご紹介します。
創業60年以上の老舗劇団
劇団ひまわりは、砂岡藤三郎氏によって1952年7月に創業された児童劇団・芸能事務所です。現在は子息の砂岡不二夫氏が代表を務めています。
「俳優である前にまず人間であれ」をコンセプトに、演技や歌、ダンスなどといった俳優に必要なトレーニングだけではなく、自分の考えを相手に伝え、相手の考えを聞き、それを理解する「人間力」を鍛えるレッスンにも力を入れています。
劇団ひまわりは主に新聞広告や公式サイトでオーディション選考者を募集し、養成所レッスンを経て優秀な人が芸能活動をするシステムとなっています。
東京の本部内に「シアター代官山」、大阪に「シアターぷらっつ江坂」という劇場を有しており、発表会などを行っています。
また、劇団ひまわり出身で、プロとして活躍している人が所属している系列の芸能プロダクションとしてブルーシャトル・砂川事務所があります。
「相棒」シリーズなどでお馴染みの水谷豊さんも劇団ひまわり出身!
劇団ひまわり出身の男優さんは非常に多く、誰もが知っている有名人や人気男優も。「相棒」シリーズの杉下右京役でお馴染みの水谷豊さんも劇団ひまわりの出身者です。
水谷さんは13歳の時に劇団ひまわりに入団。その後1968年に手塚治虫先生原作のドラマ「バンパイヤ」のオーディションに合格し、ドラマデビューと同時に初主演を果たしています。
”こども店長”こと加藤清史郎君は劇団ひまわり所属
2009年に放送されたCMで”こども店長”を演じたのがきっかけで、一躍人気者となった加藤清史郎君は劇団ひまわり所属の男優です。
弟の加藤憲史郎君も同じく劇団ひまわりに所属しています。
その他にも真田広之さん、渡辺謙さん、柳葉敏郎さん等々、錚々たるメンバーがそろっています。
また、男優だけでなくバラエティ系の人にも劇団ひまわり出身者がいます。
グルメリポーターとしても有名なお笑いコンビ「ホンジャマカ」の石ちゃんこと石塚英彦さん。実は彼も劇団ひまわり出身者なのです。20歳の時に入団し、2年間基礎からのレッスンに専念していました。余談ですが、夫人はこの劇団ひまわり在籍中に出会った同期生だったそうです。
田中美佐子さんも劇団ひまわり出身だった
確かな演技力とバラエティへの高い対応力で、安定した人気を誇る女優の田中美佐子さんも劇団ひまわりに所属していた時期がありました。
田中さんは短大在学中に劇団ひまわりに入団。その後TBS緑山私塾第一期生として演技を学び、ドラマ『想い出作り』でデビューしました。
早くから演技力に定評があった田中さん。劇団ひまわりとTBS緑山私塾でしっかりと学んだ経験があったからなのでしょうね。
ジュディ・オングさんも劇団ひまわり出身だった
歌謡界の歴史に残る大ヒット曲「魅せられて」を歌ったジュディ・オングさん。意外に知られていない事なのですが、実はジュディさんも劇団ひまわりに所属していた事があったのです。
ジュディさんが劇団ひまわりに入団したのは9歳の時。父に大反対されたそうですが、「芸能活動をしながらも、学業をきちんと終わらせる事」を条件に許可をもらったそうです。
他にも女優の松坂慶子さん、TVドラマ「北の国から」の蛍役で一躍有名となった子役出身の女優中嶋朋子さんなど、女優の出身者も錚々たる顔ぶれです。
意外なところではお笑いコンビ「南海キャンディーズ」の”しずちゃん”こと山崎静代さんの名前も。吉本興業所属の芸人になる前は、劇団ひまわりの研究生だったそうです。
劇団ひまわりには声優技術習得に特化したカリキュラムを組んだクラスもあり、男優・女優・タレントと同じく多くの声優を輩出しています。
それでは、劇団ひまわり所属の声優をご紹介します。
劇団ひまわり所属の声優① 宮野 真守 (みやの まもる)
愛称: マモ、マモちゃん
出生地: 埼玉県
生年月日: 1983年6月8日
血液型: B型
職業: 声優、俳優、歌手
声優活動: 2001年~
声優デビュー作: 吹き替え 『私はケイトリン』 グリフェン・ロウ役
『DEATH NOTE』の夜神月、『機動戦士ガンダム00』の刹那・F・セイエイ、『バケモノの子』一朗彦(青年期)などで知られる声優の宮野さん。
歌手としても活躍しており、水樹奈々さん以来の声優個人名義でのオリコン1位獲得(男性声優では初の快挙!)、2013年には日本武道館ソロ公演(これも男性声優では初の快挙)で1万人を動員するなど、現在最も活躍している声優の1人です。
劇団ひまわり所属の声優② 木村 良平 (きむら りょうへい)
出生地: 東京都
生年月日: 1984年7月30日
血液型: AB型
職業: 声優、俳優
声優活動: 1994年~
『黒子のバスケ』の黄瀬涼太、『東のエデン』の滝沢朗、『銀の匙 Silver Spoon』の八軒勇吾などで知られる声優の木村良平さんは、3歳の時に劇団ひまわりに入団しました。
初めは子役として舞台などで活躍していましたが、次第に声の芝居の方が面白くなり、声優としての活動が増えていったのだそうです。声優としての仕事は小学校低学年の頃から吹き替えをしており、声優デビュー作は正確には覚えていないとの事。
フジテレビの深夜アニメ放送枠「ノイタミナ」作品に起用される事の多い木村さん。その理由について「ノイタミナ」プロデューサーの森彬俊さんは個人的な意見として「(木村さんの声の魅力として)共感性がある」と語っています。
どんなキャラクターでも木村さんが演じると、「手の届かないキャラクターにならず、どこか共感できる人物になっている」のだそうです。
劇団ひまわり所属の声優③ 内山 昂輝 (うちやま こうき)
愛称: ウッチー、こうちゃん、おじいちゃん
出生地: 埼玉県
生年月日: 1990年8月16日
血液型: A型
職業: 声優、俳優
声優活動: 2003年~
声優デビュー作: 『A.I』
『キングダムハーツ』シリーズのロクサス、『機動戦士ガンダムUC』のバナージ・リンクスなどで知られてる内山さんは、まだ20代なのに「おじいちゃん」と呼ばれている声優です。ネガティブ思考で動作も鈍い事から、おじいちゃんと呼ばれるようになったのだとか。
また、劇団ひまわりに入団した後、子役としてテレビドラマに出演したり、少年役の吹き替えを行ったりと色々と活動していたのですが、何故か舞台経験はないという少々変わった経歴の持ち主でもあります。
2005年に発売されたTVゲーム『キングダムハーツⅡ』のロクサス役で注目された事がきっかけで本格的に声優として活動し、2011年の第5回声優アワードで、見事新人男優賞を受賞しました。
劇団ひまわり所属の声優④ 諸星 すみれ (もろほし すみれ)
愛称: すーちゃん
出生地: 神奈川県
生年月日: 1999年4月23日
血液型: A型
職業: 声優、女優
声優活動: 2006年~
声優デビュー作: 『RED GARDEN』 キャリー役
『アイカツ!』の星宮いちご、『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』のニーナ・タッカー、『アナと雪の女王(日本語吹き替え版)』のアナ(少女期)で知られている声優の諸星さんは、3歳の時に劇団ひまわりに入団しました。入団の理由は『千と千尋の神隠し』に登場するキャラクター・湯婆婆に憧れたためだったそうです。そのためか、舞台やドラマだけではなく、声優としても活動するようになりました。
年相応のあどけない声の持ち主である諸星さんですが、演技力については高く評価されています。『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』に出演した時はまだ9歳でしたが、共演者やスタッフはその演技力に驚いたそうです。
続いては劇団ひまわり出身の声優の紹介です。中には誰もが知ってる大物声優の名前も!
劇団ひまわり出身の声優① 古谷 徹 (ふるや とおる)
出生地: 神奈川県
生年月日: 1953年7月31日
血液型: A型
職業: 声優、俳優
事務所: 青二プロダクション
声優活動: 1966年~
声優デビュー作: 『海賊王子』 キッド役
『機動戦士ガンダム』のアムロ・レイ、『聖闘士星矢』のペガサス星矢、『ONE PIECE』のサボと、大人気アニメの主役や人気キャラクターを数多く演じている声優の古谷さん。還暦を過ぎても青年役を演じられる凄い声優です。その古谷さんも実は劇団ひまわり出身。
劇団ひまわりには幼少時代に入団。子役として活動していた事もあったそうですよ。
劇団ひまわり出身の声優② 中尾 隆聖 (なかお りゅうせい)
愛称: トモちゃん
出生地: 東京都
生年月日: 1951年2月5日
血液型: A型
職業: 声優、俳優、ナレーター、歌手
事務所: 81プロデュース
声優活動: 1965年~
声優デビュー作: 『わが家はいっぱい』
『ドラゴンボール』シリーズのフリーザ、『それいけ!アンパンマン』のばいきんまんなど、印象深い悪役キャラクターで知られている声優の中尾さん。3歳の時に劇団ひまわりに入団、5歳でラジオドラマ『フクちゃん』でデビューし、その後1957年から東京俳優生活協同組合に所属していたそうです。
声優としては草分け的存在になる中尾さんですが、1970年代半ばまでは声優業と並行して数々のテレビドラマに出演されていました。
劇団ひまわり出身の声優③ 塩谷 浩三 (しおや こうぞう)
出生地: 鹿児島県
生年月日: 1955年8月18日
血液型: B型
職業: 声優
事務所: 青二プロダクション
声優活動: 1979年~
『ドラゴンボール』シリーズの魔人ブウ/ミスターブウのような巨漢キャラクターのイメージが強い塩谷さんですが、シリアスな役やコミカルな役など多様なキャラクターを演じています。また、作品中で姿や言動が大きく変化する魔人ブウの各形態を見事に演じ分けていました。
劇団ひまわりに入団したのは幼少期。とても無口な子供だったため、それを直させるために入団させられたのだとか。結局中学生の時に退団し、以降役者の活動はしないと考えていたそうですが、その後養成所に入り現在に至るそうです。
劇団ひまわり出身の声優④ 塩谷 翼 (しおや よく)
出生地: 鹿児島県
生年月日: 1958年6月24日
血液型: B型
職業: 声優、俳優、音響監督
事務所: プロ・フィット
声優活動: 1972年~
声優デビュー作: 『海のトリトン』 トリトン役
『科学忍者隊ガッチャマン』シリーズのつばくろの甚平、『SLAM DUNK』の宮城リョータ、『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズのウィル・A・ツェペリなどを演じた声優の塩谷翼さんは、前にご紹介した塩谷浩三さんの弟で、8歳の時に兄と一緒に劇団ひまわりに入団しました。子役として活動中に、テレビアニメ『海のトリトン』の主役トリトン役で声優デビュー。
2000年以降は音響監督や声優養成所の講師としての活動の方が多くなり、実質的に声優業の第一線から退いていましたが、2012年のテレビアニメ『ジョジョの奇妙な冒険』のウィル・A・ツェペリ役で久々に第一線へ復帰しました。
劇団ひまわり出身の声優⑤ 松野 太紀 (まつの たいき)
出生地: 東京都
生年月日: 1967年10月16日
血液型: A型
職業: 声優、俳優、ナレーター
事務所: 青二プロダクション
声優活動: 1978年~
声優デビュー作: 『星の王子さま プチ・プランス』 王子役
『金田一少年の事件簿』シリーズの金田一一、『犬夜叉』の鋼牙などで知られている声優の松野さん。幼少時代に劇団ひまわりに入団し、『星の王子さま プチ・プランス』で声優デビューしたのは10歳の時だったそうです。
学業に専念するために一時芸能活動を休止していましたが、1990年に改名して再デビュー。現在も声優業だけではなく、複数の劇団で様々な役を演じています。
声優としてはコミカルな演技に定評がある松野さんですが、正統派のイケメンキャラや悪役もこなす幅広い演技力の持ち主です。
劇団ひまわり出身の声優⑥ 入野 自由 (いりの みゆ)
愛称: 自由、自由くん、みゆみゆ
出生地: 東京都
生年月日: 1988年2月19日
血液型: AB型
職業: 声優、俳優、歌手
事務所: ジャンクション
声優活動: 1995年~
声優デビュー作: 『逮捕しちゃうぞ』 ショウ役
『千と千尋の神隠し』のハク、『キングダムハーツ』シリーズのソラなどを演じた声優の入野さんが劇団ひまわりに入団したきっかけは、両親と観に行った劇団四季の舞台だったそうです。
4歳の時に入団し、その年に歴史ドラマで幼い少年役を演じて俳優デビューを果たしています。2006年3月まで劇団ひまわりに所属していました。
2001年公開の『千と千尋の神隠し』のハク役で一気に知名度が上昇し、以降は声優としてのオファーが激増しました。中性的な声質のため、少年役を演じる事が多かった入野さんですが、現在は役の幅が広がり、様々なキャラクターを演じています。ただし、ハクの声はもうできないと告白しているそうです。
劇団ひまわり出身の声優⑦ 石丸 博也 (いしまる ひろや)
出生地: 宮城県
生年月日: 1941年2月12日
血液型: A型
職業:声優、俳優、ナレーター
事務所: ぷろだくしょんバオバブ
声優活動: 1960年代~
『マジンガーZ』の兜甲児役、そして香港が誇るアクション俳優「ジャッキー・チェン」のほぼ全ての出演作の吹き替えを担当している事で有名な石丸さんは、テレビアニメ黎明期から活躍している大御所声優の1人。現在所属している事務所「ぷろだくしょんバオバブ」の設立メンバーでもあります。
そんな大御所声優の石丸さんも、劇団ひまわり出身者。大学1浪中に「何かやってみよう」と劇団ひまわりの研究生募集に応募したのが芸能界入りのきっかけだったそうです。
劇団ひまわり出身の声優⑧ 鶴 ひろみ (つる ひろみ)
愛称: 鶴ちゃん、つるち ※声優仲間から
出生地: 北海道(神奈川県育ち)
生年月日: 1960年3月29日
血液型: O型
職業: 声優、女優、ナレーター
事務所: 青二プロダクション
声優活動: 1978年~
声優デビュー作: 『ペリーヌ物語』 ペリーヌ役
『それいけ!アンパンマン』のドキンちゃん、『ドラゴンボール』シリーズのブルマ、『GS美神 極楽大作戦!!』の美神令子など、気の強い女性キャラクターを中心に多彩な役柄を演じている鶴さんも劇団ひまわり出身者です。
小学校2年の時に、自分から希望して姉と共に劇団ひまわりに入団し、1968年に『コメットさん』のオーディションを受け、第63話「妖怪の森」でドラマデビューしています。
現在はナレーション業が増えている鶴さんですが、舞台に出演する事もあるそうです。
劇団ひまわり出身の声優⑨ 高山 みなみ (たかやま みなみ)
出生地: 東京都
生年月日: 1964年5月5日
血液型: B型
職業: 声優、歌手、ナレーター
事務所: 81プロデュース
声優活動: 1987年~
声優デビュー作: 『学園特捜ヒカルオン』 女生徒役
『魔女の宅急便』のキキとウルスラ、『名探偵コナン』の江戸川コナンなどで知られている声優の高山みなみさん。劇団ひまわりに入団したのは中学校の時でしたが、入団理由がちょっと変わっていました。元々警察官を希望していて、交通安全指導で腹話術が必要であると思ったから劇団に入って腹話術を学ぼうとしたのだそうです。
主演作では少年役や姉御肌の女性の役が多い高山さんですが、元々演技の幅が広く、少女役や冷酷な敵役など様々な役柄をこなせるため、『魔女の宅急便』のキキとウルスラのように同作品で複数の役を演じる事もあります。
劇団ひまわり出身の声優⑩ 金月 真美 (きんげつ まみ)
出生地: 兵庫県
生年月日: 1965年4月2日
血液型: O型
職業: 声優、歌手、ナレーター
事務所: 青二プロダクション
1994年に発売された恋愛シミュレーションゲーム『ときめきメモリアル』のヒロイン藤崎詩織役で、一躍声優としての人気を集めた金月さんは、幼少期は劇団ひまわりで子役として活躍していました。
高校に入り、学校の都合で顔出しの仕事ができなくなった事からラジオのナレーションの仕事を受けるようになり、その後もナレーターとしての仕事を続けていましたが、『ときめきメモリアル』の大ブレイクで声優としての知名度も上昇しました。
『ときめきメモリアル』絶頂期にはイースタンミシガン大学に留学していたため、日本とアメリカを行ったり来たりしていた時期があったそうです。
いかがでしたでしょうか?
劇団ひまわりの所属&出身の声優をご紹介してきました。アニメ黎明期を支えた大御所から、多方面で活躍する人気声優まで、その錚々たる顔ぶれに驚かれたのではないかと思います。
男優・女優・タレント・声優と、優れた才能を多く送り出してきた老舗児童劇団「劇団ひまわり」。これからも、大輪のひまわりのように多くの人達を魅了する芸能人が出てくる事でしょう。
現在第一線で活躍している人達のこれからと、今後出てくるであろう新たな才能の出現に、大いに期待しましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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