【考察あり】オペラ座の怪人あらすじを簡単に解説!見どころや結末の違いは?
2023/07/03
r.y6
映画「レオン」は、1994年公開(日本では1995年)リュック・ベッソン監督によるアクション作品です。
ニューヨーク・リトルイタリーの無口な殺し屋レオンと家族を殺された少女マチルダの関係を描いています。
以下では、マチルダについて解説していきます。
リュック・ベッソンは、1959年生まれ、フランス・パリ出身の映画監督・プロデューサーです。
彼は助監督やショートフィルム、CMなどの監督をしつつ経験を積み、自身の映画制作会社を立ち上げます。
そして映画「サブウェイ」、「ニキータ」などを監督し、フランス・アクション映画の新しい潮流を作り出しました。
リュック・ベッソン作品では、主人公が女性であったり、女性が活躍する作品も多く、彼の作品の特徴と言えるでしょう。
「レオン」もそのような作品の一つです。
映画「ニキータ」は、1990年公開(日本では1991年)、アンヌ・パリロー主演のアクション映画です。
終身刑の判決を受けたニキータが政府によって暗殺者として養成される模様を描いています。
同作では、ジャン・レノがレオンを彷彿とさせるキャラクター・掃除人として出演しており、共通する世界観が感じられます。
映画「コロンビアーナ」は、2011年公開(日本では2012年)のオリヴィエ・メガトン監督、リュック・ベッソン脚本・製作の作品です。
家族をマフィアに惨殺された少女カトレアが成長して殺し屋となり、復讐を試みるという物語で、カトレアは「レオン」のマチルダを彷彿とさせます。
映画「レオン」でマチルダを演じたのは、ナタリー・ポートマンです。
ナタリー・ポートマンは1981年生まれ、イスラエル出身で、3歳のときにアメリカに移住します。
1994年に舞台デビューし、同年、映画「レオン」のオーディションでマチルダ役に選ばれ、映画デビューを果たし、注目を浴びました。
学業成績は優秀でハーバード大学で心理学を専攻しました。
1999年の「スター・ウォーズ」新三部作では、パドメ・アミダラ役を演じ、スターの地位を確立します。
ナタリー・ポートマンは、2010年の映画「ブラック・スワン」に主演し、アカデミー賞主演女優賞を受賞しています。
同作はダーレン・アロノフスキーが監督し、追い込まれて次第に精神を崩壊させていくバレリーナを描いています。
ナタリー・ポートマンは、1年間バレエの特訓を受け、ほぼ吹き替えなしで主人公のバレリーナを演じました。
レオンが、命を狙われた隣人の少女マチルダを助けたことによって、ふたりの不思議な関係が始っていきます。
無口で人づきあいが苦手な殺し屋とおませな少女の関係は、観る者の心を惹きます。
映画「レオン」ディレクターズカット版(完全版)では、レオンとマチルダの関係をより恋愛色の強いものとして描いていますが、オリジナル版ではカットされ、抑制された表現となっています。
マチルダは復讐のため、レオンから殺しの技術を習おうとし、レオンにボニー&クライドやテルマ&ルイーズのようなコンビになろうと言い出します。
ボニーとクライドは、1930年代のアメリカに実在したカップルで、銀行強盗や殺人など多くの犯行を繰り返しました。
ふたりは犯罪者カップルの代名詞的な存在となり、アーサー・ペン監督の映画「俺たちに明日はない」(1967年)など多くの作品で取り上げられています。
映画「テルマ&ルイーズ」は、1991年公開のリドリー・スコット監督の作品で、犯罪を繰り返しながら逃避行を続ける、親友同士のテルマとルイーズを描いています。
レオンとマチルダを思い起こさせる作品としては、イ・ジョンボム監督、ウォンビン主演の映画「アジョシ」があります。
ウォンビン演じる凄腕の元特殊工作員の主人公テシクが、組織に捕まった隣りに住む少女ソミを助けるため奮闘する模様を描いています。
ソミ役を演じたキム・セロンは、ナタリー・ポートマンがそうであったように、子役から次第に大人の女優へと成長しつつあり、将来が期待されています。
マチルダの初登場シーンから、そのファッションが目を引きます。
マチルダは、チョーカーを付け、ショートパンツにカートゥーン柄のスパッツ、ブーツを履いて、タバコを吹かしています。
以降の登場でも、チョーカーとショートパンツは、マチルダのファッションの基本となっています。
以上、映画「レオン」のマチルダについて解説してきました。
「レオン」は映画史に残る傑作であり、ナタリー・ポートマンも若くして、魅力的なキャラクターを生み出したと言えるでしょう。
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