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2023/12/28
大今里
2017/11/14 更新
数年優勝から遠ざかっているオリックスバファローズ。そんな中フルスイングを代名詞にパワフルな打撃で人気を集める選手が出現しました。その名は吉田正尚!今回はオリックス吉田正尚選手に注目し、フルスイングの原点を探ってみたいと思います!
吉田正尚(よしだ まさたか)
プロ野球選手
生年月日:1993年7月15日生まれ 24歳
出身地:福井県福井市
身長:173cm
体重:87kg
血液型:B
所属:オリックスバファローズ
年棒 2016年 1,500万円
2017年 2,100万円
ポジション:外野手
右投げ・左打ち
学歴:福井市立麻生津小学校
:福井市立足羽中学校
:敦賀気比高校
:青山学院大学
球歴:麻生津ヤンキース
:鯖江ボーイズ
:敦賀気比高校野球部
:青山学院大学野球部
:2015年ドラフト1位でオリックスバファローズ入団
甲子園出場
1年時 全国高校野球選手権大会
1年時 選抜高校野球大会
オリックスでの年度別成績
2016年 63試合出場 打率.290 10本塁打 34打点
2017年 64試合出場 打率.311 12本塁打 38打点
日本代表歴
第39回日米大学野球選手権
第28回ユニバーシアード競技大会
それでは吉田正尚選手のこれまでの経歴を見ていきましょう。
小学校から高校時代
1993年に福井県福井市で生まれた吉田正尚選手は、小学校に入学する6歳頃から地元の麻生津ヤンキースで野球を始めます。
そして市立足羽中学校に入学すると同時にボーイズリーグの鯖江ボーイズに所属し、捕手として活躍します。
この鯖江ボーイズには広島カープで活躍する東出選手や天谷選手も所属していたという、福井県では知られる強豪チームです。
市立足羽中学校を卒業した吉田正尚選手は、甲子園でもお馴染みの強豪校、敦賀気比高校で更に打撃に磨きをかけることになります。
敦賀気比高校野球部に入部した吉田正尚選手は、1年生ながら早くも4番を任され、夏の全国高校野球選手権大会福井県予選は打率6割越という驚異的な成績で県大会制覇に貢献、甲子園出場を果たします。
その甲子園では1回戦で東東京代表の帝京高校に敗れてしまいます。
3年生が引退した後の秋季福井県大会は優勝、北信越大会では準優勝という成績を収め、春の選抜高校野球大会出場を決め、再び甲子園の土を踏むことになります。
春の甲子園では準々決勝で大阪府代表の大阪桐蔭に敗れ、ベスト4入りは果たせませんでした。これ以降、吉田正尚選手は甲子園に再び戻ることはできませんでした。
高校時の吉田正尚選手は、小柄ながらパンチ力のある打撃が魅力で、バットコントロールやミート力も素晴らしいものを持っており、ヘッドスピードが驚くほど早かったそうです。
大学時代
敦賀気比高校を卒業した吉田正尚選手は、青山学院大学に進学し、野球部入部の1年生にして東都大学1部の春季リーグからいきなり4番打者として活躍、打率.311、1本塁打、7打点と存在感を発揮します。
この活躍により春季・秋季と2季連続でベストナインの指名打者部門に選ばれます。
そして2年時には第39回日米大学野球選手権に初の日本代表として召集され、3年時には第27回ハーレムベースボールウィーク、4年時には第28回ユニバーシアード競技大会に日本代表として召集され、日本の優勝に大きく貢献します。
大学での活躍が評価され、2015年のプロ野球ドラフト会議でオリックスバファローズから1位指名を受け、契約金1億円、推定年棒1,500万円という破格な条件で契約に至ります。
スモールベースボールが主流になりつつある現代野球の中で、これほどのフルスイングをしている選手はそうそう目にすることはありませんよね。
空振りしても見ていて本当に清々しいです。
そして何より吉田正尚選手の特徴は広角に強い打球を飛ばせることです。
プロ野球界でも173cmという決して大きくない体で本当によく打球が飛びます。
その原点はいったい何処にあるのでしょうか?
調べてみると、どうやらフルスイングの原点は小学生の頃にあるようです。
吉田正尚選手は小学1年生の頃から素振りを毎日行っていました。その方法は、何回と回数を決めず、1回1回時間をかけて、相手投手やボールのコースをイメージしながら行っていたそうです。
そしてこの頃からメジャーリーグをBSテレビでよく見ていて、メジャーリーガーのフルスイングに影響を受けていったそうです。
どうりで今の吉田正尚選手の打撃フォームは日本人には珍しく、投球に対して両肩を先に動かしてから腰を回転させるバリーボンズやケングリフィージュニアに似ているわけですね。
更に吉田正尚選手はフルスイングへの飽くなき探究を続けています。
まだまだ体の使い方を知ればもっと飛ばせるイメージを持ち続けているそうです。
この小さい体でもっとボールを飛ばすにはどうしたらいいのか?
そこで脳裏に浮かんだのが、世界の大男達と渡り合ってきた室伏広治でした。
吉田正尚選手はすぐさま室伏広治に手紙を書いたことから親交を重ね、室伏から吉田専用の16種類のトレーニング方法を伝授されたそうです。
フルスイング後も両手をバットから離さないことから腰への負担が重なり、いつも怪我に悩まされていた吉田正尚選手ですが、これでフル出場・フルスイングが可能になるかも知れません。
吉田正尚選手がフル出場できるなら、オリックスの躍進が始まるかもしれません。
オリックスに入団してからまだ2年のシーズンを過ごしただけですが、ルーキーイヤーから2年連続で二桁本塁打を記録していますから大器の片りんを見せていることは間違いありません。
これまで吉田正尚選手のフルスイングに着目してきましたが、すごいのはフルスイングだけではありません。
それは三振率の低さにあります!
過去にオリックスにも多く存在していたフルスイングが売りのホームランバッターは「三振かホームラン」というイメージがどうしても付きまといますが、吉田正尚選手に関しては全く違います。
過去のオリックスのフルスイングホームランバッターはカブレラ、ローズ、清原がいました。
まずはデータで見てみましょう。
元オリックス アレックス・カブレラ 三振率.217
元オリックス タフィ・ローズ 三振率.226
元オリックス 清原和博 三振率.207
埼玉西武ライオンズ 中村剛也 三振率.242
福岡ソフトバンクホークス デスパイネ 三振率.218
中日ドラゴンズ ゲレーロ 三振率 .192
元読売ジャイアンツ 松井秀喜 三振率 .170
元オリックス イチロー 三振率 .081
このようにイチローは参考までにご紹介したので除いて、その他の名だたるホームランバッターの三振率は約.200前後といったところです。
それに対して吉田正尚選手の2017年シーズンの三振率は、
268打席 32三振 三振率 .119
フルスイングが売りのホームランバッターとは思えない三振率の低さです。
どうしてでしょうか?
それは吉田正尚選手がカウントや状況によって3つのスイングを使い分けているからに他なりません。
カウントが有利の場合は、飛距離が伸びるアッパー気味のスイングになり、カウントが悪くなり、相手投手が高めの真っ直ぐで押してくるときは、解りやすく言うと多少大根切り気味、追い込まれてもミートの確立を下げて長打を打ちたい場合はボールの少し下からバットが出るようなスイングというイメージのようです。
追い込まれてもただ当てに行くだけではなく、それぞれの結果をイメージしたスイングを使い分けているんですね。
小学生の頃から始めた素振り、そして目にした憧れのメジャーリーガーのフルスイング。
そこが原点となり、今でも自身が納得できるまでフルスイングを探究し続ける吉田正尚選手。
そのフルスイングはオリックスファンはもちろん、プロ野球ファンまでを魅了します。
オリックスの4番、更に日本を代表するスラッガーに成長するのも時間の問題かもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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