本業と違って面白くナイ?!松本人志監督の映画の評価がキツイ!
2022/01/21
enie
映画 デスノート the Last name
『デスノート the Last name』は映画『デスノート』の後編作品で、2006年に公開されました。夜神月は、捜査に協力するという名目で「キラ対策本部」に潜入することに成功しています。
本部にいるLに直接対決を挑みます。月がデスノートを持っているとは思いもしない警察官たちの中、Lだけは未だに月を疑っていました。
緊迫している状況にある月に、キラを盲信する弥海砂が急接近します。ミサは顔を見ただけでその人の名前と寿命が見える「死神の目」と、もう一冊のデスノートを持っていました。
月は、自分に好意をもつ弥海砂を利用して、Lを死に追いやろうと画策します。
弥海砂にデスノートを与えた死神レムも登場。レムは海砂を大切に思っており、その気持ちを月に利用されます。レムがラストにも大きな影響を与えています。
| |
月の計画は順調に進んでいるように思えましたが、ライトとミサはLの策略にはまり、偽のデスノートを掴まされ、追いつめられてしまいます。
ミサを偏愛しているレムにLの名前をデスノートに書かせます。しかし、Lは死んだものだと思っていましたが、実は死んではいませんでした。
予め、レムに名前を書かれるよりも先に、自分の名前と「23日後に死ぬ」ということを書き込んでいました。デスノートのルールを利用して、自分の命と引き換えに月をキラだと証明したのです。
窮地に追い込まれた月は、死神リュークにLたちの名前をデスノートに書くよう頼みますが、リュークがデスノートに書いた名前は「夜神月」。ラストシーンで死神に頼りだした月を、ついに見捨てました。
月はデスノートによって死に、残されたLも、自分が死ぬ最後の日を静かに待つというラストです。Lのその後の様子は、『L change the WorLd』という映画でも語られていますね。
映画版のラストシーン
映画『デスノート the Last name』では、ラストはLによって追い詰められ、死神リュークにデスノートに名前を書かれるというラストです。
映画版のラストシーンには父親の姿もあり、犯罪者でありながらも感動を誘うような場面となっています。
漫画版のラストシーン
原作の『デスノート』では、Lの後継者である「ニア」「メロ」の二人が登場し、月を追います。ラストでは、ニアが月をキラだと証明し、月は警察に囲まれ窮地に追いやられます。
映画と同様にラストでは、リュークに周りの人間の名前を書くよう命令しますが、月の名前を書かれます。既に銃で撃たれた後でもあり、断末魔の末、心臓麻痺で死亡します。壮絶なラストシーンです。
映画と原作では、ラストシーンで対峙している相手が違いますね。また、原作の方が月を「犯罪者」として、悪人のように描いているように見えます。映画の方が、若干感動を誘うといったラストシーンでしょうか。
映画『デスノート the Last name』のLは、月をキラだということを証明することができました。月が死んだ後を追うように、1人で静かに死んでいくLの姿が物悲しいラストです。
映画版のLは、は月を死に追いやりキラに勝ったように思えますが、結果Lも死んでしまうので、相打ちというようなラストでしょうか。
漫画『デスノート』のLは、月を常に疑っているもののキラだということを証明することが出来ません。月の策略によって、死神レムにデスノートに名前を書かれ、Lはキラに殺されてしまいます。
心臓発作になり死に間際、夜神月の笑みを見て、彼がキラだということを確信して死ぬ、というラストシーンでした。
映画『デスノート the Last name』のLは、結局は死んでしまいますが、自分の手で月をキラだと証明することが出来た分、報われたと言えるかもしれません。
Lの次期候補者:ニア
ニアは、Lの次期候補者の1人です。原作ではLの跡を継いで月を追い詰めますが、映画ではラストまでLが生きているので、映画でのニアの出番はありませんでした。
Lの次期候補者:メロ
メロも、Lの次期候補者の1人です。ニアとは折り合いが悪く、独自にキラの捜査をはじめ、結果的にニアを手助けする形になっていました。映画ではLがラストまで生存しているため、次期候補者であるメロが映画に登場することはありませんでした。
原作では以上の2名が、月をラストまで追い詰めます。映画版では最後までLが登場し、事件を解決するので出番がありませんでした。当然、ラストシーンも変わってしまいました。
いかがでしょう。原作と映画では物語の内容も変更があり、ラストが別物になっています。また、ストーリーの構成上、映画には登場しないキャラクターも多数おり、ラストにも違いが現れています。
映画『デスノート the Last name』のラストは、Lがキラを追い詰めるという原作では見られなかった結末を見ることが出来たという喜びの声も挙がっています。
『デスノート』は、映画・アニメ・ドラマ化などされており、それぞれ内容も結末も変わっているので、作品ごとに見かたを変えてみると楽しいかもしれません。
| |
この記事に関する記事
キーワードから記事を探す
Copyright© 運営事務局