全ての仮面ライダーの元祖!最初のライダー、仮面ライダー1号とは?
2015/10/08
t-n-k-a
都内に連続女性殺人事件が発生していた。父の研究を手伝っていた風祭真は「財団」により、自らも知らぬ間に生態改造兵士(バイオボーグ・ソルジャー)レベル3にされてしまう。そしてある日、真は鬼塚義一のレベル3への変身の影響を受け、感情の高まりと共に異様なバッタ怪人の姿へと変貌していく。
仮面ライダーシンとは?
仮面ライダーシンは仮面ライダー史上初めて
変身と叫ばず変身し
仮面もスーツも変身ベルトも装着せず
変身後にバイクに乗らない
仮面ライダーです。
いや、仮面も付けていないし、バイクに乗らないから「ライダー」でもないんですが(笑)
詳しい説明は以下をご覧ください。
バッタの遺伝子を身体に組み込まれた風祭真が変身する局地戦用ゲリラコマンド改造兵士レベル3の特異体。
バッタが有する「テレパシー能力」により、呼応反応と称される「同族の記憶・感情・意識に反応する共通の疑似体験」で統制を取る。
感情の高揚(おもに怒りの感情)によって細胞活動が活性化すると、バッタ遺伝子内“X-α素子”が干渉を受けて細胞活性分泌物“バッテリゲン”が体内に放出され、その効果で細胞の急激な変異“体内変身(インナーチェンジ)”が誘発し、改造兵士レベル3-仮面ライダー-に変身を遂げる。
仮面ライダーシンの特徴は
・軍需産業「財団」の戦争兵器
・バッタと人間のDNAを組み合わせて改造された
ということです。
なんだか現実味のある設定でコワイですね。
風祭真
こちらが仮面ライダーシンに変身する風祭真(シン)です。
本作の主人公。城南大学出身のオートバイレーサー。25歳。IQ250。500ccロードレースの日本予選で初出場初優勝を果たし、世界グランプリを目指していた。頭脳明晰にしてスポーツ万能。ISSにいる父・大門に協力し、自ら人体実験の被験者となっていたが、密かに鬼塚によって改造手術を施され、人間とバッタの遺伝子を融合させた「改造兵士レベル3」となっていた。
父と最愛の女性を失った一連の事件の後、愛との間にできた子供・ライダーベビーの生き続ける愛の遺体を抱えたまま、姿を消す。
行方不明後、CIAの記録には彼のコードネームとして「MASKED RIDER(仮面ライダー)」と記された。
科学者であるお父さんの研究の実験の被験者にボランティア参加したものの、お父さんの同僚の鬼塚にいつの間にやらバッタのDNAを組み込まれて、改造兵士レベル3になってしまう悲劇のヒーローです。
仮面ライダーシンのスペック
変身時の身長は199.9cm
変身時の体重は90.0kg
跳躍力は垂直跳び114m、幅跳び232m
打撃力は最大2800kg
蹴撃力は最大4200kg
走力は100mを3.34秒で走破する
バッタの能力を人間大で実現すると、こんなにもハイスペックになるのですね。
仮面ライダーシンの必殺技
劇中で使用された技をご紹介します。
【ハイバイブ・ネイル】
手足の爪が超高速で振動し、シンライダーキックやシンライダーパンチの威力を高めます。
【スパイン・カッター】
腕や脚に生えているとげで、ハイバイブ・ネイルと同じく超高速で振動しています。
戦闘中に損傷しても、すぐに生え変わります。
シンライダーチョップやシンライダーキックの威力を高めます。
ちなみにハイバイブ・ネイルもスパイン・カッターも常に超高速で振動しているため、人間の目には止まって見える、という設定です(笑)。
【ブレイク・トゥーサー】
人間とバッタの顎の形状を併せ持つ仮面ライダーシンの口が大きく開き、敵に噛み付きダメージを与えます。
【テレパシー】
他の改造兵士レベル3との呼応反応に使用します。
劇中では改造兵士レベル3・鬼塚の殺人の記憶を受け取り、自分が殺人犯ではないかと苦悩します。
また、鬼塚が死ぬ時の恐怖や痛みを感じ、初めて仮面ライダーシンに変身するきっかけとなります。
【グロ注意】仮面ライダーシン必殺技
ハイバイブ・ネイルで敵の首を切り、強大な腕力で頭や脊髄を引き抜きます。
Shin Kamen Rider- Painful and Transformations
最初の変身は、仮面ライダーシンの最初の変身です。
風祭真は自分が改造されているとは知らないまま、死ぬ間際の改造兵士レベル3・鬼塚の感情の昂ぶりにテレパシーで反応して変身します。
痛そうですね(汗)
次の光に包まれての変身シーンは、恋人の明日香愛を財団に殺された怒りで、自分の意思で行う初めての変身です。
ヒーローっぽい変身シーンですね。
仮面ライダーシンを改造した「財団」とは?
こちらの画像は風祭博士の「財団」での実験シーンです。
被験者は息子の風祭真。
風祭博士のサポート役を鬼塚が務めていますが、この時、風祭博士の目を盗んで真にバッタのDNAを組み込んでいきます。
政財界や軍事産業などあらゆる分野で世界規模の影響力を持つ謎の組織。全世界の政治、経済、思想、文化などを全て統一し、人間の誕生から死までに関する、あらゆる経済活動を自分達の影響下に置くことが目的である。ニューヨークに本部を持つ。下部組織であるISSを最終的には失っているが、財団自体はまだ存続し続けている。
財団日本支部「ISS」とは?
こちら、ISSを見学に来ている石ノ森先生です♪
財団傘下の生物学研究所。癌やエイズといった難病の遺伝子レベルでの治療を研究していた。しかし、この研究が「究極の兵士」の誕生に繋がると見込んだ財団により、軍事利用のために改造兵士開発に乗り出した。最終的には、CIAの特殊部隊の襲撃によって壊滅した。
財団が開発した改造兵士とは?
画像は雨宮慶太さんによる改造兵士レベル2・豪島のデザイン画です。
改造兵士(サイボーグ・ソルジャー)とは、財団が各国へ超強力な軍事力として販売することを目的に造り出された改造人間の総称である。生体兵器としての意味合いが強い。改造のレベルは3段階に分けられる。
レベル2
“レベル1”の改造により強化された人体に機械等の各種サポートユニットを埋め込み、人体の機能を必要な状況に応じて強化させる。最大出力や防御力では後述の“レベル3”を上回る性能を発揮するが、人間形態(人間の姿)=改造前の姿には基本的に戻ることができず、人工皮膚で人間の姿に擬装する必要がある。また、機械的な改造であるために生物が持つ自己進化能力(パワーアップ)は失っており、戦闘経験を積むことで根本的な能力が上昇することはなく、能力を強化するためには再改造が必要である。人間を素体としているにもかかわらず、“レベル2・豪島”はいささかロボットのように無機質な動きをするシーンが多々見られた。兵器としては申し分ない性能を誇るため、財団はこの段階の改造兵士を商品として量産する予定であったが、“レベル3”の発揮する潜在能力や自己進化能力、擬似能力による潜伏力に着目して次の段階の開発を進めることを決定する。
レベル3
別種の遺伝子情報を人体に埋め込んだり、人体そのものの遺伝子情報を変化させたりして、人体を根源的なレベルから強化させる。“レベル2”は機械による人体強化で元来のサイボーグに対し、“レベル3”は生物的な人体強化でバイオサイボーグに分類される。自己進化能力にも目を見張るものがあり、初期段階で“レベル2”の出力や防御力に劣っていたとしても、戦闘経験を積むことで能力を底上げして圧倒することが可能である。財団では、この段階の改造兵士を局地戦用・ゲリラコマンドとして量産化する予定であったらしい。
仮面ライダーシンも、彼を改造した鬼塚もこのレベル3の改造兵士です。
彼らの違いは「変身後も自分の意識を保つことができたか?」という点です。
自分の意識を保てなかった鬼塚は連続殺人犯となり、自分の意識を保っていた仮面ライダーシンは悪の秘密結社から人類の自由と平和を守る正義のヒーローとなるのでした。
仮面ライダーシンと明日香愛のラブストーリー♪
明日香愛は改造兵士の実験体・風祭真の介護をしつつ、財団の指令の元、彼の監視をしていました。
しかし日々を共に過ごすうちに、明日香愛は風祭真を愛してしまいます。
仮面ライダーシンに変身した風祭真の姿を見ても気持ちは変わらず、財団に彼を人間に戻すよう掛け合います。
しかし捕まってしまい、シンの子供(=ライダーベビー、ミュータントベビー)を身籠っていることを知らされます。
救出に向かう仮面ライダーシン。
しかし、彼らを待ち受けるのは悲劇の運命でした。
仮面ライダーシンの次なる展開に期待!
真・仮面ライダーは序章で終わっています(泣)
本来の構想は下記の通りでした。
原作者である石ノ森にとって仮面ライダーとは1号こそ原型であり、木にたとえれば幹であって、あとは枝葉にあたる。0号である『真』は木の根に該当し、もう一度はじめのライダーのイメージを掘り起こしたいという意向がこめられた発言である。
シリーズ化が実現していれば、シンが仮面とスーツやバイクを手に入れて仮面ライダーとなってゆく過程が、順を追って描かれるはずであり、原作者のラフデザインも存在している。
仮面ライダーシンは仮面もスーツもバイクもまだ持っていない、スッピンの(笑)仮面ライダーということですね。
「仮面ライダー」へのメイク過程(笑)も見てみたいですね。
何より、明日香愛との子供の成長過程も気になります!
近年の映画「ライダー大戦」シリーズでも何作か客演していますから、現代の子供たちへの認知度もあるはず。
序章から20年経っていますが、是非とも仮面やスーツに身を包んだ「仮面ライダーシン」を見たいですね!
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