2016/08/01
dmegumi
日本を代表する名女優の田中裕子さん。彼女の色気は世の多くの人を惹き付けて止みません。そんな田中裕子さんについて調べてみました。
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田中裕子(たなか ゆうこ)
本名:澤田 裕子(ひろこ)
生年月日:1955年4月29日
職業:女優
所属事務所:アニマ出版
家族:夫は歌手・俳優の沢田研二、弟は俳優の田中隆三
出身地:大阪府池田市生まれの北海道札幌市育ち
・明大在学中の1978年に文学座に入り、女優活動をスタート
・1979年にNHKテレビ小説『マー姉ちゃん』で主役の妹役としてデビュー
・1981年に映画『ええじゃないか』『北斎漫画』で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞、新人俳優賞を受賞。
・1983年に連続テレビ小説『おしん』で主役を演じ、アジアやイスラム圏を中心として世界的な有名女優になる。
・1983年に映画『天城越え』でモントリオール世界映画祭主演女優賞受賞。
・1985年に文学座を退団。
・1989年11月に歌手の沢田研二と結婚
・同年末の映画『男はつらいよ 花も嵐も寅次郎』で沢田と共演、その後沢田と不倫関係に。
・2005年に映画『いつか読書する日』『火火』でキネマ旬報ベスト・テン主演女優賞受賞。
・2010年にドラマ『Mother』で第65回ザテレビジョンドラマアカデミー賞助演女優賞受賞。
・2010年11月、紫綬褒章受章。
・2013年に映画『共喰い』『はじまりのみち』でキネマ旬報ベスト・テン助演女優賞受賞。
現在50代に突入した田中裕子さんですが、日本人女性としてのしっとりした大人の色気は相変わらずです。それではなぜ、田中裕子さんが、芸能界でも有数の色気のある女優さんになったのか、田中裕子さんのデビュー当時から振り返って見ましょう。
サントリー樹氷シリーズのCM
田中裕子さんの出演したサントリー樹氷シリーズのCMは、世の男性たちを虜にしました。デビュー間もない頃だと言いますが、既にこの色気です。
田中裕子さんと言えば、おっとりした話し方が特徴的。このゆったりとしたリズムが余裕を感じ、相手を和ませ、彼女の魅力を倍増させてくれていると言います。そういわれてみると、せかせかしてる人からは、色気を感じずらいかもしれませんね。
「ザ・レイプ」のパンフレット
日本人特有の「たおやかさ」を感じる、控えめな顔のパーツを持つ田中裕子さん。目がくりっとしているわけでも、鼻が高いわけでもないけれど、目鼻立ちのバランスが良く、色白できれいなお肌、そしてピンと伸びた背筋などが、田中裕子さんの色気をぐっと引きたててくれています。
田中裕子さんの顔のパーツは丸みを帯びており、無防備なように見えるも、魔性を感じてしまう色気があり、魅力があります。
映画『北斎漫画』は1981年に公開された作品です。新藤兼人監督・脚本で、緒方拳さんが主演を務めました。矢代静一さんの同名戯曲を映画化したもので、浮世絵師の葛飾北斎が女性の魔力に取りつかれていく模様を描いています。
田中裕子さんの役どころは、北斎の娘であるお栄であり、15歳から70歳までを演じたことが話題となりました。お栄は父の北斎を支え、父とともに北斎の友人の滝沢馬琴の家に居候するなど交流を続けるなか、北斎は「富嶽三十六景」を生み出していきます。
本作の田中裕子さんは、着物から無造作に上半身をはだけさせたり、全裸になるなどとにかく脱ぎっぷりがいいです。西田敏行さん演じる馬琴とのラブシーンもあります。
映画『天城越え』は1983年公開の作品です。松本清張が自身の経験を生かして書いた短編小説を原作としており、三村晴彦さんが監督、田中裕子さんのほか、渡瀬恒彦さん、平幹二朗さんなどが出演しています。
同作は14歳の少年建造が天城峠で謎めいた女性ハナと出会ったなかで起こった殺人事件と、事件を三十年間追い続ける刑事を描いています。田中裕子さんはハナを演じ、色気全開の演技をみせました。数多くの女優がハナを演じていますが、やはり田中裕子さんの演技は別格です。
ハナと建造が歩いている道中、一人の土工と出会います。ハナと土工は建造と別れていきましたが、建造が後を追うと、草むらのなかでふたりが情事に及ぶのを目撃します。その土工は殺され、ハナが容疑者となりますが、証拠不十分で釈放されます。
田中裕子さんの演技は高く評価され、モントリオール世界映画祭で主演女優賞を受賞しました。
映画『嵐が丘』は1988年公開、吉田喜重監督・脚本の作品です。エミリー・ブロンテの世界的に有名で、多く舞台化もされている同名小説を、吉田監督は舞台を鎌倉時代に翻案し映画化しました。世界的文学を日本にどう置き換えているかが注目の作品です。
同作は神を祀る山部一族に拾われた鬼丸と一族の娘である絹との壮絶な情愛を描いています。絹は鬼丸と愛を誓う合うものの、別の男に嫁いでいきます。鬼丸は松田優作さん、絹は田中裕子さんが演じました。
野獣のような松田優作さん演じる鬼丸と、田中裕子さん演じる気丈な絹のラブシーンもあります。注目のふたりによる金屏風の前での情事は話題となりました。全くタイプが違う役者同士の化学反応が見どころです。
田中裕子さんの夫・沢田 研二(さわだ けんじ)
・生年月日:1948年6月25日
・職業:歌手、俳優、作詞・作曲家。
・ニックネーム:ジュリー
沢田研二さんは、1967年にデビューし、1970年代から1980年代前半にかけてはスーパースターとして日本のポップス界を牽引していました。当時の沢田研二さんの人気は高く、時系列は逆ですが、「昭和の木村拓哉」と説明されるほど。沢田研二さんもまた色気のある男性歌手として、一世を風靡していました。
沢田研二さんは1975年元ザ・ピーナッツの伊藤エミさんと結婚し、1979年に男の子が生まれていましたが、1987年に離婚し、1989年に田中裕子さんと結婚しています。
故・高倉健
個人的な意見ですが、故・高倉健さんを観る度、年をとって皺もいっぱいなのに、とっても色気のある方だな~と思っておりました。田中裕子さんが、「和の美」をもつ女優だとしたら、男優さんでは、高倉健さんも本当に日本人男性の「和の色気」をお持ちだった気がします。
高倉健さんは田中裕子さんを高く評価していたようで、映画『夜叉』の共演者として田中裕子さんを指名しました。さらに高倉さんと田中さんは、映画『ホタル』、『あなたへ』でも共演しています。
美保純
田中裕子さんより、もう少しやんちゃなイメージのある美保純さんですが、この方も色気のある女性芸能人の話題で欠かせない1人ですよね。
現在もお綺麗ですが、若いころより美保純さんの人気はピカイチでした。
高岡早紀
「魔性」と呼ばれる色気たっぷりな女優さんの代表的な人物ですよね。40代になった今も相変わらず色っぽい感じです。
確かにちょっと好き嫌いが別れる女優さんではありますが、高岡早紀さんが色気のある女性であることに異議を唱える人はあまりいなさそうですね。
石原さとみ
ぽってりとした厚めの唇から色気を感じます。
石原さとみさんは、綺麗からかわいいまで様々な表情を見せてくれますね。ふとした瞬間に見せる小悪魔的な表情も魅力的です。
蒼井優
蒼井優さんのうるうるした瞳が、色気と言うよりは守ってあげたい気持ちにさせるのかもしれませんね。
映画女優の佇まいを有しているのが蒼井優さんです。素朴な感じがありながら、小悪魔的な色気があるところは、田中裕子さんに似ているかもしれません。蒼井さんはきめ細かい肌の綺麗さでも有名です。
男性に好かれ、また「なんだか色気がある」と言われている女性芸能人を集めてみると、皆さん、なんとなく似た雰囲気をもってらっしゃいます。色気のある女性芸能人と言われている方たちは、丸顔で雰囲気は、「ほんわか」。また、ぽってり小さくて厚めの唇を持っていることが共通点のようです。
数々の「日本の母」を演じてきた田中裕子さん。柔らかなイメージのお顔立ちやおっとりとした話し方が、いつも間にか人を魅了し、それが「色気」として、大衆の目に映るようになったのかもしれませんね。
見た目だけではなく、内側からにじみ出る「色気」。是非、見習いたいものです。
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