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ダメ男?凄腕?刑事ドラマ主演俳優ピーター・フォークの魅力

軽妙な台詞回しと見た目のギャップで世界的ヒットととなった刑事ドラマ「刑事コロンボ」。その主演を務めた俳優ピーター・フォークの経歴や、刑事ドラマ「刑事コロンボ」で演じた主人公コロンボ刑事の役作りに迫ります。俳優ピーター・フォークは日本でもCM出演していたんです!

刑事ドラマといえば「刑事コロンボ」!

刑事ドラマといえば「刑事コロンボ」

俳優ピーター・フォークが主演を務め長い間親しまれた刑事ドラマ「刑事コロンボ」。1968年に最初の放送が始まり1978年に終了しましたが、1989年再び放送を開始し2003年まで続きました。

主演のピーター・フォークにとっては、初めての本格的な刑事ドラマとなった。原作・原案はリンクとレビンソン。テレビにコロンボが初登場したのは、1960年に『The Chevy Mystery Show 』内で放送されたエピソード "Enough Rope" でアメリカの俳優バート・フリードがコロンボを演じた。その後1962年にこのエピソードをもとに脚色したトーマス・ミッチェル主演の舞台劇『殺人処方箋』を公演し、1968年に再度テレビ版にアレンジした単発作品をパイロット版とした。フォークが選ばれたのは、舞台で絶賛されたトーマス・ミッチェルがすでに死去していたためだった。

出典:https://ja.wikipedia.org

いかにも冴えないおじさん風のコロンボ刑事を演じる俳優ピーター・フォークにご用心。油断しているとコロンボ刑事には全部見透かされてしまいます。俳優ピーター・フォーク演じるコロンボ刑事のギャップと深い味わいが刑事ドラマ「刑事コロンボ」ヒットに大きく貢献します。

独特のテンポで進むストーリーで、知的で社会的地位も高い犯人が完全犯罪を目論むも、一見愚鈍で無害そうなコロンボにアリバイを突き崩され、自ら破滅の道を転落する必罰的展開ながら、コロンボと犯人との駆引き、静かにそして確実に追い詰められて行く犯人の内面の葛藤・焦りといった感情描写や、コロンボのユーモラスな台詞回しなど、そのいずれもが味わいのある1話完結の人間ドラマとなっている。

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刑事ドラマ「刑事コロンボ」主演俳優ってどんな人?

俳優ピーター・フォーク

1927年9月16日ニューヨーク州オシニングに生まれた俳優ピーター・フォークは幼い頃から演劇に親しんでいましたが、大学を卒業すると政府の予算局に勤務しました。しかし俳優になることを諦めきれず1950年代舞台へ。ブロードウェイなどで評価を得ます。

ピーター・フォーク(Peter Michael Falk, 1927年9月16日 - 2011年6月23日)は、アメリカ合衆国の俳優。
アメリカで製作・放映されたテレビドラマ『刑事コロンボ』の長年にわたる主演で知られている。

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スター街道を歩み始めた俳優ピーター・フォーク

1950年代後半からテレビや映画に出演し始め、1960年の映画『殺人会社』では冷徹な殺し屋役でアカデミー助演男優賞にノミネートされます。翌年には映画『ポケット一杯の幸福』コミカルな役柄でまたもやアカデミー助演男優賞にノミネート。

新進気鋭の舞台俳優で鳴らしていたピーターは、そのプライドからか、『ポケット一杯の幸福』撮影時、与えられた役柄をめぐって製作側と対立し、「自分は、あくまで演技者であり、コメディアンのような真似事はやらない」と主張したという。しかし、イタリア・シチリア出身の監督フランク・キャプラはピーターに「それでいい。シリアスにコミカルを演技すればいいんだ」と語ったという。まさにこの一言が、後年の名優を救ったといわれている。

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テレビ界のアカデミー賞も受賞

テレビ界のアカデミー賞と呼ばれる「エミー賞」を生涯で4度受賞してる俳優ピーター・フォーク。その4回ともすべて刑事ドラマ「刑事コロンボ」での受賞。

主演男優賞・ドラマ部門:ピーター・フォーク(1972年、1976年、1990年)
主演男優賞・ミニシリーズ部門:ピーター・フォーク(1975年)

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そして刑事ドラマ「刑事コロンボ」放送開始!

1968年から刑事ドラマ「刑事コロンボ」の主演を務めることになった俳優ピーター・フォーク。軽妙な台詞回しや、よれよれのコート、ちょっと天然でどこか抜けているようにみえるおじさんが実は頭脳明晰な刑事さんというギャップや、毎回繰り広げられる大物ゲストとの心理戦により世界中で大ヒットする刑事ドラマとなりました。

よれよれの背広とレインコートのスタイルはフォークが作り上げたものであり、レインコート・背広とも彼の私物である。乾燥しており降雨が少ないロサンゼルスではレインコートはほとんど普及しておらず、砂よけのダスターコートが一般的である。しかし、フォークは「コロンボに強烈な個性と独特なキャラクターをもたせたかった。そこで、(雨の少ない)カリフォルニアでレインコートを着せることにした」

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世界各国で放映され、一躍有名俳優へと押し上げた代表作『刑事コロンボ』シリーズがスタート。1968年の第1作「殺人処方箋」からはじまり、1978年にいったん終了するも、1989年より新シリーズが復活。久々の新作となった2003年のものが最終作となった。シリーズ全69作。

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『刑事コロンボ』は世界各国で人気を博し、特にドイツでは視聴率が50パーセントを超えるほどだったという。ドイツの映画監督ヴィム・ヴェンダースの代表作『ベルリン・天使の詩』(1987年)では本人役として出演。ピーターがベルリンの街を歩くと、「コロンボだ、コロンボだ」と大人から子供まで道行く人から声をかけられるシーンがある。

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テレビミステリーシリーズにおいて、際だって著名な俳優(いわゆる大物俳優)や個性的な俳優を犯人として配役した場合、彼らの登場時点で視聴者に真犯人がわかってしまい、「最後まで犯人が分からない」というストーリーを成り立たせることは難しい。単発のドラマであれば大物俳優を複数配役すれば可能ではあるが、シリーズものでは予算的にも困難である。しかし、倒叙物の手法を取り入れることにより、大物俳優を犯人役に、毎回起用することができることとなった。テレビドラマでは、ともすると視聴率重視のために短い時間で様々な要素が盛り込まれがちだが、本シリーズでは暴力や性的描写が(旧シリーズでは)なく、ドラマは犯人とコロンボの心理戦を中心に進められる。

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ハマり役

長期間ある一つの役を演じ続けると、そのイメージがついてしまうのでそれを恐れる俳優は少なくありません。ピーター・フォークは刑事ドラマ「刑事コロンボ」をライフワークとしながらも様々な役にチャンレジし観客に新しい感動を与えることを常に考えていました。

1990年代から2000年代は、もはやライフワークとなったコロンボを演じる一方で新たな役柄にも挑戦。70歳を過ぎてからは一家団欒を描いたホームドラマなどで、頑固で敬遠される反面、人間味溢れる大黒柱のような役柄が定着した。2003年の主演作『ワイルダー・デイズ』に代表されるようなキャラクターの一方、同年の主演作『25年目のハッピー・クリスマス』では、見た目は心優しい紳士でありながら正体は「天使」という難役も演じた。そして日本未公開のロマンティック・コメディ『47年目のプロポーズ』では、初のヌードシーンを演じて注目を集めた。その後も、日本未上陸ではあるが2006年までに実に4作もの主演作をこなすなど、寄る年波を感じさせないエネルギッシュな活躍ぶりを見せていた。

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2011年6月23日永眠

2008年俳優ピーター・フォークはアルツハイマー症であることが家族によって公表され、自分が「コロンボ」であったこともわからなくなったという報道に世界中の刑事ドラマ「刑事コロンボ」ファンは心を痛めました。そして2011年6月23日自宅でアルツハイマー合併症により亡くなります。83歳でした。

刑事ドラマ「刑事コロンボ」主演俳優は日本にも縁が深い!

親日家だった俳優ピーター・フォーク

刑事ドラマ「刑事コロンボ」主演で日本でも人気となった俳優ピーター・フォークは親日家で知られ、CMやドラマにも出演しました。代表的なものがバーの渋いマスターに扮するサントリーのCMとトヨタ・カローラのCMです。

刑事ドラマ「刑事コロンボ」主演俳優ピーター・フォーク CM

刑事ドラマ「刑事コロンボ」主演俳優ピーター・フォーク CM サントリー・ローヤル'94 俳優ピーター・フォークの片言日本語も聞ける!

刑事ドラマ「刑事コロンボ」主演俳優ピーター・フォーク CM

刑事ドラマ「刑事コロンボ」主演俳優ピーター・フォーク CM  サントリー・ローヤル'94 石田太郎吹き替え

刑事ドラマ「刑事コロンボ」主演俳優ピーター・フォーク CM

刑事ドラマ「刑事コロンボ」主演俳優ピーター・フォーク CM サントリー・オールド

刑事ドラマ「刑事コロンボ」主演俳優ピーター・フォーク CM

刑事ドラマ「刑事コロンボ」主演俳優ピーター・フォーク トヨタ・カローラCM 刑事ドラマ「刑事コロンボ」定番ネタ「うちのカミさんがね~」が聞けるCMです。

刑事ドラマ「刑事コロンボ」主演俳優ピーター・フォーク CM

刑事ドラマ「刑事コロンボ」主演俳優ピーター・フォーク トヨタ・カローラCM

刑事ドラマ「刑事コロンボ」主人公コロンボはどんなキャラ?

刑事ドラマ「刑事コロンボ」

カリフォルニア州のロサンゼルス市警察殺人課に所属するコロンボ刑事は決してスタイリッシュな刑事ではありません。ドンくさくてよれよれで、、、と周りから思われていますが、その彼が鮮やかにアリバイを崩していく姿は爽快!

よれよれのレインコート、安葉巻、櫛の通っていないボサボサの髪の毛と斜視による藪睨み、やや前屈した姿勢(猫背)が特徴で、一見すると冴えない風貌で庶民臭い凡庸な人物となっている。

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射撃は不得手で、拳銃は携帯しない。(第4話「指輪の爪あと」)半年ごとに行う射撃訓練に10年も行っておらず、本部から警告されたことがある

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運動は苦手で、泳げない。飛行機に非常に弱いらしく捜査のためいたしかたなく何度か航空機に搭乗した後、降りられるくらいまで精神的に落ち着くのに相当な時間を要している。

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朝鮮戦争に従軍した経験があるが、前線には出ず炊事当番をしていた

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いつもよれよれの背広とレインコートを着ているため、慈善団体の関係者からホームレスと間違われたことがある

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なかなかのダメ男っぷりですが、いざ事件が起こるとその敏腕を発揮します。

署内でのコロンボは相当な信頼と名声があるのか、同じ課に勤務する新米刑事から尊敬されている他、事故として処理されかけている事件を上司に掛け合って殺人に切り替えて再捜査したり、警察と繋がりのある社会的地位が高い人物の恫喝にも困惑はするものの飄々としている。

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捜査方法は、整合性のない事柄に関して容疑者や関係者に事細かにしらみ潰しに当たり、時間や場所に関係なく職務質問するという極めて古典的なもので、その場でアリバイが立証されて一応納得するようなことがあっても、事実が判明するまでは幾度も同じ捜査を繰り返す。また、聞き込みでは、相手の地位に関係なく謙った態度で妻の話などの雑談を振っておき、夫婦間(又は親族間)の意見の相違などを打ち明けて相手に意見を求めてから「形式的な捜査なので…」「報告書に書くためだけです」などと職務質問に入るパターンが恒例となっている。

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状況証拠と証言だけでの真相解明を目指さず、守秘義務に関係無く捜査状況を容疑者本人に逐一報告することで感情の機微や証言の小さな差異をあぶり出し、それらを手がかりに矛盾点を突きつけ焦らせて心理的誤誘導するなどし、最終的には理詰めで追い込んで犯行を認めさせるという捜査方法を多々用いる。

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また、事件に関連した分野の知識を勉強し、それを応用することで専門家を驚かせたり、犯人逮捕に利用したりすることがある。
非常に粘り強い捜査が持ち味となっており、最長の捜査期間は9年4か月だったと語っている

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「うちのカミさんがね~」

コロンボ刑事といえば有名な台詞「うちのカミさんがね~」。これに油断してアリバイの崩れていった犯人は数知れず。

刑事ドラマ「刑事コロンボ」主演俳優ピーター・フォークを偲んで

俳優ピーター・フォーク

刑事ドラマ「刑事コロンボ」を大ヒットさせた俳優ピーター・フォーク。亡くなった今でもその存在感は薄れることがありません。刑事ドラマ「刑事コロンボ」を鑑賞して俳優ピーター・フォークの魅力にハマってみるのはいかがですか?

刑事ドラマ「刑事コロンボ」 ブルーレイBOX トレーラー

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