世にも奇妙な物語のおすすめエピソード紹介!世にも奇妙な名作たち!
2016/08/14
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タモリがストーリーテラーのオムニバスドラマ
『世にも奇妙な物語』はタモリがストーリーテラーとなって物語を進行していくオムニバスドラマです。1990年からレギュラー放送が始まり、1回の放送で3本のドラマが放送されていました。3本の全てが違う出演者、違うストーリーという構成でした。
現在は特別番組として改編期に放送
『世にも奇妙な物語』は1992年にレギュラー放送が終了してからは特別番組として番組改編期に放送されています。2015年には放送25年となった長寿番組です。
『世にも奇妙な物語』には数々の名作と言われる作品があります。2015年には人気投票で上位になった作品のリメイクが作られ放送されました。その中から3本の名作を詳しく紹介します。
草刈正雄主演で1991年に放送
「ズンドコベロンチョ」は1991年に『世にも奇妙な物語』のレギュラー放送で草刈正雄主演で放映されました。ホラーの要素はあまりなく、時々笑いが起こってしまうストーリーですが、知らないことを素直に尋ねることができないプライドが高いエリートの悲哀を描いた名作です。
「ズンドコベロンチョ」のストーリーは?
『世にも奇妙な物語』の中でも特異な作品である名作「ズンドコベロンチョ」のストーリーです。
自分には知らないことなどないと自負するエリートサラリーマン三上が、あるとき自分の周辺で「ズンドコベロンチョ」というものが流行しているのを知ります。三上には何のことかわからなかったのですが、ついつい知ったかぶりをしてしまい、あちこちで調べてみるものの、どう調べても答えを見つけられません。ついには社内の「ズンドコベロンチョプロジェクト」の責任者にされてしまい、そのことを祝う社員たちに涙目で「ズンドコベロンチョって何?」と尋ねるのでした。
「ズンドコベロンチョ」の意味は結局?
この名作「ズンドロベロンチョ」が『世にも奇妙な物語』で最初に放送されたのは1991年4月8日。それ以来再放送も何度もされて人気の作品でした。タモリ自身もお気に入りの作品であることを明かしています。脚本は北川悦吏子さん。結局「ズンドコベロンチョ」の意味は最後まで明かされず、視聴者の想像にまかせるという形になっていました。
2015年のリメイク版は?
『世にも奇妙な物語』の中から人気の高かった名作を集めてリメイクした2015年の『25周年記念!秋の2週連続SP 傑作復活編』でも「ズンドコベロンチョ」は放送されました。リメイク版の主人公三上は藤木直人にバトンタッチされました。
旧作との違いは?
「ズンドコベロンチョ」は名作だといっても時代が違ってきていますので、今の時代に合わせた設定になっています。主役の三上はエリートサラリーマンではなくIT企業の若い社長に設定変更されています。IT企業には若い社長さんが多いですよね。
SNSやスマホも登場
主人公の三上が「ズンドコベロンチョ」の意味を調べる手段も時代を表していますね。スマホやSNSで検索して調べる三上ですが、結局「ズンドコベロンチョ」の意味はわからず、最後はインターネットを通じて「バカ社長」と全世界に配信されるというオチでした。名作も時代が変われば変わるものですね。
「ズンドコベロンチョ」はさすが名作だけあって、リメイク版も大評判でした。見事にインターネット時代のストーリーによみがえっていましたね。ところで「ズンドコベロンチョ」というのは、何のことなのか気になります。次に人気の高かったちょっと不思議な名作「ハイ・ヌーン」をご紹介します。
ハイ・ヌーンとは?
名作「ハイ・ヌーン」のストーリーです。
あめ夏の日のとある大衆食堂に1人のスーツの男が入ってきます。おもむろに丼を注文した男は、その丼を完食すると、また次の注文をしてまたもや完食。そして次の注文をしたときに他の客たちはざわつき始めます。そして客の一人が気づきます。男は壁に貼られているメニューの順番に注文していることを。
玉置浩二の淡々とした演技
一つずつ注文したものを完食していき、最後のカレーライスになったとき、食堂の客は全員男の応援をし、カレーライスを完食したときに拍手が起こり、食堂の主人は感動します。しかしそんな感動を打ち破るように男は再び注文を始めます。「親子丼ください」
1人の男が次々と食堂のメニューを完食していくだけのストーリーを名作に仕上げたのは、その男を演じた玉置浩二の淡々とした名演によるものでしょう。
和田アキ子主演でリメイク
名作「ハイ・ヌーン」のリメイク版は、男の役を玉置浩二に代わり和田アキ子が演じました。女性が男性の役を演じ、それが全く違和感なかったことで話題を呼びました。女性が男性役を演じたのは『世にも奇妙な物語』初の試みでした。
あまり変化がない淡々としたストーリーを面白く見せてくれるのは俳優の演技力と脚本の力ですね。この作品では六平直政さんが旧作とリメイク版で同じ役を演じているのも印象的です。次の名作はラストで感動する「思い出を売る男」です。
「思い出を売る男」とは?
「思い出を売る男」は1994年の『世にも奇妙な物語・秋の特別編』の中で小堺一機主演で放送されました。内容はお金のために自分の思い出を少しずつ売ってしまい、最後には子どもの命を助けるために全ての思い出をなくしてしまい、自分のこともわからなくなってしまうというストーリーでした。救いようがない話のようですが、最後の最後でバッドエンドにならずに終るというのが、名作と言われる所以なのでしょう。
2015年に木梨憲武主演で復活
2015年の傑作復活編は木梨憲武主演で、この名作がリメイクされました。旧作との違いはそれほどありませんが、子どもが男の子から女の子に変更になっていました。旧作を知らない人は木梨さんの演技で泣けたという人が多かったですね。
『世にも奇妙な物語』での小堺一機さん
小堺一機さんがドラマに出ていたということを知らない人も多いですが、小堺さんは「思い出を売る男」の他にも『世にも奇妙な物語』では1991年の「モルモット」、1992年の「待ちぶせ」に主演されていて、バラエティだけでなく演技でも達者な面を見せてくれています。
俳優として第一線で活躍する人以外でもアイドルや歌手、コメディアンも役者として主演をしていたのが『世にも奇妙な物語』の魅力でもありました。小堺一機さんや木梨憲武さんも普段はバラエティ番組でお馴染みですが、ドラマでは新しい面を見ることができて新鮮でしたね。その他に『世にも奇妙な物語』には名作と呼ばれる作品がいくつもありますが、それを簡単に紹介します。
イマキヨさん
『世にも奇妙な物語』で人気が高かったということで2015年の傑作復活編で放送された作品には他に「イマキヨさん」と「昨日公園」がありました。「イマキヨさん」は2006年に「嵐」の松本潤主演で放送されたもののリメイクで、リメイク版の主演は野村周平でした。
2006年と2015年で「イマキヨさん」は同じ俳優さん
世にも奇妙な物語の傑作復活編では「ハイ・ヌーン」の六平直政さん以外にも、同じ役で出演した俳優さんがいました。それはイマキヨさん役の酒井敏也さんです。主人公にしか見えないイマキヨさん、酒井さんの容貌のおかげか、全く怖くなかったですね。
昨日公園
「昨日公園」は2006年に堂本光一主演で『世にも奇妙な物語』の特別編で最初に放送されました。2015年のリメイク版は有村架純主演で、主人公が女性に変更になっていました。ストーリーの流れは同じで、ハッピーエンドではありませんが親友を救いたいという思いが感動を呼ぶ名作と言われています。
怖い名作の数々
『世にも奇妙な物語』はもともとホラー的な作品が多かったのですが、その後感動的な作品やコミカルな作品なども増えてきました。名作と言われるものの中には、怖いものも多いです。「おばあちゃん」、「海亀のスープ」、「ロッカー」、「死ぬほど好き」などは怖くて後味も悪いのですが、心に残ってしまう作品でした。
まだまだあります!怖い名作
『世にも奇妙な物語』には他にも怖い名作がいっぱいありますよね。「懲役30日」、「三人死ぬ」、「雪山」いずれ劣らぬ怖さですが、怖さゆえに印象が強く、名作と言われています。
木村拓哉の忘れられない作品
木村拓哉は数回『世にも奇妙な物語』に出演してています。しかし彼が初めて『世にも奇妙な物語』に出演した作品は、かなり前のことなので知らない方もおられるでしょう。19歳の時に出演した作品が「言葉のない部屋」がそれで、テープレコーダーで孤独を紛らわせる地方出身の青年を演じています。切なくて後味がいいとは言えないのですが、なぜか心に残る作品で、名作と言われることも多いです。
いかがでしたか?『世にも奇妙な物語』で名作と言われたものをいろいろとご紹介しました。怖いもの、後味の悪いもの、いろいろとありますが、たくさんの人に支持されるのはちょっと不思議でコミカルな作品が多いようですね。これからも『世にも奇妙な物語』から名作が登場してくるでしょう。これからもずっと続けて欲しい番組です。
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