記事ID2507のサムネイル画像

西島秀俊はなぜドラマ「あすなろ白書」で得た栄光を捨てたのか?

現在、人気絶頂の西島秀俊さん。遅咲きの実力派俳優のイメージですが、実は20代の頃に「あすなろ白書」に出演しブレイクしています。しかしその「あすなろ白書」での栄光を捨て西島秀俊さんは空白の5年を過ごします。一体なぜそんなことになったのでしょうか?

西島秀俊のブレイク作「あすなろ白書」見たことがある?

今大人気の俳優、西島秀俊さん。
見ない日はないというほどCMやドラマ、そして映画に引っ張りだこです。

そんな彼ですが90年代に「あすなろ白書」というドラマで大ブレイクをしたことをご存知の方も多いかもしれませんね。

西島秀俊プロフィール

誕生日:1971年3月29日
星座:おひつじ座
出身地:東京都八王子市
血液型:A型
身長:178cm

9歳の時、先輩の薦めで受けたオーディションに合格し俳優に。
1992年 東京アクターズスタジオ第一期生。テレビドラマ『はぐれ刑事純情派5』で本格的に俳優デビュー。
その他『ストロベリーナイト』『MOZU』など代表作多数存在します。

2014年11月には結婚しています。

キャリアがとても長い西島さん。
そんな彼がアイドル的な人気を得るきっかけとなった「あすなろ白書」とは一体どんなドラマだったんでしょうか?

西島秀俊出演ドラマ「あすなろ白書」

小学館の雑誌「ビッグコミックスピリッツ」に連載された柴門ふみによる漫画『あすなろ白書』(1992~1993)を原作に制作された月9ドラマになります。
女子大生・なるみを中心にした男女5人を描いた作品です。

なるみと保の結ばれては離れる恋愛模様を縦糸に、2人を取り巻く恋や友情が横糸として絡まり合います。
『あすなろ会』というサークルを通じ、恋愛と友情の狭間を2人は経験します。

20歳の日々の苦悩や喜び、時間の経過の重さや大切さ等の、若さの証の全てを描いた青春群像劇です。

キャスト

キャスト

かなり豪華なキャストになっております。

「あすなろ白書」動画

あすなろ白書

まずは第一話をご覧になってみてください。

「あすなろ白書」ドラマの反響

当時絶大な人気を得たこの「あすなろ白書」。
出演していた西島秀俊さんもとても人気があったんです。

視聴者の声を一部見てみましょう!

【視聴者の声1】
西島ファンは「あすなろ白書」がルーツの人が多いんじゃないでしょうか
その時代は、いい男ランキングに必ず名前が上がるほどでした!

【視聴者の声2】
今は、「同性愛」はどれほど珍しいことではありませんが、当時は異質なものでした。
それをナチュラルに演じた西島さんは、20年前から変わりませんね。

【視聴者の声3】
せいかちゃんとラブラブになって応援していたので、悲しいです…

「あすなろ白書」から現在に至る西島秀俊エピソード

西嶋秀俊さんは当時アイドル的な人気を誇る俳優でした。
ブレイクしていましたが、彼が思い描いていたものとは違ったようで不満を抱いていたようです。

西島秀俊さん

空白の5年とは?

彼には空白の5年間があります。
それは当時の事務所と衝突し、事務所を移籍した際に事務所側が下した制裁だったんです。

アイドル路線で売り込もうとした元事務所に対して、西島さんはこれから主流になるであろう、キャリアもあり演技力もある息の長い俳優になりたかったんです。

元々映画の裏方志望だったそうで、アイドルのような人気がなくなれば使い捨てにされる扱われ方に納得がいかず、決裂したそうです。

彼が在籍していたのは大手のプロダクション。
その為彼が事務所を移籍する条件として5年間の民放ドラマ出演禁止という条件を提示しました。

見せしめにされ、干され続けたというわけです。

西島秀俊にとって"干され期間"は再ブレイクするまでの準備期間だった

とはいえ、こんな逆境でもその5年間は彼にとってとても充実した日々だったようです。
彼はどうしても演技をやりたい、という気持ちよりもどうやら映画に携わりたいという気持ちが大きかったようです。

その為この期間に役作りの為、年間300本の映画を映画館で観たそうですよ。

前事務所を退社後の98年に、諏訪敦彦監督作品『2/デュオ』に主演。
即興演技で新たな一面をアピールしました。

翌99年公開の黒沢清監督『ニンゲン合格』では第9回日本映画プロフェッショナル大賞で主演男優賞を受賞。
彼はこの作品を「自分にとっての革命の始まり」と話す程思い入れがあるようです。

一度はアイドル俳優としてブレイクしながら、事務所との軋轢により一旦は表舞台を去ったと思われた西島秀俊さん。

そこで腐るどころか、この「干され期間」すら次のステップに進む為の準備期間としてむしろプラスにしてしまったようです。
だからこそ彼の今があるんですね。

北野武監督との出会い

西島さんは「呼ばれりゃ、なんでも行きます」というほど北野武監督の大ファンです。
そんな監督との出会いは西島秀俊さんにとってかなり大きなことだったようです。

それは監督の作品である「Dolls」への出演へとつながります。

ある番組で「ターニングポイントはなんですか?」と聞かれた西島さん。
彼が答えたのが「Dolls」の出演だったと答えたそうです。

なんでも監督に会ってから出演が決まるまで、1分弱という短い時間だったそう。

急に監督から要請があり、バイクで駆けつけたそうです。
面談を1分弱ほどしたら「はい!じゃ!」と言われ、その日は帰宅。

後日連絡があり映画への出演が決まったそうです。
そこから徐々にお仕事も増えていったそうですよ。

当時、監督にファンだと絶対に言わなかったそうです。

ばれないようにしていたそうなんで、ファンだとカミングアウトしたのはここ1~2年程の話なんだそうですよ!

このことはファンの間でも話題になりいろんな反響があったようです。その一部を少し見てみましょう。

このことは、ファンの間でも非常に反響があったようです。

ネットの反響

ネットでの反響についてご紹介していきます!

【視聴者の声1】
【視聴者の声2】
【視聴者の声3】
【視聴者の声4】
【視聴者の声5】
【視聴者の声6】

西島秀俊さんビートたけし大好き話が大半で流星ワゴンの番宣を忘れている。(笑)トークが三枚目で気取らないから人気があるのは頷けます。

出典:http://realtime.search.yahoo.co.jp

北野たけし監督にその演技力を認められて、映画「DOOLS」に出演。
映画を観た人も「菅野美穂もよいが、西島秀俊の崇高な演技が素晴らしい」と絶賛!

北野映画で演技力を評価され、なおかつ渡辺プロダクションとのわだかまりから解き放たれ西島秀俊はこれまでの鬱積を晴らすかのようにいっきに飛躍します。

出典:http://blog.livedoor.jp

なんだろ、清々しく感じる映画美。
でも、ストーリーは痛く切ない。

わー、今をときめく西島秀俊さんが
出てるじゃないですか~!
この頃から、独特の雰囲気を
持っておられたんですね☆

出典:http://movies.yahoo.co.jp

大ファンだった北野武監督の作品「Dolls」に主演することによって謹慎状態が解かれた形になった西島秀俊さん。恐らく、事務所の言いなりにアイドル俳優を続けていれば西島秀俊さんがこの映画に出演することはなかったと思います。

この西島秀俊さんの歩んできた生き様こそがドラマのようです。外側から見れば立ち止まり遠回りしたようにも見えますが、実は誰よりもまっすぐにひたむきに己の道を突き進んでいるのかもしれません。

北野武と再びタッグ!「MOZU」

『MOZU』は、“映像化不可能”と言われ続けてきた逢坂剛のハードボイルド小説「百舌」シリーズの連続ドラマ化にTBSとWOWOWが挑んだ連続ドラマです。

『MOZU Season1~百舌の叫ぶ夜~』をTBS木曜ドラマ劇場にて2014年4月10日~6月12日に放送していたことはご存知の方も多いでしょう。あのドラマには続きがあり、『MOZU Season2~幻の翼~』をWOWOW連続ドラマWにて6月22日~7月20日、TBS木曜ドラマ劇場にて10月16日~11月13日に放送しました。

映画「海猿」シリーズ等を手がけた羽住英一郎監督が作り出す革新的で美しい映像世界、そして西島秀俊さんをはじめとして、香川照之さん、真木よう子さん等実力派俳優たちの重厚な演技、本格アクションが大きな反響を呼びました。

業界内の評価も高いこの作品は、ギャラクシー賞テレビ部門月間賞や、東京ドラマアウォード作品賞等を受賞しています。多くのファンに支持され、映画化もされました。映画版ではまた北野武氏と今度は役者同士で共演しています!

西島秀俊の過去についてわかっていただけましたか?

いかがでしたか?

とてもストイックな西島さん。どんな状況においても自分自身を貫いてきた西島秀俊さんですから、もし一時的なファン離れがあったとしても気にも留めていないでしょう。西島秀俊さんにとって重要なのは、人気を得ることではなく役者業を追い求めることなのかもしれません。

そんな彼が世に知られるようになった作品「あすなろ白書」。あなたも是非一度見てみてはいかがですか?

関連する記事

この記事に関する記事

この記事に関するキーワード

キーワードから記事を探す

TOPへ