【NHKドラマ10】大ヒットドラマ『紙の月』をご紹介します!
2016/04/28
はるまみー
角田 光代(かくた みつよ)
生年月日 1967年3月8日
出身地 神奈川県
職業 小説家、翻訳家
代表作 『キッドナップ・ツアー』『対岸の彼女』
『八日目の蝉』『紙の月』
角田光代さんの経歴を、作品とともに振り返ってみましょう!
1990年、『幸福な遊戯』で第9回海燕新人文学賞を受賞。小説家・角田光代としてデビューされました。
「これがデビュー作ってすごい!!」という感想がたくさん寄せられた作品。
1993年に『ゆうべの神様』『ピンク・バス』、1994年には『もう一つの扉』で芥川龍之介賞の候補に。『ゆうべの神様』は、角田光代さんが当時25歳の時に書かれたものという事実に、読者からは「文章力の高さにビックリ」という感想が聞かれました。
2005年、『対岸の彼女』で第132回直木三十五賞を受賞。
女性なら思わず、分かる分かると感想を漏らしたくなるような作品です。
日常生活の危うさみたいなものを描くことに、非常に長けている角田光代さん。
どの作品も面白いですよね。
それでは、角田光代さん著『紙の月』の小説・ドラマ・映画の感想をそれぞれチェックしていきましょう☆
2012年に出版された、小説家・角田光代さんのサスペンス小説『紙の月』。
第25回柴田錬三郎賞を受賞している作品。
あらすじは??
『紙の月』は、銀行の契約社員として働く平凡な主婦が、自分に関心のない夫との関係にむなしさを感じている日々の中、年下の大学生と出会い不倫関係に陥っていく。若い男との愛欲に溺れ金銭感覚がまひした主婦は、莫大な金額の横領に手を染めていく・・・という物語。
実際に『紙の月』を読んだ、読者の感想は??
怖い、怖すぎるというのが正直な感想。こんな事絶対自分には起こり得ないし出来ない。でも心のどこかで登場人物それぞれにすこーしだけ共感してしまう部分もあって、そこがまた怖かったりする。
他人事とは思えない、日常で起こり得る『紙の月』の題材には、ハラハラさせられます。
そして、登場人物のお金を取り巻く心情が、なんとなく分かってしまう自分がいる…という感想が目立ちました。
角田光代さん、さすがとしか言いようがありません。
じわじわと狂っていく様が本当に巧妙で絶妙、素晴らしい作品です。
2014年1月7日から2月4日まで、NHK総合テレビジョン「ドラマ10」枠にて全5回で放送されたドラマ『紙の月』。主演は原田知世さん。
ドラマ版『紙の月』の予告編をどうぞ!
リアリティ溢れるドラマ版『紙の月』の出演者たち。キャラクターの心情が細かくよく描かれていて、質の高いドラマでした。
それでは、主な出演者に対する感想をチェックしていきましょう。
ドラマ版『紙の月』で主人公「梅澤梨花」役を演じた、原田知世さんに対する感想✐
透明感のある美しさと清楚さ、そして凛としている姿の中に普通の主婦のリアルさを感じる演技が、好評でした。
ドラマ版『紙の月』で主人公の不倫相手の大学生「平林光太」役を演じた、満島真之介さんに対する感想✐
犯罪を犯してまで助けてあげたいと思う若者という役柄には、残念ながら少々役不足と感じた視聴者が多かったようです。
ドラマ版『紙の月』で主人公の旦那「梅澤正文」役を演じた、光石研さんに対する感想✐
夫の言動に視聴者もいちいちカチンとくるくらい、いじわるな役どころを見事に演じていました。
続いて、ドラマ全体に対する感想は??
本も読んで映画も見たけど、私も圧倒的にドラマのほうが好きです。
こんなに胸が締めつけられるドラマは久しぶりかも。
見てるとつらいのに、何度も見てしまいます。
ドラマ版『紙の月』についての感想は、中身がとても濃くて面白かったという意見と、共感できないという意見がありました。全体的には、満足している視聴者の方が多い印象です。
ドラマ版『紙の月』、おすすめです!
2014年に公開された映画『紙の月』。第38回日本アカデミー賞を含む、数々の映画賞を受賞している。主演は宮沢りえさん。
映画版『紙の月』の予告編をどうぞ!
映画版『紙の月』の予告編を見ただけで、主人公がどうなっていくんだろうというストーリーの展開が気になりますね。
それでは、主な出演者に対する感想をチェックしていきましょう。
映画版『紙の月』で主人公「梅澤梨花」役を演じた、宮沢りえさんに対する感想✐
主人公の内面がどんどん変化していくのを、見事なまでに表情で演じていると高評価されています。さすが、実力派女優の宮沢りえさん。
映画版『紙の月』で主人公の不倫相手の大学生「平林光太」役を演じた、池松壮亮さんに対する感想✐
年上の女性を狂わせる、あの母性をくすぐる喋り方と甘え上手な表現に魅了された方が多いようです。
また、ろくでなしのヒモ役を演じさせたら右に出るものはいない…と評価する人までいました!
映画版『紙の月』のオリジナルキャラクターで主人公の先輩銀行員「隅より子」役を演じた、小林聡美さんに対する感想✐
自制しているベテラン事務員が持つ特有の雰囲気が、リアルに表現されていて素晴らしいと絶賛されています。
映画版『紙の月』のオリジナルキャラクターで主人公の同僚「相川恵子」役を演じた、大島優子さんに対する感想✐
実在するようなあの普通さが良い!と、高い評価をされているようです。
続いて、映画全体に対する感想は??
何でこんなに低評価なのか、全く理解できないほど、意外。
女の人(特に若い子)は、絶対に見ておいたほうがいい。
全てが女性視点だから、余計に、自分自身がおかしくなりそうな感覚で、映画を見てしまう。
映画版『紙の月』についての感想は、主人公がなぜそういう行動に走ったのかという過程が省略され過ぎていて、共感できる部分が少なかったという感想が多くありました。しかし、キャストに対する評価は高い印象を受けました。
女性なら、一見する価値アリ!
『紙の月』の感想をまとめてきましたが、いかがでしたか?
それぞれの感想を読んでみて、小説・ドラマ・映画の中でこれが1番気になる、というものが見つかったと思います。ぜひ、それぞれの作品を全て手に取られることをおすすめします!!
『紙の月』の情報はこちら☟
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