2016/08/26
natu634
ココシャネル
ココシャネルは、フランスの女性ファッションデザイナー。(1883年8月19日 - 1971年1月10日)
超有名ブランドCHANEL(シャネル)の創始者。(本名:ガブリエル・ボヌール・シャネル)
ココシャネルはフランス南西部オーヴェルニュ地方で1883年8月19日に生まれ、母が病死後は孤児院や修道院で育ちました。
18歳頃に歌手を志し、キャバレーで歌いながら生活をしていきます。しかし、オーディションは落選ばかりで、芸能界はあきらめてしまいました。ココシャネルは当時付き合っていた軍の将校と供にパリ郊外で過ごし、そのとき遊びで制作した帽子のデザインが友人たちに好評で、帽子のアトリエを開業。
その後世界大戦が始まるもココシャネルのシャネル・モードは順調に経営され、終戦後は香水も発表されました。
4000人を超える企業となりましたが、過酷な労働条件にストライキが勃発し、ココシャネルはファッション界から一時は引退してしまいます。その後第二次世界大戦後にカムバック。そして、モード・オスカー賞を受賞しました。
ココシャネルをテーマにした映画は4本もあることをご存じでしたか?
1981年に公開された映画「ココシャネル」、2008年に公開された映画「ココシャネル」、翌年2009年に公開された映画「ココアヴァンシャネル」、そして、同じく2009年に公開された映画「シャネル&ストラヴィンスキー」。
それぞれの映画に細かく違う箇所があるのですが、どの映画もココシャネルの美しさ、女性らしいかっこよさ、強さが伝わる作品です。
1981年に公開された映画が最初。レトロでおしゃれなかんじです。ココシャネル没後10年で製作された映画。
世界のファッション界に多大な影響を与えたココシャネル。87年間に渡る生涯は波瀾に満ち、謎の部分も少なくありません。この映画はクロード・ドレの評伝『ココ・シャネル』(サンリオ出版)をもとに、シャネルがパリのファッションショーで成功するまでを描いています。
マリー・フランス・ピジェ
この映画でココシャネルを演じ主演をつとめたマリー・フランス・ピジェ(Marie-France Pisier、1944年5月10日 - 2011年4月24日)。フランスの女優。作家や脚本家としても活動していた。
◆映画タイトル/原題
『ココシャネル』/“Chanel Solitarie”(1981/英・仏/英語)
◆監督
ジョージ・カツェンダー
◆日本公開情報
1983年10月21日 公開:シネマスクエアとうきゅう 配給:サンリオ映画
◆キャスト:ココシャネル
マリー・フランス・ピジェ
◆キャスト:エティエンヌ・バルザン(バルサン)/フランス人地主
ルトガー・ハウアー
◆キャスト:アーサー・“ボーイ”・カペル/イギリス人実業家
ティモシー・ダルトン
◆キャスト:エミリエンヌ・ダランソン/歌手
カレン・ブラック
◆キャスト:アドリエンヌ/叔母
ブリジット・フォッセー
天才的なセンスと野心で20世紀を代表するデザイナーとなったココシャネルの、生誕125周年に製作されました。仕事に対する苦悩や情熱を感じられる映画。
孤児院から一流のデザイナーになるまで、そして晩年と、ココシャネルの一生をテーマにしたサクセスストーリー。後年のココシャネルが回想する形で、ココシャネルの過去が語られる形式になっています。天才ゆえの孤独と強烈すぎる自我を表現。“ツイード・スーツ”や“シャネルの5番”など、有名アイテムが生まれた背景が詳細に描かれています。
バルボラ・ボブローヴァ
若かりし日のココシャネルを演じる。
出身地: チェコスロバキア
生年月日: 1974年4月29日
母国語の他にチェコ語、イタリア語、英語、ロシア語、フランス語が堪能。
シャーリー・マクレーン
後年のココシャネルを演じる。
出身地:アメリカ合衆国(バージニア州リッチモンド)
生年月日:1934年4月24日-
自身の神秘体験を描いた著作を多数発表している。
◆映画タイトル/原題
『ココ・シャネル』/“Coco Chanel”(2008/伊・仏・米/英語)
◆監督
クリスチャン・デュゲイ
◆日本公開情報
2009年8月8日 公開:Bunkamuraル・シネマ、TOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館 配給:ピックス
◆キャスト:ココシャネル
バルボラ・ボブローヴァ/シャーリー・マクレーン
◆キャスト:エティエンヌ・バルザン(バルサン)/フランス人地主
サガモア・ステヴナン
◆キャスト:アーサー・“ボーイ”・カペル/イギリス人実業家
オリヴァー・シトリュック
◆キャスト:エミリエンヌ・ダランソン/歌手
マリーヌ・デルテリム
◆キャスト:アドリエンヌ/姉
ヴァレンティーナ・ロドヴィーニ/マギー・スティード
この映画はシャネル社の全面協力で作られました。ココシャネルが一流になるまでに出会った男性との恋愛をメインとした物語。
シャネルが設立されてから100年。2年続けてシャネル映画が発表されました。
世界的ファッション・デザイナー、ココシャネルの前半生を描いています。孤児院育ちの少女が独創的な縫製の才能を開花させ、のちにモード界屈指のオートクチュール・ブランドを興す自らのスタイルを確立していくまでの若き日を綴った映画です。
オドレイ・トトゥ
映画「ココアヴァンシャネル」でココシャネルを演じ主演をつとめたオドレイ・トトゥ。
1976年8月9日生まれ。フランスを代表する女優。「アメリ」でブレイクしてから日本にもファンが多い。
◆映画タイトル/原題
『ココ・アヴァン・シャネル』/“Coco avant Chanel”(2009/仏/仏語)
◆監督
アンヌ・フォンテーヌ
◆日本公開情報
2009年9月18日 公開:丸の内ピカデリー1、ユナイテッド・シネマ豊洲ほか 配給:ワーナー・ブラザーズ映画
◆キャスト:ココシャネル
オドレイ・トトゥ
◆キャスト:エティエンヌ・バルザン(バルサン)/フランス人地主
ブノワ・ポールブールド
◆キャスト:アーサー・“ボーイ”・カペル/イギリス人実業家
アレッサンドラ・ニヴォラ
◆キャスト:エミリエンヌ・ダランソン/歌手
エマニュエル・ドゥヴォス
◆キャスト:アドリエンヌ/姉
マリー・ジラン
ココシャネルが有名になった後のお話です。ロシアの作曲家ストラヴィンスキーとの恋愛が中心。
これまであまり取り上げられて来なかったテーマを扱っています。ボーイの死の前後から、ストラヴィンスキーと出会い、シャネルNo.5を生み出すまで。ココシャネルを描いた映画のなかでも、シャネルの性格や生き方がストレートに伝わってくるような作品。
アナ・ムグラリス
映画「シャネル&ストラヴィンスキー」で主演のココシャネルを演じる。
出身地:フランス
生年月日:1978年4月26日
アナ・ムグラリスは、シャネルのミューズ、女優、そしてジュエリーデザイナーでもある。
◆映画タイトル/原題
『シャネル&ストラヴィンスキー』/“Coco Chanel & Igor Stravinsky”(2009/仏/仏語・英語・露語)
◆監督
ヤン・クーネン
◆日本公開情報
2010年新春第2弾 公開:シネスイッチ銀座、Bunkamuraル・シネマ 配給:ヘキサゴン・ピクチャーズ+ショーゲート
◆キャスト:ココシャネル
アナ・ムグラリス
◆キャスト:イゴール・ストラヴィンスキー
マッツ・ミケルセン
◆キャスト:アーサー・“ボーイ”・カペル/イギリス人実業家
アナトール・トーブマン
いくつもの困難を乗り越え人生を切り開いていったココシャネルは、数々の素晴らしい名言ものこしています。私たちに勇気を与え、生きるヒントをも与えてくれる彼女の力強い言葉を、さいごにいくつかご紹介します。
~ココシャネルのことば【ファッション】~
「美しさは女性の”武器”であり、
装いは”知恵”であり、
謙虚さは”エレガント”である。」
「”シャネルのファッション”と言われるのは
好きじゃないわ。シャネルは何をさておき、
1つのスタイル。ファッションはすたれても、
スタイルは残るものよ。」
~ココシャネルのことば【恋愛】~
「男がほんとうに女に贈り物を
したいと思ったら
結婚するものだ。」
「男は子どものようなものだと
心得ている限り、
あなたはあらゆることに
精通していることになるわ。」
~ココシャネルのことば【夢実現】~
「翼を持たずに生まれてきたのなら、
翼を生やすために、
どんな障害も乗り越えなさい。」
「天分は、持って生まれるもの。
才能は、引き出すものよ。」
ココシャネルの映画や言葉から、彼女のかっこ良さ、チャーミングさ、強さ、繊細さ、情熱、冷静さ・・・
人間らしくて魅力的な、様々なココシャネルを感じることができると思います。そして、周りに流されることなく自分のスタイルを確立していった彼女の生き方からは、今の時代も学ぶことが多いと思います。
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