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    若い女性を中心に「アムカ」をする人が急増!?アムカとは何?

    リスカという言葉は聞いたことがあるかもしれませんが、「アムカ」というものもあることを知っているでしょうか。そこで今回は、「アムカ」についてリスカなどとの違いや「アムカ」をする心理などを探ってみたいと思います。また、処置の方法もご紹介します。

    「アムカ」とは一体何?

    「アムカ」という言葉はあまり耳なじみがない言葉です。一体どんな意味なのでしょうか。また、聞いたことがあるという人も「詳しくは分からない」という人が多いようです。ここでは「アムカ」の意味についてご紹介します。

    「アームカット」の略

    「アムカ」とは、「アームカット」という言葉を意味し、その略称です。「アーム」は英語で「腕」という意味の言葉です。そして「カット」は英語で「切る」という意味の言葉です。つまり「アームカット」とは、「腕を切る」行為という意味になります。

    腕を切る自傷行為

    「アムカ」は自傷行為の1つであり、腕をカッターナイフなどの道具を使用して切り付ける行為です。手首など一部分の場所でなく、腕全体を傷つけることを指します。昔は、「アムカ」をする人はあまりいませんでした。しかし、最近になって「アムカ」をする人が増えています。

    まず「アムカ」をする?

    自傷行為としては、リストカットが認知度が高いと考えられるものの、リストカットよりも先に「アムカ」をする人がいることが問題となっています。アームカットとリストカットは切る場所が異なります。なぜ切る場所が異なるかは、自傷行為をするときの心理面の違いだと言われています。
     

    他の自傷行為との違いはある? 

     
    「アムカ」以外にも「リスカ」や「レグカ」と呼ばれる自傷行為があります。「リスカ」や「レグカ」とはどのような行為なのでしょうか。また「アムカ」との違いは何なのでしょうか。

    リスカとの違い

    リスカは「リストカット」の略であり、手首を切る自傷行為です。「アムカ」との違いは、切る場所が違うだけです。最初は見えにくい場所を切り、徐々にSOSへと心理が変化して、見えやすい手首へと移行していく傾向が見られます。
     
     
    ちなみに「リストカット」という言葉は和製英語です。アメリカでは手首を自分で傷つける行為を「リストスラッシュ」と呼んでいます。「リスカ」はアメリカ発祥です。50年ほど前から始められたと言われています。

    レグカとの違い

    脚を切る「レグカ」という自傷行為もあります。他の手段との違いは、切る部位が異なるだけです。「アムカ」や「リスカ」や「レグカ」のように略称が付いている行為以外の自傷行為もあります。

     

    例えば頭を壁に打ち付ける行為、わざと自分の身体を火傷させる行為、爪を剥がす行為や毛を抜く行為などです。

    「アムカ」をしてしまう心理はどんなもの?

    「アムカ」などの自傷行為をする背景には、どのような心理が隠れているのでしょうか。「アムカ」をはじめとする自傷行為の背景には「身体的疲労」や「精神的苦痛」があると言われています。これらの心理について詳しくみていきます。

    心のバランスをとろうとする

    「アムカ」をするのは、心のバランスをとろうとしているからだと言われています。アムカ」をすると「生きている」と感じたり、痛みを感じることで生きていることの証明になると思い込んでいるといいます。「アムカ」をすることで、「今日も大丈夫だ」と自身に言い聞かせる意味があるようです。

    鬱屈(うっくつ)した状況から守る

    自身にとって不快な出来事があった場合に、ストレスを発散させる術が考えつかずに、「アムカ」に走ってしまう人もいます。怒りやストレスのはけ口として、自らの身体を傷つけて発散するというものです。

     

    特に10代の頃は、まだ怒りやストレスを上手く解消出来ないため、自傷行為をして現実から逃避する傾向があるといいます。

    罪を償うため

    罪悪感や背徳感によりストレスが溜まり、その感情が鬱屈したものとなり罪悪感等への代償として「アムカ」をしてしまうという人もいるといいます。

     

    「アムカ」をする心理は様々です。自分の身体を傷つけることで落ち着く、傷が治るのを見て落ち着く、相手の愛情をつなぎ止めるためなどの様々な心理が背景となり自傷行為が行われます。

    アムカを追及された際の言い訳はある?  

    家族や友人に「アムカ」による傷跡を見られてしまった場合は、どう答えれば良いのでしょうか。そして「アムカ」が周りに知られないようにするためには、どのような言い訳をすれば良いのでしょうか。中には深く追求してくる人もいます。そのような人を上手くかわす方法をまとめました。
     

    はっきりと言わない

    「過去に色々あって」などと話を濁し、はっきりと言わないことが一番簡単な言い訳です。話を濁すことは、嘘をついているわけではないですし、真実を話す必要もありません。

     

    相手にそれでも深く追及されたなら笑顔でごまかすか、「これ以上言いたくない」などとはっきりと言うことがポイントです。

    嘘をつく

    こっちが「はっきり言いたくない」と言っているにもかかわらず、それでもしつこく「自分で切ったの?」、「何で切ったの?」と聞いてくる人もいます。そんな人には「ガラスで切った」などと嘘をつく方法もあります。
     
    嘘をつくと良心が痛みますが、ときには仕方がないと思います。ただ、「アムカ」の傷は腕全体の広範囲に及ぶため、この手段で言い逃れるのは苦しいときもあります。
     

    正直に話すのも手段

    「過去に辛いことがあった」などと、正直に話すことも1つの手段です。「過去に辛いことがあった」と言えば、相手もそれ以上突っ込んで聞こうとはしないでしょう。そして、あえて「アムカ」をしたことを話さなくとも何となく察してくれるはずです。

     

    ただ、なおも深く聞いてこようとした場合には「これ以上は言いたくない」と言うのも手です。

    「アムカ」の跡を隠す処置はどうする?

    「アムカ」の傷は、切り傷なので普通の傷の処置と同じ方法で処置します。まずティッシュなどで押さえて止血、次に水などで洗って洗浄、そして軟膏やワセリンなどの塗り薬の塗布、最後にサランラップを巻くなどで湿潤します。処置の際になるべく傷跡を隠すにはどうすればよいか調べてみました。
     
     

    ファンデーションテープで隠す

    「アムカ」の傷を洗った後は、食品用のサランラップを傷より大きく切ってワセリンを塗り、ワセリンを塗った面を傷に当てて保護します。その上からウォータープルーフのフィルムシールでできたファンデーションテープを用いると、「アムカ」の傷跡を隠しやすくなります。

     

    ファデーションテープは、傷跡やタトゥーを隠すために作られたコスメです。普通のファンデーションのように擦れても落ちないので隠すにはおすすめです。

    ペットに引っかかれたことにする

    もしペットを飼っているのなら、アムカの傷をペットのせいだと言う方法もあります。飼っている猫に引っかかれた」というのは言い訳として自然に聞こえます。ペットを飼っていない人は、「ペットを飼っている」という嘘をつくか、「野良猫に引っかかれた」などというのがおすすめです。
     

    包帯を用いた処置

    自傷行為の処置として包帯を使用する方法があります。昔はケガをすると消毒してガーゼをあてるのが主流でした。しかし、今は消毒すると傷の治りが遅くなるうえに傷跡が残りやすくなるということが分かったため、傷を洗った後にサランラップを巻く方法が主流となっています。

     

    傷が浅い場合は、ラップの上から包帯を巻いて固定します。傷が深い場合は浸出液を吸い取るためのガーゼかタオルをあて、その上から包帯を巻いて処置します。

    「アムカ」をやめたい時はどうすれば良い?

    「アムカ」をしていることがつらくなりやめたいと思っていても、「アムカ」をやめられない場合はどうしたらいいのでしょうか。解決方法をご紹介します。

    専門の機関に相談をする

    勇気を出して病院に行くことが一番良い方法です。病院では専門職がカウンセリングを行ってくれます。あなたが今どういった状況にあるのかを知ることが大事なことです。家族や友人には言えないことでも、プロのカウンセラーになら相談にのってもらえるはずです。

    ストレスを溜め込まない

    フラストレーションを溜め込まないようにすることが大事です。僅かに視点を変えるだけでも、フラストレーションは減少するといいます。
     
    ストレスを発散する方法を考えるよりもまず、ストレスに対する考え方を変えてみてください。「どうしてストレスがたまってしまうのか」、「ストレスを溜めないためにはどうすればいいのか」を考えてみてください。
     

    恋人の存在がアムカの抑止に

    大切な存在がいるだけでも、「アムカ」から解放されるきっかけとなります。支えてくれる人の存在が、心境にプラスに働くことにも多いようです。

     

    恋人に自分の存在を認めてもらえることでポジティブになれます。恋人のおかげで自分の存在意義に気づき、「アムカ」を抑止することにつながります。

    趣味を見つける

    「アムカ」をやめるためには趣味や没頭できることを見つけることも一案です。趣味や没頭できることがあれば自傷行為をする時間も減り、プラスに働きます。また趣味を通して新たな人と出会い、新しい人間関係をつくることが出来ます。
     

    冷静に自身を見つめる

    状況を把握することが大事であり、自身に問いかけてみることも方法の一つです。どうしてアムカをしたくなるのか」、「その原因は何か」をじっくり考えてみてください。そして「どう解決できるのか」を検証します。必要なら他人に相談して助けてもらいましょう。

    「アムカ」とは自分の腕を切る自傷行為のこと

    今回は、「アムカ」についてアムカをする心理や、処置の方法をご紹介しました。アムカの他にリスカやレグカといった自傷行為もあります。アムカとリスカとレグカは切る場所が違います。これはそのときの心理状態の違いによるものです。アムカで悩んでいる人、アムカをやめられない人は、何とか改善できるように頑張ってみましょう。他人に頼ってもいいのです。

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