新サーガへと繋がる銀河の戦い『スターウォーズ・エピソード6』
2016/05/02
えどのゆうき
『スターウォーズ』といったらファンファーレ的なBGMとともに映し出されるこのタイトルロゴ!コアなファンの方曰く、作品によって微妙に違うんだとか。
それは、遠い昔の銀河共和国。ヌート・ガンレイが辺境惑星と手を組んだ通商連合軍による貿易特権に関するいざこざから惑星ナブーが包囲される。事態の打開策として、ジェダイの騎士が遣わされるが、通称連合軍は滅びたはずのシスと手を組んでいた。ナブーの女王アミダラを救い出し、ジェダイマスター、クワイ=ガン・ジンと弟子のオビ=ワン・ケノービは女王の部下パドメ共々連合軍の息がかかっていない惑星タトゥイーンに立ち寄る。そこで出会ったのは、ジェダイの予言にある「選ばれし者」と思われる少年、アナキンだった。
旧三部作の「前日譚」とのことですが、さすがに映像技術は上がっているし、ドロイドのデザインも戦闘シーンも中々にかっこよかったと思います。
あらゆるものに宿るエネルギーです。訓練を積めばこれを操って物体を引き寄せたりすることができます。ライトサイド、ダークサイドがあるようです。
またの名をジェダイの騎士。中立の立場を重んじます。フォースの「ライトサイド」なる面を使用し、信念のない物の心を操ったり、物体を操作したりします。別に正義の味方ってわけではないので相手の心操るのはいいんです。『エピソード1』では師匠をマスター、弟子をパダワンと呼び、一人のマスターが教えられるのは一人だけという決まりがありました。また、「シスが復活?我々が気付かないはずはない」と少々傲慢な印象も受けました。
フォースのダークサイドに取り込まれて堕ちてしまった者。分かりやすく言えば「悪いジェダイ」です。『スターウォーズ』シリーズではダースベイダーが有名ですが、「シス」という単語が出たのは(自分が知る限りでは)この『エピソード1』が初。『エピソード1』の時点で既に「滅んだ」ことになっていたようです。
『スターウォーズ』の代名詞の一つで、ジェダイやシスが使用する武器です。通常は塚の部分だけを腰にぶら下げて、使う時はスイッチを押すと刃の部分がブオン!と飛び出し、チャンチャンバラバラするのです。旧三部作と比べて、『エピソード1』も含む新三部作のライトセーバー戦の殺陣は結構派手です。
『スターウォーズ』世界のロボットです。用途によって種類は豊富。『エピソード1』ではバトル・ドロイド(画像のドロイド)が登場しました。
『スターウォーズ エピソード4』にも登場、砂漠の惑星です。辺境中の辺境で、共和制において廃止されたはずの奴隷制が残っていたり、死者が出るようなレースが開催されたりします。
『スターウォーズ エピソード1』で初登場した大会。誰が優勝するかを賭けるギャンブルでもあります。危険個所を通ったり、「砂漠の強盗」による狙撃があったりと、参加者からするとまさに命がけ。事実、劇中で死者が出ました。
ナブーの両生型知的生命体です。水中でも活動でき、大きな湖の中に街を作って暮らしていました。「人間」とは「そりが合わない」と長らく没交渉でしたが・・・?『エピソード1』で初登場の種族です。
『スターウォーズ エピソード1』の主人公です。辺境の中の辺境、砂漠だらけの惑星タトゥイーンのジャンク屋で働く奴隷の少年で、9歳。しかし、ジェダイとしての才能が眠っており、9歳とは思えない言葉を口にすることも。特技は機械の修繕とポッドレースで、劇中ではレースに参加します。生物学的な父親はいない模様です。
アナキンの母親で、同じく奴隷です。『エピソード1』及び、2に登場します。父親がいない状態でアナキンを生み育ててきました。アナキンがポッドレースに参加すること、並びにジェダイの騎士となることには消極的でしたが、結局は彼の意思を尊重しました。
アミダラ女王に仕える侍女で、「女王の命令だ」として二人と共にタトゥイーンにやってきてアナキンと出会い仲良くなります。実は女王本人です。しかし、恐れることなく敵と戦います。物理的に。『エピソード1』、というか新三部作のナンバーワンヒロインです。
『スターウォーズ』旧三部作に登場したオビ=ワン・ケノービの師匠です。よく言えば柔軟性があり、悪く言えば自由奔放。アナキンが「予言の者」であると確信し、奴隷の身分から解放してジェダイの訓練を受けさせようとします。
『スターウォーズ』全6編を通して登場した人物です。若さゆえか、不安にとらわれることも多々ありますが、概ね真面目な印象です。
『スターウォーズ』シリーズにおけるジェダイ最高のマスター。つまり、トップです。しかし彼の実力をもってしても暗黒面を見ることは難しい模様でした。
機械の修繕などを行う「アストロメク・ドロイド」というドロイドの一種で、『スターウォーズ』6編に登場。電子音で会話、小さな体などがかわいい上に勇敢、ということで人気を誇っています。『エピソード1』劇中では、宇宙船の危機を救い、アナキンのポッド作りの手伝いなどをしていました。
『スターウォーズ』でR2-D2の相棒的な存在です。通訳用の「プロトコル・ドロイド」で600万を超える宇宙言語、礼儀作法等に通じています。しかし作ったのがアナキンとは驚きでした。まだ外装が施されていなかったため、R2-D2からは「裸」とからかわれたようです。そして、「裸」のまま置いてかれたという・・・。
追放されたグンガン。『エピソード1』というか『スターウォーズ』新三部作のマスコットキャラとして出てきたのかもしれませんが、評判は芳しくないご様子・・・。確かにやかましいというかウザい所はありますが、それなりに役に立っている部分もあるにはありました。一応。
グンガン統率者。「ナブー(人間)は利口ぶっていて、いけ好かない」としていましたが、アミダラ女王が低姿勢で協力を頼むと友好的になり、ラストも含め誇り高くも豪快な「ボス」としての一面を見せてくれました。『スターウォーズ エピソード1』において、結構ナイスな役だったと思います。
通称総督。通称連合軍と手を組んで甘い汁吸ってた人です。声や話し方は兎も角小物感満載でした。『エピソード1』におけるザ・小悪党です。
ヌートさんの腰巾着というか右腕。この人の方が小物感満載でした。というか気弱な感じです。名前かわいくても悪役です。スピンオフも含めた『スターウォーズ』全シリーズの情報を網羅したサイトによれば、この人たちの種族特有の「子育て法」が関係しているとかいないとか。
「シスの暗黒卿」の弟子です。『スターウォーズ エピソード1』におけるカッコイイ悪役の一人です。両端に刃(というのか)のついた特殊ンライトセーバーを操ります。こんなカッコイイキャラが何で悪役なんでしょうか・・・。
ダース・モールの師匠にして、正体不明のシスです。かなりの実力者のようでヨーダですら見えにくい「暗黒面」の使い手です。『スターウォーズ』新三部作における最大の敵でもあります。
第一作である『エピソード4』の頃とは映像技術から何から格段に上がったため、見どころも数多いです。
『スターウォーズ エピソード1』の象徴的なシーンの一つかと思います。開会式からして派手で、クラッシュはあるわ狙撃されるわ、ヒヤヒヤものです。しかし、同時にアナキンのメカニック、並びにレーサーとしての手腕も見られるという。
ジェダイとシスの戦いです。『スターウォーズ エピソード1』における、そしてその後の銀河の運命を象徴するようなシーン。BGMが何だか『剣の舞』とオペラを足した感じで、緩急が見事でした。・・・あの変なゲートは何なんでしょうか。
このゲート同士が向き合うと赤い電磁波(?)のようなものが出て、それに触れたらいけない模様。ライトセーバーが「バチッ」となってましたからね。『エピソード1』、というかCGの時代になってできた技術です。
ビックリマンシール風。『スターウォーズ エピソード1』における重要なる戦いだけあってか、二頭身になってもかっこよく見えます。
協定を結んだグンガンとナブー(の人間)がともに通商連合と戦うことに。グンガン側はバトル・ドロイドと戦い、ナブー側が彼らを遠隔操作のごとく動かしている基地を破壊する、という作戦
地上に侵攻してきたドロイドとはグンガンが戦い、ナブーは総督を捕えたり、基地を破壊したり。このボールは『エピソード1』初出です。
日本人のファンも取り込むためか、コミカライズ作品が出版されました。著者は麻宮騎亜氏。
C-3PO起動シーン。このシーン、実は『スターウォーズ』ファンには恐らく感激の、二人のドロイドの出会いでもあります。
ダース・モールとの戦闘シーン。『エピソード1』の見どころの一つを日本の漫画で表すとこうなります。「ヴォンヴォン」いってますが、『スターウォーズ』と言ったらライトセーバー戦は外せないでしょう。私見ですけども。
シスとジェダイの戦いはどうなるのか?『スターウォーズ』シリーズのすべての始まりを告げるこの『エピソード1』は、旧三部作を知る人にとっても知らない人にとっても十分楽しめますが、違った楽しみ方ができると思うのです。それはどういうことかって?「4、5、6」から「1、2、3」の順で見るか、時系列で見るか。それでも印象は違ってきます。少々ネタバレしてしまいましたが、『スターウォーズ エピソード1』は単体でも面白いので、オススメの映画です。無論、『スターウォーズ』シリーズは皆面白いんですけどね。
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