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天才脚本家・三谷幸喜が手掛けた最新ドラマ『オリエント急行殺人事件』

喜劇を得意とする三谷幸喜さんがアガサ・クリスティ原作とするドラマ『オリエント急行殺人事件』の脚本を手掛けました。そんな最新ドラマ『オリエント急行殺人事件』の見どころをまとめてみました。

天才脚本家・三谷幸喜のプロフィール

三谷 幸喜

1961年7月8日生まれ。
東京都世田谷区出身。A型。
劇作家、脚本家、演出家、俳優、映画監督。
シス・カンパニー所属。

1983年、大学在学中に劇団「東京サンシャインボーイズ」を結成し、その後放送作家としても活動し始める。
1993年、『振り返れば奴がいる』で連続テレビドラマの脚本家としてデビュー。それを機に数多くの作品に携わっていく。
1997年、初めての映画監督作品『ラヂオの時間』を公開する。
その後、現在に至るまで数多くの映画やドラマなどの脚本、監督を務めている。
主な作品
テレビドラマ 『古畑任三郎』、『王様のレストラン』、『HR』、『新選組!』など
映画 『ラヂオの時間』、『みんなのいえ』、『THE 有頂天ホテル』、『ザ・マジックアワー』、『ステキな金縛り』、『清須会議』など

豪華なキャストで贈る、三谷幸喜脚本最新ドラマ『オリエント急行殺人事件』

あらすじ

昭和8年2月。下関港に一人の小柄な男がいた。
勝呂武尊(すぐろたける)(野村萬斎)。日本全国を震かんさせた「いろは殺人事件」を解決し、一躍有名人となった名探偵である。
小倉の軍事施設で起きた殺人事件を解決した勝呂は、これから下関駅に向かい、特別急行東洋に乗ろうとしていた。特急東洋は、下関と東京を結ぶ日本初の寝台付き列車。皇室関係者や政府の高官も利用する最新鋭の超豪華列車。
ところが2月だというのに、特急東洋の寝台は満席。たまたま下関で再会した鉄道省の役人・莫(ばく)(高橋克実)の計らいにより、勝呂は無理やり一等寝室を確保してもらう。
朝、下関を出発する特急東洋。東京に着くのは翌日の朝である。食堂車で勝呂は、実業家・藤堂(佐藤浩市)から身辺警護を頼まれる。だが彼の横柄な態度に勝呂は申し出を拒絶した。
翌朝、関が原付近で、大雪のために列車は身動きが取れなくなっていた。その中で、藤堂が客室内で他殺体となって発見される。莫は、勝呂に協力を依頼。状況証拠から、犯人は寝台車の乗客の中にいると判断した勝呂は、線路が復旧するまでに事件を解決してみせると約束する。

勝呂は、犯人の動機は、5年前に起こった剛力家の悲劇に始まり、その「復讐」であると推理する。剛力大佐(石丸幹二)、その夫人・曽根子(吉瀬美智子)、メイドの小百合(黒木華)を襲った不幸。その敵討を仕掛けたのは誰なのか。

出典:http://www.fujitv.co.jp

このドラマで脚本を手掛けている三谷幸喜さん。

三谷幸喜さんに喜劇を書かせたら右に出るものはいない、と思わせるほど三谷さんの脚本には定評があります。
そんな三谷さんが、アガサ・クリスティの名作に挑んだ今回のドラマ『オリエント急行殺人事件』。どんな風に脚本を作り上げたのか楽しみです!

キャスト

主演:野村萬斎
松嶋菜々子、二宮和也、杏、玉木 宏、沢村一樹、吉瀬美智子、石丸幹二、池松壮亮、黒木華、八木亜希子、青木さやか、高橋克実、、西田敏行、佐藤浩市 他

ドラマ『オリエント急行殺人事件』の原作は、アガサ・クリスティーの『オリエント急行の殺人』

『オリエント急行の殺人』(原題:Murder on the Orient Express)は、1934年にアガサ・クリスティによって発表された長編推理小説。
これは、エルキュール・ポアロシリーズとして8作目にあたる小説。
アガサ・クリスティの代表作の1つとなる作品。

著:アガサ・クリスティ (Agatha Christie)

アガサ・クリスティ (Agatha Christie)
1890年9月15日生まれ。1976年1月12日(満85歳)没。
イギリス デヴォン州トーキー生まれ。
推理作家。
主な作品
『アクロイド殺し』
『オリエント急行の殺人』
『そして誰もいなくなった』
『スタイルズ荘の怪事件』 など

ドラマ『オリエント急行殺人事件』の三谷幸喜、キャスト陣のコメント

脚本:三谷幸喜

小学校の時、初めて原作を読み、中学で映画版を観て夢中になった、あのアガサ・クリスティーの「オリエント急行殺人事件」が、日本でテレビドラマになるとは!しかもその脚本を僕が書くとは!今回は、設定を昭和初期の日本に移し、また、舞台となるオリエント急行を、架空の豪華寝台列車「特急東洋」に置き換えました。名探偵エルキュール・ポアロに代わって事件を解決するのは、名探偵勝呂武尊(すぐろたける)。演じるのは、野村萬斎さん。彼をおいて和製ポアロを演じられる人はいない!狂言で鍛えた身のこなしで、頭脳明晰、お洒落で気障な「ポアロ」を演じてくれるはずです。そして容疑者の皆さんも絢爛豪華。これだけオールスターキャストの容疑者がそろったミステリードラマは、今までなかったんじゃないでしょうか?原作を知らない人が、キャストの名前だけで犯人を当てようと思っても、まず無理。もう誰が犯人でもおかしくない!さらに今回は2夜にわたり放送。第1夜は、可能な限り原作に忠実に脚色。そして第2夜では、事件を今度は犯人側の視点から描くという、ほぼ、僕のオリジナル台本になっております。「オリエント急行殺人事件」ファンの方も、初めて見る方も必ず楽しんでいただけるはず。もちろんクリスティー財団の許可も貰っているので、バッタもんではありません。まったく新しい「オリエント急行殺人事件」、ぜひ、楽しみに待っていてくださいね

出典:http://www.fujitv.co.jp

勝呂武尊役 - 野村萬斎

この作品のお話をいただいたのは、もう3年前、2011年くらいのことでした。
主人公の名探偵役のお話をいただき、大変光栄に思っております。
名探偵ポワロというと、映画版のイメージがあると思いますが、今回は三谷幸喜さんが私用に作って下さったオリジナルです。ただ、主役と言いましても、探偵なだけで、むしろ主役は他の出演者の皆さまかなという気もします。

セリフは流れるようにスラスラと身に入ってきました。
三谷さんの脚本は、非常に言葉が滑らかなので、それに従って喋っていれば自然に気持ちも入ってきたので、さすがだなと思いました。

出典:http://www.fujitv.co.jp

馬場舞子役 - 松嶋菜々子

三谷幸喜さんとご一緒させていただくのは、2006年の古畑任三郎スペシャル以来です。
この役をいただけた時は本当にうれしい気持ちでいっぱいでしたが、 三谷さんの作品には強い世界観があり、それに対する視聴者の方々の期待も大きいので、それに応えられているのか正直不安もあります。

今回の脚本は、真剣な部分とちょっと遊びのある部分があったので、演じていてバランスがとても難しかったです。 さらに、この豪華キャストの皆さんの中で緊張感がいつもの何倍にも感じられましたが、気負うことなくできる限りを尽くしました。
最初に脚本を読んだ時、どんなセットが出来上がるのかとても楽しみで したが、実際、当時のものが再現されているような、細かいところまでこだわりのつまった素晴らしいセットでした。

出典:http://www.fujitv.co.jp

幕内平太役 - 二宮和也

三谷幸喜さんの作品に初めて出演させていただきます。出演依頼をいただいた時は、正直驚きました。三谷さんとは、バラエティー番組では、何度か共演させていただいていますが、お芝居ではご一緒したことがなくて。自分は三谷作品を見ている側の人間なのかなと思っていたので、今回お声掛けいただいて、とてもうれしかったです。
さらに普段テレビや映画で拝見している素晴らしい方々とご一緒させていただけて大変光栄でした。僕ら(嵐)も15周年を迎え、グループとしての活動もしながら、個人でもこのような素晴らしい作品に呼んでいただけるのは、ありがたいことだなと感じています。

出典:http://www.fujitv.co.jp

安藤伯爵夫人役 - 杏

このような豪華なメンバーの中に加えていただき、本当に光栄です。
三谷幸喜さんとは、私が幼い頃から家族付き合いさせていただいていたので、こうして大人になって、三谷さんの書かれた作品の中にキャラクターとして登場させていただけるようになるとは思ってもみませんでした。本当に色んな意味で今回の出演は、感慨深いです。

この作品は、群像劇で登場人物も多いので、現場でセリフを合わせてみないと分からないなという印象でした。実際にお芝居してみたら、さらにおもしろくて、三谷幸喜さんの筆の力を感じました。今回はドラマの舞台を昭和初期の日本に設定を変えていますが、こんなにしっくり来る世界観なのかと驚きと喜びの気持ちで、私自身も出来上がりが楽しみです。

出典:http://www.fujitv.co.jp

藤堂修 / 笠原健三役 - 佐藤浩市

今回の役は、“どれぐらい人に憎まれるか?“が肝になるであろう象徴的なワルだったので、とても分かりやすく演じられました。今まで悪役はいろいろ演じてきましたが、ここまで人に嫌われる役は珍しいと思います。
今まで何度も三谷さんとはご一緒していますが、脚本には必ず何かキーになるポイントを書いてくれるという印象です。ですから、その三谷さんが投げたものをどんなふうに演じるかが課題となりますね。今回は、なかなか背景を描きにくい人物だったのですが、そんな中でも“言葉のなまり”は、その人物の背景を表すポイントになっているんじゃないでしょうか?

出典:http://www.fujitv.co.jp

ドラマ『オリエント急行殺人事件』 を観た世間の評価は?

普段テレビは殆ど見ないのですが、これは見ました。
三谷さんのだったから^^
最初、勝呂武尊の喋り方に度肝を抜かれましたが、慣れたら物語にのめりこんじゃいました。

出典:http://lequiche.blog.so-net.ne.jp

二夜連続というのがよかったですね。
翌日の放送が待ち遠しかったドラマなんて滅多にないです。

出典:http://lequiche.blog.so-net.ne.jp

私ももう、何度も観ました。それぞれの登場人物がとても魅力的に描かれていて、殺人事件がテーマなのに温かみを感じるドラマでした。特に第二夜、重と軽のバランスがとても良く、三谷さんの作品らしく、不自然ではない程度にクスリと笑えるところもあり、とても楽しく拝見しました。ぜひぜひ三谷さんの脚本で、シリーズ化してください!

出典:http://www.fujitv.co.jp

見る回数を重ねるたび、藤堂と言う男について考えています。これはぜひ、藤堂目線も見てみたいと思えるくらい深い話だと思います。能登大佐が藤堂に家族について聞いたときの間が気になりました。もしかしたら、藤堂は幕内や清水、執事たちを家族だと思っていたのではないか、と考えてみました。藤堂の過去や誘拐殺人を犯した背景を友達を考えるのがとても楽しいです。三谷さんらしい内容でとても楽しかったです。ぜひ、藤堂目線を撮ってください(笑)

出典:http://www.fujitv.co.jp

原作よりも、70年代の映画化作品よりも、この映像で表現されている世界観が大好きです。丁寧で緻密でユーモラス。ほんとに続編希望です。

出典:http://www.fujitv.co.jp

そんな三谷幸喜脚本最新ドラマ『オリエント急行殺人事件』2015年4月1日早くもDVD化!

三谷幸喜さんが手掛ける作品には、豪華なキャストが顔を揃えています。
今回のドラマ『オリエント急行殺人事件』も同様に豪華な顔ぶれが揃っています。
そんなキャストが、三谷幸喜さん脚本のこのドラマをどのように演じているのかにも注目です!

2015年4月1日早くもDVD化決定!

2015年1月11日、12日にフジテレビ系列にて放送された三谷幸喜脚本ドラマ『オリエント急行殺人事件』が2015年4月1日にDVD発売されます。
まだ観ていない方も、是非見る価値有りです!

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