12年ぶりに紅白歌合戦出場!!中島みゆきの「麦の唄」はどんな曲?
2016/08/13
konpitsu
2015/09/10 更新
NHK連続テレビ小説「マッサン」の主題歌「麦の唄」を歌う中島みゆき。テレビで歌う機会は少なく、中島みゆきが好きだと言えば「根暗」と評されたこともあるが、そのファン層の厚さは他の追随を許さない。今また「麦の唄」で新たなファンを獲得した中島みゆきに迫ります!!
本名:中島美雪
生年月日:1952年02月23日
出身地:北海道札幌市
1975年 第10回ポピュラーソングコンテスト『時代』がグランプリを受賞
第6回世界歌謡祭『時代』がグランプリを受賞
1987年 1979年から務めたニッポン放送『オールナイト・ニッポン』
月曜日深夜第一部の担当を終了
2000年 NHK『プロジェクトX・挑戦者たち』のOP・EPを担当
1989年 舞台「夜会」初演
2014年 NHK連続テレビ小説『マッサン』の主題歌を担当
主なテレビ・映画への提供楽曲
『空と君のあいだに』:「家なき子」主題歌
『愛だけを残せ』:映画「ゼロの焦点」主題歌
『India Goose』:「美の巨人たち」エンディングテーマ
他多数
主な提供楽曲
柏原芳恵:春なのに
工藤静香:FU-JI-TSU
TOKIO:宙船
他多数
ドラマ、映画、CMなど楽曲提供の多い中島みゆきさん。2014年9月~2015年3月まで放送されたNHK連続テレビ小説「マッサン」の主題歌として「麦の唄」を書き下ろしました。
連続テレビ小説「マッサン」
NHK大阪放送局制作
2014年9月29日~2015年3月28日 放送
主演:玉山鉄二 シャーロット・ケイト・フォックス
主題歌:「麦の唄」中島みゆき
連続テレビ小説第91シリーズ
中島みゆき=「暗い情念」と思っている人が大半だと思いますが、そのことは中島みゆきさん自身も十分に認識しているようです。
中島みゆき「麦の唄」Music Video【公式】
主題歌の切り替えは様々なタイミングで行われますが、「マッサン」では年始の放送で「麦の唄」の2番に切り替えられました。
「2番の歌詞も、2人で助けあって生きているマッサンとエリーにピッタリで、聴いてもらいたいと思っていた」といい、年始のタイミングで切り替えることにしたという。
「麦の唄」から感じる風景
主題歌:中島みゆき「麦の唄」について主演の二人は以下のように語っています。
一番初めに聞いたとき、バグパイプとオルガンから始まるスコットランドの空気というか、その風景が一気に頭の中に広がって。背中から押してもらえるような、これから頑張っていけるパワーみたいなものをいただきました
玉山鉄二のコメント
シャーロットのコメント
中島みゆきさんが「麦の唄」について語ったコメントでは実在した人々と視聴者への思いが語られています。
連続テレビ小説の主題歌として書き下ろされた「麦の唄」ですが、世間の評価はどうだったのでしょうか?「麦の唄」に対するみなさんの声を集めました。
「麦の唄」以外にはない!
中島みゆきさんの心配は杞憂に終わったようです。「麦の唄」は視聴者から絶賛されました。
遥か遠い異国から日本へ渡ってきた二人のヒロイン・・・リタとのシャーロットの立場に深くリンクした歌詞と曲ですよね。これ以上に、「マッサン」に相応しい主題歌はないと思うのです。
「麦の唄」は、みゆきさんならではのドラマの内容を見事に描いた歌詞と、絶妙な言葉の選択。
ドラマチックで壮大なアレンジ、民族音楽風に始まり、コーラスで感動的に盛り上がります。
「麦の唄」に背中を押される!
中島みゆきさんの「麦の唄」を毎朝聴いて一日を素敵な気持ちでスタートすることができた人も多いようです。
中島みゆきの、抑制しつつも力強い声色に毎朝感動してしまうようになった。ドラマが終わるころにはみゆき様信者になってしまいそうだ。
「麦の唄」で2度目の紅白出演
「麦の唄」で12年ぶりの出演をした中島みゆきさん。2002年「地上の星」以来の出演に中島みゆきさんのみならず従来のファン、「麦の唄」でファンになったという方々も興奮したようです。
黒部の時には「一生の思い出だわ」と感激のあまり、歌詞を間違えました。
このたびはまさかの2度目出場、「来世までの思い出だわ」 と感激のあまり、また何かしでかさないように、がんばって歌わせていただきます。
伸びのある声、ところどころ艶やかさが混じるその歌声は、まったくもって衰えなど感じさせませんね!確か前回紅白に出演した際は、ダムからの中継でしたが、今回はちゃんとしたステージでの演奏なので、安心して聴けました(笑)。
「麦の唄」は中島みゆきさんが作る応援歌の一つに過ぎません。ファン以外にはあまり知られていませんが、中島みゆきさんの歌には大きく分けて3つの分類があります。「麦の唄」だけではない中島みゆきの世界をお届けします。
中島みゆきさんといえば「恋歌」と言われるほど恋愛に関する歌、特に別れに関するものが多く、「麦の唄」とは対照的に暗く思い世界が展開されます。
代表曲
・わかれうた
・浅い眠り(「親愛なる者へ」主題歌)
・MUGO・ん・・・色っぽい(工藤静香提供曲)
・思い出だけではつらすぎる(柴咲コウ提供曲)
など
中島みゆきさんの楽曲の中には社会派に分類されるものも多くあり、特に「世情」はドラマの挿入歌として流れた後は大きな話題となりました。「麦の唄」とは正反対の世界をせつなく、そして力強く歌い上げます。
代表曲
・時代
・世情(「3年B組金八先生」挿入歌)
・ファイト
・群衆
など
中島みゆきさんが人や命を歌う時、そこには苦境から前に進もうとする姿やそれを支えようとする人の姿が描かれています。「麦の唄」に歌われるように優しく包み込みながら視聴者の背中を押してくれます。
代表曲
・誕生(映画「奇跡の山-さよなら、名犬平治」主題歌)
・最後の女神(「筑紫哲也News23」主題歌)
・糸(「聖者の行進」主題歌)
・銀の龍の背に乗って(「Dr.コトー診療所」主題歌)
など
すでに還暦を過ぎている中島みゆきさんですが、その歌声は衰えを知らず、コンサートや新曲のリリース、ラジオ番組への出演など精力的に活動されています。「麦の唄」をきっかけに新たなファンを増やした中島みゆきさんの今後から目が離せません。
この記事に関する記事
キーワードから記事を探す
Copyright© 運営事務局