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    沢尻エリカ好演!ドラマ「1リットルの涙」は涙なしでは見られない

    沢尻エリカさんが出演している作品の中で「素晴らしい!」と言われているのが、ドラマ「1リットルの涙」です。実話を元に作られたドラマですが、時間軸を放送の年代にしたことで世代関係なく愛されたドラマでした。そんな「1リットルの涙とはどういうドラマなのでしょうか。

    ドラマ「1リットルの涙」の原作はベストセラー作品だった

    ドラマ「1リットルの涙」は実話を元に作られたドラマです。しかし、ドラマ化の前に書籍として注目を集めていました。

    木藤亜也さんが闘病中に書き綴った日記をまとめたものが「1リットルの涙」です。1986年に名古屋の出版社から出たのですが東海地方を中心に反響を呼び、大手出版社である幻冬舎が2005年に文庫本で出版することになりました。

    その後、亜也さんの日記だけではなく、お母様の木藤潮香さんが「いのちのハードル」を出版。一緒に読むと闘病生活や家族の思いなどがよく分かると一緒に購入する人も増えているようです。

    ドラマ「1リットルの涙」が放送され、本を手に取る人も増えたそうです。
    「1リットルの涙」と「いのちのハードル」と娘である亜也さん、母である潮香さんの目線で病気や闘病生活を見ることで、より病気に対する向き合い方も深くなっていくようです。

    ドラマ「1リットルの涙」の放送前に、映画も上映されていた

    映画「1リットルの涙」

    文部科学省選定映画として2005年2月に上映されました。
    ドラマ「1リットルの涙」は東京を舞台にしていましたが、映画版は亜也さんの地元である愛知県としされ、撮影も愛知県で行われました。

    ドラマ版「1リットルの涙」のあらすじとは?

    2005年10月から12月までフジテレビ系列で放送された、ドラマ「1リットルの涙」。このドラマの実話は1980年代が舞台になっているのですが、時間軸をなるべく放送年に近くするために主人公である亜也の生まれた年が1989年になっています。

    実は亜也さん、25歳で亡くなっているので、この時間軸でいくと最期は2014年なのですが、ドラマにはいくつか矛盾点もあるようです。

    これはドラマでは亜也さんの高校時代をメインに描いていて、ドラマが放送された2005年にちょうど16歳という設定にしたかったということもあるようです。

    では、ドラマ「1リットルの涙」はどういうあらすじだったのでしょうか。

    難病を発病し、障害を背負いながらも壮絶に生き抜いた長女のストーリーを軸として、彼女を支えながらともに泣き、ともに笑いながら過ごした、家族や恋人、友人たちの愛にあふれた日々を明るく描く感動のヒューマンドラマ。

    亜也さんの日記『1リットルの涙』をもとに、悩み、苦しみながらも互いを愛し、生きることをまっとうしようとする親子の関係、家族や友人たちとの絆を描く。「生きたい」という叫び、短くもひたむきに生き抜いた彼女の姿と、その彼女を支え続けた家族や周囲の愛を丁寧に描いていくことで、「生きることは、それだけで愛おしくすばらしい」という、シンプルだが力強いメッセージを伝えていく。

    出典:http://www.fujitv.co.jp

    人気だけでなく「命を考えるドラマ」としても話題になった

    ドラマ「1リットルの涙」はキャストも豪華で人気のドラマでしたが、それだけではなく「命を考えるために見たいドラマ」とも言われていました。

    ドラマ「1リットルの涙」の視聴率は平均15%以上の人気だった

    ドラマといえばやはり気になるのが視聴率です。
    「命」を扱った内容の重いドラマだったのですが、平均視聴率は15.4%。最終回は20.5%と高視聴率でした。

    ドラマ「1リットルの涙」は沢尻エリカ、錦戸亮といったキャスティングが若い世代にも受け入れられたようです。

    ドラマ「1リットルの涙」の主要キャスティングは?

    「1リットルの涙」で池内亜也を演じた沢尻エリカ

    「1リットルの涙」で主人公である池内亜也を演じたのは沢尻エリカさん。

    長女として弟や妹の面倒を見る優しい女性。学校でも部活に励み、誰からも好かれる優等生でした。
    2005年(15歳)で脊髄小脳変性症を発症するが、病気に立ち向かっていきます。日記は母親に助言され書き始めますが、日に日に書けなくなる自分と葛藤していきます。25歳で死去

    「1リットルの涙」で麻生遥斗を演じた錦戸亮

    「1リットルの涙」で麻生遥斗を演じたのは錦戸亮さん。

    亜也のクラスメートで、彼女と関わることで亜也を好きになり支えていこうとする。亜也が病気だと分かり、周りが距離を置くようになっても、遥斗だけは亜也をサポートしていきます。
    遥斗は兄を亡くしたことで医師である父親と対立していましたが、亜也と接することで医師になり亜也を助けようとします。

    「1リットルの涙」で池内潮香を演じた薬師丸ひろ子

    「1リットルの涙」で主人公である池内潮香を演じたのは薬師丸ひろ子さん。

    以前、看護師として働いていた母・潮香は子供が生まれ今は保健師として働いている。亜也が病気になった時も看護師や保健師の経験を活かし、亜也が不安にならないようにと支えていく。
    亜也が葛藤している時、日記を書くことを勧めるのも、母である潮香でした。

    「1リットルの涙」で池内瑞生を演じた陣内孝則

    「1リットルの涙」で池内瑞生を演じたのは陣内孝則さん。

    豆腐屋の店主である父・瑞生は熱い心の持ち主。次女である亜湖からは鬱陶しがられることもある。
    亜也を始め子供を思う気持ちが強く、亜也を支えていくが涙もろくよく泣いていた。

    「1リットルの涙」で池内亜湖を演じた成海璃子

    「1リットルの涙」池内亜湖を演じたのは成海璃子さん。

    亜也の妹である亜湖は、優等生でみんなから好感を持たれている亜也に嫉妬心を抱く。病気が発覚した時も強く当たることがあった。
    しかし亜也の病気が進行すると、亜也と同じ高校に入り学園生活を亜也に報告しようと勉強に励む。亜也の病気がきっかけで、看護師になる決意をする。

    「1リットルの涙」で池内弘樹を演じた真田佑馬

    「1リットルの涙」で主人公である池内弘樹を演じたのは真田佑馬さん。

    亜也の弟で、サッカーが大好き。少年サッカーチームに所属していた。亜也のスポーツ神経の良さなどにあこがれを持っていたが、亜也が病気になったことで亜也を見下してしまう。
    母や父から病気のことを聞き、それからは亜也を応援することに。

    「1リットルの涙」で医師・水野宏を演じた藤木直人

    「1リットルの涙」で亜也の担当医・水野宏を演じたのは藤木直人さん。

    脊髄小脳変性症の治療・研究を専門としている医師で、亜也の担当医を務める。亜也が賢明に病気と闘う姿を見て、亜也をどうにかしたいという気持ちで亜也を支えていく。

    「1リットルの涙」で河本祐二を演じた松山ケンイチ

    「1リットルの涙」でをを演じたのは松山ケンイチさん。

    男子バスケ部に所属する、亜也の憧れの先輩。河本も亜也のことが気になっていたが、病気だと分かり距離を置く。デートをする約束をしていたが、待ち合わせにはいかなかった。そんな中、亜也は雨の中、河本を待ち続けるが…

    ドラマ主題歌・挿入歌も大人気

    ドラマの人気とともに、ドラマ内で使われていた曲や主題歌も注目されるようになりました。

    K 『Only Human』

    ドラマ「1リットルの涙」の主題歌である、Kが歌う「Only Human」。
    ドラマの最後に流れるのですが、その時にドラマ映像ではなく、木藤亜也さんの写真が使われ感動を呼びました。

    オリコン週間シングルチャート10位内に、初登場から7週連続チャートインした。

    レミオロメン 『粉雪』

    ドラマ「1リットルの涙」の挿入歌である、レミオロメンが歌う「粉雪」。
    ドラマで涙が出そうなシーンの時、必ず流れるためかなりのインパクトを与えました。

    オリコン週間シングルチャート初登場4位を獲得。その後、9週連続トップテン入りを果たしました。累計売上は約85万枚と大ヒットとなりました。

    レミオロメン 『3月9日』

    ドラマ「1リットルの涙」の中で亜也のクラスの合唱曲として使われたのが、レミオロメンが歌う「3月9日」。
    合唱コンクール以降は、「粉雪」同様に挿入歌として使われるようになりました。

    このドラマ以降、この曲は卒業ソングとしても使われることが多くなりました。

    ホームページのトップ画面にある亜也の言葉が話題に

    ドラマ放送時、番組ホームページのトップ画面には亜也の日記から引用された言葉が掲載されていました。
    この言葉は実際、木藤亜也さんの「1リットルの涙」の中にある言葉と同じようです。

    ドラマの初回放送時

    15歳の少女が元気にスポーツをしていたのに、突然病気に襲われると「どうして?」と思ってしまいます。
    15歳だった亜也さんは恋愛・結婚についても病気の時に考えていたようです。

    ドラマでデートをした時

    言葉の「今できることをやればいいのです」は前向きに生きている亜也の思いが伝わります。

    ドラマで亜也が合唱コンクールで指揮者を務めた時

    徐々に動かなくなっていく体。自分の体が自分の思い通りに動かなくなるもどかしさで不安な気持ちになっていきます。

    ドラマで車いす生活が始まった頃

    車いすでの生活が始まったのですが、友達の圭子や美歩が車いすを押してくれることで普通に学校へ通うことができ、亜也も喜んでいました。
    最初はこの生活もうまくいっていたのですが、亜也の病状が悪化するに連れて周りの態度も変わってきます。

    ドラマで養護学校への転向を決意した頃

    友達である圭子や美歩に車いすを押してもらい、学校生活を送っていたのですが、学校や保護者からの反対、生徒の勉強に差し支えが出てくるため亜也は養護学校へと転校する決意をします。

    ドラマで養護学校に通い始めた頃

    体が思うように動かなくなり、女性の夢である結婚ができないと知る亜也。体が動かないこともだが、結婚ができないということが「夢さえ与えてくれない」に繋がっているようです。

    ドラマで病院での入院生活をしている時

    亜也の症状が悪化し、病院に入院することになります。症状が悪化すると呼吸も止まってしまうことがあり、亜也も何度か危ない状態になりました。
    それ以降毎日、自分の胸に手を当てて「生きている」と確認するようになります。

    ドラマの反響が大きく、2年後に特別篇が放送される

    ドラマ「1リットルの涙」の放送終了後も反響が大きいことから、特別篇として続編が放送されました。

    亜也は連ドラの最終回で亡くなっているので、特別篇では亜也の周りの人や「池内亜也」という病気と闘った女性がいたということを伝えていく内容になっています。

    このドラマを見ると、木藤亜也さんと言う女性がどれだけ強い気持ちで病気と闘ってきたかということがよく分かります。

    「泣けるドラマ」としてよく取り上げられますが、病気と向き合って最後まで闘う女性の姿を見て欲しいです。

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