【海外ドラマの定番】おすすめの名作刑事ドラマまとめ10選【ドハマり注意】
2016/08/16
takemarimo_new
2015/01/28 更新
見れば見るほど味が出る海外の推理ドラマおすすめ集!名作ぞろいです!『刑事コロンボ』、アガサ・クリスティ原作『名探偵ポワロ』もご紹介します。
主演はポピー・モンゴメリーさんでアメリカ製作のミステリードラマです。
シーズン2まで放映されています。
主演はポピー・モンゴメリーさんで他にもディラン・ウォルシュさん、ジェーン・カーティンさん、ダラス・ロバーツさん、タウニー・サイプレスさん、ジェームズ・ヒロユキ・リャオさん、ディアンナ・ダナガンさんなどが出演しています。
主人公である女性捜査官キャリー・ウェルズは、一目見たものを全て記憶してしまい忘れることが出来ない先天的な「超記憶症状」を持ち、それを活用して犯罪に挑む。
超記憶症候群の女性刑事キャリー(ポピー・モンゴメリー)が数々の事件を解決してゆくドラマ。
「超記憶症候群」とは、1度目にしたものは決して忘れることなく記憶し、まるでビデオテープを再生するかのように過去に見たものを思い出すことができるという特殊な能力だそうです。
こんな力があったら、さぞ生きにくいだろうなあと思うのですが、実際にこういう人はいるそうです。
ちょうど同じ時期に「ボディ・オブ・プルーフ」という凄腕女性検視官のドラマをやっていましたが、
そのドラマのメーガンとこのドラマのキャリーのふたりがいれば、解決できない事件なんかないじゃないか?と思っていたら、
このドラマの後半にも凄腕女性検視官(ちょっと年寄りだけど)が出てきたのには笑ってしまいました。
無敵です。どんな事件もスルスル解決できちゃいます。
そんなキャリーにも、ひとつだけすっぽり欠落している記憶が。
それは少女時代に目撃した姉レイチェル殺害に関する記憶。
キャリーは記憶を取り戻し、姉を殺した犯人を見つけることができるのか?
最終話でキャリーは記憶を取り戻しますが、犯人と思った人物はレイチェルを殺してはいなかったことが判明。
真犯人探しは振り出しに戻ったところでこのシーズンは終了。
それほど評判はよくなかったようですが、ちゃんと続きは作られるのかな?
見たものすべてを記憶できる“超記憶症候群”と言う特殊能力を持つキャリー。以前は、シラキュース市警の殺人課で刑事をしていたが、今は刑事を辞めニューヨークへ移り住んでいた。認知症を患う母親を施設に預け、施設の費用を賄う為に“超記憶症候群”の力を借り違法賭博場を渡り歩く日々を続けていた。
だが、ある日キャリーの住むアパートの住民が殺されてしまう。そして、捜査を担当するクィーンズ市警の刑事アルは、キャリーの刑事時代の同僚で元恋人だった∑(゚д゚;)
アルは事件解決のため、キャリーの能力を頼る事を決める。そして、彼女の記憶を手がかりに、事件は無事解決する。この事をきっかけにキャリーは刑事へと復職するのだった。
キャリーが刑事を辞め、そして復職を決めたのも、とある未解決事件の犯人を追うため。その事件とは、キャリーがまだ幼かった頃、彼女の姉レイチェルが森で男に殺されてしまった。しかも、キャリーもその森に居て犯人の顔を目撃していた!。だが、キャリーは男の顔を覚えていなかった!“超記憶症候群”の彼女が、唯一思い出せないのが、姉を殺した犯人の顔だなんて、何て皮肉なのぉぉーー(゚∀゚;)
主演はトニー・シャルーブさんでアメリカのミステリー・コメディドラマのシリーズ作品です。
主演はトニー・シャローブさんで他にもビッティ・シュラムさん 、テッド・レヴィンさん 、ジェイソン・グレイ=スタンフォードさん 、スタンリー・カメルさん 、マックス・モローさん 、ケーン・リチョットさんが出演しています。
サンフランシスコ市警の伝説的刑事エイドリアン・モンクは、妻のトゥルーディーを自動車爆弾によって何者かに殺される。その犯人を検挙することができなかったモンクは、強迫性障害がひどくなり、刑事を休職し、自宅に三年間閉じこもる。その後、看護師であるシャローナ・フレミングをアシスタントとして採用し、警察の犯罪コンサルタントとして犯罪、そして様々な恐怖症と戦いながら、復職とトゥルーディー事件の解決を目指す。
主演はトニー・シャローブさんで他にもビッティ・シュラムさん 、テッド・レヴィンさん 、ジェイソン・グレイ=スタンフォードさん 、スタンリー・カメルさん 、マックス・モローさん 、ケーン・リチョットさんが出演しています。
現在は、「名探偵モンク」を視聴中です。
NHKで放映していたときにちょこっと見たことがあって、好きだったもので。
もちろん字幕しかないのですが、これが残念なんですよ。
NHK版、角野卓造さんの吹き替えがばっちりでしたので、
あの声で聞けないのが激しく残念。
痛しかゆしです。
モンクさんは殺人課の刑事さんだったのですが、奥さんを殺されてしまいます。
犯人を見つけられず、事件は未解決のまま。
もともと患っていた神経症がひどくなり、一歩も家から出られない状態になってしまいました。
もちろん警察も辞めざるをえませんでした。
心配した元上司のストットルマイヤー警部が看護師を紹介してくれて、なんとか社会復帰。
看護師シャローナとともに、犯罪コンサルタントとして仕事をしつつ、
警察への復帰を目指し、妻を殺した犯人を見つけようとしています。
私がテレビで観見たのはシーズンいくつだったのか定かではないのですが、
一緒にいるアシスタントの女性は、こんな人じゃなかったような気がする。
もっと分別のある落ち着いた女性のイメージなんだよな~。
声優さんのイメージだったのかなぁ。
シャローナは、バツイチでひとり息子を育てながらも、恋のチャンスには貪欲で、ガッツのある女性って感じ。
過去に風俗っぽい仕事をしながら息子を育てていたこともあるようです。
他DVDに同時収録されていた第1話だけ見ました。
好みは分かれるかもしれません。
正直、私は微妙でした。
内容は面白いです。モンクのシャーロック・ホームズ的観察眼は納得させられるし、アシスタントであるシャローナとの掛け合いも笑える。
ただし、根本的に受け入れられないのが、彼の病気。
モンクは強迫性障害を患っているという設定である。
そのせいで、神経質であったり、扱いづらかったりするのです。そしてそれを【笑い】にしている。
これがただの病的なきれい好き~であるなら許せる。しかし、【病気の症状】をネタとして笑わせる方向性に疑問を感じてしまうのです。
はしごを下りる時に紙ナプキンを巻き付けたり、汚水に手を突っ込む時に悲鳴を上げたり。。。クスッとさせられるシーンはあるものの、それが【病気の症状】である以上、心底バカ笑いは出来ない自分がいる。
笑った後に罪悪感を感じるようでは後味が悪い。
人それぞれの許容範囲の問題でしょうが、個人的には微妙でした。
人気作品のようですし、それだけではないと思うので見続ければ面白いでしょう。
ただし、食いつきは悪かったというのが第一印象でした。
モンクが病気持ちじゃなかったらすぐに続きを見ただろうというのが正直なところ。他に見る物がなくなったら続きを借りるかもしれませんが、予約リストの上位には入れる気にはなりませんでした。
主演はアンソニー・エドワーズさんで1938年ドイツが舞台の作品です。
妻を救うため、ハンクは今世紀最大の陰謀に巻き込まれていく!
ストーリー
神話や超常現象を題材にした雑誌『現代懐疑論(モダン・スケプティック)』の編集長を務めるハンク・ガリストン(アンソニー・エドワーズ)は、妻レイラから緊急の連絡を受ける。彼女が経営するアンティーク時計店に何者かが侵入したというのだ!現場へ急行するハンク、しかし時すでに遅く、店は激しく荒らされ、レイラは何者かに連れ去られていた…。
ストーリー
居ても立ってもいられないハンクは、雑誌社で一緒に働くスタッフのレイチェル(アディソン・ティムリン)とアロン(スコット・マイケル・フォスター)の協力を得て、独自に調査を始める。心当たりは、その日、レイラが蚤の市で購入した1台のアンティーク時計のみ。時計の中に小さなダイヤモンドを発見したハンクは、そのダイヤに地図と暗号が隠されていることに気付く。
FBI捜査官のレベッカ・“ベック”・ライリー(カーメン・イジョゴ)の情報から、レイラを連れ去った犯人はホワイト・ヴィンセントの名で知られる国際的なテロリストであることが判明。謎に包まれたこの恐ろしい男は、いったいなぜ、時計を手に入れようとしているのか。ハンクが偶然手にした地図が、指し示す場所とは…!?
妻レイラを救い出すため、アンティーク時計に隠された謎の究明を決意するハンク。ところがそこには、ハンクの想像を遥かに超える強大な陰謀が隠されていた!!
主演はアンソニー・エドワーズさんで他にもカーメン・イジョゴさん、スコット・マイケル・フォスターさん、アディソン・ティムリンさん、ジャシンダ・バレットさんが出演しています。
アメリカで数話放送された時点でシーズン1での打ち切りが決まった迷作と聞いていましたが、いざ実際に見るとおもしろい!日本人とアメリカ人では評価の仕方が違うのか、裏番組が強すぎたのか、それともナチスの登場が問題になったのか、なんでこれが打ち切りになったんでしょうね。あくまでフィクション上ですが、旧ナチスの陰謀、宗教の陰謀というのは「天使と悪魔」のダン・ブラウン作品を髣髴とさせてワクワクします。打ち切りによって1シーズンで結論を出さなくてはならなくなった分、かえってテンポの良さが光りますね。見ごたえ十分です!
「ER」のグリーン先生ことアンソニー・エドワーズが久々にドラマの主演を務めるということで、おのずと期待感は高まってしまいます。
アンソニー・エドワーズの他に知名度がある俳優さんは「ミレニアム」シリーズのミカエル・ニクヴィストぐらいなので出演者がちと弱いでしょうか。
で、ドラマの方は・・・早い速い~展開が物凄く速いです。
開始10分で主人公であるハンクの妻レイラが誘拐され、その20分後にはハンクと女性FBI捜査官は北極に飛び、ハンクの部下はドイツにいるという、よそ見厳禁な展開の早さです。
他にも第2次大戦下のナチスやキリスト教の秘密結社や十二使徒など話題はてんこ盛り!
この手の物語は好きな人はすんなりと受け入れるでしょうが、苦手な人は拒否反応が出そうですね。
ただ人物設定がイマイチ分かりません。
ハンクとレイラはただの仲がよい夫婦なの?
ハンクの務めてる出版社は勝手に出張とかしても大丈夫なの?
ハンクの部下の男女2人はハンクとどんな関係なの?
やはりこのドラマでも警察とFBIは役立たずなの?
ストーリーを追うことに精一杯で人物関連はなおざりになってしまっていますね。
ハンクと犯人のヴィンセントはナチスの秘密実験で生まれた人間もどきなんでしょうが、これが今後の物語にどんな影響を及ぼしてくるのか楽しみです。
う~ん、面白さは65点ぐらいでしょうかね、まあしばらくは観続けるつもりです。
これ以上面白くなりそうな要素は見つけられないでしょうが、やはりアンソニー・エドワーズの演技を楽しみに次回以降も期待しましょう。
本当は今日アップするはずの記事を、昨日あげてしまったので、今日は軽いので^^;
このドラマ、AXNで最初にCMみたときは、あれ?なに、これ、知らないって思ったのだけど。
トレイラーをよくよく見ていたら、主人公はアンソニー・エドワーズ!
ERのグリーン先生じゃないですか、やだあ!!
ということは、彼が主演で2013年にシリーズ化されたけど、わずか3話で打ち切られたっていう、噂のあれか。
プリズン・ブレイクのクリエイターが手掛けた、冒険ミステリ。
米では3話までしか放送がされなかったようですが、全13話らしいです。
作品概要】
ハンクは超常現象を扱う雑誌の編集長。ひょんなことから、第二次世界大戦下、ナチスに弾圧された教会が秘密を隠した時計を手に入れ、そのせいで彼は、妻と共に事件に巻き込まれてしまう。
予告編を見ると、ライラの冒険とかを思い出すよね。
金の時計とか出てきて。
あと、面白そうではあるんだけど、この年の記事を読み返すと、放送したABCではパイロット版の時点で過去最低の視聴数だったそうで。
ならなんでシリーズ化したのだって感じだよなあ・・・^^;
まあアンソニー・エドワーズが久々のテレビドラマ復帰ということで、話題をさらっていたのもそうだったろうけど。
ともあれ、AXNの放送は10月からです。
内容は途中打ち切りだから、意外と13話で決着がついているかもね。
打ち切り決定時に、まだ撮影中だったって話だし。
主演はミレイユ・イーノスさんでシーズン3まで放映されています。
主演はミレイユ・イーノスさんで他にもミシェル・フォーブスさん、ビリー・キャンベルさん、ジョエル・キナマンさんなどが出演しています。
ロージー・ラーセンが行方不明になった。殺人課の刑事であるサラ・リンデンはこの17歳の少女の捜索に乗り出す。ロージーの両親であるミッチとスタンは、娘が学校に行ってないことを知ってから、必死になって我が子を探していた。一方、市議会議員のダレン・リッチモンドは選挙の日が近づき、市長との大事な討論会の準備を行っていた。
もとは2007年にデンマークで作られた国民的ヒットドラマです。それがイギリスで大ヒットし、ついにはアメリカでリメイクされ、このドラマが作られました。もとが息子との関係に悩む生活感たっぷりのおばさん刑事でそれが良かったんですが、アメリカ版では美人刑事になってしまいましたが、まぁこれはこれでアクションが増えているし良いですね。
ロージーの家族・学校・教師・捜査官、関わった人の人生を変えてしまうような事件でした。
いやー、暗かった。
舞台がシアトルってこともありどんよりした天候が多く、ストーリーも、あまり曲を流さない展開もあり、はじめ脱落しそうでした。
見れたのは、『トゥルーブラッド』のマリアンが出てるって聞いたから♪
出演者の全員が怪しく見えてしまうし、容疑者が多かったので振り回されましたw
けど、見れば見るほど、じっくりゆっくり、気になるストーリーでした。
しかも、結局犯人はリッチモンド議員じゃないっぽい!?
議員だけど、さらに真相は深いとか!?
これ以上おあずけ状態は嫌なので、シーズン2で早く解明してほしいですw
女性刑事のリンデンが退職するところから始まります。
その日彼女はフィアンセの所に息子と移ろうとします。
ですが仕事の最後の日、ロージーという女の子が行方不明になり車の中から遺体で発見されます。
リンデンはその事件にのめりこんで行き、去るはずが麻薬捜査から殺人課に移動になった刑事ホールダーと一緒に事件を解明していくというストーリーです。
このドラマは主人公のリンデンと、様々に事件に関係してくる知事立候補のリッチモンド、そして被害者ロージーの家族(特に母親であるミッチ)の三者側から物語が進んでいくのがとても面白かったです。
主演はショーン・エバンスさんでモース警部は英国の作家コリン・デクスターさんが生み出し、“英国で最も好きな探偵”第1位に選ばれたことがあります。
オックスフォードのカウリー警察署から捜査の応援要請があり、
警官であるエンデバー・モースも派遣されることに。
警官を辞めようと思っていたエンデバーだったが、
彼の推理によって事件が解き明かされていく…。
主演はショーン・エバンスさんで他にもロジャー・アラムさん、アントン・レッサーさん、ジャック・ラスキー さんが出演しています。
『Endeavour/新米刑事モース~オックスフォード事件簿~』、昨日日本語吹替版を観ましたが、とてもよかったです。翻訳もうまかったですし、吹替も思ったほど違和感がなくて楽しめました。ありがたいですねぇ。(さすがにサーズデイ警部補はロジャーさんの声が恋しかったですが。時々)以下、自分の覚書を兼ねて感想をつらつらと書いていきます。ネタバレ全開+ロジャーさん絶賛コメント満載ですので、OKの方だけ(続きを読む)からどうぞ。
いやあ余りに面白かったので。
まだCase1しか見てないけどところどころ見逃してるので後でオンデマる。
書きたいな、という意思表示だけは見せておくのです。
2013年
エンデバーは主任警部モースのファーストネーム。
モースが警察学校を卒業し
初めて配属された警察署に到着するところから物語が始まる。
オープニングはいつものオペラで
謎解きもオリジナル作品をよく噛み砕いて使っている。
さらに監察医マックス、ストレンジ警視、
原作者のコリン・デクスターなど
オリジナルのドラマによく登場する人物の当時も描かれるため
ファンにとっては非常に心地よく
孫を見ているような気持ちになるかもしれない。
オリジナルと雰囲気がとても近い当たりも
ファンにやさしい作品。
主演の若きモース役はショーン・エヴァンス。
チャラチャラした若者役が多い印象であり
ジョン・ソウの印象とは違うが
モースの持つ繊細さをとてもよく表現できていると感じる。
その他出演者としてはサーズデイ警部役のロジャー・アラン。
彼の素晴らしい演技が
作品をオリジナルとは違う良さを作り上げているため
オリジナルのファン以外も楽しめる。
オススメしない理由が見当たらない名作。
すでに2016年のシーズン3の計画があるとのことなので
気長に待つとしよう。
主演はデヴィッド・スーシェさんでアガサ・クリスティの有名小説をドラマ化したイギリスの作品です。
主演はデビッド・スーシェさんで他にもヒュー・フレイザーさん 、フィリップ・ジャクソン さん、ポーリン・モラン さんが出演しています。
デヴィッド・スーシェ主演の「名探偵ポワロ」のあらすじや感想を綴るブログです。更新はゆっくりまったりですが、気長にお付き合いください。ネタバレあります。
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ナイルに死す
あらすじ
サイモンは失業し、とても落ち込んでいた。そんなサイモンを恋人のジャクリーンはしばらくは自分の蓄えでやっていけるし、私が何とかする、と力強く何度も彼を励ますのだった。
そんなジャクリーンは、友人の大金持ちで大変な美人のリネットを訪れることにした。
リネットは不思議がる。ジャクリーンは今まで不運なことが多く苦労してきたけれど、いつも助けてあげようといっても断る人だった。そんな彼女がいったい何の用だろう。そこにいたジョアナは、そういう不運な友達って何か頼んでくるに決まっているから手を切ったほうがよいと、にべもなく言い放つ。
ジャクリーンの話というのは、サイモンという男性と婚約したこと、彼が失業中でリネットが新しく家を買ったと聞いたので、管理人が必要ではないかと思うのだが、建物にも詳しい彼をぜひ使ってもらいたいというものだった。
リネットは快く一度連れて来るように、とジャクリーンに言うと実はもう連れて来ているといって彼を紹介した。彼は愛くるしく魅力的な笑顔でリネットに挨拶をするのだった。そんなサイモンをみてどぎまぎしてしまうリネット。
三ヵ月後、なんとリネットとサイモンは結婚していた。サイモンはジャクリーンを捨ててリネットを選んだのだ。
リネットとサイモンは新婚旅行にエジプトとナイル川クルーズの旅に来ていた。そこで休暇を過ごしているポワロに出会う。一方ジャクリーンは、二人の行く先々に現れては嫌味を言うということを繰り返していた。
リネットは謝礼は十分に払うのでジャクリーンを何とかしてほしいとポワロに頼むが、自分は休暇中だから、と断る。それに特にジャクリーンは二人に危害を加えていないし、法に触れることをしているわけではないから何もできないと。又この一件に関する意見をポワロは少しだけ言う。ジャクリーンの友人であったリネットには選択の余地があったはずだ。リネットは何もかも持っている。しかしジャクリーンにはサイモンしかいなかった。リネットは以前からサイモンはジャクリーンとの付き合いは間違いだと気がつき始めていたのでそれには当てはまらない、というような事を言い、非協力的なポワロに憮然として去っていく。
しかしポワロは一人でいるジャクリーンに話しかける。こんなこともうやめるんです。過去に縛られず未来を見なければ。恋愛ではこうしたことはよくあることだ、とも。ジャクリーンはどうせたっぷりの謝礼と共にリネットに頼まれたのだろうとポワロを責め、ポワロは否定するがまるで聞いておらずバッグから銃を取り出し、射撃には自信がある、これをリネットのこめかみに当て、ゆっくりと引き金を引きたいなどという。その時、人影が見えたとジャクリーンはおびえるが、ポワロには見えずもう行ってしまったとジャクリーンは言う。
イギリスのロンドン・ウィークエンド・テレビが1989年から2013年まで放送し続けていた「名探偵ポワロ」が大好きですね。ご存じアガサ・クリスティーの代表作エルキュール・ポワロシリーズを名優デビッド・スーシェが見事に演じ切っています。大分昔のものもあるだけれど、全然抵抗感なく観れますね。ポワロと言えばデビッド・スーシェですね、私の場合この人以外受け付けないなぁ。
勿論事件や犯人をポワロと一緒になって考えるのも面白いんだけど、カメラワークがとてもいいのでイギリスに行きたくなります。
あと、やはり事件が面白い。ポワロの時代背景の殺人や犯人の動機などは今の日本と重なるところがあって、いちいち考えさせられます。子供を殺す殺人鬼なんてつい最近のように思えますけど、ポワロの中にもそんな殺人鬼が登場します。昔と今も変わらないんだなぁって思うことも多いです。
あとミスリードが上手なんですよね。ドラマの何気ないシーンが事件解決のヒントになるので目を離せない。更に当時のイギリスの時代背景(同性愛に対する当時の人々の考え方など)、歴史を知ることもできていい勉強になるのも嬉しいですね。
あとはポワロ自体が大好きです。太っていて小さいおじ様だけど、優しくて賢くて頼りがいがあって、ポワロさんなら容姿関係なく付き合えるものなら付き合いたいって思うぐらい魅力的なんです。事件を解決する時の犯人に対する台詞は思いやりがあって、人間的でかっこいいです。なので私はシャーロック・ホームズより断然エルキュール・ポワロが好きなんです。是非たくさんの人たちに見てもらいたい海外ドラマのひとつですね
原作を読んでないので作品の肝がどこにあるのか、クリスティの意図はわからないのですが、少なくともポワロの解決の仕方が特殊であるということは、その一つとして挙げられると思います。
即ち、真実にたどりついた自分の推理を捨て、現地警察にウソを言ったということですね。それをするポワロの内面は一体どうだったかということです。
映画はあの一作きりなのでああいう雰囲気でも構わないけど、ドラマシリーズではポワロはこれまで延々と殺人事件を解決してきて、殺人という罪に終始厳しい態度を貫いてきました。
今までそういう姿を見せてきたポワロが、果たしてオリエント急行の犯人をどう扱うのか。
そこが一番のテーマで、おそらくそこの苦悩をわかりやすく見せるため、トルコの姦通罪の事件の挿入となったのでしょうが、にしても難しい問題であります。
法とは一体なんぞや?
このドラマはそういった領域に踏み込んでいるのですよ。
原作を読んでないので作品の肝がどこにあるのか、クリスティの意図はわからないのですが、少なくともポワロの解決の仕方が特殊であるということは、その一つとして挙げられると思います。
即ち、真実にたどりついた自分の推理を捨て、現地警察にウソを言ったということですね。それをするポワロの内面は一体どうだったかということです。
映画はあの一作きりなのでああいう雰囲気でも構わないけど、ドラマシリーズではポワロはこれまで延々と殺人事件を解決してきて、殺人という罪に終始厳しい態度を貫いてきました。
今までそういう姿を見せてきたポワロが、果たしてオリエント急行の犯人をどう扱うのか。
そこが一番のテーマで、おそらくそこの苦悩をわかりやすく見せるため、トルコの姦通罪の事件の挿入となったのでしょうが、にしても難しい問題であります。
法とは一体なんぞや?
このドラマはそういった領域に踏み込んでいるのですよ。
高級アパートのド・レイク。
ここに、一組のカップル(ヘイリーとジェーン)が住み込み管理人の仕事を求めてやってくる。
2人は見事採用となり、高級アパートで住みはじめるが・・・・・。
まだ4話しか見てないけど、何がしたいのかよく分からない内容。
行き当たりばったり感が否めません。
主人公のカップルは口が軽く、ペラペラ余計なことを喋るとか
「ゴシップガール」とよく似ています。
しかし!「ゴシップガール」はキャストの魅力があった。
こっちは、どうでしょう~。
『LOST』のテリー・オクィンとヴァネッサ・ウィリアムズ
しか知らず。
内容は『ローズマリの赤ちゃん』っぽい。
悪魔崇拝の老夫婦が越してきた若い夫婦を取り込んで
悪魔の子供を産ませようとするホラー映画。
場所もNYのダコタハウスでお洒落なインテリアと
ミア・ファローのファッションが可愛かった。
謎が多い作品だが、はっきりしているのは、ドレイクのオーナー、ギャヴィンと妻オリヴィアが黒幕だということ。彼らはまるで悪魔のように、飴とムチを使って人々を自在に操る。冒頭のシーンでは、オーケストラのヴァイオリン奏者として成功しているある年配男性が、どうやら契約期限切れ!?のようで抹殺されるシーンが。その空いた部屋に、ジェーンとヘンリーが入ることになったようだ。
楽しみにしていたドラマのひとつでしたが、それほどおもしろいものではなく、期待していただけに、ガックリという感じでした。こういうパターンはよくあることですが、なんか悔しいですね。有料放送も考えないとダメですすね。
主演はショーン・ドイルんでカナダのサスペンスドラマです。
チェスの元世界チャンピオン、バラガンはホテルで暮らし、チェスの勝負で日銭を稼いでいた。目前で婚約者の死を目撃してしまった彼は、広場恐怖症でホテルを出られないのだ。ある日、息子を連れ去られたジェイクからひょんなことで捜索依頼を受けたバラガンは、報酬を条件に引き受ける。警察がジェイクに目をつける中、バラガンは天才的思考力を駆使し、息子を巡る人間関係を暴き出し、真犯人の正体に迫っていく。
主演はショーン・ドイルさんで他にもテレンス・クームスさん、パトリック・ギャラガーさん、キャサリン・イザベルさん、メラニー・パパリアさん、カルメン・アギーレさんが出演しています。
犯罪ミステルリーイゴリスのテレビドラマになりますが主人公はロシ人で舞台はホテルの中という限られている空間での物語りgはじまっていきます。犯罪ミステリーでチェスの名人がチェスでなぞを解いていくという感じのかわった設定なので新鮮さがあります
主人公のバラガンは、ロシア出身で元チェスの世界チャンピオン。
バンクーバーのハクスリーホテルの前で婚約者を殺されてしまったことから、恐怖症でホテルから出られなくなった。
でもその卓越した頭脳を使っていろんな事件を解決。ホテルの従業員たちも徐々に協力してくれるようになる。
婚約者の殺害にもいろいろ裏がありそうで、独自に捜査中。
この番組、そこそこ面白いんだけど、ちょいと地味だったのかな、13話で打ち切られたみたいです。
最後、「これから謎が…」っていうところで終わっちゃって、残念だったなぁ。
ショーン・ドイルは、「オーロラの彼方へ」に出てましたよね。
私としては「24」で「お、かっこいい」って思ったんですけど。
警備主任のヒューゴはパトリック・ギャラガー。Gleeのタナカくんですね。
その他のバラガンの周囲の人たちもなかなか個性的で面白くて、良かったんだけどな。
ゲストでは、見た中では、E3のマイケル・シャンクス、E9のピーター・ウィングフィールド、このあたりの人も好きなので出てきてうれしかったな。
あと、見逃したけど、E7にはブルース・ハーウッドが出てたらしい。
海外ドラマや映画を見るとき、ストーリーとか、俳優さん個人個人とか、関係性とか、いろんな萌えポイントがあるだろうけど、私はどうも「俳優さん」と「登場人物の関係性(特にグループとしての)」が好きみたい。(あと、その「世界」「雰囲気」も重要ポイント)
なのでこの番組、徐々にバラガンとその仲間達が友情(?)を育てていくのが楽しかったです
12話では、突然バラガンが数名の人質の命をかけて正体不明の犯人とチェス勝負(早打ち?)することに。しかも、相手はチェスの実力はそこそこだけど、学習するソフトとやらを使っているらしく、最初のうちは余裕でも勝負を重ねるごとに不利になっていくってパターン。え、それ反則じゃね?でも、人質をとっている犯人がルール。バラガンにとっては過酷な状況。バラガンが負けたら即人質を殺すっていうから、さあ大変。勝負の時間も犯人が強引に決めているので、時間の制約もあってハラハラ。
主演はジェレミー・ブレットさんでコナン・ドイルの有名な小説をドラマ化した作品です。
事件を解決した後のホームズの元には、取るに足らない依頼ばかりが舞い込んできて、すっかり滅入っていた。そんな状態の中、連日のように奇妙な夢を見る。その夢をスケッチブックに取り憑かれたように書き留めるのだったが、現実世界でも次から次へと奇妙な幻影に取り憑かれるようになる。不眠で夜を徘徊するホームズはイプセンの「幽霊」を稽古中の劇場に迷い込み、女優のフローラ・ミラーと擦れ違う。そこではライヘンバッハを彷彿とさせる滝壺の幻影を見た。
心配したハドスン夫人に呼ばれたワトスンは、フロイトの夢判断についてホームズに講釈する。夢の内容はかつてのモリアーティ教授との死闘だった。空っぽの部屋に、張り地がズタズタになった椅子、バスカビル家の事件の際に訪れたグリンペン沼地から抜け出そうとする自分自身、男女ともつかぬ魔女のようなかぎ爪を尖らせた女が体を通り抜ける。それらの夢を繰り返し見るという。
同じ頃、独身の貴族として知られたセント・サイモン卿は、アメリカの大富豪の娘ヘンリエッタ・ドーランと結婚することになっていたが、式の当日に花嫁が失踪してしまう。ヘンリエッタを見つけ出す依頼を221Bに持ち込むが、同じ頃、花嫁のウエディングドレスがハイド・パークの池から発見される。やる気のないホームズに代わり、ワトスンがサイモン卿の相手をしていたとき、ハドスン夫人からベールを被った女性からメモを預かったとホームズに渡す。そのメモには「モードとヘレナはいずこへ?」と書かれていた。
サイモン卿が帰ると、ホームズはベールの女の人相をハドスン夫人に尋ねるが、ちょうど通りの向かいに件の女がいた。呼び止めるホームズだったが一足違いで、女は馬車で去っていってしまう。辛うじて女が誤って落とした手帳を手に入れたホームズは、ワトスンと共に手帳から女の素姓を明かそうと試みる。
その後、ワトスンに伴われたモンゴメリー警部がホームズと対面し、フローラ・ミラーを逮捕した事を告げる。披露宴の日にサイモン卿と一悶着を起こしたり、花嫁と一緒にいるところを見たという証言があるだけでなく、以前ミラーはパーク・クラブの門前でセント・サイモン卿を狙撃したとの証言も得ていた。女優ミラーは、セント・サイモン卿のかつての愛人で、ウエディングドレスから発見されたメモに「例の場所にすぐに来るように。終日待つ F.M」と書かれていた事からも、ミラーが犯人であることは決定的だった。ホームズはなぜかメモの表ではなく裏を熱心に見る。同じ頃、ベールを被った謎の女が、ホームズに接触を図ろうとしていた。
しばらくしてベールの女ヘレナ・ノースコートが221Bにやってくる。セント・サイモン卿と結婚していた姉のヘレナは、サイモン卿に財産を奪われ、精神病ということにされ、城に監禁されているのだという。監禁の状態の調査を請求するものの、調査員が城に訪れた際には、フローラ・ミラーがヘレナに扮して欺いていたのだった。アグネスは姉を取り戻そうと単身城に乗り込んだが、門番のトーマス・フルティエに襲われてしまう。ベールを取ると、アグネス・ノースコートの顔の半分には深い獣の傷跡が刻まれていた。ホームズとワトスンはヘレナを救出するためグラーヴン城へと赴く。同じ頃、フローラ・ミラーから全てを知らされたヘンリエッタ・ドーランも城へと向かっていた。
主演はジェレミー・ブレットさんで他にもデビッド・バークさん、エドワード・ハードウィックさんなどが出演しています。
めっちゃ面白い!! ちゃんとホームズはホームズだし、ワトスンはワトスンで、でもちゃんと現代人として21世紀のロンドンを生きている!
時代考証や撮影が大変だから単に舞台を現代に移しただけというような薄っぺらいものではありません。ホームズがスマートフォンやパソコンを駆使したり、ワトスンが事件の記録をブログで発表したり、そういった小道具の転換もさることながら、正典との最大の違いは、ホームズとワトスンが「シャーロック」、「ジョン」とおたがいのファースト・ネームを呼び合っているということ。
最初はこの呼び方に、ものすごく違和感がありました。ヴィクトリア朝の中産階級の友人同士だとファミリー・ネームで呼び合うのが自然、むしろ家族でもないのに親しげにファースト・ネームを呼ぶと恋人同士かと勘ぐられるのだそうです。幼馴染みなんかで小さい頃からの友だちだったら、そうはいってもファースト・ネームを呼ぶだろうけど、その場合はどうなのかな? ある程度、大きくなったらファミリー・ネーム呼びに移行するのかな。まあ、日本でも小学校の間は○○ちゃんと呼んでいた友だちを、中高になったら名字で呼び捨てにする男子って多いもんな。
尊大な馬主の大佐が、最後にはホームズ達に感謝し、心を許すようになる様が微笑ましく。
ダートムーアの寒々しい風景…でもやはり「ホームズ」でダートムーアっちゃー、「バスカヴィル家の犬」のがより、印象的のような。
ジェレミー・ブレットの髪が短いような気がしましたが、この時期、降板を考えていたからだそうで。
ああいう、隣の家まででも結構ある?、陸の孤島のような環境だと、自然とメイドさんと厩務員の誰かはくっついちゃいそうな…?
若い女に入れ込んで浪費し、挙句犯罪に手を染めようとして命を失った夫…。遺された奥さんが気
かなり好きな作品なのだが思い出補正が強すぎて投稿できなかった作品。
今でもオープニング曲を聴くと当時視聴していた子供のころのワクワク感を思い出してそわそわしてしまう。
魅力はたくさんあるが、優先順位を付けるなら、やはり何と言っても故ジェレミー・ブレッド氏の名演。
しぐさ、歩き方、手の振り方、首の傾げ方、ちょっとそっけないしゃべり方、
人嫌いの癖にやや気取ったビクトリア朝の発音
もしホームズが実在したらこんな人物だったろうという
一流役者の想像力を総動員したキャラクター作りが魅力。
興奮すると手をすり合わせる癖も原作にはないが、らしくて面白い。
実写ならではの役者が作り上げるキャラクターの魅力を存分に味わうことができる
主演はピーター・フォークさんでこれが初めての本格的な刑事ドラマになりました。
シリーズものではなく2時間枠のTVムービーとして作られたものなので
"COLUMBO"の表記は無く、音楽もデイヴ・グルーシンと超豪華。
とにかくコロンボが若い!設定上、だらしのない服装をした
中年の小男ということになっているのだが、
後のシリーズに比べるとまだまだ実にパリッとしている。
財産目的で結婚した精神科医のレイ・フレミングは愛人と共謀して妻を殺す。
完璧なアリバイを携え、警察との頭脳対決を心のどこかで期待して
休暇地から戻ってきたフレミングを待ち受けていたのは
よれよれのレインコートを着た何とも冴えない中年男だった。
ジーン・バリー扮するフレミングはどうにも手のつけようが無いほど狡猾な男。
そんな彼が何故最後にあんなことをしてしまったのか?
ここに関しては小説版を読むとなるほどと納得。
敵同士とはいえ、フレミングはコロンボのプロ根性だけには一目置いていた。
仕事に私情は一切交えない、お互いプロとして。
そのコロンボが最後の最後に情に訴えてきたのが
フレミングにはおかしくてしょうがなかったのだ。
何時の世も泣き所は共犯者。犯罪は単独犯に尽きますな。
上も含めてコロンボの原型はこの作品ですでに完成していると言ってもいい。
20世紀最高の名刑事、コロンボ警部(正しくは警部補)誕生の瞬間である。
主演はピーター・フォークさんで他にもマイク・ラリーさん、マレー・マクロードさんなとが出演しています。
『刑事コロンボ』旧シリーズの廉価版が発売されていることを知り。
購入しました。
そして少しずつ見ている最中。
う~ん。やっぱりコロンボはいいなあ。せっかくだから、一話ごとに感想を書いてみようっと。
まあ、詳細な解説などは、書籍にしろWEB上にしろ、大いに紹介されているので。
飽くまで個人的な感想を書くのだ。
早速、一番最初の『殺人処方箋』から。
1967年の作品で。元々は舞台作品だったものをテレビドラマ化。日本での最初の放映は3年後。NHKで当時行われていたUHF実験放送において。ってことは、つまり東京と大阪でしか見れんかったってことのようで。
コロンボの日本でのデビューはごくひっそりとしたものだった、と。
こんな解説的なことは、書かないでいくんだったな、うん。
ストーリー紹介じみたことも書かないぞ。
そしてネタばれ思いっきりしちゃいますので。お気をつけて。
「刑事コロンボ」の第一話で、ほかの作品と違ってサブタイトルと同名の舞台劇をドラマ化したもの。いちばん最初とあってまだコロンボのキャラクターはそこまで確立されておらず、風貌も演じるピーター・フォークが若いせいもあってか、少しイケメンなおじさんという感じで、髪形もきっちりとしていて、なによりいつも着ているコートのほかに普通に背広姿でいるシーンがけっこう多かったのには驚いた。(初登場シーンも背広姿だし。)でも、初作である本作からコロンボのしつこさはよく出ていて、細かいところに気がついて犯人を追及し、翻弄していくキャラクターは本作で既に確立されており、対する今回の犯人である精神分析医や事実上の共犯者であるその愛人のキャラクターもしっかりと描かれている。とくに犯人の愛人で、患者でもある女優は冒頭からいかにも気弱で不安そうに描かれていて、見ている自分にも気弱な部分があるからか、コロンボのような刑事にこれだけ追及されたら自分だったら自殺してしまうだろうと思いながら見ていたものだから、ラストのコロンボの仕掛けには見事にこちらもハマってしまった。シリーズこの後の作品と違ってやや真面目になりすぎていて、このままシリーズ化していたらそこまで長くもたなかったかもしれない(この次の「死者の身代金」ではこのあたりがだいぶ改善されている。)が、こんなコロンボもいいなあと思える作品だった。オープニング映像がカッコいいのも印象に残る。
アメリカン・フットボール・チーム『ロケッツ』が地元ロサンゼルスでの試合中、そのオーナーでチーム創立者の息子、エリック(ディーン・ストックウェル)が自宅のプールに遺体で浮かんでいるのが発見された。
彼はいわゆる放蕩息子で、チームの運営はゼネラル・マネージャーのポール・ハンロン(ロバート・カルプ)に任せ遊びまわっていた。
ポールというのはこの業界ではかなりのやり手で、バスケットボール・チームのフランチャイズ獲得にも乗り出したり、前任者の遺志をついで、精力的に活動している。その分、敵も多いタイプ。
ラジオのアメフト実況中継を聞きながら登場したコロンボ警部は、プールサイドに撒かれた水が水道水であることを不審に思い捜査を開始。すると、ポール、エリックと彼の妻や顧問弁護士などの複雑な人間関係が明らかになり、コロンボはポールを怪しいと睨む。
そんな中、顧問弁護士によるエリック邸の電話の盗聴が発覚し、それを記録したテープに、彼の死の直前に競技場にいるポールとの会話が録音されていた。ということはポールのアリバイ成立か。
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