【山下達郎】おすすめ収録曲もご紹介!おすすめアルバム3選!!
2016/07/31
konpitsu
山下達郎(やました・たつろう)
1953年2月4日生まれ
東京都豊島区池袋出身
明治大学法学部中退
1975年、大貫妙子らとシュガー・ベイブを結成し、アルバム『SONGS』でデビュー。
レコード・CDコレクター、オーディオマニア。
特にロック・R&;B・ポップスについて造詣が深く、収集しているアナログ盤の所蔵総数は6万枚を超える。
これまで数多くのシングル・アルバムをリリースしてきた山下達郎さん。
特にアルバムはすべてにコンセプトがあり、メッセージがあり、物語がある。
音楽の髄を極めた、まさに「作品」であると評判です。
今回はその中でもファンの間で「傑作」とされるアルバム作品をご紹介します。
| |
山下達郎も特に愛着あり・アルバム『FOR YOU』
1982年1月21日発売、通算6作目のアルバム。
これまでに無いほどスムーズに収録ができたといい、自身にとって珍しいほどトラブルの少ないレコーディングだったようです。
レコーディングに必要な要因の全てがバランスよく組み合わさり、ファンにも支持される作品となりました。
バラードの名曲として名高い「FUTARI」「YOUR EYES」も入ったアルバム
2013年に竹内まりやさんがシングル「Your Eyes」をリリース。
「Morning Glory」と同じく、当初竹内さんに書かれたものだったので、31年後に竹内版“YOUR EYES”が実現したことになります。
INTERLUDE(インタルード)をはさんだ作品
初めて“インタルード”という小品を曲の間にはさんで作られたアルバムでもあります。
短い時間に山下達郎の得意手法・アカペラが印象深く響きます。
「LOVELAND, ISLAND」
後のベストアルバム『GREATEST HITS!』にも、2012年の『OPUS』にも収録された人気曲。
ライヴ・アルバム『JOY』にはライヴバージョンが入っています。
元々はビールのCMのための書き下ろし。
長年シングルカットされずにきましたが、20年後、ドラマ主題歌に採用され、シングル・カットされました。
Tatsuro Yamashita - For You (Full Album)
「SPARKLE」の軽快なギターから始まる本作品。
80年代を代表するこの上ない名盤だ、とファンの間でも支持が高いアルバムです。
ほかにも、名曲ばかりで、一曲一曲を語れるファンも多いでしょう。
ボーナストラックとして、同年に深夜枠放送された金曜ドラマ「あまく危険な香り」の主題歌(同タイトル)と、インストゥルメンタルの2アレンジで収められています。
東日本大震災でタイトル名を変更したアルバム
2011年8月10日発売、通算13作目のオリジナルアルバム。
元は別タイトルの12曲入りアルバムとして2010年に発売予定でしたが、制作過程で不満が生じ、発売直前に延期を発表します。
2011年3月11日に発生した東日本大震災の影響を反映し、タイトルは収録曲「希望という名の光」の歌詞から“Ray Of Hope”に変更となりました。
結局、当初の予定から1年近く経った2011年8月にリリース。
いつも以上に “聴かせるボーカル” に引っ張られるように、曲調もどこか開放的・軽やかなものが多いといわれています。
数曲で服部克久氏による美麗な弦アレンジもあり、発売を待ったファンも納得の内容となりました。
岡村隆史出演!PV「希望という名の光」のメイキング映像
「希望という名の光」は、映画「てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜」主題歌となりました。
世の中が大きく変わってしまったあの時期、この作品は多くの人の心に響きました。
山下達郎 『 希望という名の光 』 ~ 熊本地震で被災されたみなさんへ
2016年4月20日に行われた、岩手県民会館でのライブ音源。
曲の中で、山下達郎さんからみなさんへのメッセージがあります。
『Ray of Hope』初回限定版付録「Joy 1.5」
3つの伝説のライブから、厳選7曲が収録された、ファン垂涎のボーナス盤。
また、初回プレス盤(初回限定・通常盤問わず)を購入した人には、本人のトークなど、盛り沢山な内容の完全招待制シアターイベントへの応募券がゲットできました。
ライブ音源や、収録内容について、熱烈なファンの意見もあるようです。
関連ブログはこちらをご覧ください。↓ ↓ ↓
山下達郎、チケットぴあ 名物企画「100Q」に登場
90分のロングインタビュー中、くだらない質問は一蹴。
受け答えが楽しく、価値観をしっかり持った “山下達郎という人” がよくわかります。
気になる100の質問については、こちらのサイトをご覧ください。
↓ ↓ ↓
山下達郎初のライブアルバム
1978年5月25日発売。
同年3月8日・9日両日に行なわれた、六本木のライブハウス「ピット・イン」でのライブの模様を収録した、2枚組の作品です。
ソロ・デビューして1年半、2枚のアルバムをリリースしたものの評価はあまり芳しくなく、制作費用の面でギリギリ。
伝説のミュージシャンの超一流サウンドが新鮮!
それで、経費のかからないライブアルバムという形に落ち着いたそうですが、今となっては当時を知る貴重な記録でもあります。
キーボード坂本龍一、ドラム村上秀一、ギター松木恒秀をはじめ、初期の“タツローサウンド”を作っていた、腕利きミュージシャンの揃い踏み。
山下達郎さんのライブ未経験のファンには、リアルなサウンドが新鮮に聞こえるでしょう。
若き山下達郎のこだわりが詰まったアルバム
予算がない中、できうるすべてのことを出し切って完成度を高めた山下達郎さん。
前2作のアルバムの歌詞カードに誤植が多かったことから、オリジナルLPでのクレジットと歌詞カードは全て自身の手書きです。
『GREATEST HITS! OF TATSURO YAMASHITA』
1982年7月21日リリースの、山下達郎さん初のベスト・アルバムです。
オリジナル・アナログ盤には山下達郎さんのバイオグラフィー、ディスコグラフィー、写真、そしてソングリストがブックレットの形で同梱されていました。
ベストアルバムといっても、ただヒット曲を集めただけではないのがわかりますね。
アルバムとしての “ストーリー” がドラマチック!
このアルバムのすごさは、ベストとは思えないほどに、綿密に曲構成されていること。
まさに “ドラマや映画” のようだ、と言われるほど評価の高い仕上がりです。
完成度の高い80'sの日本アーティストの作品の中でもこのアルバムは最高峰なのは間違いないと言われています。
【LPレコード record,Jacket】GREATEST HITS! OF TATSURO YAMASHITA
LPレコードの内容が見られます。動画というより、写真アルバムとしてご覧ください。
納得!ベストアルバム収録曲
SIDE A
1. LOVELAND, ISLAND
2. 愛を描いて -LET’S KISS THE SUN-
3. あまく危険な香り
4. RIDE ON TIME (SINGLE VERSION)
5. 夏への扉
6. FUNKY FLUSHIN’
SIDE B
1. WINDY LADY
2. BOMBER
3. SOLID SLIDER
4. LET’S DANCE BABY
5. 潮騒
6. YOUR EYES
CD盤では更に「LOVE SPACE」「 SPARKLE」「 9 MINUTES OF TATSURO YAMASITA」の3曲が追加され、ベスト・オブ・ベストとの呼び声が高いアルバムです。
大ヒットCMソング「高気圧ガール」「クリスマス・イブ」
名曲「悲しみのJODY」から始まる、1983年6月発売の、山下達郎通算7作目のスタジオ・アルバム。
「高気圧ガール」はANA、「クリスマス・イブ」はJR東海のキャンペーンソングとして、CMに乗せた山下達郎さんの歌声が日本中のお茶の間に響きました。
全日空沖縄キャンペーンCM 80年代
大ヒットした「高気圧ガール」の、途中に入る高気圧の溜息は、もちろん奥さんの竹内まりやさん。
JR東海 CM クリスマス エクスプレス 深津絵里 1988年
山下達郎さんは、自身の代表曲といわれるこの曲について、“クリスマス・ソングで当ててやろう”とか、下心なく作ったのが逆に良かったのだろうと言っています。
山下達郎のアルバムについて語るブログ記事が熱い
山下達郎さんを愛するブロガーの方々が、音に関して貪欲でマニアックな知識を持っているのに驚きます。
音楽関係者の方の記事もあるのですが、皆さんウンチクを語るというよりも、山下達郎さんへの敬愛の気持ちで書いているのがよくわかります。
「クリスマス・イブ」ばかりが達郎サウンドじゃないんですよ、他も名作ばかりなんですから…ということですね。
他にも、1980年『RIDE ON TIME』、1991年『アルチザン』、1995年の2作目のベストアルバム『TREASURES』など、山下達郎を語る上で外せないアルバムばかり。
山下達郎さんも、ベストアルバムを作成する苦労を「ヒット曲だけで選べるわけではない」し、自身のキャリアの長さゆえ「アンケートなどとったら、とっただけ増えてしまう」と言っています。
結局、自分の独断で決めるしかない、というのが結論だそう。
山下達郎さんに倣って、この記事も最後に独断で決めた2つのアルバムを紹介して終りたいと思います。
1998年『COZY』
『アルチザン』以来、7年振りにリリースされたオリジナル・アルバム。
CM・ドラマ主題歌でお馴染みのタイアップ曲、その間にリリースされたシングル曲、そして全くの未発表曲とヴァラエティに富んだ全15曲。
2012年『OPUS 〜ALL TIME BEST 1975-2012〜』
山下達郎通算4枚目のベスト・アルバム。
新たにレコーディングした曲が収録されていないことについて、
「74年レコーディングのあのトラックが『DOWN TOWN』であって、再録したものが元のトラックを上回ることなんてできっこない」
と、再録音には全く意味を感じないと話しています。
山下達郎さんの曲は、数多くのCMやドラマに起用されていて、耳馴染みのある方も多いと思います。
山下達郎さんの音楽に対する姿勢、演奏技術、こだわりはまさに職人。
ご紹介したこれらのアルバムをきっかけに、じっくり聴いてみてはいかがでしょうか。
Copyright© 運営事務局