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ドラえもんの都市伝説として有名な「行かなきゃ」って知ってる?

世代を超えて愛され続けるドラえもん。通常ドラえもんの放送はゴールデンタイムですが、一度だけ深夜に放送されたことがあったと言います。都市伝説にもなっているその回のタイトルは「行かなきゃ」。今回はそんな「行かなきゃ」という回について追ってみましょう!

ドラえもんの「行かなきゃ」という回をあなたは知ってる?

国民的キャラクタードラえもん。今や世界中で知られているドラえもんですが、都市伝説もたくさんあることをご存知ですか?

数ある都市伝説の中でも今回は、作者の藤子F不二雄さんとも関係がある有名な都市伝説についてご紹介します。

おさらいしよう!「ドラえもん」について

ドラえもんの誕生は1969年。小学館発行の学年誌で漫画連載がスタートしました。作者は藤子F不二雄さん。1996年に藤子F不二雄さんが亡くなるまで長期にわたり連載されました。

内容は22世紀からやってきたベビーシッターネコ型ロボットドラえもんと、何をやってもダメダメな野比のび太の日常を描いたSF漫画です。

そんなドラえもんに、たった一度だけ深夜放送回が存在したといわれています。それがドラえもん「都市伝説」として語られている行かなきゃの回です。ドラえもん「行かなきゃ」の回は実際に放送されたのか定かではないのですが、見たという証言が多数存在する幻の回です。

それではここからそんな「行かなきゃ」について詳しくご紹介します。

ドラえもん深夜放送回「行かなきゃ」とは?

「行かなきゃ」は20年程前の、1996年9月23日の深夜に放送されたと言われています。もちろん深夜に放送予定があったわけではなく、突然始まったと言われています。

内容は真っ暗な画面にのび太が歩いている後ろ姿が10分程流れた後、のび太が振り返り「行かなきゃ」(「行かなくちゃ」という話もあります)と言って放送が終わったという少し奇妙な内容です。

本当に短い時間の放送でしたが目撃情報も多数あり、未だにファンの間でその真偽が議論されている回です。しかしこの回が有名なのは奇妙だったからという理由だけではありません。

この放送の翌朝、作者の藤子F不二雄先生が亡くなったと報道されました。この事もあり、「行かなきゃ」という回は藤子先生の死と関わりがあるのではと噂されています。

なぜのび太だったのかという事については、生前、藤子先生はのび太は自分自身であるというような発言をされています。だからこそのび太に「行かなきゃ」と言わせたのではという話が有力です。

ドラえもん「行かなきゃ」もう一つの説

「行かなきゃ」(画像は別回)には少し違ったバージョンも存在します。先ほどの物は少し不気味な雰囲気も漂いますが、もう一つのバージョンは少し感動する話でもあります。

スケッチブックを持って歩いているのび太。そこへ後ろからドラえもんが追いかけてきます。「もう、行ってしまうんだね」と声をかけるドラえもんに、「うん、もう行かなきゃ」とのび太が返します。

そこでのび太の絵が藤子F不二雄さんの絵に変わり、ドラえもんが「ありがとう」というと、藤子F不二雄さんは「こちらこそ」と返し、お互い笑顔になったところで放送が終わるというもの。

こちらの内容の「行かなきゃ」を見たという視聴者も複数いるとのことで、どちらが本当の「行かなきゃ」なのかという議論も多くされています。

「行かなきゃ」は藤子F不二雄先生への追悼だった?

この「行かなきゃ」が放送された1996年9月23日は藤子F不二雄さんが亡くなった日でもあります。その為この「行かなきゃ」という回は、放送局側が藤子F不二雄さんの追悼の為に流したのではないか、という声も多く聞かれます。

しかし、この話には穴があります。確かに9月23日に先生は亡くなりましたが、マスコミが訃報を流したのは翌日の24日。23日に「行かなきゃ」が放送されたのなら、先生の死をマスコミが取り上げる前に放送された、という事になります。なぜ放送局側はその情報が世に出回る前にそれを知ってアニメを作成し、放送することが出来たのでしょうか?

しかし、それでも多くの方が見たと証言している「行かなきゃ」は、都市伝説と言われながらも、その放送を未だに信じられています。

「行かなきゃ」の声は藤子F不二雄先生だった?

「行かなきゃ」にはもう一つ大きな証言が残されています。それは「行かなきゃ」と言ったその声が藤子F不二雄本人の声だったというもの。これも1人ではなく、複数の人がその声を聞いたという話です。

更に何日後かに再びドラえもんが深夜に放送され、その時の声も藤子先生のものだったという話もあります。カメラの方に振り返ったのび太はこんなことを藤子先生の声で言います。

「私は子供に夢を、大人に希望を与えてきました。もう私が活躍することはありませんが、これからも時々で良いので思い出してください。私はもう行くべき世界へ行かなければいけませんが、また会える日を楽しみにしています。」

もし本当に「行かなきゃ」の放送回が存在し、藤子F不二雄先生の声が聞けるのであれば、ぜひ見てみたいですよね。

なぜ「行かなきゃ」は都市伝説なの?

しかし、なぜこれだけの目撃情報があるにもかかわらず、「行かなきゃ」は都市伝説なのでしょうか?

その為、複数の目撃情報があるにもかかわらず「行かなきゃ」はあくまでも都市伝説なんです。

未だに議論の尽きない「行かなきゃ」

いかがでしたか?

幻の回「行かなきゃ」を実際に見たという証言は複数あり、その証言はどれも真実味のあるものです。しかし残念なことに、それを実証する動画や画像は残っていません。

本当だとしたらとても夢のある「行かなきゃ」。ドラえもんの製作、放送スタッフが藤子F不二雄先生の追悼で放送したのであれば、その事実を明らかにして欲しいものです。

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