2016/08/25
mamio.77
現在も人を惹きつけてやまない美輪明宏さん
本業はシャンソン歌手の美輪明宏さん。
美輪明宏さんは三島由紀夫さんを始め、数々の文化人と交流があるのは有名ですよね!
美輪明宏さんは特に作家の方から愛され、その作家の演劇にも出演を要望されるほどでした。
美輪明宏さんをモデルにした演劇もあるくらい、美輪明宏さんは他の誰にもない魅力を持っているのです。
そんな美輪明宏さんのプロフィールを紹介します。
美輪 明宏 (みわ あきひろ)
本名:丸山 明宏 (まるやま あきひろ)
生年月日:1935年5月15日(80歳)
出身地:長崎県長崎市
事務所:オフィスミワ
10歳だった美輪は長崎への原爆投下時、長崎市本石灰町(爆心地から約4キロ)の自宅におり無事だったが、その後、近くの防空壕で待機した後に、6日後の終戦の日に爆心地近くにあった生母の実家へ祖父母を1人で探しに行き、惨状を目の当たりにする。
若い頃の美輪明宏さん。性別を超える美しさです!ミステリアスな部分が人を惹きつけてやまなかったのでしょう。
上京し、国立音楽高等学校(現・国立音楽大学付属高等学校)へ進学。家業の倒産をきっかけに高等学校を中退、翌1952年、当時17歳の美輪は、新宿駅で寝泊りしていたが、銀座のシャンソン喫茶『銀巴里』の美少年募集の張り紙をきっかけに、銀巴里との専属契約を交わし、歌手デビュー。国籍・年齢・性別不詳として売り出す。
1957年、 フランスのシャンソン『メケ・メケ』を日本語でカバーし、艶麗な容貌で、シャンソンを歌い上げ、一躍人気を博す。元禄時代の小姓衣装を洋装に取り入れ、レース地のワイシャツ等を身に纏いユニセックスファッションと、三島由紀夫が「天上界の美」と絶賛した美貌で、マスコミから「神武以来の美少年」、「シスターボーイ」と評され一世を風靡する(自伝『紫の履歴書』)。
日本を代表する作家の三島由紀夫さん。有名な作品を数々残し、45歳でこの世を去りました。
その短い生涯の中で三島由紀夫さんの作品は日本語の教科書と呼ばれるほど文章が優れていて、多くの日本人に呼んでもらいたい作家の一人です。
官僚の父のもとに生まれ、美輪明宏さんとの出会いで人生が一変した三島由紀夫さん。
三島由紀夫さんのプロフィールを紹介します。
三島 由紀夫 (みしま ゆきお)
本名:平岡 公威(ひらおか きみたけ)
生年月日:1925年1月14日
没年月日:1970年11月25日(満45歳没)
出身地:東京府東京市四谷区
代表作 『仮面の告白』(1949年)
『潮騒』(1954年)
『金閣寺』(1956年)
『鹿鳴館』(1956年)
『鏡子の家』(1959年)
『憂国』(1961年)
『サド侯爵夫人』(1965年)
『豊饒の海』(1965年-1970年)
1938年(昭和13年)1月頃、初めて小説らしい小説「酸模(すかんぽ)――秋彦の幼き思ひ出」を書き、同時期の「座禅物語」などと共に3月の『輔仁会雑誌』に発表された。
1970年(昭和45年)11月25日、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地内東部方面総監部の総監室を森田必勝ら楯の会メンバー4名とともに訪れ、面談中に突如益田兼利総監を、人質にして籠城。バルコニーから檄文を撒き、自衛隊の決起・クーデターを促す演説をした直後に割腹自決した。45歳没。
美輪明宏さんと三島由紀夫さんの深い交流は三島由紀夫さんが亡くなるまで続くのですが、気になる美輪明宏さんと三島由紀夫さんの出会いとはどんな場面だったのでしょう?
美輪明宏さん自身がインタビューで語っています。
そのお店は1階が喫茶店で、2階は奇麗な女性がたくさんいるクラブ。
その2階のクラブには、ホモセクシャルであることを隠した各界の偉い方、官公庁の方たちが集まり始めたんです。さらにそんな噂を聞きつけたホモセクシャルでもない実業家や文化人なども、物見遊山でたくさん来るようになっていました。
お店のマスターが三島さんから「チップを3倍あげるから、あの子を呼んでこい」と言われて……。私は“チップ3倍”と聞いて「じゃあ、行きます」と(笑)。これが三島さんとの最初の出会いです。
三島さんから「何か飲むか?」と言われましたが、「芸者じゃないから結構です」と断ったら、「生意気でかわいくない子だな」と。すぐさま私も「奇麗だからかわいくなくてもいいんです!」って。いちいちこんな感じで会話をしてましたね(笑)。
美輪明宏さんが働くクラブに三島由紀夫さんが来店したのが出会いのようです。
三島由紀夫さんが結婚していましたが、男性も好きだったと言われています。
それが関係しているのかはわかりませんが、美輪明宏さんは働くお店は同性愛者の男性が多く通っているお店でした。
美輪明宏さんの美しさに一目惚れした三島由紀夫さん。そして三島由紀夫さんは美輪明宏さんの魅力に惹き込まれたのです。
美輪明宏さんと三島由紀夫さんは映画で共演し、なんとキスシーンもあったとか!
美輪明宏さんの働いているお店へ通うようになり、美輪明宏さんの好意をよせるようになった三島由紀夫さん。
本当の2人の関係はどうなのでしょう?恋愛関係なのでしょうか?
同時、男性同士の付き合いはあまり触れる事が出来なかったようですが、周りからは美輪明宏さんが三島由紀夫さんの愛人と思われる部分もあったそうです!
プライベートな話なんで確かな事は分かっていませんが、三島が以前から友人関係にあった三輪明宏に告白し、振られたとういう話が残っております。その前にバーで二人でキスしたりしていたそうです。確か、雑誌に記事が載ったんじゃなかったでしょうか。
私たちのことを“恋愛関係”と書き立てるメディアも多くありましたが、とんでもない話です。昔ある雑誌で文壇の方々と対談する連載をやっていました。その対談に三島さんにも出ていただきました。そのときこんなことを言われました。
「君には95%の長所がある。才能もあるし美貌もある。だけど、5%の短所がある。その5%の短所は、95%の長所をいっぺんで吹っ飛ばしてしまうくらいの最悪な短所だ」と。
私は「95%の長所を吹っ飛ばしてしまう短所って何?」と聞いたら、「俺にほれないことだ」って(笑)。
面白いでしょ?私は尊敬する人には恋愛感情を抱きません。尊敬できる人はあくまでも尊敬している人。恋愛感情になってしまうと何かグレードが落ちるような気がするからです。
深い交流だった美輪明宏さんと三島由紀夫さんの本当の関係を調べてみました。
美輪明宏さんは三島由紀夫さんとの関係は恋愛ではないと否定しましたが、三島由紀夫さんの片思いと言われているだけに、三島由紀夫さんは恋愛感情を抱いていたのかもしれません。
自分に惚れない部分が短所だと美輪明宏さんに語っていた三島由紀夫さん。これは冗談なのか本音なのか三島由紀夫さんにしかわかりません。
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