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高倉健さんが出演した映画に「ホタル」という作品があります。

ホタルは、高倉健と降旗康男監督が描く、戦争の傷跡がある夫婦の物語。桜島近くの小さな港町で静かに暮らす山岡(高倉健)と妻(田中裕子)。妻が14年前に人工透析が必要になったのを契機にカンパチ養殖を始めた。同じ特攻隊が自殺して、山岡は愕然。ホタル。いい映画です。

ホタル。高倉健と降旗康男監督が顔を合わせた映画。

「ホタル」は、降旗康男監督、高倉健主演の映画(2001年公開)。「鉄道員」の降旗監督と高倉健が描いた人間ドラマでした。特攻隊の生き残りの漁師(高倉健)が妻(不治の病)とともにある旅に出る映画です。

田中裕子と高倉健が共演した映画です(「ホタル」)

「ホタル」(出演:高倉健、田中裕子)

「ホタル」に出演したのは、高倉健、田中裕子です。

「ホタル」のロケで県内各地に足跡を残した。主舞台となった垂水市で高倉さんと触れ合った市民らも、日本を代表する俳優の死を悼んだ。

出典:http://www.asahi.com

「ホタル」(出演:高倉健、田中裕子)のロケ地は、鹿児島県でした。

2001年のロケ時に垂水市観光協会長。後に、市長になった水迫順一さんは「偉大な俳優が亡くなって残念」と悼んでいらっしゃいました。

高倉健さんが「ホタル」について語っています。

【高倉健】作品「ホタル」について語る

「ホタル」(出演:高倉健、田中裕子)

映画「ホタル」(主演:高倉健)のストーリー

「ホタル」(出演:高倉健、田中裕子)

「ホタル」のジャケット写真。高倉健さんがハーモニカを吹いてます。

【起】- ホタルのあらすじ1
鹿児島県の桜島を望む知覧(ちらん)町で、カンパチの養殖業をしている山岡は、肝臓を患って人工透析を続ける妻・知子とふたりで暮らしています。
元号が昭和から平成に変わったある日、山岡のところに知らせが届きます。それは、青森で暮らす戦友・藤枝が雪山で自殺したというものでした。
山岡と藤枝は共に「特攻隊(戦死を前提とする必死の攻撃隊)」の生き残りで、藤枝は山岡に毎年りんごを送っていました。山岡はショックを受けます。

出典:http://hm-hm.net

ホタルのあらすじ1

「ホタル」(出演:高倉健、田中裕子)

「ホタル」(出演:高倉健、田中裕子)

【承】- ホタルのあらすじ2
ある日、山岡は特攻隊員たちに〝知覧の母〟と呼ばれた富屋食堂の女主人・富子から、おりいっての頼みを受けます。
富子は特攻に出てそのまま亡くなった金山少尉…本名キム・ソンジェの遺品を、体の弱った自分の代わりに韓国へ行って遺族に届けてほしいと言いました。

出典:http://hm-hm.net

ホタルのあらすじ2

「ホタル」(出演:高倉健、田中裕子)

「ホタル」(出演:高倉健、田中裕子)

【転】- ホタルのあらすじ3
…というのも。金山は実は知子の初恋の相手であり、結婚を約束した許嫁(いいなずけ)だったのでした。
山岡は、金山が死んで自分もあとを追おうとした知子を止め、いっしょになったのです。
山岡と知子はふたりで海を渡り、韓国へ行きました。
山岡は金山が残した遺言――自分は大日本帝国のために出撃するのではない。恋人や朝鮮民族、朝鮮にいる家族のために出撃するのだ――ということを伝えました。

出典:http://hm-hm.net

ホタルのあらすじ3

【結】- ホタルのあらすじ4
罵倒は消え、金山の母らしき人物が進み出ます。
山岡は知子に、それまでその遺言を伝えなかったことを詫びます。知子は「ありがとう」と言って泣きながら山岡に寄り添いました。
その場所にホタルが飛んできます。それはちょうど、死んだ金山がホタルとなって戻ってきたようでした。

出典:http://hm-hm.net

ホタルのあらすじ4

ホタルは、舞台が韓国にも飛びました。(主演:高倉健)

「ホタル」(出演:高倉健、田中裕子)

映画「ホタル」を宣伝する高倉健と田中裕子(2001年5月)

田中裕子さんと高倉健さんのお二方が、映画「ホタル」の宣伝をされたときの写真です。

「ホタル」(出演:高倉健、田中裕子)

「ホタル」で、高倉健と田中裕子が漁船に乗っている場面

「ホタル」(出演:高倉健、田中裕子)

「ホタル」で高倉健、田中裕子が韓国に行った場面

映画「ホタル」を見て、昭和の終わりを感じました。(主演:高倉健)

「ホタル」(出演:高倉健、田中裕子)

「ホタル」で高倉健の漁船での場面。漁師が似合います。

83歳で死去した俳優、高倉健さんは、旧陸軍特攻隊を題材にした主演作「ホタル」のロケで県内各地に足跡を残した。

出典:http://www.asahi.com

各地で高倉健さんの訃報を聞いて、哀しみが広がりました。

高倉健さんが、昭和の終わりのことを描いた映画でした。降旗康男監督と組みました。この監督とは、長いお付き合いがありました。韓国は昔日本だったので、日本の陸軍から、特攻隊を志願してなくなった方も居ます。それは、遺族にとっては、触れられたくない。しかし、そこも踏まえた戦後というものを特攻隊を通じて、描いたのです。また、許嫁に殉じて後を追おうとして妻(田中裕子)を愛しながら。というところも、この映画の描きたかった所だと想いました。高倉健さんは、そのような演技を多弁ではなく演じることが出来る希有な存在でした。偉大な方をなくして本当に残念です。心からそう思っています。

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