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体重痩せすぎモデル規制によって変わるであろう「理想の美」

フランスの、体重が痩せすぎのモデルに対しての法律によって今後「理想の美」の概念が変わっていくでしょう。それは欧米だけでなく日本をはじめ全世界に広まるべき考えであるのではないでしょうか。健康的な体重であること、それがモデルの美の要素となっていくことを願います。

モデルに体重規制があるって本当⁉

誰もが憧れる、ファッションモデルのスタイル。
私たちがそのスタイルと聞いてまず思い浮かぶのは、細くてすらっとした体形でしょう。
ファッションモデル達もブランドの為、自らの価値の為、美しいスタイルを作る努力を怠りません。

しかし世界には、痩せすぎによって自らの人生を終わらせてしまうモデル達が多数存在するのです。
そこでファッションの聖地フランスでは、痩せすぎのモデルの活動を禁止させる法律が施行させているというのです!

それがどういった法律なのか見ていきましょう。

体重が痩せすぎのモデルの活動を禁止にする法律とは?

以前から、痩せ細ったモデルによる栄養失調や拒食症などの深刻な健康問題が問題視されていました。

それを受けて、フランスで2017年5月6日に
「痩せすぎモデルの活動を規制する法律」
が施行されました。

その法律というのが、
フランス国内で活動中のモデルに対し、
体格指数を表すBMI(「Body mass index」の略称で、身長の二乗に対する体重の比)が
基準値未満ではないかを証明する医師の診断書を提出するように義務付けているというものです。

モデルを起用する事務所の雇用主などは、この法律に違反すると最大7万5000ユーロ(約930万円)の罰金および最大6カ月の禁固刑を科せられます。

違反すると約930万円の罰金・・・
結構厳しい刑罰ですよね。

「間違った美」への追及をしたモデル達の健康被害が多発によって施工された、
ファッション大国であるフランスの革命とも言える法律ではないでしょうか。

高級ブランドのヴィトンやグッチ「痩せすぎモデルは使わない」

この痩せすぎモデルの健康問題に対し、
世界最大級のファッション企業も思い切った決断をしました。

グッチなどを抱える「ケリング」と、
ルイ・ヴィトンなどを抱える「LVMH」がタッグを組み、
2017年9月6日、痩せすぎモデルの起用を禁止すると
共同の憲章で表明したのです!

憲章によると、今後両社はフランスのサイズ基準の
女性はサイス34以上、男性はサイズ44以上のモデルのみを起用するということです。
また、16歳以下のモデルは起用しないとのこと。

ファッションブランドが痩せすぎのモデルを起用することで、
モデルの健康問題はもちろん、若者に現実離れしたモデルのイメージを植え付けないことが目的だそう。

ケリングとLVMHはファッション業界のリーダーとして、
この問題に積極的に取り組む責任があると感じたとしています。

この2社の決断は今後大きな影響を与えることでしょう!

身長160センチの女性の標準体重は?

では、「痩せすぎ」とは一般的にどのくらいのことなのでしょうか?

身長160センチの女性の場合、
標準体重は【47.3~64.0キロ】です。

ですので、これを下回ると「痩せすぎ」ということになります。
(逆に上回ると「太りすぎ」となりますね・・・)


標準体重を身長一覧で見てみると以下のようになります。

・身長150センチ - 体重41.6~56.2キロ
・身長155センチ - 体重44.4~60.0キロ
・身長160センチ - 体重47.3~64.0キロ
・身長165センチ - 体重50.3~68.0キロ

「ちょっと太ったかも・・・」と思ってむやみにダイエットする前に、
自分の身長に対する標準体重を確認してみましょう。

日本の痩せすぎモデル一覧

テレビや雑誌を見ていると、「このモデルちょっと痩せすぎじゃない?」
と思うこと、たまにありますよね。

案の定、日本のモデルにも先程挙げた標準体重を下回っている方が多々います。

その中でも特に注目されているモデルを見ていきましょう。

ダレノガレ朋美

まずは、ダレノガレ朋美さん。
人気モデルですが、ダレノガレ朋美の身長は164センチで体重44キロです。
標準体重を下回っていますね。

ダレノガレ朋美は大幅なダイエットに成功したことでも有名です。
最大65キロまで太ったこともあるそうですが、
ダイエットをして今の状態まで痩せたそうですよ!

日本での体重が痩せすぎモデルに対して規制はあるのか

欧米ではモデルの痩せすぎに対する法律が施工されているのに対し、
日本ではまだそのようなモデルに対する体重の規制はなされていません。

それは日本では痩せすぎといわれる体重のレベルが、
メディアに好まれる美の基準となっているからです。

しかし、大きく問題とされている摂食障害は一度起こしてしまうと
慢性化しやすく、精神や身体の様々な面を蝕んでいくのです。
ですから日本でももっとこの問題意識を強く持つ必要があり、
予防していくことが必要となるでしょう。

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