見どころ・裏話満載!綾野剛の俳優人生を変えた「クローズZERO II」
2016/08/15
斎藤 葵
2015/02/14 更新
『電車男』や『世界の中心で愛を叫ぶ』など数々の感動系の作品に出演されてきた山田孝之さん。今やどんな役でも演じることができるカメレオン俳優と呼ばれてますが、『クローズ ZERO』が役者人生のターニングポイントとなった様子。
それまでのイメージとガラリと変わる不良役に込められた山田孝之さんの熱い思いとは…。
山田 孝之(やまだ たかゆき )
生年月日:1983年10月20日
出身: 鹿児島県川内市
血液型:A型
職業:俳優
所属事務所:スターダストプロモーション
姉と買い物をしていた時に、女の子と間違えられてスカウトされ、芸能界入り。
本人は、この可愛いといわれる自分のビジュアルが嫌いだったと後に語っています。
1999年、ドラマ「サイコメトラーEIJI」で俳優デビュー。
| |
不良偏差値トップの鈴蘭男子高校に転入してきた3年生・滝谷源治(小栗旬)が、彼の人望に惹かれて仲間となった者たちと「GPS(ゲンジ・パーフェクト・セイハ)」を旗揚げし、芹沢多摩雄(山田孝之)率いる「芹沢軍団」と勢力争いを繰り広げる。滝谷源治と芹沢多摩雄、果たして鈴蘭高校を制覇するのはどちらか?
原作「クローズ」の1年前を描く完全オリジナルストーリー。原作のキャラクターも登場。
滝谷源治:小栗旬
片桐拳:やべきょうすけ
逢沢ルカ:黒木メイサ
伊崎瞬:高岡奏輔
辰川時生:桐谷健太
牧瀬隆史:高橋努
田村忠太:鈴之助
芹沢多摩雄:山田孝之
戸梶要次:遠藤要
筒本将治:上地雄輔
三上豪:伊崎央登
三上学:伊崎右典
「役者としてイメージが固まりつつあるのを自分で感じていました。僕の出演する映画は基本的に泣けるものだというイメージを壊したかったんです。もちろん、そういう作品がダメということではなくて、そればかりだと自分が楽しくないし、変化が欲しくなってきていたんです。だから今回は絶好のチャンスだと思いました」。
ひげを生やし、前髪を上げることで外見のイメージをまず変えた。そして、共演の小栗旬さんにお願いして、ボクシングジムに連れて行ってもらった。
「格闘技の経験が全くなくて。パンチやアクションを習いたかったというよりも、敗北感を味わいたかったんです。(僕は)殴られて、『この野郎!!』って相手に向かっていく気持ちも分からない。殴られて、ふっと意識が飛んで『あ、負けたんだ』っていう敗北感を味わいたかったんです。『一度KOしてくれないか?』って頼んだんですけど、さすがにそれは無理で。素人相手にさすがにそれはできないって言われました。でも僕の熱意に負けたのか(笑)、『そこまでがんばるんだったら』って2ラウンドだけスパーリングしてくださったんですよ。これはためになりましたね。今まで生きてきた中でもっとも長い3分間でした。もう長い長い! 3分が20分くらいに感じるんですよ。それに目の前にいるたった一人が何より怖かった」。
不良役をやるってなったときに、貫禄や強さだとか、そういったものを自分がどのぐらい出せるのかっていうことを知りたかった。やってみないことには、自分でどのぐらいできるのかってわからないし。不良役をやれば、きっとみんなが持っているイメージを崩せる、かなりチャンスだなと思いました。でも、『クローズZERO』で失敗したら、役者としてもうダメだろうっていうことも考えていて。ただ、成功すればたぶんここから仕事の流れも変わってくるだろうし、見られ方も変わってくるだろうと思って、全身全霊でやりました。友達や仕事関係の人もそうですが、「すごく良い意味でイメージが変わった」「全然違う一面が見れた」と言ってくれたから、大成功じゃないですか(笑)。
インタビューにてクローズの役をイメージを壊すチャンスと言ってます。
観る方は、前作と同じ感覚で観るじゃないですか、でもそれはいやですよね。こっちもつまんないですから、同じことやったって。同じ髪型、同じ服装、同じテンションで出てきて、同じケンカをしてっていうのはつまらないから。他の出演者の見た目はかわってないけれど、俺は見た目から変えていって。前作から半年たっているから、芹沢も生活しているし、心境の変化もある。だから、髪は切らねえぞと思って、切らなかったです。『~ZERO』でかっこいい役だったから、まず絶対にそこを求めてくるだろうと。だから『~II』は、かっこよくしたくないと思ったんです。芹沢のかっこよさは前回見せたので、落ちた感じや落ち着いた感じとか、もっと別のところを見せたいと思った。ケンカに関しては、もっと不気味に、気持ち悪くやろうって思いました。
『クローズ ZERO』をやるにあたって今までのイメージを変えたかったという。
続編はやりたくなかったという思いもあったが、やるからにはとことんやるという精神で
続編では前作にはない芹沢多摩雄を演じている。
そんな思いがクローズでの評価や今の山田孝之を作りあげていき、
いろんな役ではまり役といわれるようになっていったのかもしれないですね。
『クローズZERO』山田孝之は他の役者と比べて特別なことをしているわけではないのに、なぜか別格に見えてしまう。周囲が付いていきたくなるのも分かるわっていう説得力が、それこそ立ってるだけでもにじみ出る。これがオーラっていうやつなんだな。
面白かったです。ちょっと前半は「あ~」って感じもあって乗れなかったのですが後半はもうグイグイ引っ張られて。今まで山田孝之をかっこいいと思うことすらなかったのに普通にカッコよく見えた。原作のキャラも外すことなく。パンチくらって吹っ飛び転がるシーンはホント、原作のイメージって感じがしました。とにもかくにも芹沢軍団とPGS、みんなイキイキしてましたね。
わずか600メートル四方の地に4000店以上の飲食・風俗店がひしめきあう、アジア最大の歓楽街・歌舞伎町を舞台に、女性たちに水商売の斡旋をするスカウトマンたちのだまし合いや抗争、男のロマンを描く本作品。
綾野剛が一文無しからスカウトの世界に飛び込む主人公・白鳥龍彦に扮し、ライバル会社所属のスカウトマン・南秀吉役として山田孝之も出演する。
誕生日を迎えたSAYUKIさんが家族からお祝いをしてもらったようで、「久しぶりの山田3姉弟揃って誕生日会」というキャプションと共に写真をInstagramに投稿。昨年10月に出産したばかりの長男や、弟の家族も一緒だったといい、「これからもみんなの誕生日をこうやって祝っていけたら嬉しい! 家族大好き。ありがとう」と感謝の思いをつづってます。
また、主演映画「ミロクローゼ」ではなんと「偶然」姉の椿かおりと競演しており、
監督も知らず撮影終了後に伝えられたそうとか。
| |
この記事に関する記事
キーワードから記事を探す
Copyright© 運営事務局