樹木希林と内田裕也の結婚馴れ初めは?離婚や別居など2人に迫る!
2018/10/16
mosanet2
若かりし頃の樹木希林と内田裕也
結婚後、わずか2年で別居。
その後、2018年9月15日に樹木希林さんが75歳で亡くなるまで40年以上別居状態でしたが、決して離婚はしませんでした。
その付かず離れずの不思議な距離感には、一体どのような理由があったのでしょうか。
それぞれ個性が強烈なお二人。まずは、ふたりのプロフィールを確認してみましょう。
樹木希林
女優
本名 内田啓子
旧芸名 悠木千帆
1943年1月15日生まれ
東京都出身
1961年より「悠木千帆」の名で女優活動を開始。
その後、2018年に亡くなるまで圧倒的な演技力を武器に、女優として演劇界の第一線を走り続け、2008年に勲章である「紫綬褒章」を受賞しました。
2003年に網膜剥離で左目を失明してしまい、続く2005年には乳がんが発覚し、摘出手術を受けました。
また2013年に全身が癌で蝕まれていることを公にしましたが、2014年に癌治療が終了したことを発表。
それ以降も女優として第一線で活動し続け、晩年にも「万引き家族」に出演するなど活躍しました。
2003年に網膜剥離で左目を失明したにもかかわらず、治療を受けませんでした。 それに関して「これも人生、今までが見えすぎた」といった内容の達観したコメントを発表したことでも話題になりました。
また、樹木希林さんが芸能事務所には所属せず、スケジュール管理等も全てご自身で行っていたのは衝撃的ですよね。
内田裕也
ミュージシャン/俳優
本名 内田雄也
1939年11月17日生まれ
兵庫県出身
1957年、高校を中退しバンドボーイとして音楽活動を始める。 その後いくつかのバンドを転々としつつ、映画にも出演し、映画俳優としても活動しています。
音楽活動において決して大きく売れることはありませんでしたが、それ故にロックンローラーとして決してブレることのない人物です。
行き過ぎた破天荒なスタイルで、現在に至るまで話題に事欠かない、まさにロックンロールな存在。
過去に3度もの逮捕歴があり、非常に短気な性格として知られています。
1977年、大麻取締法違反で逮捕され、その後起訴猶予処分となりました。
1983年、国内アーティストに目を向けず、外国人アーティストばかりを使用するという理由で、泥酔状態で包丁を片手にウドー音楽事務所に押し入り、銃刀法違反で逮捕されました。
2011年、交際相手の女性に別れ話を切り出され激昂。女性を脅迫し、さらに女性宅に無断侵入した容疑で逮捕。
逮捕歴は上記の通り3回ですが、これ以外にも破天荒なエピソードには事欠きません。
これをロックンロールと言っていいのかはわかりませんが、もうとにかくメチャクチャです。
もちろん、ただ凶暴なだけではありません!
英語力を武器に、ジェフベックやニューヨーク・ドールズ、フランク・ザッパやボブ・マーリーといった、ロックンロール界の歴史においての名だたるアーティストの来日に尽力しました。
また沢田研二さんの在籍していた、グループサウンズの大御所、ザ・タイガースを発掘したのも内田裕也さんです。
日本におけるロックンロールの歴史に、大きく貢献しているといっても過言ではありません。
有名な代表曲などが存在しないにもかかわらず、なぜロック界の大御所と呼ばれているのか?と不思議に思うかもしれません。
しかし、日本で最初期にロックを演奏し、海外アーティストを日本に招くことで、当時マニアしか知らなかったロックンロールを国民的に愛される音楽へと押し上げた功労者なのですね。
数多の破天荒なエピソードから考えると意外ですが、最近ではなんと、2014年にHKT48の指原莉乃さんとのコラボレーションデュエットとして新曲「シェキナベイベー」を発表!
なんと、1985年以来の29年振りのシングルリリースです!
実は樹木希林さん、内田裕也さんとの結婚前、まだ文学座に在籍していた1964年に、俳優である岸田森さんと結婚していました。
しかし数年ののち離婚、1973年に内田裕也さんと再婚されました。
樹木希林さんと内田裕也さんの出会いは、樹木希林が出演していたドラマの収録スタジオに内田裕也がたまたま訪れたことからでした。
意気投合した樹木希林と内田裕也は、この出会いからわずか5ヶ月後に結婚することとなります。
樹木希林さんと内田裕也さんは、築地本願寺で結婚式を挙げました。
結婚時の服装はなんと、お二人ともジーパン姿だったそうです。
1973年に結婚したお二人ですが、わずか2年で別居生活を送るようになります。
以来、樹木希林さんが亡くなるまでの約40年以上、別居生活を続けていました。
お二人が別居に至った理由は、内田裕也さんのDVだと言われています。
樹木希林さんは、内田裕也さんのDVについてこのように語っていました。
樹木希林さんによれば、内田裕也さんが暴れ出すと毎晩手をつけられない状態で、警察にもすぐに家に来てもらえるよう特別に登録してもらうような状態だったそうです。
包丁を持ち出しては壊してしまうため、金物屋に怪しまれるほど頻繁に買い直していたとのこと。
1981年には内田裕也さんが樹木希林さんとの離婚を区役所に提出したものの、樹木希林さんが離婚を認めず訴訟となり、離婚無効との判決が下りました。
樹木希林さんは、内田裕也さんと離婚しない理由についてさまざまに語っています。
あるときは「縁ですから。自分に合った人と出会うわけですから」と遠回しに内田裕也さんとの相性について語り、
またある時は「内田裕也は何をするかわからないから退屈しない」と語り、いい部分も悪い部分も全て知り尽くしてしまったからこそ"好き"なのだということを表現しました。
「なぜか憎めない」という人はよくいるものですが、ここまでハッキリと達観した意見を言えるのはすごいことですね。
これらの言葉には、樹木希林さんの海をも包んでしまいそうな器の大きさ、愛の深さが感じられ、懐が大きすぎる樹木希林さんのコメントには誰もが驚かされます。
内田裕也さんのような奔放さとは違った意味で「ロックンロール」であるとも言えるのかもしれません。
対して内田裕也さんは…
一度は離婚を強行しようとした内田裕也さんも、その後は樹木希林さんについて次のように語っています。
内田裕也さんは、浮気相手の女性とのトラブルで逮捕された際の謝罪会見で「結婚は一度きりだと決めている」と話しました。
挙式の時に誓ったことなので、自分からまた「離婚してくれ」と持ちかけることはない、とのことです。
また、「自分がもうすこし真面目になったら家族らしいこともして、樹木希林さん・内田也哉子・本木雅弘と全員で会食などをして打ち解けたい」とも話し、家族への愛情を語りました。
何があっても内田裕也さんには樹木希林さんしかおらず、樹木希林さんには内田裕也さんしかいないということでしょうか。
愛の形は人それぞれです。
内田裕也さんは、浮気相手の女性とのトラブルで逮捕された際の謝罪会見で「結婚は一度きりだと決めている」と話しました。
挙式の時に誓ったことなので、自分からまた「離婚してくれ」と持ちかけることはない、とのことです。
また、「自分がもうすこし真面目になったら家族らしいこともして、樹木希林さん・内田也哉子・本木雅弘と全員で会食などをして打ち解けたい」とも話し、家族への愛情を語りました。
何があっても、内田裕也さんには樹木希林さんしかおらず、樹木希林さんには内田裕也さんしかいないということでしょうか。
愛の形は人それぞれです。
内田也哉子(うちだややこ)
エッセイスト/歌手/女優
1976年2月11日生まれ
東京都出身
そんな破天荒夫婦、樹木希林さんと内田裕也さんには、娘さんがいらっしゃるのです。
内田也哉子さんはエッセイストや歌手、女優などとして活動されていて、夫は元シブがき隊でも知られる俳優・本木雅弘さん。
1995年に結婚しており、現在は3児の母です。
必見の母娘共演
2007年公開の映画『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜 』でのワンシーンです。
この映画では、樹木希林さん演じる「オカン」の若かりし頃を、実娘である内田也哉子さんが演じています。
また2012年公開の『わが母の記』という映画でも、樹木希林さん演じる伊上八重の若い頃の姿を演じました。
1995年に、内田也哉子さんは、俳優の本木雅弘さんと結婚。
樹木希林さんと内田裕也さんにとって本木雅弘さんは義理の息子となりました。
也哉子さんは子宝にも恵まれ、内田裕也さんと樹木希林さんは晴れておじいちゃん、おばあちゃんとなりました。
しかし良い家族写真ですね!
かっこよすぎます!
ご夫婦で出演されたCMを皆さんは覚えておりますでしょうか。
結婚式から長い月日が流れましたが、とてもお似合いのご夫婦です。
結婚情報誌「ゼクシィ」のCMで、「夫婦には色々な形がある」というテーマでの抜擢。
お二人とも長く連れ添い続けた独特な雰囲気があるにも関わらず、とても自然体で不思議なCMでした。
言葉は少ないですが、語らずとも何か深いつながりのようなものが見える気がします。
樹木希林さんの訃報ののち、内田裕也さんが最初に語ったのは、「人のために尽くして来た見事な女性だったので、きっと天国に召されると思う」ということでした。
また、内田裕也さんのドキュメンタリー「ザ・ノンフィクション 転がる魂 内田裕也」では樹木希林さんがナレーションを担当していたこともあり、それに関して10/14の舞台挨拶では「動揺を隠せませんでした」とコメントしました。
父とのわだかまりに心を悩ませていた長女の也哉子さんも、樹木希林さんが亡くなった後の身辺整理の中で、内田裕也さんが昔樹木希林さんに送った愛のこもった手紙を見て、胸のつかえがとれたそうです。
最後まで長い別居生活を続けながらも離婚はしなかった、樹木希林さんと内田裕也さん。 2015年ごろからは連絡を取り合っており、仲は良かったそう。 食事や旅行にも行かれたようです。
世間からは「不思議な夫婦」と言われたお二人。
とても深い愛の中、離れていてもお互いを思い合っていた、まさに究極の夫婦といってもいいのではないでしょうか。
樹木希林さんが亡くなってしまい、これからどうなるか分かりませんが、内田裕也さんには今後も元気に活動していただきたいですね。
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先日、樹木希林さんの訃報が発表され、世間に衝撃が走りました。
同時に、稀代の大女優『樹木希林』と永遠のロックンローラー『内田裕也』という奇妙な関係の2人に再び注目が集まっています。